視聴者からのご意見

2014年12月に視聴者から寄せられた意見

2014年12月に視聴者から寄せられた意見

衆議院選挙について、"民意を反映しない選挙結果"との印象を与える報道内容に疑問の声や、スポーツ新聞を巻き込んだドッキリ企画に対して、視聴率稼ぎの悪質なものだといった批判意見など。

2014年12月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,197件で、先月と比較して76件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール71%、電話27%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性73%、女性24%、不明3%で、世代別では30歳代29%、40歳代24%、20歳代20%、50歳代15%、60歳以上10%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。12月の通知数は509件【41局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、22件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

第47回衆議院選挙で与党が圧勝し、第3次安倍内閣が発足したが、民意を反映していないといった報道などに対し、様々な意見が寄せられた。
アベノミクスの功罪を論じたニュース番組で、賃金の伸び率をグラフで示していたが、その誤謬に多くの批判が寄せられた。
スポーツ新聞を巻き込んだ大がかりなドッキリ企画に対して、視聴率稼ぎの悪質なものだといった批判意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は48件、CMについては40件あった。

青少年に関する意見

12月中に青少年委員会に寄せられた意見は75件で、前月から7件減少した。
今月は、「性的表現」に関する意見が15件と最も多かった。次に「暴力・殺人・残虐シーン」が10件、「いじめ・虐待」「低俗・モラルに反する」がそれぞれ8件と続いた。「その他」は8件あった。
「性的表現」については、夕方のアニメ番組における主人公のヒロインに対する言動や、女性キャラクターの下着が見えるシーンがあることなどについての意見が複数寄せられた。また、バラエティー番組で不倫を話題にした際の性描写についても複数の意見があった。
「暴力・殺人・残虐シーン」については、バラエティー番組で動物や魚を捕えた際の映像、アニメ番組での戦いのシーン、報道番組での事件・事故現場の映像など、放送における血の表現についての意見が目立った。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 各局で衆議院選の各党獲得議席数の予測を立てている。これらの報道により若い人達は「決まっているならいかない」と投票意欲がなくなるかも知れない。予想によって投票率が下がるのであれば、そのような報道は控えるべきではないのか。まずは「投票に行くこと」が大切であることを全面に押し出すべきだ。

  • 衆議院選が始まっているが、政治に関するものをほとんど放送していないように感じる。放送局に圧力をかけているという記事を読んだが、その影響をうけているかのようにも思える。また、任期が残っているのに、700億円もかけて解散選挙をする理由が分からない。国民がきちんとした判断ができるように、各党の主張などを報道してほしい。政権に遠慮しているかのような放送は如何なものか。

  • 明日は投票日であるにもかかわらず、政権批判に偏っていた。マイナス面ばかりでなくプラス面も示すべきだ。また12月に選挙をするのは悪いといわんばかりのコメントは、如何なものか。

  • 全局で夜19時から朝方まで同じ選挙の内容で、テレビがつまらない。普通の番組が見たいのに、どこの局も"選挙"だ。何のための民放局なのか。視聴率争いをするなら普通の番組を流した方が何倍も視聴率かせげるはずだ。皆が皆、選挙に関心があると思ったら間違いで、大半は普通の番組が見たいのだ。

  • 特定秘密保護法案や集団的自衛権の解釈変更があり、マスコミは「国民の声を無視している」「政権の暴走」などと散々糾弾してきた。ところが、いざ解散となったら、途端に「大義なき解散」と言い出したのは一体どういうことか。自らの言論に責任を持てない、ジャーナリスト失格の発言だ。何より、拉致事件の解決が遅れていることを、なぜ誰も問わないのか。

  • 解散までの政府の功罪の検証や、複数の争点の提示など出来ることはあったはずなのに、選挙期間中の報道が極端に少なかった。これでは選挙があることを知らない人が出てくるのではないか。報道ではアベノミクスがことさら取り上げられ、秘密保護法や集団的自衛権といった国の根幹にかかわることの報道が極端に少なかった。メディアは政府を監視する役割があるはずなのに、全く果たしていない。

