視聴者からのご意見

2016年2月に視聴者から寄せられた意見

2016年2月に視聴者から寄せられた意見

総務相の「電波停止の可能性」発言に関して、恣意的に偏向報道しているのではないのかとか、報道の自由への介入に対してマスコミは抗議すべきだなどといった、賛否両論の意見。覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された元プロ野球選手を番組でかばうような発言をしていたとの批判など。

2016年2月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,632件で、先月と比較して3,215件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール75%、電話23%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性66%、女性33%、不明1%で、世代別では40歳代27%、30歳代26%、50歳代17%、20歳代16%、60歳以上11%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。2月の通知数は728件【49局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、24件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

総務大臣の「放送法違反等による電波停止の可能性」発言に関して、マスコミは恣意的に偏向報道しているのではないのかとか、報道の自由への介入に対してマスコミは抗議すべきだなどといった、賛否両論様々な意見が寄せられた。
元プロ野球選手が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたが、番組で容疑者を庇うような発言していたなどといった批判が寄せられた。
不倫騒動で議員が辞職したが、実家の親にまでインタビューするのは報道姿勢として如何なものかといった意見が寄せられた。
バラエティー番組の演出方法について、一歩間違えれば出演者が危険な目にあったのではないかといった批判などが寄せられた。
ラジオに関する意見は62件、CMについては42件あった。

青少年に関する意見

2月中に青少年委員会に寄せられた意見は102件で、前月から27件減少した。
今月は、「表現・演出」が30件と最も多く、次に「いじめ・虐待」が18件、「性的表現」が15件と続いた。
「表現・演出」については、番組司会者であるタレントの出演シーンが極端に少ないことについて、「不自然に出演シーンがカットされている気がする。嫌がらせをしているようで、子どもに見せたくない」との意見が複数寄せられた。
「いじめ・虐待」については、じゃんけんの勝者が商品を購入するというバラエティー番組内の企画について、「ルールを変更して、特定の人物のみに商品の購入を強いるのは、いじめのようだ」との意見が多数寄せられた。
「性的表現」については、夕方に放送されたアニメ番組で"女体盛り"について触れたシーンに、複数の意見があった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 総務大臣の放送法の運用に関する答弁だが、大臣は偏った内容の報道を改善措置せずに繰り返した場合の対応を述べたはずだが、内容を報道した際に新聞社所属のコメンテーターが、「時の権力の意向を汲むことしか言わないのは異様」という趣旨の発言をしていた。恣意的に政権を批判しようとしているように感じた。

  • 総務大臣の「放送法違反等による電波停止の可能性」についての発言に対し、マスコミは抗議すべきではないのか。政府与党に都合の悪い事を放送してはいけないと言っているように感じた。放送局は事実である限り、何を報道してもよいと思う。北朝鮮のようにどこのチャンネルも同じになってしまうのではないかと危惧している。どの放送局でも金太郎飴のように同じ放送をしていると、視聴者は政治への興味をなくし、考えることをやめてしまう。公平な放送とは何かをよく考えてほしい。

  • 総務相の発言に対して、なぜ追及するテレビ報道が少ないのか。芸能人の不倫LINEの内容を追及するよりこちらの方がはるかに重大な問題だ。放送法で政治的公正さが規定されているのは、政府の介入を防ぎ報道の自由を守るためのものである。政府は介入を助長するための措置を取ろうとしているのであり、明らかにおかしい。

  • 放送法に違反したテレビ局に対して停波を含めた行政処分を行なうことがあるとの発言がされた。これは、これまでBPOが馴れ合いの判断を下してきた結果だ。BPOの設立目的は政権介入を防ぐことを目的として、自主的機関として設置されている。きちんと機能していないから、そのような発言があったのではないのか。

  • 自民党による電波停止発言など、政権の圧力による報道機関の萎縮が問題とされる昨今、報道番組で明らかな政権批判的なキャスターの降板が続いている。にもかかわらず、この番組は視聴者に政権擁護を強く印象づけている。あまりに偏向しているのではないのか。

