視聴者からのご意見

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2014年6月

2014年6月に視聴者から寄せられた意見

集団的自衛権の問題に対し、論点を明らかにし、客観的かつ公平な報道をしてほしいといった意見。都議会の女性議員に対するセクハラまがいの野次の問題について、謝罪会見の議員を一方的に攻め立てていたが、もっと根本的なことを議論してほしいといった意見など。

2014年6月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,336件で、先月と比較して105件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール69%、電話28%、FAX2%、手紙ほか1%。
男女別は男性71%、女性25%、不明4%で、世代別では30歳代26%、40歳代27%、20歳代17%、50歳代16%、60歳以上10%、10歳代4%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。6月の通知数は582件【43局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、20件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

先月に引き続き、集団的自衛権の問題を取り扱ったニュース番組に対して、多くの角度から論点を明らかにし、客観的かつ公平な報道をしてほしいといった意見が寄せられた。
都議会の女性議員に対するセクハラまがいの野次の問題について、謝罪会見に臨んだ議員を執拗に攻め立てていたが、もっと根本的なことを議論してほしいといった意見があった。
サッカーのワールドカップが開催されたが、放送が過剰すぎるといった意見や、あまり興味を示さない人たちを揶揄する番組企画に対し、批判の声などが寄せられた。
人気女子アイドルグループの選抜総選挙が行われたが、それを長時間生放送する事や、報道番組で扱うことに対し、疑義が呈された。
ラジオに関する意見は30件、CMについては51件あった。

青少年に関する意見

青少年委員会に寄せられた意見は142件で、前月より35件増加した。
今月は、「表現・演出」に関する意見が52件と最も多く、次に「性的表現」に関する意見が21件、「低俗・モラルに反する」との意見が17件、「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見が16件と続いた。
「表現・演出」に関する意見では、日曜日の昼間の時間帯に放送されている番組で、子どもたちが出演者の車に落書きなどをしたことに関する意見が目立った。「性的表現」に関する意見については、女性タレントの臀部を"お尻パーカッション"と称して叩いたシーンや、子ども向けアニメ番組のキャラクターの台詞について、複数の意見が寄せられた。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 集団的自衛権に反対するために全く関係のない湾岸戦争の特集をし、集団的自衛権を認めれば戦争に参加するのではないのかというニュアンスの放送をしている。これはあきらかに国民をミスリードする報道である。こんないい加減な報道を許していては、国民が正しい情報を知ることができない。

  • どの局も集団的自衛権行使の報道は、「今国会で決議する」や「公明党は難しいと言っている」と報じるばかりで、その詳細を説明する番組が少ない。マスコミは政府への批判精神を忘れず、国民の目線で報道してほしい。

  • 拉致問題を取り上げた。安倍首相が以前からこの問題に力を注いできたと強調していた。安倍政権を称えるような番組内容で、政権の危うさを指摘する人はいなかった。まさに偏向報道である。公正中立であるべき公共の放送にあってはならない。

  • 「ワールドカップ」が話題になり、各局で取り上げている。そのために、集団的自衛権についての放送が少ない。安倍総理は「日本の国民を守るために自衛隊が出ていく」と良いことばかり言っている。しかし相手国があるので、戦争になる可能性がある。集団的自衛権について、国民が良く理解できる番組をもっとテレビで放送してほしい。

  • 都議会にて女性議員に対し、セクハラととらえかねない野次を飛ばした議員の謝罪会見には違和感を覚えた。議員の一連の発言は許せないが、他の野次を飛ばした議員もいるはずで、当の議員だけを一方的に責め立てるのはいかがか。テレビは肝心の晩婚化、少子化問題をもっと大いに議論するべきだ。

  • 東京都議会での野次発言問題を各局で大きく取り上げている。議員がセクハラ発言をしたことが問題なのか、セクハラ発言自体が問題なのか分からないが、都議会でのセクハラ発言を問題視するならば、各局のバラエティー番組でのセクハラ発言も問題にするべきではないか。放送局と関係のないところで起きた事柄については大騒ぎするのに、放送絡みになると全く触れないのは、笑止千万だ。

  • 阪神・淡路大震災の時から、聴覚障害者・外国人に必要な情報が届かず困ったと言われているにもかかわらず、何の改善もされないのはなぜか。緊急災害時にはアナウンサーの隣に手話通訳者を、字幕テロップで英語をと、テレビ局に再三にわたり要求しているが、予算がない・瞬時に正確な英語放送を出来ない・手話ができる人材確保ができない等といった言い訳ばかりだ。阪神・淡路大震災の時点で官民一体で動いていれば、東日本の時には何人もの人命が救われていたはずだ。人の命に関わることを分かっていながら放置することは人災に他ならない。