  • キャスターと3人の解説委員が出演し、アベノミクス叩きに終始した。特にひどかったのは、名目賃金と実質賃金の伸び率だ。グラフでは実質賃金が急降下したようになっていた。嘘を平気で流したことが許せない。番組の最後に訂正したが、どうにも釈然としない。

  • 折れ線グラフが映されたが、実質賃金のところが著しく下がっていた。同時期の名目賃金から大きく離れていた。番組が終わる直前に訂正して正しいグラフを出したが、先のグラフを出してから時間も経過しており、遅すぎた。今回の選挙で一部の野党が実質賃金の低下の件で政権与党を批判しているが、野党を支援するために実質賃金が落ち込んだと見せる印象操作をしたのではないか。

  • 選挙特番の画面の下で流れる視聴者のツイッターでの意見だが、まったく選挙と関係ないアニメに関する内容もあった。わざとやっているのか知らないが、もっとTPOをわきまえたツイートを取捨選択してほしい。何のためのツイッター意見なのか。

  • 選挙期間中にもかかわらず、元首相を父に持つ人物に密着取材し、持ち上げる報道をしていた。忘れてはならないことは彼も候補者の1人ということだ。党の代表でもなければ党の要職にもない、現役閣僚でもない、非改選の参議院議員でもない。従って、彼1人を詳細に報道してはいけないはずで、明らかな偏向報道に当たるのではないのか。

  • 男性俳優が亡くなったことを伝えていたが、「晩年は反戦争・反原発を訴えていた」などと紹介していた。偉大な俳優ではあったが、決して思想家でも政治家でもなかったので、違和感を覚えた。今日から衆議院議員選挙公示なので、ある政党の後押しでもしているかのように感じた。

  • 総選挙の結果について、過去最低となった投票率と関連付けて述べた上で、"民意を反映しない選挙結果"との印象を与える報道内容に疑問を感じた。数値を用いた説明については、数値の確かさ、正当な比較対象の明記などを各局では周知徹底していただきたい。送される情報によって視聴者が誤解することがないよう求める。

  • 衆議院選挙における現与党政権の大勝に伴う、海外メディアの反応を紹介していたが、与党に否定的な記事を引用していた。何故、あえて否定的な記事のみを紹介するのか。また、投票率が低いので民意を反映したと言い難い旨のコメントをしているが、投票しない者は現政権維持の意思表示とも考えられる。真に政権を代えたいのなら、投票に出向くはずだ。

  • 衆議院選の投票率が大変低かったが、テレビにも責任があるような気がする。選挙関連の番組が非常に少なく、普段通りのバラエティーを垂れ流すなどしていた。"中立"を意識するあまり、通り一遍のことしか伝えず面白みがなかった。これでは選挙に行きたいと思わせることはできない。若者の政治離れを改善するためにも、各局には頑張ってもらいたい。

  • 「はやぶさ2」の打ち上げの解説・中継をしっかり放送していた。前回の小惑星探査機「はやぶさ」の時は、打ち上げや小惑星「イトカワ」への着陸などテレビ報道が少なく、帰還の時に少し盛り上がった程度だった。科学は難しい話が多いので理解しづらいが、じっくりとした解説は良かった。今後も、小惑星への着陸、また帰還のときも良い解説を期待している。

  • 種子島から発射した「はやぶさ2」に多くの税金を費やしたそうだ。そのはやぶさの話題から、突然司会者が「今回の総選挙は700億円かかる」と言いだした。選挙に多額のお金を投入すべきでないという発想らしい。これは民主主義の否定だ。この司会者は個人的で、勝手なコメントが多い。思いつきの発言は慎んでほしい。

  • アメリカでエアバックを製造する日本の企業が訴えられている。事実は事実として報道されるべきだが、報道機関の中に、もう少し日本の企業を守るという姿勢がないものか。何が問題になっていてどのように展開するのか、これまでのアメリカの裁判はどうであったかなど、報道はできないのか。アメリカ側の論理で垂れ流されている気がする。

  • 大雪で孤立した徳島について、「"IP電話"が不通のため連絡できずに死亡した」と報じている。いまどきのほとんどの電話は電源がないと通話ができなくなることを知らないのだろうか。他局では「停電で連絡が取れない」としている。まるで"IP電話"だから連絡が取れず死亡者が出たかのような報じ方だった。

