青少年委員会

青少年委員会 議事概要

休会

休会 – 2006年8月

中学生モニターについて

中学生モニターについて

今月は26人から、38件(一人で複数件の報告有)の意見が寄せられた。今回はドラマ12件、バラエティー・音楽とスポーツが8件ずつ、情報・ドキュメント・ニュースが7件、そしてアニメが2件、CMが1件だった。今月はスポーツが多く、また今月数多く放送された戦争関連番組についての意見がジャンルを越えて6件あったのが目立った。

  • ドラマでは、『マイボス・マイヒーロー』についてが3件。「芯から明るいドラマで何も考えず笑っていられる」「今までとは少し違う感じのドラマで新鮮」と好評意見が2件で、「ヤクザは嫌いです。だからケンカしているところがいやです。小さい子どもには悪いものなのかもしれません」という注文が1件。『誰よりもママを愛す』には「ほっとするような家族ドラマはとてもよい」と好評意見が2件、『ダンドリ』には「ダンス部の女子が頑張っている姿が印象的」という好評意見と「本当はもっと厳しくて辛い世界なのに、ぜんぜん甘い」という注文が1件ずつだった。
    また『火垂るの墓』を見たモニターから、「この時期には毎年多くの戦争ドラマやニュースをやっているが、身近なテレビで戦争の真実を知り、その恐ろしさを改めて感じることが、今の時代の私達にもできる大切なこと」という感想が寄せられた。
  • スポーツでは、プロボクシング亀田選手の世界王座決定戦について、「視聴率を狙い、試合が始まる前に引き伸ばしすぎ」という批判意見が3件。『女子バレーボールワールドグランプリ』にも「ゲストKAT-TUNの髪形や服装がそぐわない」、「パチンコのCMが不愉快」などの注文が2件あった。また高校野球には「一生懸命なプレーは見ていると熱くなる」と好評意見が2件寄せられた。
  • バラエティーでは、「スタジオのゲストが多すぎ、一度に何人もが一緒にしゃべり、何を言っているか分からなくなる」という注文が、『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中』に対して2件。また『ズバリ言うわよ!』2周年記念スペシャルには「暴力のところを特集する意図が分からない」、『ミュージックステーション』にも「1曲1曲終わるごとにすぐコマーシャルが入る」などと批判意見が寄せられた。
    また『天才!志村動物園』は「温かみがある番組で親近感がわく」、『月光音楽団』は「女優さんがバラエティー番組で見せる素顔は、意外なところとか、予想どおりのところとかあっておもしろい」、『24時間テレビ』は「障害がある人との交流が多くて良かった」などと好評であった。
  • 情報・ドキュメント・ニュースでは、小泉首相の靖国参拝報道に関する意見が2件あり、「ニュースの歴史の解説を聞き、韓国の人がデモをする背景がわかった」というのと「靖国参拝は、いいか悪いかは別にして、マスコミ報道が過激。ヘリコプターまで使う必要はない」というものだった。
    また、戦争を特集した『週刊こどもニュース』『日本の、これから』『報道2001』などについて、「実際の戦時中の映像を映し、どれだけ恐ろしいかがよくわかる」「いろいろ考えさせられた、こういう番組をもっと若い人が見るべきだ」などの意見が寄せられ、内容を真剣に受け止めていることがうかがえた。

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