  • 議員の不倫疑惑をトップニュースで放送していた。確かに不倫は倫理的問題なのかもしれないが、トップで報道するほどの話なのだろうか。一議員の個人生活上の重大ミス(法律違反でもないのに)に時間を割く価値があるとは思えないし、ニュース価値があるとも思えない。むしろマイナス金利導入による一般国民への預金金利への影響や、北朝鮮制裁関連の各国動向の方がはるかに報道すべき内容ではないのか。

  • 不倫騒動を起こした元衆院議員の実家にまで行き、親に「どう思いますか」と取材していた。当時者を責めるのであればまだ分かるが、なぜ親にまで取材に行くのか。テレビの影響は大きいことを分かっているのか。テレビは人を死に追いやるほど、影響力があることを認識していただきたい。

  • 元議員の過去の女性関係を暴こうとしていた。彼は今回の不倫で辞職し、会見まで行っている。さらに追及する必要はあるのだろうか。不快になったので、途中でテレビを消した。個人攻撃をしているようだった。

  • 元プロ野球選手の覚せい剤所持による逮捕について、疑惑が出た時点から警察が行動監視していたという報道に加え、局でも独自に張り込み取材を続けていたという映像が流れた。逮捕前の段階で、自宅前でカメラを回して車に乗り込む姿を長期間撮り続けたり、食事先で隠しカメラを回したり、音声を隠し録っていたことは人権侵害にあたらないのか。コンプライアンスを遵守した取材をしていただきたい。

  • 覚せい剤取締法違反容疑で捕まった事について放送していた。「容疑者」と言うべきなのに、「さん」づけで呼んでいる箇所があり、違和感を覚えた。一般人が逮捕された場合「○○さん」と言っていることは聞いたことがない。有名人だから「さん」と言っているのであれば、差別ではないか。有名人でも一般人でも呼称は同じにすべきだ。

  • 容疑者の選手時代の映像を延々と流し、「引退後の喪失感や寂しさから手を染めてしまった」などという決めつけとも取れる、容疑者を庇うかのような報道をしていた。また、逮捕されたばかりで容疑者がほとんど証言していないにもかかわらず、「立ち直ってほしい」や「これから人生の逆転ホームランを」などといったコメンテーターや著名人のコメントが流されているが、その前にまず本人の反省を促すような報道をすることが先ではないか。

  • 容疑者の覚せい剤事件について、「去年夏ぐらいから取材していた」と放送していた。容疑者の覚せい剤使用について、テレビ局も可能性が高いと判断したからこそ、取材していたのだろう。しかし同時に、容疑者を別のバラエティー番組に出演させていた。なぜ容疑が濃厚な当事者本人をテレビに出していたのか。ギャラが薬代に使われることは考えなかったのか。

  • 台湾の地震で重傷を負い入院している少女に対して、家族全員の安否も未だ不明で悲嘆に暮れている中、当時の状況をインタビューする無神経ぶりだった。人として最低な行為だ。それを何の疑問にも思わず全国ネットで放送する倫理観のなさは度し難い。

  • 容疑者について報道する際、過去に覚せい剤を使用していたタレントを出演させていた。芸能界では覚せい剤使用で逮捕されてもすぐにテレビに出演させるので、覚せい剤所持、または使用の罪は非常に軽いものとの印象が残り、覚せい剤の怖さが伝わらない。覚せい剤の怖さ、罪の重さをきちんと伝えるべきではないか。

  • 政党からの公認が内定し、今夏の参議院選(比例)に出馬することを既に発表しているタレントの恋愛ゴシップが報道された。雑誌記事を引用する形で紹介されたが、スタジオのモニターに表示された引用記事の文中に「選挙」などという言葉もあり、その言葉も含めて記事を読み上げていた。恋愛ゴシップの内容がそのタレントのイメージを下げるものであっても上げるものであっても、選挙の公平・公正性を損なうものではないのか。

