2014年10月に視聴者から寄せられた意見
女性閣僚2人の辞任報道で一方的に政権を批判するばかりの姿勢は如何なものかといった声や、屋外でのリポートなど大型台風の取材のあり方や放送に疑問の声が寄せられた。
2014年10月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,261件で、先月と比較して40件減少した。
意見のアクセス方法の割合は、メール67%、電話30%、FAX2%、手紙ほか1%。
男女別は男性70%、女性26%、不明4%で、世代別では30歳代27%、40歳代25%、50歳代19%、20歳代15%、60歳以上11%、10歳代3%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。10月の通知数は569件【39局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、18件を会員社に送信した。
意見概要
番組全般にわたる意見
第2次安倍改造内閣の女性閣僚2人が早くも辞任したが、一方的に政権を批判するばかりの姿勢は如何なものかといった声が寄せられた。
大型台風が続けて週末の日本列島を縦断したが、取材のあり方や放送に疑問の声が寄せられた。
エボラ出血熱の感染が世界中に広がっているが、有効なワクチンも発見されていない現状で、むやみに煽り立てるのは不謹慎だという声があった。
安易に間違いをし、訂正を繰り返す情報番組に対して、現場に緊張感が足りないのではないのかという意見が寄せられた。
ラジオに関する意見は47件、CMについては39件あった。
青少年に関する意見
10月中に青少年委員会に寄せられた意見は114件で、前月から24件増加した。
今月は、「性的表現」に関する意見が26件と最も多かった。次に「低俗・モラルに反する」が17件、「編成」が14件、「いじめ」が9件、「言葉」が8件、「暴力・殺人・残虐シーン」が6件と続いた。「その他」は10件あった。
「性的表現」については、関東圏の独立局などで深夜に放送している音楽バラエティー番組で男性お笑いタレント同士が裸で行った行為について、「深夜番組とはいえ"限度"を超えている」など、複数の意見が寄せられた。
また、いわゆる「どっきり企画」で、男性お笑いタレントが裸になるシーンについても、「低俗・モラルに反する」との意見が複数寄せられるなど、男性の裸に関する意見が目立った。
意見抜粋
番組全般
【取材・報道のあり方】
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2人の女性大臣の辞任の報道が、偏向的だった。両大臣が辞任し、告訴され、今後は検察の調査の段階に入ったにもかかわらず、それだけでは飽き足らず野党は、国会審議を任命責任追及の場に利用している。土砂災害などに関する重要な法案の審議を止めて、国会を空転させる始末だ。国民の一人として野党の行動には大変怒りを覚える。その状況をきちんと紹介することもなく、安倍政権の緩みだなどと決めつけ、しかも海外の安倍政権に懐疑的な記事だけを紹介して「海外から信用されない政権は云々」等と伝えている。こうした報道は、一方的で気持ち悪さを感じた。
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大臣の不祥事に関して、「SMバーに政治活動費を支出していた」などとことのほか強調し、大臣がとんでもない悪事を犯し、鬼の首をとったように一方的に責めたてていた。聴いていてとても不愉快だった。大臣には確かに大きな落ち度があるが、それを茶化すようにSMバーのみを強調するのは、不適切だ。
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政権の閣僚の問題を取り扱った時、名を伏せた政治家の数々のコメントがテロップ付きで流された。色々な報道番組でも度々使われる手法だが、このような手法は大変問題がある。番組制作者の思惑で、内容の歪曲でも捏造でも何でもできる。不自然なコメントも結構あり、信頼感がない。事実の正確性・客観性が担保できない、真偽のわからない他者によるコメントは、安易に使うべきではない。
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台風や大雨の情報を、アナウンサーがヘルメットを被り、屋外からリポートする様子を放送する必要があるのか。雨や風の激しさは、カメラが映す海の波や木の揺れ方で十分伝わる。カメラをまわしている時だけ屋外にいることは分かるが、アナウンサーやリポーターを危険に晒すのは如何なものか。早く避難させてあげるべきだと腹がたつ。視聴者には「外出は控えて下さい」「早めに避難して下さい」などと注意を促すのに、矛盾している。
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台風が上陸するたびにでてくるL字画面についてだが、非常に邪魔だ。台風情報の必要性は否定しないが、折角地デジになったのだからデータ放送に送るなど、工夫できないのか。