  • 栃木の女子児童殺害事件について報道していたが、番組の構成に強い違和感を覚えた。在日外国人による犯罪は他にもあると思うのだが、容疑者が台湾出身であることを強調していた。ビデオの中で、容疑者が幼少期に書いた文集についても触れていたが、文字の書き間違いや誤用を指摘しており、不快だ。あたかも日本語が不自由だったので周囲から孤立していたかのような報道だった。

  • 新国立競技場の問題提起については非常に分りやすくて良かった。この問題については話題になっていたが、どこの局も詳細に報道しなかった。オリンピックの巨大利権に伴うスポンサーや広告代理店の意向を忖度していると思っていたが、この番組はそうでないことを示してくれた。オリンピックで東京が生まれ変わるような、光の面だけを報道することはいい加減にやめてもらいたい。

  • ワイドショーなどで、事件や事故を報じる際に流す音楽が気になる。殺人事件が起きたときは恐ろしさを増長させる音楽だ。音楽で事件の印象も操作される。現実に起こっていることは映画ではない。サウンドトラックはいらない。音楽で事件や事故に対する事実を装飾することはやめてほしい。

  • 記者会見で、質問者である記者の顔が映らないことが多いが、公の場で質問をしているのだから、記者の顔と名前、報道機関名、会社名は放送されるべきだ。また私見のような質問をすることも考えものだし、質問される側への失礼な攻撃的質問も多々見受けられる。責任ある言動が求められる。

  • 「日本企業が海外での防衛装備の展示会に初めて出典した」というニュースだったが、"防衛装備品の販売=死の商人"と言わんばかりの放送だった。取材に対して顔出しを拒んだ社員に対し、「(顔出しをしないのは)お父さんは武器を売っていると子どもが言われるからか」という趣旨の質問を記者がしていたが、まるで脅しではないのか。

  • サッカーワールドカップ日本戦のあとの渋谷スクランブル交差点でのサポーターの大騒ぎについてだが、公道上でのあのような行為は危険で迷惑な不法行為であるにもかかわらず、各社の報じ方を見ると、逆に騒ぎを助長しているのではないのか。幼稚な若者が騒ぎ立てることは仕方がない面もあるが、危険で迷惑な行為であることを伝えずに、煽るばかりの姿勢は極めて問題だ。万一大きな怪我や混乱が生じた場合、その責任は軽くない。

  • 脱法ハーブという呼び名は、何となく「法に触れていないのではないのか」という印象を与える。また、食品などに使われる安全なハーブと混同されてしまうので、ハーブを使う方々に嫌な思いをさせている。「依存性植物」や「幻覚性植物乾燥粉」など、何か違う言い方を考えてほしい。

【番組全般・その他】

  • ここ数日、「ワールドカップ開幕まであと○日」という内容が目立っている。ニュースでもトップで紹介し、番組表を見てもサッカー中継が多い。日本人が出ていない試合も生中継するようだ。これはやりすぎではないか。すべての国民がサッカーに興味があるわけではない。

  • サッカーワールドカップの話題ばかりで辟易する。特に、放映権を持っている局のワールドカップへの肩入れは呆れるほどだ。情報番組・報道番組までも総動員してワールドカップというコンテンツの番宣をし、視聴率を稼ぎたいという欲望が透け見える。大会前は予選リーグを「全勝できる」と言い、初戦を負けると「ギリシャには勝てる」などと、無理矢理に大会を盛り上げている。

  • 「サッカーワールドカップ」で盛り上がる日本列島を特集していたが、その中でサッカーを見ずに趣味や習い事などをしている人たちを取り上げて「なんでサッカー見ないんですか?」ときいていた。国民全体の関心が高い出来事であることは確かだが、全員が全員サッカーに興味があるわけではない。なんだか"サッカー中継を見ていない=変わった人、おかしい人"とでも決めつけるようで、心地のいい特集ではなかった。

  • 番組表でのタイトルは「直前スペシャル」となっているが、他の番組内の番宣では、5時50分からギリシャ戦の放送が始まるようにアナウンスしていた。それでは6時から試合開始と勘違いする人がいる。私はその一人である。5時50分からは「直前スペシャル」であることをもっと明示するべきだ。試合だけを見たい視聴者に勘違いさせる表現は控えるべきだ。スポーツ番組全般での改善を要望する。