  • 「老人ホーム転落死の容疑者逮捕」の報道があった。その際、まだ容疑者なのに犯人であると断定したような発言が多々見られた。例えば現場中継では、「容疑者がベランダから投げ落とした」などと断定した表現で話していた。容疑者はあくまで容疑をかけられている人であって犯人と断定されている訳ではない。自供しているとのことだが、もしかしたら違法な取り調べにより無理矢理自供させられている可能性もある。報道機関としては容疑者、被告人、犯人等の使い分け、及びその時々での出演者・リポーターの発言には充分注意する必要があるのではないか。

  • 北海道・新千歳空港で起きたエンジントラブルのニュースで、緊急脱出の様子を視聴者が撮った映像を放送していた。今回は大きな被害もなく無事に避難できたが、本来は動画を撮っている場合ではない。各局でこのような視聴者撮影の動画を使って報道するのは、何かあったら撮影して送れば使ってもらえる、買ってもらえる、目立つことができるなどといった気持ちを助長することになる。その時の様子を放送したいのは分かるが、本来は緊急時は動画を撮らず逃げるように注意を呼びかけるべきだ。

【番組全般・その他】

  • "水戸なら今でも印籠の効果ある説"で、水戸黄門役のお年寄りに、路上で喫煙していた若者4~5人に注意させ、印籠を出す機会を作らせていた。いかにもがらの悪そうな若者だったし、お年寄りが丁寧に声をかけたのに、若者が悪態をつき暴言を吐いている様子は、見ていて気分が悪かった。やっと助けに入ったかと思えば、結局絡まれて、お年寄りが最終的に謝ってその場をおさめていた。一歩間違えれば危なかった。

  • 水戸市のイメージを悪くするような内容で、インターネット上でも「市のイメージを悪くした」という書き込みが多数あった。市に住む身として悲しく思う。番組内容は、水戸駅付近に喧嘩腰の悪い若者がたむろしているような様子が映され、駅周辺が危険な印象を与える。もしこれが番組の仕込みなら、いくらバラエティー番組でも許されることではない。

  • ゲイの男性を「オネエ」と紹介していたが、セクシャルマイノリティーの男性、元男性を一緒くたにして「オネエ」という括り方をしていることに違和感がある。この番組に限った話ではないが、ここ最近のメディアの「オネエ」という言葉の使い方は乱暴だ。一般のLGBT当事者はタレントのように「オネエ」を受け入れて売りにしているわけではない。線引きをしっかりしていただきたい。デリケートな問題なので、番組を作る側も知識を持ち、偏った情報を世間に与えないように配慮していただきたい。

  • タクシーの運転手と一緒にブランデーケーキを食べていたシーンがあった。スタッフが勧めて、運転手が食べさせられていた。いくらケーキだとしてもアルコール度数が0(ゼロ)ではない食品を運転手に勧めることは如何なものか。

  • 世界各地の珍しい映像や恐怖映像を紹介していた。その1つとして湿地帯に芸人を派遣し、巨大エイ、巨大トカゲ、そして巨大スッポンを捕獲してそれぞれにキスをさせるという事をしていた。エイとトカゲには猛毒があり、スッポンには噛みついたら離さないという凶暴性があると紹介していた。芸人たちは恐怖におののきながら何とか課題をクリアしていたが、見ていて気の毒でもあり、腹立たしくもあった。

  • ワイドショーの番組冒頭で大きな話題を扱う際に、その話題が載っているスポーツ新聞の1面を表示している。今年になってからショッキングなニュースが多いためか、とりわけ目につくが、新聞に頼るような放送のあり方は、如何なものか。

  • 芸能人同士のプライベートなやり取りのLINEを公開して、批判や悪口を言っているが、そもそもプライベートなやり取りをテレビで公開していいのか。芸能人にはプライバシーや人権はないのか。

  • プロ野球のキャンプを取材していたが、選手へのリスペクトが欠けていた。アナウンサーや芸人が、観光気分でキャンプ地へ行き、友達感覚でヘラヘラと選手に話しかけていた。プロスポーツ選手に対してそんな態度で接して良いのか。言葉遣いや服装、時間等に気をつけるべきだ。キャンプはシーズンに向けての大切な準備期間だ。選手やスタッフに迷惑を掛けて、チームの調子を狂わせることのないようにしてほしい。