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台風により、JR西日本が運行中止にした件を取り上げ「市民の足なのに、なぜこのような決断をしたのか」「徐行運転でも良かったのではないか」等と非難していた。台風が来る前に「史上最大級の台風が来る」とマスコミが大騒ぎしたことも、この決断を促した要因だと言える。にもかかわらず、台風が通り過ぎて被害が少ないとわかった途端、批判するテレビ局の姿勢は腹立たしい。被害が少ないとはいえ、犠牲者も出ているのだ。
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「日本にエボラ出血熱が上陸したら」というシミュレーションを放送した。ある日父親の具合が悪くなり、夕食で残したカレーを子どもに食べてもらったり、医師に診てもらった時に唾を吐いてしまったり、通勤中嘔吐した時に電車の手すりに触ってしまったりと、感染が拡大していく様子が描かれていた。描かれ方がリアルすぎて、あたかも今、エボラが上陸しているかのような恐怖感を覚えた。「専門家の意見をもとに制作」という注意書きのテロップが出てはいるが、ドラマ仕立てになりすぎていて、制作側の「いやらしい」意図が垣間見える。エボラの恐怖と対策に対し、きちんとナレーションを適宜入れていくならまだしも、何の解決策も提示しないままドラマを描く手法は納得がいかない。むやみに煽るべきではない。
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エボラ出血熱を扱うコーナーで、「(2次感染が確認された)欧州から帰国した」と話したゲストに対し、「近くには寄りたくない」と席を離す行為があった。笑いを取るためのジョークのつもりだろうが、感染症患者を差別する極めて許しがたい行為だ。エボラ出血熱は日本にとっても対岸の火事ではない。ことさら恐怖をあおるのではなく、何が危険で、どう対処すればいいのか、きちんと放送してほしい。
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「御嶽山噴火」のニュースの中で、各局とも「心肺停止」という言葉を使っている。しかしこの言葉では、蘇生の可能性があるかのように聞こえてしまう。放送局に問い合わせたところ「警察発表によるもの」との回答だったが、納得できない。死亡が明らかであれば、他の言葉を使った方が良いのではないか。
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御嶽山噴火被害者への取材の仕方に疑問を感じた。結婚間近だったカップルの息子の父親に向けてインタビューしている様子が映された。息子が行方不明の父親が必死にインタビューに答えて涙を流す姿。それでも無理に質問を浴びせる取材陣は無神経だ。昔からだが、被災や被害に遭遇した人たちに対して、プライバシーへの配慮が足りない取材がとても多い。個人が悲しみに暮れ、涙を流して言葉に詰まっている時でも、無理に答えさせようとする取材陣。無神経で非常識だ。悲しんでいる状況で答えることも辛い心境なのに、無理に取材することは絶対に止めてほしい。このようなインタビューは必要ない。
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日本人3人がノーベル物理学賞受賞と報道している。しかし1人はアメリカ国籍であり、日本人ではない。それをないがしろにして日本人と言ってはばからないマスコミの人権感覚は、他の人権に対する考え方にも鈍感であるということだ。正確には日系アメリカ人だ。世界の報道では、日本人3人ではない。日本は二重国籍を認めていない。国籍を変えることは、当事者にとってかなりな決意を持つわけなのに、マスコミはそういう思いも無視してノーベル賞ではしゃぎまくっている。
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事件の容疑者が逮捕されても、冤罪や不起訴、無罪判決の可能性があるので、すぐに実名報道をすることは危険だ。その人が無罪であっても、いったん流出してしまった情報はネット上で拡散し、歯止めが効かなくなる。凶悪犯罪は別として、比較的軽い犯罪の場合は、判決が出るまでは実名報道を控えるべきだ。メディアがその指針となるようなルールを整え、ネット社会に対応すべきだ。
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「記事訂正問題」に関連して、あまりにその新聞社へのバッシングが多い。出演者全員が「潰れてしまえ」とでも言わんばかりの発言をしており、その姿は面白がっているようにも見える。偏った内容は世論のミスリードを招きかねない。公平・公正な放送を望む。
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男性歌手の愛人だった女性の覚せい剤取締法違反事件の公判の様子を詳細に報道していたが、女性は社会的地位があったわけではない。「歌手の愛人」だった一般人に過ぎない。この人物の覚せい剤取締法違反の公判の様子を詳細に報道することに何の価値があるのか。まして2人の間に性的関係があったかなどということは社会的に何の意味もなく、報道する価値など全くない。