  • 自民党の幹部の発言について問題視していたが、文脈をとらえず言葉尻だけをとって非難するのはおかしい。この時期にそういう報道をするのは、印象操作による選挙妨害にもとれる。それだけでも不適切なのに、他の党の不適切な発言には全く触れていない。不公平だ。

  • ボーリング場の従業員に土下座を強要したことを報道する際、ツイッターに個人が投稿した画像を、モザイク処理をしているとはいえ、流していた。知っている人が見れば分かるのではないのか。イメージイラストで十分だ。映っている人に配慮するべきだ。

  • 南海地震についての報道がしつこい。いざというときのための心構えが必要であることは分かるが、それにしても頻度が高すぎる。不安を煽っているだけだ。地域のニュースをメインとするなら、もっと明るい話題にしてほしい。東日本大震災のトラウマが抜けきっていないのに、毎日のように南海地震と言われてつらい。

  • 即席麺にゴキブリが混入していた食品会社の対応を取り上げていた。この会社は商品の自主回収をしている。私は誠意をもって対応していると思うが、番組では批判的だった。いたずらに食品会社を貶め、誤解を与える発言は慎むべきだ。

  • メディアは批判することが仕事と思っているようだが、一番の仕事は真実を伝えることだと思う。例えば株が下落すると「経済政策は失敗だ」と批判し、株が上がると「株高など庶民には関係ない。円安が問題だ」という。株高と円安は基本的にセットである。また、「増税する」と言うと「国民の生活に影響が」と批判し、増税先送りを決めると「社会保障が」と非を鳴らす。どちらを選んでも批判するのは「批判のための批判」だ。世論に与える影響を熟慮し、責任の重さを自覚すべきだ。

  • 東京駅で100周年記念スイカを販売したニュースで、現場では販売中止に大混乱し罵声や暴動が起こっていたのに、「完売した」と何事もなかったかのように報道していた。また、徹夜は禁止されていたのに、徹夜して購入した人にインタビューしていた。

【番組全般・その他】

  • スポーツ紙がタレントの熱愛をスクープとして報じたが、しかし番組内のドッキリ企画だということが後で判明した。番組視聴率を獲得するために大掛かりにでっちあげるのは、放送局としてのモラルが欠落しているのではないのか。番組の中だけで驚かせるならまだしも、新聞に"スクープ記事"として掲載するということは笑って済ませられない。

  • ヘリコプターと新幹線がスピード対決するという企画だった。ヘリを飛ばすにもかなりの金額になると聞いたことがある。それを東京から仙台までの距離を、ヘリコプターがスピードを出して飛んでいた。周囲の住民にも騒音被害があったはずだ。

  • 今回のフィギュアNHK杯関係の放送には不満を感じる。特定の選手の話題があまりにも多すぎる。中国杯での怪我があって云々ということは分かるが、それにしても他の選手の話題はほとんどなかった。特に優勝した選手はあまり知られていないので、彼のことをもっと知りたかった。それなのにほとんど報じず、いかに話題の選手が大変な怪我を乗り越えて出場したかという、みんな知っていることばかりだった。

  • ロボットをバトルさせるという内容だったが、実際に相手ロボットを破壊し合っていた。ロボット兵器をも想起させ、バーチャルな殺戮兵器の問題が深刻化している現実の社会を見るようだ。競技のように見えるが、予算や重量、操作などの条件が不統一で公正さに欠け、単にロボットの激しい破壊攻撃を楽しんでいるにすぎない。ロボットのバトルを面白がる人間は、やがてロボット兵器に自らが脅かされることになるであろう。

  • 恋愛観を語る時、いままでつきあった人数や聞かれてもいない性的な話までぶっちゃけすぎるようなトークをしていた。不快だった。他人の性に関しての話や恋愛観などは聞きたいとは思わない。司会者に質問されなくても自らしゃべりだす人もいた。スポーツ選手は本来のスポーツを頑張り、その姿を視聴者や応援している人に見せることが本業ではないのか。最近のバラエティー番組は私生活の切り売りや暴露するような番組ばかりで低俗だ。

