2013年4月に視聴者から寄せられた意見
淡路島での地震で、電話取材が配慮に欠ける、ニュースの扱いが小さいなどの批判意見。ボストンのテロで、爆弾の造り方の詳細報道に疑問の声。ドラマでは設定が性的に過激すぎるといった声も寄せられた。
2013年4月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は1,271件で、先月と比較して30件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話23%、FAX3%、手紙ほか2%。
男女別は男性66%、女性31%、不明3%で、世代別では30歳代30%、40歳代26%、20歳代17%、50歳代17%、60歳以上8%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該局のBPO責任者に「視聴者意見」として通知。4月の通知数は523件【46局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、20件を会員社に送信した。
意見概要
番組全般にわたる意見
4月の視聴者意見は1,271件と先月より30件増えた。
北朝鮮の挑発的行動が連日起き、朝鮮半島をめぐる地政学的リスクがかってないほど高まったが、その伝え方に関して、様々な意見が寄せられた。
黒田日銀総裁の「異次元」金融緩和策が発表されたが、安易にアベノミクスという言葉を使うべきではないといった声が寄せられた。
地震が淡路をはじめ全国で多発したが、配慮に欠ける電話取材など、報道のあり方ついて批判があった。
ボストンで爆発テロがあったが、爆弾の造り方を詳細に紹介する報道の姿勢に、疑問の声が多く上がった。
バラエティー番組では、食べ物を無駄に使った番組に対して、如何なものかといった批判のメールが多数寄せられ、ドラマでは設定が性的に過激すぎるといった声も寄せられた。
ラジオに関する意見は26件、CMについては58件あった。
青少年に関する意見
放送と青少年に関する委員会に寄せられた意見は120件で、前月より16件増加した。
今月は「性的表現に関する意見」が23件、次いで「低俗、モラルに反する意見」が21件、「いじめ・虐待に関する意見」が19件と続いた。
「性的表現に関する意見」では、ゴールデンタイムのバラエティー番組で"不倫"や"性生活"について取り上げることや、22時台のドラマの内容だけでなく、その番宣スポットについても、子どもの視聴に考慮して欲しいとの意見が寄せられている。
また、報道・情報番組において暴風雪で父親を亡くした少女へのインタビューを放送したことや、子役の使い方への意見が複数寄せられている。
意見抜粋
番組全般
【取材・報道のあり方】
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北朝鮮のミサイル関連のニュースだが、日本政府が迎撃ミサイルを設置したり、警戒している状況なのに、韓国旅行は安全と受け取れる放送をしている。むやみに不安感をあおる必要はないが、不測の事態が起こる可能性があるのに、安全と感じさせる放送に違和感を覚えた。北朝鮮と緊張状態にある今はリスクがあり、安全と受け取れる放送は控えてほしい。
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「北朝鮮ミサイル発射」に備えて、防衛省に配備された迎撃システム「PAC3」の映像が生中継された。日本の国防にかかわる映像を安易に放送していいのか。朝霞・習志野などに配備されているとの発言もあり、映像も含めて、日本の国防情報は放送するべきではない。
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「アベノミクスがこんなところに影響」と、市役所の停電騒動を取り上げ、「アベノミクスのせいで銅価格が上昇し、泥棒が銅線を盗もうと切断したため、停電した」と報じていた。どう考えても悪いのは泥棒なのに、なぜ安倍首相のせいにするのだろうか。銅線の盗難は何年も前から世界各地で発生している。そのことに触れないと公正な報道とはいえない。何でもかんでも現政権の政策を悪い方へつなげたいという意図があるとしか思えない。
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「アベノミクス」という言葉を多用しているが、高齢者にはよくわからない。日本語の意味も表記するべきだ。何でも「アベノミクス」で片づけられると、ごまかされているような気がする。
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ニュース番組が、アベノミクスで景気が回復しているとして、富裕層がデパートで高級品を買いあさったり、マンションが売れ切れたり、豪華な旅行の計画をしていると特集している。これらの人は、最近の株高で儲けた人が多いなどとして、株への投資を煽る報道まである。一部の富裕層は確かに、消費を増やしているのかも知れない。しかし、そんなニュースを毎日見せられたら、年金生活で細々と暮らしているお年寄りや、ワーキングプアの人はどのように感じるだろうか。マスコミは、景気が悪いといえば景気の悪い特集ばかり報道し、景気が回復すると景気の良い話ばかりを特集する。しかし報道の本当の役割はそれらの「流れ」から取り残された、声なき声を拾うことにあるはずだ。
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大きな地震があり、役場に電話をかけて状況を確認していた。相手が対応で大変な時間帯であるにもかかわらず、アナウンサーが色々と質問をしていた。忙しい現場のことを考えて、端的に質問をするべきだ。