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大学生がイスラム国へ戦闘員として参加しようとしていた、との報道があった。その求人チラシが秋葉原にあったのだが、その時「アニメ・ゲームで有名な」と話していた。このような表現ではあたかも「アニメやゲームを嗜む人が、イスラム国に対して肯定的」と捉える人が出てしまう。このような報道の仕方は、不適切ではないか。ただ「秋葉原にある古書店の店頭に提示されていた求人広告を見て」と報道すればいいだけの話ではないのか。
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「大学を休学中の大学生らが"イスラム国"に戦闘員として加わるためシリアに渡航する計画を立て、警視庁の事情聴取を受けた」というニュースを受け、コメンテーターが「参加する自由が認められてもいい。日本から応募ができないのなら国外ルートで応募することもできる。海外で戦闘員になった人もいる」と述べた。これは、テロ行為を肯定する過激思想であり、倫理に反する問題発言だ。しかし、スタジオではあまり否定もせず、そのまま番組は進行した。若者に強い影響力を持つコメンテーターの発言は、多くの青少年に悪影響を与える。司会者が何らかのフォローをするべきだった。
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「新幹線おめでとう!」といって新幹線50周年を報道していた。経済効果とか良いことしか言わず、沿線沿いに住む人間が、深夜の踏み固めや草刈の振動や音によって睡眠を妨害され、長年、迷惑していることを伝えることは一切しない。公害といっても過言でないのに、見向きもしない。少数だから切り捨てているのか。これが本当に公正な報道なのか、怒りを覚える。
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噴火が起きれば、「予知できなかったのか」と批難し、災害で人が亡くなれば、「未然に防げなかったのか」と言う。事件が起きれば、「もっと早く対策できなかったのか」などと言い募るマスコミにはもううんざりだ。「正義の味方」にでもなったつもりか。誰かを悪者にしなければ気が済まないのか。現場にヘリで真っ先に駆けつけたり、打ちひしがれた人たちに無神経にカメラやマイクを向けたり、マスコミの「正義」とはいったい何なのか。自分たちは安全で、何も傷つかない高いところから言いたいことを言う。「いったいどうなっているんでしょうかね」―それは、被害者の葬式に物見遊山感覚でズカズカ乗り込んでいくマスコミに対して投げつけたい言葉である。
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阪神タイガースがクライマックスシリーズを制し、日本シリーズ進出を果たしたことを取り上げていたが、道頓堀川への飛び込みのことを真っ先に取り上げていた。川への飛び込みは行政が厳しく規制する危険な行為であるのに、煽っているとしか思えない。阪神タイガースの日本シリーズ進出=道頓堀川への飛び込みという、短絡的な発想はやめるべきではないか。
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川内原発の再稼働の状況を報道していた。はじめに御嶽山の噴火の映像からはじまり、南九州における巨大噴火のイラスト、つぎは住民説明会で反対意見を紹介していた。あげくのはてに「住民の説明に対応していない」と断定した。一方的な見方で視聴者を洗脳しているとしか思えない。
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在特会と大阪市長の対談を取り上げた。私はインターネットでノーカットの対談の様子を確認している。在特会会長が「お前」を言ったことは何度も流れたが、大阪市長も同じように「お前」と言ったことは、ほぼカットされていた。編集の仕方が公平中立でない。これは放送局としての信頼を失墜し兼ねない危険な行為だ。
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"地震予知は可能かどうか"というコーナーで、地震予知の研究者を登場させ、予測を発表していた。地震予知は確立された研究技術ではない。テレビは影響力が大きく、ことさら恐怖をあおることは風評被害以外の何ものでもない。番組内では、「あくまでもこの研究者によれば」や「諸説ある」などと繰り返していたが、そんなことで免責されるわけはない。また「諸説ある」というなら、反対意見も同時に紹介すべきだ。不確かで一方的な放送はやめてほしい。
【番組全般・その他】
