第175回 – 2011年9月
委員会運営上の検討課題
「大学病院教授~」事案に関連する要望の取り扱い …….など
委員会運営上の課題について検討を重ねた。「大学病院教授からの訴え」事案に関連して寄せられた要望の取り扱いについて協議し、委員会としての見解を通知することになった。
議事の詳細
- 日時
- 2011年 9月20日(火) 午後4時~7時20分
- 場所
- 「放送倫理・番組向上機構 [BPO] 」第1会議室(千代田放送会館7階)
- 議題
- 委員会運営上の検討課題
「大学病院教授~」事案に関連する要望の取り扱い
8月の苦情概要
その他 - 出席者
- 堀野委員長、樺山委員長代行、三宅委員長代行、大石委員、小山委員、坂井委員、武田委員、田中委員、山田委員
委員会運営上の検討課題
事務局による資料の収集・調査のあり方を手始めに2月の委員会から継続的に検討を行い、その後、苦情申立ての受理から委員会での審理、「委員会決定」の通知・公表に至る委員会運営の全般にわたって議論を重ねている。
今月の委員会では、申立人と当該放送局から提出される書面と資料の取り扱い等を中心に意見を交わした。両当事者から事情を聞くヒアリングについても、次回以降検討することにしている。
「大学病院教授~」事案に関連する要望の取り扱い
「大学病院教授からの訴え」事案に関連して、医療問題にかかわる或る団体から寄せられた文書の取り扱いについて協議した。
文書は「委員会決定」の内容について異論を述べ、訂正を求めるとともに、議事録の公開を要求するものであった。
これについて委員会では、当委員会が放送事業者が自ら設置した第三者機関であって、放送によって人権侵害を受けたとする当事者からの申立てに基づいて当該放送事業者との間の具体的紛争を処理するという性格上、当事者以外の団体や個人からの質問や批判に対して見解を示したり、回答することは適当ではないとの見解で一致、また議事録については、インターネットのホームページに掲載している議事概要をもって議事録としていることを確認した。
委員会では上記趣旨の文書をこの団体に送付し、理解を求めることになった。
8月の苦情概要
8月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情・相談・批判の内訳は以下の通り。
- 審理・斡旋に関する苦情・相談・・・・・5件
(個人又は直接の関係人からの要請) - 人権一般の苦情や批判・・・・・・・・‥73件
(人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)
その他
- 10月4日に広島で開かれる中国・四国地区のBPO加盟放送事業者との意見交換会について事務局より報告した。当日は9人の委員全員が出席し、放送局側との間で人権や放送倫理上の課題について意見を交わすことにしている。(追記:BPO加盟14社・63人が出席して予定通り開催された)
- 次回は10月18日(火)に開かれることになった。
以上