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早朝、大きな地震があったが、相変わらず配慮に欠けたマスコミの報道が目立った。地震直後の役場や事業所への無神経な電話取材。事務所には電話が鳴り響き、情報をまとめている最中だというのに「状況はいかがですか」「被害の連絡は入っていますか」など、無神経にも程がある。取材やコメントは一段落してからでもいいのではないか。落ち着いた行動を呼びかけるとか、現地放送局とのやりとりで進めるなど、優先させることはいくらでもあるだろう。
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ゴルフ中継を見ていた。この日の5時33分に淡路島を震源とする震度6弱の地震が起きて、岡山は震度3、香川県は震度5の地震が起きていたのに、途中少しの臨時ニュースをはさんだだけで、ゴルフを延々と流し続けた。岡山・香川でも地震の影響を受けているのに、地元の局は、途中でも切り替えて地震情報を放送してほしかった。ずっとゴルフを流しているということは、どういう神経をしているのか。被害は少なかったから良かったようなものの、これからも緊急の事態が起こった時でも、ゴルフ中継を優先するのか。
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淡路島の地震の時、最新の情報がほしくてテレビ局をいろいろ見比べた。特別番組を放送する局、下側に字幕が出続けている局など、対応は様々だった。しかしある局は、「ゴルフ中継」をのんきに放送し続けていた。地震・津波発生時における報道の重要性というものをまったく無視した対応で、放送局として如何なものか。
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阪神・淡路大震災で多くのマスコミがヘリを飛ばし、その爆音で家屋の下で助けを求める人の声がかき消されてしまったことは有名な話だが、それ以降、報道姿勢は何ら変わっていない。被災地や被災者を見世物にし、BGMつきで「お涙頂戴物語」に仕立て上げる。確かに「震災を語り継ぐ」ことは大事だ。しかし、被災地が望んでいることは、あんな残し方ではない。このような報道しかできないのなら、むしろやらないでほしい。書籍があるし、語り部だっている。視聴率のネタにしか考えていないのだろうか。視聴者から寄せられた多くの意見を、もっとマスコミは真摯に受け止めるべきではないのか。
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三宅島で震度5強の地震があったことを受け、番組のなかで三宅島の群発地震を取り上げた。気象庁も解説者も「火山活動とは関係ない」と言っているにもかかわらず、三宅島からの中継でも、それとなく火山活動と関連づけようしていた。司会者は常に冷静に対応すべきなのに、率先して島民や視聴者の不安を暗に煽っていた。
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ボストン・マラソン同時爆発事件だが、相も変わらず興味本位の報道である。圧力鍋を使った爆弾の作り方など詳細に報道する必要はないのに、専門家まで呼んで解説する始末だった。爆弾の作り方はインターネットで分かることかも知れないが、あれでは世の中の人たちにいらない知恵をつけるようなものではないか。亡くなった人の生前のプライバシーを暴きたて、お涙頂戴にしていることも相変わらずだ。
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ボストン・マラソン同時爆発事件のニュースで爆弾の作り方を解説する番組が多いことに驚く。中には参考となるサイトのURLが分かる状態で放送した上に、丁寧に解説までつける始末だった。以前、硫化水素自殺の件で作り方などを放送し、それを真似して硫化水素による自殺が激増したことを忘れたのだろうか。空き巣の手口を放送し、空き巣が増えたことを忘れたのだろうか。模倣されるかも知れないと、報道各社で論議していないのだろうか。
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関東地方の強風を取り上げたニュースで、子ども達にインタビューをしていたのだが、今にも転びそうで見ていられなかった。インタビューをする前に、子ども達を安全な場所に避難させることが、大人の常識ではなかろうか。この番組に限ったことではなく、強風等で避難勧告の出ている地域から中継したりすることは、住民たちの意識を逆に低くしてしまう要因にもなりかねない。
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北海道の吹雪が原因で、親が子を抱き寒さを凌いで子どもだけが生き残った事故があった。各局が群がるように、生き延びた子にズケズケとインタビューをしている。あれは如何なものか。亡くなってからそんなに時間も経っていないのに、どうして、そっとしてあげられないのか。どうして子どもの心を踏みにじる行為をするのか。大体の子どもは親の死に関して、受け止めることは出来ない。
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ニュース番組などでは、インタビュー映像を加工したり、文章を繋げたりして、放送している。放送に携わる方々は「報道の自由、視聴者に分かり易くするため」と言うかもしれないが、インタビューを「加工された人」の「言論」は軽んじていいのだろうか。