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この番組は間違いが多すぎる。毎日のように訂正が入る。今日はお店に関する情報を流していたが、結果的にその情報は間違いで、後半に訂正を出していた。間違わない努力はしないのか。訂正を最後に流せばそれでいいとでも思っているのだろうか。
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動物に関連する特集がよく放送されるが、正直なところ、理科の授業でやるようなことが多い。BSで放送されていた番組(海外のテレビ局制作)では、寒い地域に多く生息する狼と、暖かい地域に生息する虎の身体のつくりの違いを詳しく解説するために、X線で体を撮影したり、口から内視鏡を入れて胃や腸の内部を撮影したりと、かなり詳しく、分かりやすく生態や身体のつくりの違いを解説してくれていて、興味深かった。こういう風に、学校ではやらないようなことも放送してほしい。
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お笑い芸人と女性タレントの水泳大会が行われていた。プール上に浮かべたマットの上で相撲をしていたが、公開リンチみたいに見えた。ベテラン芸人が対戦相手に首を絞められ、顔を赤くしていた。内容は面白かったが、危険な行為でもある。怪我でもしたらどうするのか。
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競馬の番組だが、出演者のトーク中にスタッフの高笑いが入り、耳障りだ。視聴者の中にはレースでスッて、がっかりしている人もいる。そのような時に馬鹿笑いを聞かされるのはたまらない。バラエティーやお笑い番組でスタッフの笑い声が入ることは番組の性質上かまわないが、競馬は一応スポーツであり、お金も絡むシビアな世界だ。もっと真剣にやってもらいたい。
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ある医師に関して放送していた。主張にはさまざまな通常の医療とは異なる事柄が含まれており、批判の対象となっている。番組ではその事実に触れることはなく、持ち上げているような印象を受けた。科学の世界では多くの意見がある。その中で根拠もなく、いわゆる相場の逆張り的な主張で耳目を集め、利を得ているのが彼であると思う。その人物を、特定のテレビ番組が肯定し、宣伝するということは大きな問題ではないか。
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私はがん患者だ。去年肺転移を経験し、手術を受けた。癌を見つけても「癌もどき」と称し、手術や治療を一切しない「放置療法」というのが放送された。この番組によって、がん告知をされた患者が戸惑うのではないのか。治療は患者と主治医が決めることだが、放置療法などといういい加減なことを放送したことに、憤りさえ感じる。がんを甘く見ないでほしい。一生懸命に研究している他の医師に対しても失礼な内容だ。一人の患者として、とても傷ついた。
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出演者だけが楽しむ番組はもううんざりだ。ギャラだけでなく、クイズで勝ち残ると賞金が出るというシステムは視聴者向けの番組ではない。タレントが参加するリレーでは、誰が勝つかを他のタレントが賭け、そこでも賞金が発生するというギャンブルのような不愉快なゲームもあった。出演者だけで楽しむことを放送する必要があるのか。芸能人は高いギャラを貰っているのに、クイズは賞金だらけで、一般人への嫌みなのかと思う。
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芸能人にドッキリを仕掛けて笑いをとる企画だが、危険な内容であった。陸上競技で、芸人がゴールした途端、目の前で爆破させてみたり、熱湯が入った鍋を持たせてローションを塗った上をわざと走らせたりした。度が過ぎていて、笑うどころか不快感を覚えた。
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レースの中で試合結果に大きく影響を及ぼす事故が起きた。しかし、事故の内容がひどかったのか、そのシーンは丸々カットされた。そのため優勝者のインタビューが意味のわからない内容になっている。生放送ではないので、字幕を入れるなど対処できたのではないだろうか。
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ドッキリの域ではなくイジメとしか思えなかった。立場の弱い若手芸人をいたぶっている。お笑い芸人にとってはこのような番組でも出てナンボのところも理解しているが、今回の番組は見ていてあまりにもひど過ぎるし、逆らえない格下の芸能人に対して、一方的に容赦ない攻撃や精神的苦痛を与えることは如何なものか。あのような番組はイジメを助長するように思えた。
