放送倫理検証委員会

放送倫理検証委員会 議事概要

第100回

第100回–2016年1月

委員会発足10周年 事業・イベントなど検討開始…など

第100回放送倫理検証委員会は1月8日に開催された。
委員会運営規則の一部改正案が、2015年の年末、加盟各局に送付され、意見募集が始まったことが報告された。
2007年5月に発足した委員会が100回の節目を迎え、5月からは10年目に入ることから、10周年にちなんで何らかの事業やイベントができないか、検討を開始した。

議事の詳細

日時
2016年1月8日(金)午後5時~9時
場所
「放送倫理・番組向上機構[BPO]」第1会議室(千代田放送会館7階)
議題
出席者

川端委員長、是枝委員長代行、升味委員長代行、香山委員、岸本委員、斎藤委員、渋谷委員、鈴木委員、中野委員、藤田委員

1.委員会運営規則の一部見直し、意見募集始まる

委員会の運営規則の一部見直しについて、前回委員会で了承された改正案を、2015年12月、加盟各局に送付したことが事務局から報告された。
改正案の内容は、審議や審理に入る前にその適否を議論している「討議」という手続きと、審議の際にも原則的に行っているヒアリングを、運営規則に明文化するというもので、委員会運営の現状に合わせる最小限の改正となっている。
委員会運営への理解と認識を深めてもらうため、加盟各局に呼びかけてこの改正案に対する意見募集を1月下旬まで実施し、寄せられた意見を参考に、次回委員会で改正案を議決する予定である。4月からの施行をめざしている。

2.委員会発足10周年 事業・イベント等を検討

2007年5月に発足した委員会が100回の節目を迎えた。この間に公表した委員会決定は、審理による「勧告」が1件、審理による「見解」が2件、審議による「意見」が20件の、合わせて23件にのぼる。また、委員会決定に準じるものとして、提言1件、委員長談話2件、委員長コメント2件を公表してきた。
委員会は、ことし5月から10年目に入ることから、10周年にちなんで何らかの事業やイベントなどができないかの検討を開始した。メディアを取り巻く環境が激しく変化している中で、いま放送が果たすべき使命や役割とは何なのか。委員会では、2016年度内の実施を目標に、シンポジウムや講演会の開催や記念誌刊行などの企画について、引き続き検討することにしている。

以上