  • 勝負に負けたチームが土下座をするという内容であったが、土下座という行為を軽く考えすぎている。時代が変わりつつある今、土下座というのは簡単に人にさせていいものではない。

  • 好きな番組だからこそ、あえて厳しい感想を書かせていただくが、最近は取り上げられるエリアが東京や関東周辺に偏り過ぎている。かつては地方の特集や海外なども取り上げられることも多かったが、最近は、こういった特集がほとんどなくなってしまった。この番組に限らず、長寿番組の中には最近活気がなくなりつつある番組が散見されるようになった。もっと頑張ってほしい。

  • 最強FBI捜査と銘打っているにもかかわらず、1つ目の事件を担当したのはアメリカの民間の行方不明者捜索をしている団体だった。2つ目はアメリカですらなく、他国の超能力者が捜査を担当していた。結果的にFBIはなんら関係ないようで、もちろん捜査をする事もなかった。番組タイトルに問題があるのではないのか。

  • 30歳代未満の女性に限定した番組観覧募集がある。テーマによって、特定の若年齢層を観客に募集することは理解できるが、バラエティー番組や音楽番組で、若い女性にしぼった募集は、度が過ぎる。また、以前、番組観覧に参加した際、容姿の良し悪しで席が良くなったり悪くなったりしていた。

  • "年頃の娘が「一緒にお風呂に入ろう」と言ったらお父さんは"という内容だった。親の性的虐待を受けた子どもも世の中にはいるのに、わざわざこのような内容を取り上げる必要があるのか。親子なのだから、そのような感情は抱かないという前提かもしれないが、私のように不愉快に感じる人間もいる。この番組は好きだが、2度とこのような内容は取り上げてほしくない。

  • 女性タレントが、落差のある滝の上の落ち込む寸前のところまで水着を着て行き、さらにそこで両手を広げて立つという行為をしていた。すぐ傍にガイドがついて支えてはいたが、命綱はついていなく、危険を感じるものだった。この番組はこれに限らず、タレントの生命や怪我などの恐れのある企画が多く見受けられる。日本でのロケでは考えられない危険なロケを海外で行っている。現在のところ事故は起きていないようだが、視聴率を上げるためにタレントを危険にさらすことは如何なものか。

  • 音楽番組の収録の観覧に行った。出演歌手の歌と曲の生演奏など内容が素晴らしく、司会と歌手とのトークもよかった。これからも歌がうまい歌手のパフォーマンスと生演奏、司会者と出演者の軽妙なトークなど、質のよい演出の番組を続けてほしい。

  • テレビを使った「公開いじめ」であると感じた。この日の放送は新メンバーになった素人のこれまでをまとめたものだった。プロデューサーに買い物を命じられたその素人が途中で不良に追いかけられたり、プロレスの修行に出されたり、完全に上の立場にある制作者や出演者が無理強いする企画が並ぶ。これらは「いじめ」と思われても仕方がない。見ていていい気分になるはずがない。

  • 緊迫した状況で襲われて、女性芸人が拉致されるという場面が放送された。彼女は何も知らず、突然何をされるかわからない状況に陥り、本当に怖かったと思う。号泣していた。襲われるという弱い立場の女性の気持ちをこれっぽっちも理解しない悪いジョークで全く笑えない。吐き気がした。女芸人だからといって何をしても良いのだろうか。さぞかし怖く絶望感を味わったことだろう。番組を見ていて自分がこうなってしまったらという恐怖も感じた。同じ女性として許せない。

  • 事件の生中継と称して自宅上空を午後7時台から2時間以上にわたり、放送局のヘリが旋回している。子どもは爆音におびえている。警察でもないのに静かな住宅地上空で静寂を乱す放送は、独善的としか言いようがない。放送局に苦情を言ってもオペレーターが「すみません」というだけで、放送時間にお詫びの一言もなかった。