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「芸能人のCMのギャラ」について、クイズ形式で説明していた。番組によれば「20歳そこらの若手芸能人が、年間計1億円~4億円前後のCM出演料を稼いでいる」とのことだった。一般人が一生必死に働いても、これほどの金額は稼げない。全てを含めた金額であることは理解しているが、一般視聴者の感覚からあまりにかけ離れた内容は不愉快だ。
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番組内の天気予報を、アイドルが読んでいることに違和感を持つ。なぜ気象予報士ではなくアイドルが読む必要があるのか。アナウンサーならまだしも、気象予報士の資格も持たないアイドルが台本を渡され、天気を伝えるのではなく、ただ読むだけの天気予報など価値がない。天気予報というより「アイドルを映すためのコーナー」でしかない。ニュースを扱う番組で場違いだ。
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以前から、「ご当地問題を取り上げる」という趣旨で、日本各地の都市を取り上げては揶揄するといったことをしてきたが、私の出身地もこれまで度々取り上げられては揶揄され、不快だ。なかでも他都市の人々へのインタビューVTRで彼らに散々悪口を言われるシーンを見た後、番組MCが「自分も昔から嫌い」という論調でこき下ろし、スタジオ内の観客がそれを見て大笑いする様子を見ていると、出身地を人から聞かれることも嫌になるほどだ。一方的なネガティブキャンペーンに終始し、「ここの市民は皆お高く留まっていて他都市を下に見ている。実際は大したところじゃないのに」といった内容や、都市の多様な面、人々の意見、歴史や経緯などには一切触れず、いい所など一つもないといわんばかりの構成には疑問が残る。
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お笑い芸人の出演番組が多い。ひな壇に芸人が何人も並んでトークをする番組をよく見かける。せっかく良いテーマであってもくだらないギャグで茶化して面白がったり、また、医者などが出演する番組ではゲストに偉そうな態度をとり、目上の人に対する言葉遣いも出来ていない芸人の司会者がいたりする。そもそもお笑い芸人はお笑いを披露する場所が他にあるはずだ。番組に起用することはやめてほしい。
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"結婚式のお金のカラクリをバラす"というコーナーがあった。私は元ブライダル業界の者だが、その放送内容に納得が出来ない。「プランナーはお客様の見積もりを引き上げることばかり考えている」や「持込のアイテムに対して多額の持込料を請求している」「リサイクルショップで1万円で売っているドレスを高額でレンタルしている」など、そういった事実がある式場もあるかもしれないが、すべてがそうではない。この番組を見た限りでは、ほとんどの式場がそうであるといっているようだった。持込料に関しても、式場側にもその料金を頂く形にしなければならない事情がある。まるで、ブライダル業界自体が悪徳業者であるかのように放送され、必死に働いているプランナーやその他ブライダル業界の方々にかなり失礼な内容だった。
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外国で撮影した一部を紹介していた。女性芸人が上半身裸(胸も露出)になり、ペイントアートのような状態で公園へ出た。「私を食べて」と、公園にいる子ども達に声をかけるが、逃げられる。また、女性芸人に対して「ババア」等のアナウンスやテロップが何回も出る。侮辱の言葉を頻繁に聞くので不快だ。女性に対して侮辱的な言葉をテロップやアナウンス等で流すことはやめるべきだ。そして芸人に対して無理難題なロケをさせる「いじめ」のようなことは今すぐやめるべきだ。
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「おかえりスペシャル」と銘打ち放送されていたが、そもそも社会・倫理的に不倫問題で自粛していた女性タレントを出演させることは如何なものか。彼女だけではなく、不貞行為をしながら反省をしたらすぐ復帰できる芸能界の体質そのものは、一般社会に良い影響を与えるとは思えない。不貞行為以外も薬物使用など、社会通念上罰せられるべき人間は出演させないという厳しい基準の必要性を感じる。
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ドラフト会議当日に、一部の放送局で指名選手(指名漏れもあるが)をピックアップする様子が放送されている。プロを目指す選手を追うというコンセプトは大変素晴らしいし、色々な人生を歩む選手を特集する点は評価出来る。しかし司会者やゲストが時折、耳障りな質問や笑い声、また明らかにどうでもいいプライベートな質問をぶつけることは、もう少し改善するべきだ。
【ラジオ】
