青少年委員会

青少年委員会 議事概要

休会

休会 – 2007年8月

中学生モニターについて

中学生モニターについて

8月は、6月以前と同様ひと月ほどの間に見た番組の感想・批判・期待することがテーマで、25人から43件のモニター報告が寄せられた。 分野別ではドラマが一番多く21件、続いてバラエティーに関する意見が16件、あとはぐっと減ってアニメ4件、情報番組が2件となっている。

局別ではフジテレビ系が19件、日本テレビ系が12件、TBS系6件、NHK・テレビ朝日系・テレビ東京系が2件ずつだった。

  • ドラマでは、2週にわたって放送され命の大切さを訴えた「“千の風になって”ドラマスペシャル」への関心が高く、4人から意見が寄せられた。『家族へのラブレター』には、「公募で寄せられたエピソードをもとに映像化され、決して“遠い世界の話”ではないような内容なので、とても泣けました」。『ゾウの花子』には「お父さんがこの話悲しいよ、と言っていたので見ることにしました。本当に悲しい話で、戦争は本当に残酷なんだなぁと思った」。『はだしのゲン』には「たった一つの爆弾のせいで、平和で楽しかったゲンの家庭はひきさかれてしまったのです。核兵器はこの世から廃絶すべきです」、「ご飯や食べ物がない中で、生きていくというのはとても厳しいです。僕もこれからは食べ物を残さずきれいに、文句を言わずに食べたいです」の2件。いずれの番組も好評だった。
    3件意見があったのは3番組で『花ざかりの君たちへ』は「すべてが楽しくて、批判するところとか全然ありません。友達との会話のたねにもなるし、親とも楽しんでいます」などと好評だった。『探偵学園Q』は「私はいつもどんなトリックなんだろうとワクワクして見ている」など謎解きが楽しいと好評だったが、「死体がそのまま出たりして怖いです」という指摘もあった。『パパとムスメの7日間』は「ほかのドラマとは別の印象を1話目から受けて、とても楽しかったです。今ではしっかり毎週見ています!」などと概ね好評だった。
    また2件意見があったのは『ファースト・キス』と『ライフ』で、前者は「内容がすごく見てみたいと思ったし、見てからは物事をハッキリ言うところがイイと思いました」「期待してみたが、期待はずれ。2話目からは見なかった」と意見が分かれた。後者は、いずれも男子からだったが、「イジメについてマジメに考えている良いドラマだと思います」「最近クラスで話題の番組で、人気があると思います」と肯定的な評価だった。しかし1人は「僕が番組を見て思ったことはいじめをする側はやりすぎているということです」と書き加えている。
  • バラエティー分野で目立ったのは『24時間テレビ』で、4件意見が寄せられた。「1つ1つの内容が、前回よりパワーアップしていて感動でき、面白い内容も盛りだくさんでした」、またマラソンも「欽ちゃんが頑張っている姿に感動しました」と概ね好評だったが、「普段は別にお金を寄付したりしてない人でも、この番組に出るとすごくいい人みたいになっている」「例年通りなら100km以上走っているのに、今年は70kmだった」などの注文もあった。そして裏番組の『脳内エステ IQサプリ』と『めちゃ2イケてるッ!』が、「芸人の立ち位置が変わる瞬間」・「24時間対抗テレビ」などとパロディーを放送したことについて、「ここまですると日テレで一生懸命がんばっている人たちにも失礼だと思いました」という批判意見が寄せられた。
    また『あいのり』には「内容はとても面白かったが、台湾に親日派の人が多いのは何故というコーナーで、さも日本が行った同化政策が正しく、台湾に利益をもたらしたかのような放送を行っていた」という意見があった。
  • その他、アニメでは『ハヤテのごとく』に「良いパロディーが詰まってる」、『コードギアス 反逆のルルーシュ』に「2期を楽しみに待ちたい」などの意見があった。
    情報番組では『王様のブランチ』が、「さまざまなジャンルの旬な情報を教えてくれるローカル番組だ。ローカル番組なのがもったいないと思う」と好評だった。

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