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番組中に愛知・稲沢市立てこもり事件を生LIVEで放送し、警察が考えているだろう作戦を生放送でペラペラと喋っていた。スマホを持っているかも知れない犯人に、それをリアルタイムで知らせることはどうかと思う。
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靖国神社参拝について報道していた。この件についての報道姿勢に憤りを感じる。コメンテーターが「北朝鮮問題で中国、韓国と協力すべき問題があるときにこんなことをやるなんて。中国、韓国とのFTAを控えた重要な時期なのに」と発言していたが、靖国参拝を否定する一方的な報道だ。そもそも世界の例を見ても英霊に参拝することは自然なことだ。隣国側の方が挑発的な行為を行っていると思う。
【番組全般・その他】
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整形依存症の女性を取り上げていたが、手術の様子やグロテスクな外観、その精神性、全てが気持ち悪かった。美容整形医にも疑問を感じた。精神的に常軌を逸している「患者」に対し、リスクを説明する責務以外に、医療従事者としてのフォローはしているのだろうか。そんな「患者」をバラエティー番組に引っ張り出してきて見せ物にすることは異常だ。美容整形手術は、肉体的にも精神的にも金銭的にもトラブルが多い。危険性のあるものを番組で取り上げるべきではない。
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整形モンスターというタイトルを見てびっくりした。生身の人を「モンスター」と言っていいのだろうか。スタジオにいた出演者が「命に影響してもいいというのか」「キレイだけど美しくはない」と本人の目の前で切り捨てることは、同じ日本人として恥ずかしくなった。見ていて救いがなく、息苦しくなった。整形手術を受けた人を失格者として見下し、「モンスター」と化け物にしている。テレビに出たことが彼女の新たなトラウマにならないかと心配だ。
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女性タレントグループに時速165kmのマシュマロを口で受け止めさせていた。それを笑って見ている他の出演者もおかしいのではないか。"お笑い芸人=イジメて良い人種"という誤解、勘違いだ。
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色々なバラエティー番組で、"セクシー系"と呼ばれる女性タレントらが、一年中下着と区別がつかない衣装を着てテレビに出演している。これは視聴者、特に青少年のモラルの低下につながる。これから暑くなれば、肌の露出が多い洋服を着る出演者が増えてくる。テレビに出る以上、出演者は青少年への影響も考慮し、無駄な露出は極力控えて頂くようお願いしたい。
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私の住んでいる地方では、テレビ画面の片隅にある局の「ウォーターマーク」が大きい。例えば、4月1日から始まった新番組の宣伝なのか、画面右上に番組の文字が大きく出ている。また他の局では、変な生き物のマークが出ている。番組に集中できず、目ざわりだ。出さなければならないのであれば、もっと小さいマークにしてほしい。他の地域のことはわからないが、「ウォーターマーク」そのもののあり方について一考願いたい。
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動物が経営する喫茶店を描いたアニメが3月で終了し、残念である。「ロハス」をテーマとした番組で登場人物に癒やされるばかりでなく、友情や家族愛、望郷の念を描いた場面もあり、今を生きる現代人が忘れがちなものを思い起こさせてくれる、自信をもって人に薦められる番組であった。続編の放送を期待したい。
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何故24時過ぎの時間を「25時」や「26時」などと言うのか。「土曜26時」を「日曜午前2時」と言ったら、「頭がおかしい」と言われた。日付が変わっている以上は「日曜」と言っても何もおかしくない。日本語として考えておかしなことを言っていないのにバカにされる。時間軸を24時区切りにすることはできないのか。
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芸能人がホテルで過ごす様子を隠し撮りしたところを放送していた。最近、隠し撮りするものをよく見かけるが、倫理上良くない。見るたびに不快になる。他にも芸能人の自宅の様子を隠し撮りしたりする場面も見かける。プライベート空間に立ち入りすぎる隠し撮りは、人格権の侵害につながる。規定を作った方が良いのではないか。
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テレビ画面上で見られる各局の番組表だが、現在どこの誰が作ったものなのか表示されていない。キー局が作ったものなのか、系列局が作ったものなのか、明示してもらいたい。
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巨大なお好み焼きを作るという内容が放送されていた。何気なく見ていたが、その内容があまりにひどかった。通常のお好み焼きのサイズの6000倍のものを作るという企画だったが、挙げ句の果てには生地の水分量を間違えたとかで作り直しをし、6000倍の食材を無駄にする内容だった。たくさんの芸人が参加していたが、見ていて気分が悪くなった。世の中には満足にご飯を食べられない子どもがたくさんいる。このような内容のものがまかり通ることはあってはならない。
