放送倫理検証委員会

放送倫理検証委員会 議事概要

第64回

第64回 – 2012年10月

日本テレビ『芸能★BANG ザ・ゴールデン』通知・公表について

フジテレビ『めざましテレビ』委員長談話公表について

第64回放送倫理検証委員会は10月12日に開催された。
10月4日に「意見」を通知・公表した日本テレビの『芸能★BANG ザ・ゴールデン』と、10月3日に委員長談話を公表したフジテレビ『めざましテレビ』について意見交換を行った。

議事の詳細

日時
2012年10月12日(金) 午後5時~6時30分
場所
「放送倫理・番組向上機構 [BPO] 」第1会議室(千代田放送会館7階)
議案
出席者
川端委員長、小町谷委員長代行、吉岡委員長代行、石井委員、香山委員、重松委員、立花委員、服部委員、水島委員

日本テレビ『芸能★BANG ザ・ゴールデン』に関する意見の通知・公表

日本テレビの『芸能★BANG ザ・ゴールデン』で女性タレントと占い師の同居騒動を取り上げ、新聞の番組欄での告知や番組内のスーパー、ナレーションでこの占い師が出演するかのように表示しながら、実際に出演したのは別の占い師だったという事案。
放送倫理検証委員会は10月4日に当該局に対して委員会決定第15号の意見書を通知し、続いて記者会見をおこなって、これを公表した。事務局から通知・公表ついての報告があり、当日のテレビのニュースや新聞での伝え方をもとに、担当委員を中心に話し合った。

フジテレビ『めざましテレビ』ココ調・無料サービスの落とし穴』についての委員長談話公表

フジテレビの『めざましテレビ』が6月6日に放送した「無料サンプルの落とし穴」企画で、化粧品会社からの電話を意図的に36分間も引き伸ばし、隠し録音を安易に行ったという事案。委員会は2度の討議を経て10月3日に『委員長談話』を公表した。談話では、この事案に放送倫理違反がありながら審議対象としなかったのは、隠し撮り(録音)された被害者への謝罪が受け入れられており、的確な訂正放送や研修など自主・自律による是正策も適切に行われているうえ、隠し撮り(録音)という取材方法が不適切であったとの結論だけのひとり歩きが、真実追究の意欲を持った放送人の足かせとなる恐れがあったからであると説明している。
委員会では、談話の公表の経緯と反響が報告され、また談話の内容についても再確認がされた。
(注:「意見」および「委員長談話」は既にホームページに掲載

以上