第177回 – 2011年11月
委員会運営上の検討課題
10月の苦情概要 ……など
先月に引き続き委員会運営上の課題について検討し、事案審理において双方の当事者から直接事情を聞くヒアリングのあり方について議論した。
議事の詳細
- 日時
- 2011年11月15日(火) 午後4時~6時15分
- 場所
- 「放送倫理・番組向上機構 [BPO] 」第1会議室(千代田放送会館7階)
- 議題
- 委員会運営上の検討課題
10月の苦情概要
その他 - 出席者
- 堀野委員長、樺山委員長代行、三宅委員長代行、大石委員、小山委員、坂井委員、武田委員、田中委員、山田委員
委員会運営上の検討課題
委員会運営上の課題の一つであるヒアリングについて検討した。ヒアリングは書面と資料による審理を踏まえ、申立人と被申立人である放送局の双方から直接、詳しい事実関係や主張の内容を尋ねるもので、同じ日に個別に行われている。
この日の委員会では、過去の事案審理を通じて当事者から出されたヒアリングに関する意見や要望について事務局から報告した後、堀野委員長が「双方に納得感を持ってもらうことと迅速な審理との調和をどう図るかだ」と問題提起し、各委員が自由に意見を述べ提案を出し合った。
この結果、事案によっては、書面審理の際に委員会で明らかになった論点を示すなど委員会の問題意識がより明確に伝わるよう改善を図る方向になった。
このあと、BPOホームページからダウンロードできるようにする新しい苦情申立書の書式について検討した。前回の委員会で受けた指摘に基づく修正案を事務局から提示したが、申立書に記入してもらう苦情内容について名誉毀損だけでなくプライバシーの侵害など複数例を示したほうがよいとの意見があり、さらに検討することになった。
10月の苦情概要
10月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情・相談・批判の内訳は以下の通り。
- 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・1件
(個人又は直接の関係人からの要請) - 人権一般の苦情や批判・・・・・・・・・・・19件
(人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)
その他
次回は12月20日(火)に開かれることになった。
以上