  • 人気女性アイドルグループの選抜総選挙やメンバーの卒業式などを地上波で放送することはいかがなものか。有料放送であれば視聴者の選択になるが、地上波で無理やりに見せられることは不愉快だ。世の中の人すべてがグループのファンではない。また先月、メンバーの襲撃事件が繰り返し放送された。その影響で別のアイドルグループのイベントが中止になった。しかし、どの局もそのことは取り上げない。人気女子アイドルグループ中心の放送は明らかに度を越えている。

  • 報道番組でありながら、人気女性アイドルグループのことを、他の事柄と同様な扱いにしていることに違和感を覚える。「集団的自衛権」や「環太平洋パートナーシップ」、「住民税の増税」のことが気がかりでテレビを見ているのに、やたらと芸能的なことをキャスターやアナウンサーがあれこれ言うことに嫌悪感を覚える。硬派な報道番組であってほしい。

  • 元サッカー選手をコメンテーターとして座らせ、どう考えても専門外の憲法とか安全保障のコメントをさせているが、単なる素人発言であり見るに耐えない。視聴者をバカにしているし、元サッカー選手も気の毒だ。

  • 日本の人口減少問題で、移民の受け入れについて言及していた。オーストラリアの移民政策を例示し、成功したと言っていたが、移民のメリットのみを伝えデメリットを一切伝えていない。欧州各国では、移民受け入れによる急激な犯罪の増加や治安の悪化、貧富の差の拡大等が発生しており、政策は失敗であったとも言われている。このような負の部分を放送しないことに疑問を感じる。できるだけ多くの角度から論点を明らかにすべきではないか。

  • 「レンタル彼女」が大きく取り扱われていた。今週は「レンタル彼氏」も登場した。人間を商品に見立ててレンタルと呼ぶことは、極めて非人間的で差別的だ。また、「レンタル彼女」という言葉は、女性を性の商品として扱うことを示唆する。刺激的であり、悪影響が大きいことは明らかだ。

  • 番組出演者の出ているドラマの宣伝を無理やり入れている情報番組が目立つ。解説者等にも失礼だし、番組出演者にも良いイメージを与えない。宣伝はその番組のエンディングで流せば良いことだ。他の番組や出版物の宣伝を無理やり入れたところで、見ない人は見ない。不愉快になるばかりではなく、スポンサーにも失礼だ。

  • この番組では「気象」について取り上げる際、模型を使いながら解説している。視聴者へ"わかりやすく解説しよう"という姿勢は評価できる。しかしそれも状況次第だ。今、四国や九州では、大雨のために避難する深刻な事態になっている。このような時に、おもちゃのようなパネルが「動いた、動かない」と、出演者皆ではしゃぎながら番組を進めることは、不謹慎ではないのか。

  • カウンセリングの権威と称される人が、病院で"前世療法"なるものを行っていた。その患者は、驚くべきことに前世の記憶が蘇り、「前世の名を名乗り、エジプト人男性だ」と語っていた。日本の医療現場でそのようなことが行われていること自体が驚きだが、あれは本当なのか。そもそも、前世などというものがあるなど、何の根拠もないことではないのか。

  • バラエティー番組に対しての風当たりが強すぎる。ごく一部のクレームで、純粋にバラエティー番組を見たい人はテレビをつまらなく感じている。自分たちの教育不足から目を背けている親が「罰ゲーム等で起きたことがイジメや虐待につながる」とテレビのせいにしている。悪い意見がちょっとでもあれば謝罪や放送中止となるのでは、番組を楽しみにしているファンとしてはたまらない。ビビらないで面白い番組を制作し、放送してほしい。

  • 頑張っている人やその道のプロに対する芸能人の接し方が目に余る。そもそも己の芸が中途半端でありながら、「芸人」と名乗る輩どもに何が言えるというのか。謙虚な姿勢がまるでなく、他人様に意見するなどもってのほかだ。昔のようにインタビューでその人の魅力を引き出すことができる人が少なくなった。チャラチャラと現場に土足で踏み込む暇があったら、己の技量を磨けと声を大にして言いたい。