【ラジオ】

  • 女性パーソナリティーが、おむつを着用し放送中に排尿したと報告していた。いくら映像がないとはいえ、下品極まりない。以前から番組ブログでも、自らセクシー画像として写真を掲載しているが、ラジオの内容とは全く関係なく、とても不快だ。深夜番組だからなのか、お色気があった方がリスナーも盛り上がるとでも思っているのか、下品な下ネタが目立つような気がする。芸人でもないのに、このようなことをする意味が分からない。

  • 深夜放送で、リスナーと電話をつないでクイズ的なことに挑戦し、クリアした場合に菓子が贈られるコーナーがある。若い女子学生の時は「菓子プレゼントの他にパーソナリティーのサインがほしい」と言ったら、快く引き受けていた。しかし、次の挑戦者は今春に銀行に内定が決まっている男子学生だった。その人もパーソナリティーのサインがほしいと言ったが、「サインはいや、送らない」と頑なだった。

  • レギュラー8人の出演は多すぎる。画面に顔が映らないし、ラジオ番組ということをよく考えたほうがいい。他にレギュラー番組を持っている子とそうでない子の差は大きくあり、メンバーも不満だと思う。

【CM】

  • 10年ほど前に高額の受講料を返金しないまま倒産した英会話スクールのCMを、最近ふたたび目にする。私の息子も被害者で、倒産当時は怒りとやりきれなさに親子で悔しい思いをした。その会社が生まれ変わったとはいえ、当時と同じキャッチフレーズをそのまま受け継いでいる。聞いただけで背筋が寒くなった。経営が代わったのであればCM内容も一新させるべきだ。

  • テレビショッピングで「今から30分以内に申し込むと、○○の特典があります」などと煽ることがよくある。「今だけ」や「30分以内に」という言葉は、相談する時間を与えず、即決させる詐欺犯の手口と何ら変わりない。こうした常套句がまかり通るということも含めて、何かと問題の多い通販番組のあり方について、もっと厳しいルールを設けるべきだ。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組の司会者の出演シーンが不自然にカットされているように感じる。このような編集や演出は嫌がらせのようであり、子どもに見せたくない。

  • バラエティー番組で、ゲスト出演者が大切にしているオートバイを他の出演者たちが汚すシーンがあった。人が大切にしている物を傷つけたり、汚したりする行為は見ていて気分が悪い。この番組では、そのようなシーンが多いように思われる。子どもたちに「物を大切にしろ」「人の嫌がることはするな」と教育しても、テレビでそれを笑いにするようなことをしていては意味がなくなってしまう。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • じゃんけんの勝者が商品を購入するバラエティー番組内の企画で、通常のルールを変更して、特定の人物のみに商品の購入を強いていた。いじめのように感じた。

  • 女性モデルの容姿について、バラエティー番組の司会者や出演者たちがひどいことを言っていた。影響力があるタレントたちの発言であり、テレビで公開いじめをしているようなものだ。子どもが他人の容姿を悪く言ってもいいと思ってしまう。

【「性的表現」に関する意見】

  • 夕方の時間帯に放送されているアニメ番組で"女体盛り"について触れたシーンがあり、不快になった。たとえ原作にあった文言であっても、放送倫理、放送時間帯、子どもへの影響を考慮して、放送における適切な表現に変更してほしい。

  • 小学生のタレントが、お笑い芸人が芸を披露する番組の審査員をしていた。中には裸で芸をする人もおり、性的虐待ではないかと感じた。いわゆる下ネタを子どもに見せて困惑させたり、気を使わせたりするようなことがあってはならない。

【「危険行為」に関する意見】

  • バラエティー番組で、落とし穴に人を落とす企画があったが、大変危険な行為だ。実際に落とし穴に落ちて亡くなった人もいる。子どもが真似する恐れもあるので、度が過ぎた悪ふざけは放送しないでほしい。

【その他】

  • 休日の午前中に放送されているアニメ番組を子どもと視聴していたが、いい意味で、その内容の深さに驚かされた。子ども向けアニメだとばかにしていたが、夢に向かって努力することの大切さや、つまずいても、それを糧として立ち上がることの素晴らしさなどが伝わってくる。子ども向けアニメならではの表現上の配慮を感じる。このような番組を子どもにもっと見せたい。