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中継で、女性蔑視的発言をリポーターの男性がしていた。「本日は台風の後ということで風が強く、ミニスカートを穿いている女性が押さえて歩いている。男性は外に出よう。何故ならばお手軽な風俗状態であるから」という内容だった。深夜枠の放送なら多少の性的表現もあるかと思うが、老人や子どもが聞いている時間帯に、このような放送をしていた。以前も似たような不快な性的表現をしたことがあるリポーターなので、これからも発言することが考えられる。楽しい放送をすることは良いが、限度を考えていただきたい。
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コメンテーターの女性が、御嶽山の救助に向かう自衛隊の捜索が天候不良のため中止になったことにふれて発言していた。様々な意見はあるだろうが、集団的自衛権と絡めて話をしていた。政権を批判したいだけの魂胆がみえみえで、精神の下劣さを感じた。
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AV女優たちをゲストに呼んで、疑似SEX行為をしているという内容をラジオで放送していいのか。AV女優との会話も低俗で、深夜の放送だから許される内容ではない。性の隠語を何度も連呼して不快極まりない。誰でも聞くことが出来るラジオで、極めて不快な内容の番組は聞きたくない。
【CM】
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ゲーム制作会社のCMが不快だ。以前は不倫を助長するかのようないかがわしい内容だったが、最近は、妖怪と女性との恋愛ゲームになっている。このCMも前回同様、アニメだが非常にいやらしく、下品なCMだ。なぜこの会社のCMが規制されないのか不思議でならない。
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CMに、巨乳の外人女性が出ている。胸の大きさばかりが強調されており、女性蔑視にも受け取れる。また、女性に色気がありすぎて気持ちが悪い。確かこの女性は、下着のCMにも出ていたように思う。コーヒーのCMキャラクターとして合わないのではないか。
青少年に関する意見
【「性的表現」に関する意見】
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音楽バラエティー番組で、男性お笑いタレント同士が裸で抱き合ったり、卑猥な行為を繰り返していた。深夜番組とはいえ"限度"を超えている。音楽バラエティー番組と称しているため、放送内容を知らずに見てしまう青少年がいるのではないかと危惧している。
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ランドセルを背負った、体操着姿の女子中学生が「ツイスターゲーム」をしていた。子どもを性的対象として扱っているように感じる。
【「低俗・モラルに反する」との意見】
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芸能人をターゲットにした、いわゆる「どっきり企画」で、小便小僧から水を出してターゲットにかけたり、溶ける下着を履かせた男性お笑いタレントを水中に落として裸にさせるシーンがあった。下品で不快だ。子どもがこのような企画をまねするおそれもあるので、やめてほしい。
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子どもに人気がある番組に、刺青を入れたタレントが当該部位を隠さずに出演していた。子どもへの影響を考慮して、映像処理などの配慮をすべきではないか。
【「編成」に関する意見】
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夜遅い時間帯に放送されている音楽番組のMCに幼い子どもが起用されている。生放送ではないが、夜遅い時間帯の番組に子どもが出演することには違和感がある。
【「いじめ」に関する意見】
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バラエティー番組で、司会者のお笑いタレントが若手のお笑いタレントを騙してブランドショップに連れて行き、高額商品を強引に買わせていた。いじめのように感じる。
【「表現・演出」に関する意見】
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深夜に放送されているアニメ番組の過激な格闘シーンなどで、薄墨のような色合いに修正していることがあるが、過剰な対応ではないだろうか。青少年に見せたくないのであれば、視聴制限などの方法を考えるべきである。見たい人にも配慮してほしい。
【「危険行為」に関する意見】
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中学生が主人公のアニメ番組で、自転車を2人乗りして坂道を蛇行するシーンがあった。アニメ番組とはいえ、子どもがまねするおそれもある。危険なシーンは放送してほしくない。