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クレーン車で人を吊ることは禁止されているのではないですか。大量の食べ物をネタにすることもやめた方がいいのではないですか。6000倍のお好み焼きは、一人で3枚食べても2000人必要です。そんなに現場に人はいるのですか。「残りはスタッフでおいしく食べました」と言っていますが、本当とは思えません。
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通信販売やテレビショッピングが多すぎる。通販は他のCMと違って、強引な手法で視聴者を引きつけ、その場で購入させるキャッチセールスに似ている。放送局はあざとい通販に加担するべきではない。
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「どの番組が」ということではなくて、どうしてお笑い芸人や、オカマやニューハーフなどといった、男なのか女なのか分らない人達がたくさん出てくるのか。視聴者がそれを本当に望んでいるのか。また、わけの分らないカタカナを用いて、ひたすら差別用語を作り出しては番組を作っている。ただ面白ければいいのだろうか。
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"ちょっとエッチな大人の恋愛ドラマ"ということだが、中年の独身女性が、若い男性を飲み屋や合コン会場のトイレに誘い、行為をするという考えられない設定が放送された。あまりに安易な設定で、コメディドラマなので、なおさら不快な気持ちになった。22時台のドラマで、若い方をターゲットにしているドラマなら、もう少し節度があっても良いのではないか。
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春と秋、年末年始のみだった長時間特番が最近では1年中やっている。しかも長時間特番の放送時間は長すぎる上、中身は薄く、同じ事務所所属の芸能人ばかりの内輪話だ。衝撃映像といっても同じ映像の使い回しだ。どのチャンネルに替えても同じ内容でマンネリ化している。長時間特番の影響で、後続の深夜のニュース・スポーツニュースや深夜の番組が繰り下げられる。視聴率対策だろうが、長時間特番のレギュラー化は止めていただきたい。
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ツイッターなどで、視聴者の声を番組に同時進行で反映させる番組が増えてきたが、客観性は疑問だ。試みは斬新だが、ネットを頻繁に使う層に限られるため、世論を客観的に反映しないという決定的な陥穽がある。組織的世論操作に利用される恐れが高く、客観性を担保する放送基準策定と各局の遵守は必須だ。憲法改正、消費税、社会保障、雇用、TPP、教育などで組織的書き込み工作があり得るから、注意が必要だ。
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女子スケート選手に対するコメンテーターの発言は、放送の公共性を著しく欠いていた。主観的な好悪での物言い、表層的な見地からの決めつけは、一般人の井戸端会議ならいいかもしれないが、公共の電波を使っての発言としては、如何なものか。マスコミは個人攻撃の場でも、揶揄する場でもない。
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人混みの観光地で芸能人4、5人が歩きながら箸と茶碗でご飯を食べていた。転んだらどうするのか。何かの拍子に箸で子どもの目を突くようなことがないと言い切れるのか。箸や棒を口に入れて歩くな、と躾ける立場の大人の行為とは思えない。礼儀作法もここまで落ちるものだろうか。本当に情けなく、怒りがこみ上げてきた。
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両腕がどんどん巨大化する女性の映像が番組の冒頭に流されました。世界に約500例しかない難病で、体の一部が大きくなる病に侵されている人の映像でした。その人は苦しみながらも、かすかな希望を持って生きています。このシーンをほかの巨大なものとして放送された「怪物・巨大ダコを追え」や「大きなスケートボード」などと横並びに流していいものでしょうか。小学生の二人の子どもに、この映像をどう説明したらいいのでしょうか。小中学校で、イジメの事件が連日報道される昨今、身体的な特徴が少しでもあればイジメの対象になる。こんな「イジメ」「差別」を助長しかねない映像を流していいのでしょうか。
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今期のドラマには色々なところで生々しいいじめシーンや犯罪に近い暴力シーンが数多く放送されています。人気の俳優や女優が出演していることもあり、真似をするようなことが起こりそうで、とても心配です。いじめを紹介するような放送の仕方に疑問を感じます。
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AD一人をプールや海へ突き落として笑い者にしている点に、疑問を覚えた。稼働中の電源機材と共に背中から不自然な体勢で落水させ、命の危険を感じさせるものだった。何より、特定の個人に対するこのように暴力的な行為は、「いじめ」を彷彿とさせる内容であり、それを笑い者にして視聴者の笑いを得ようとする行為もまた、「いじめ」の助長につながるのではないのか。