  • タレントと番組ディレクターが、あるスポーツバーに行き「W杯で日本が勝ったら」と言っていた。その際ディレクターは"妻と離婚"という条件を出し、離婚届にサインまでしていた。ふざけた話だ。更に「スポーツバーはナンパし放題、新しい妻がすぐにみつかる。離婚、離婚」等と笑っていた。私は500人規模のサッカーサポーターの団体に所属している。私達の団体では、他人に迷惑をかけるような行為は慎むよう声を掛け合い、真面目に日本代表を応援している。この番組のように軽く取り上げられては不愉快だ。

  • 関西の女性に対する差別的な内容だった。十把一からげに関西女性についてタレントが口々に悪口を言っており、偏見でしかない。女性差別が問題になっている昨今、テレビ番組での女性差別をやめるべきだ。ましてや女性タレントが嬉々として関西女性への悪口を繰り広げる様は異常でしかない。また関西女(かんさいおんな)という表現も気になった。関西女性ではないのか。

  • 元警察官が数名出演し、実際に経験した事例などを面白おかしく語っていた。そのエピソードの中で、"管轄の境界線を流れる川に水死体が流れてきた場合、所轄の仕事を減らすために遺体が他の管轄に流れていくよう棒を使って川の流れを操作した"というものがあった。番組を盛り上げようという演出の可能性もあるが、本当の話であれば警察官の職業倫理に抵触するような行為である。この遺体のご遺族の気持ちを考えるととても許される内容ではない。まるでご遺体がモノ扱いである。不愉快極まりない。

【ラジオ】

  • 「おもしろ外国人」と称して、キャスターが変なアクセントをつけて外国人の不十分な日本語をまねをして笑っている。また、そのような事例の紹介を視聴者から募集している。たとえ外国人であっても、しゃべる言葉が変だからといって笑いの対象にすることは、如何なものか。

  • ゲストの歌手が、ダメ夫大賞の企画で、「奥さんのタンス預金をギャンブルに注ぎ込み使い果たしたこと」を自慢げに話し、笑いながら「女房の金は俺の物」と発言した。"女房の金は俺の物"はDVの一種だと感じる。世間一般に誤解を招く放送だ。

【CM】

  • 携帯電話会社のCMだが、他社を意識し過ぎた内容にうんざりする。また攻撃的な文言が目立つ。あまりにも対抗心むき出しのCMは如何なものか。またここ最近のCMは、商品名やキャッチフレーズを何度も繰り返し流して、うるさい。商品の良さをアピールする方法は他にもあるのではないか。

  • 美容外科のCMが目につく。また"ビフォーアフター"を見せては、テロップ等で「必ずしも効果を補償するものではありません」としながらも、結局は宣伝している。放送各局は公共の電波を使っていることにもっと留意するべきだ。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • 日曜日の昼間に放送されたバラエティー番組で、子どもに出演者の愛車に落書きをさせていた。出演者本人の了承は得ていないようであり、パワーハラスメントやいじめのように感じた。子どもがまねするおそれもあり、教育上よくない。

【「性的表現」に関する意見】

  • 海外の男性打楽器奏者が、露出度の高い下着を履いた女性タレントの臀部を"お尻パーカッション"と称して叩くシーンがあった。打楽器奏者は"芸術"であると主張していたが、とてもそうは見えない。子どもが視聴する時間帯の放送でもあり、配慮が必要であろう。また、女性蔑視、女性への暴力を肯定しているようにも感じる。

  • 子ども向けアニメ番組で、臀部を刀で刺されたキャラクターが喜ぶシーンがあった。ギャグ要素が盛り込まれている番組であることは理解しているが、今回のシーンは過激な下ネタであり不快だ。普段は家族一緒に楽しめる番組内容なので、極めて残念だ。

  • 深夜帯の放送ではあったが、出演者に女子中学生がいるにもかかわらず、番組内で放送したVTRで性的な発言があった。このようなVTRを少女に見せるべきではない。放送時間帯だけではなく、出演者の年齢も考えた番組構成にすべきではないか。

【「低俗・モラルに反する」との意見】

  • 出演者に重い樽を壁越しに投げさせ、その樽が人にあたったかのように見せて、出演者の驚いた反応を見る、いわゆる"どっきり企画"があった。生死にかかわることを"楽しむ"かのような企画は、倫理上も子どもの教育上もよくない。

【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】

  • 日曜日午前の情報番組で、中国のテロに関する報道があり、人が車にはねられるシーンが何度も繰り返し放送されていた。ショッキングな映像であり、気分が悪くなった。子どもも見ている時間帯であり、配慮を求めたい。事前にショッキングな映像が流れる旨を表示してくれれば、チャンネルを変えることもできたと思う。