  • ブラジルの都市を紹介するにあたり、人口の多くが黒人である理由として「主な特産品はサトウキビであり、1970年代に収穫の労働力を確保するためにアフリカ人を奴隷として雇用した」というナレーションとともに、「1970年代、サトウキビ畑で働く労働力の為に多くのアフリカ人を奴隷として雇用」というテロップが表示されていた。疑問に思い調べたところ、ブラジルの奴隷制ははるか昔に廃止されている。番組で挿入された黒人労働者の姿も写真ではなく絵であることから、1970年代ではなく、1870年代の間違いだと思われる。単純な数字の間違いだと思うが、人権に関わる重要なものである。番組が放送されるまでに多くの人物が関わっていたと思うが、この問題に気づく人がいなかったのか。

  • 世界で特殊な障害を持っている人々を紹介するものだった。特殊な障害を負った人を、現代の医療技術で救済することを謳った番組だが、障害者を見世物のように扱う極悪番組だった。

  • 地震予測や対策の研究を紹介していたが、一部不安を煽る内容になっていた。科学的根拠や専門家の調査、研究結果を十分に踏まえている事は分かるが、煽る伝え方は良くないだろう。制作側は防災意識や災害対策の大切さをしっかりと伝えたいという意図があったのだと思うが、この内容ではかえって混乱を生じ、被害を拡大させるおそれがある。また、災害時にどのような行動を取ればよいかなども伝えるべきだ。しかし、災害対策などの研究を事細かに詳しく紹介している点は評価できる。防災意識の向上という観点でも、このような特集は今後も続けてほしい。

  • 大阪のおばちゃん風な姿をしてタレントであることを隠し、お店や露店でどこまで値切れるかをためす企画だった。店内で騒いだ結果、商品を安くしてもらったり、とにかくひどかった。若者であれば、その姿や近くにカメラの存在を感じたらテレビと気が付くかもしれないが、そうではない年配の方たちにも無茶と思われる値切り方をしていた。人の優しさに付け込んだ暴力に近い企画だ。同じテレビマンとしてとても残念でいらだちさえ感じた。

  • 年末のスペシャル番組で、男性タレントが巨大イノシシを捕獲するという企画を放送していた。しかし捕まえたのはあきらかにどう見ても家畜のブタのようだった。テロップでもイノシシと出ていた。スタジオトークでも一言も言及していなかったが、なぜ説明がなかったのか知りたい。

  • 不倫スキャンダルで世間を賑わせた女性タレントが出演していた。謹慎中に不倫ドラマにはまっていたそうで、「応援して見ていた」と発言していた。自分がしでかしたことの重大性がわからないのか。この発言を聞いた高校生の娘は「不倫って良いものなんだね」と言っていた。高校生にこのような感想を持たせてしまうことに、親として怒りを覚える。

  • 最近のドラマでの殺人や惨殺シーンは目を覆いたくなる残酷な表現が多い。いくら演出とはいえ、度が過ぎている。凶悪犯罪が相次いでいる今日、そういったドラマでの殺人や惨殺シーンに規制がないことは問題ではないのか。凶悪犯罪が相次いでいることを考えても、ドラマでの残酷な表現は規制されて然るべきだ。

  • 豪華アーティストが共演するクリスマスの音楽特別番組である。テレビのスポットやHPでの事前の宣伝では例年と同様とのことで、期待していた。ところが冒頭から番組を振り返る映像が流され、2時間の番組はほとんど過去の総集編で終わった。もし事前宣伝で「今年は総集編」となっていたらそのつもりで見たことであろう。騙されたような気分で不愉快であった。この番組は10年以上続く人気の番組で、固定ファンも多い。楽しみにしていた視聴者の気持ちを大事にして真摯に反省してほしい。

  • お笑い芸人が司会の番組で、お財布を竹藪に埋めて、1年後そのお財布の中身を回答者側の芸人さんたちに賞金として配るというものだった。竹藪からお財布を出してみたらお財布を包んでいた唐草模様の風呂敷は溶けていて、お財布も泥まみれ、お財布の中身の紙幣はぼろぼろ、貨幣も泥まみれといった状況だった。法律に抵触する恐れもあるし、何より大切な金銭を粗末に扱う神経に呆れた。