【ラジオ】
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DJが「歯並びが悪い人は口が臭そう」などと、人を見た目で判断する発言をしていました。その事にコンプレックスを持つ方がいます。このDJは過激な発言が多く、起用し続ける局の姿勢にも疑問があります。
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出演者が食べ物を食べながらしゃべることがあります。音をさせながら話すのを聞くのは、かなり不快ですし、公共のマナーとしても良くないことです。番組内では出演者が道徳やマナーについて語っていますが、矛盾しています。
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日頃から、下ネタや卑猥な発言が多いが、リスナー宅にかけた電話に、たまたま子どもが出た。しかし、パーソナリティーは面白がって電話を続行し、子どもに卑猥だと思われることを言わせようとした。幸い子どもは答えなかったが、親の承諾もなく子どもを番組に出し、卑猥な発言を強要するのに驚いた。子どものトラウマになったらどうするのだ。
【CM】
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ある会社のCMだが、テレビ番組との音量の差がありすぎて不快である。家族の体調が悪く、テレビの音量を小さくして見ているにもかかわらず、大きな音が流れてストレスを感じている。CMは見たくなくても強制的に見させられているものなのに、視聴者を不快にすることは、如何なものか。強く改善を求める。
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子ども向けの番組が始まるので、小学校1年の子と10分程前から見ていたところ、ホラー映画のCMが2度放送された、子どもは怖がり、大人が見ても気持ち悪いと思った。心に傷を受けかねない。子どもが目にする可能性がある時間に、刺激のある映像を放送するのは、悪質ではないか。
青少年に関する意見
【性的表現に関する意見】
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バラエティー番組の中の夫婦のダブル不倫の話題で、性生活について取り上げられていた。夜の遅い時間なら分かるが、小さい子どもがまだ起きているゴールデンタイムにわざわざ取り上げなくてもいいのではないか。
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番組を見てもらおうと宣伝を流すことは理解できる。しかし、このドラマは性についての内容が多いらしく宣伝でもベッドシーンが流れる。番組内ならまだ分かるが、勝手に流れる宣伝にベッドシーンを入れることはいかがなものか。宣伝は選ぶことも出来ないし、子どもが見ることを考えた内容にしてほしい。これからますます過激な内容が放送されるのかと思うとヒヤヒヤする。
【いじめ・虐待に関する意見】
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最近のモノマネ番組は、された側の事を考えていない。良いところを真似るならいいが、本人が言わないようなことややらないようなこと、本人が嫌がることをするのは、モノマネではなく嫌がらせだ。子どものいじめなどの問題で、相手が嫌がることをするのが、問題になっている。どうせやるなら、ちゃんとしたモノマネをして認められるべきだ。
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アイドルグループの学力テストをバラエティー化していたが、番組内容は、学校の雰囲気作りをした中で、バカのランキングもして、バカをつるしあげるような企画であった。似たようなことを現実の世界でもやってみようと思わせる内容であり、憤りを感じた。子ども達に誤解させる恐れがあり、このような番組内容は、いじめを助長する。
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イジメを題材にしたドラマだった。私は学生時代に5年間イジメを受けていた。過去に傷を負い、大人になっても傷を思い出すことは多々ある。極力忘れようとしているのに、まさかテレビドラマで、ここまでフラッシュバックさせられるとは思わなかった。こんなものを流しても、イジメなど減ることなどない。現実は甘くないと伝えたいのか。これが現実だと伝えたいのか。そんなことをテレビドラマで表現しないでほしい。
【報道・情報に関する意見】
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吹雪でお父さんが亡くなってから3ヵ月も経っていないのに、9歳の女の子にインタビューをしていた。自分をかばって父親が死ぬという異常事態を経験した子に対して配慮がなさすぎる。不愉快だった。
【表現・演出に関する意見】
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子役の女の子が芸人を殴ったり、ののしったり罵声を浴びせたりという内容だった。いくら企画とはいえ、子どもにこういうことをさせるのはおかしいし、面白いを超えて不快。こんな時間(注:深夜2時過ぎからの放送)に子どもを出すべきではない。この子自体にも問題はあると思うが、夜中に子どもを出すことはやめてほしい。