【ラジオ】

  • ラジオショッピングの、宣伝販売のやり口が汚い。『松前漬け3種』を購入したが、番組では「全てに相当な量数の子が入っており、お値打ちだ」と言っていた。確かに2種類はまともに入っていたが、あと1種類はほとんど入っていなかった。1万円近くも払ってしまった。1種類だけ返してやろうとしたが、それはダメとのこと。苦情は言ったが、「以後気をつけます」といわれた。明らかに誇大広告だと思う。

  • クライアントの商品を紹介をしているが、DJのトークがつまったり、ぎこちなくて品物のよさが伝わらない。聞いていると商品の魅力が半減する。プロのDJではないのかもしれないが残念でならない。大事な企業の紹介の時には、違う人に読んでもらうなどの対策をとってほしい。

  • 今回だけでなく非常に下劣だ。性に関する過激な内容が多い。小・中学生が聞ける時間帯なのでやめてほしい。ラジオなら許されると思っているのか。今日も「フェラ」や「死ね!」との発言もあり、毒舌で笑い飛ばしていることはいかがなものか。子をもつ母として悪影響どころではないと心配している。

  • メインパーソナリティーやリスナーまでも女子アナのバストの事を執拗に取り上げ、大喜利のコーナーでも、イジメに近いネタに終始していた。ヘラヘラ笑っている共演者や、ネタを選んでいるスタッフに悪意を感じる。下手すればパワハラやセクハラに抵触する、あるまじき行為だ。

【CM】

  • 「R15+」の映画の宣伝を突然見せられる。年齢制限のある映画だそうだ。映画やテレビドラマの宣伝は、どれも過激で全く見たくないが、時間帯も構わず流している。視聴者の心情も考えず何でも流すというのは、如何なものか。

  • 「パから始まる楽しい遊び」と言っているが完全にふざけている。パチンコはギャンブルであり、このような内容のCMでは、ギャンブルに興味をもつ子どもが出てもおかしくない。

  • 過払い金請求のCMが頻繁にながれているが、如何なものか。そのせいなのかどうか分からないが、ニセ司法書士が暗躍し、過払い金請求のセールス電話の被害に遭う人もいるようだ。CMが適切なのかどうか、疑問に思う。

青少年に関する意見

【「性的表現」に関する意見】

  • 夕方の時間帯での放送にもかかわらず、主人公がヒロインのスカートをめくって下着が見えたり、女性キャラクターが胸を強調した服を着るなど、性的なシーンが多いアニメ番組がある。子どもの健全な成長に悪影響を及ぼすと思われるので自重してほしい。

  • 昼間の時間帯に放送されたバラエティー番組のテーマが不倫だったのだが、出演者たちが、性行為を思わせるような身振り手振りを交えてトークしていた。学校が冬休み期間中であり、子どもと一緒に見ていたので驚いた。子どもたちに言葉や身振り手振りの意味を聞かれても答えられない。昼間の時間帯に放送する番組は子どもと安心して見られる内容にしてほしい。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 様々な変わった動物などを捕獲する番組を見て心が痛んだ。巨大なイノシシが犬に噛みつかれて血を流したり、変わった魚を捕獲するために、その他のたくさんの魚が釣りあげられて、暴れているシーンがあった。意味のない殺生を子どもに見せるべきではない。

  • 殺人事件などのニュースで被害者の生々しい血痕を映すことがあるが、やめてほしい。食事中だったり、子どもと見ていることもある。

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で、アイドルグループが解散するかのような"どっきり企画"があった。「解散する」と騙されたメンバーの中には未成年者も多くおり、人間不信に陥らないか心配である。

【「編成」に関する意見】

  • 素人の歌唱力を競う歌番組で、夜9時以降に未成年者が生出演していた。出演者について労働基準法上の問題がないことは承知しているが、番組を見ていた子どもたちが、夜の時間帯に出歩いてもいいと思ってしまうことも考えられるので、夜の遅い時間帯には未成年者を生出演させるべきではない。