視聴者からのご意見

2008年3月に視聴者から寄せられた意見

2008年3月に視聴者から寄せられた意見

2008年3月に電話・ファクシミリ・郵便やBPOのHP経由で「BPO視聴者応対窓口」へ寄せられた意見は1,090件で、2月と比較し281件の減少であった。これにより2007年度の視聴者意見の総数は16,993件(対前年度比5,961件、54%増)と過去最高となった。

意見のアクセス方法の割合は、Eメール58%、電話36%、ファクシミリ3%、郵送ほか3%で、前月とほぼ同じ傾向である。(*Eメール数には同一人の多数意見を含む)

男女別は男性72%(前月比4%増)、女性26%(4%減)、不明3%となっている。

世代別では30歳代(20%)、40歳代(13%)、20歳代(11%)、50歳代(8%)、60歳以上(8%)、10歳代(4%)の順となっている。

2008年3月に視聴者から寄せられた意見 1,090件

BPOに寄せられた意見内訳

意見分類 2008年3月件数 年度累計
人権等に関する意見 9 件 145 件
放送と青少年に関する意見 121 件 [ 意見内容 ] 2,214 件
放送番組全般にわたる意見 577 件 [ 意見内容 ] 7,554 件
BPOに関する意見・問い合わせ 30 件 983 件
その他(放送関連以外) 353 件 6,097 件
意見件数 計 1,090 件 16,993 件

視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局が特定したものは当該局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は428件(35局)で、前月からおよそ200件の減少となった。前年度累計6,380件、延べ452局(対前年度比2,164件、51%増)。

意見概要

人権等に関する苦情

3月中にBPOに寄せられた視聴者意見のうち、放送人権委員会関連の苦情の内訳は次のとおり。

人権関連の苦情[9件]

  • 人権に関する審理・斡旋の要請・・・・・・・ 9件
    (個人又は直接の関係人からの要請)
  • 人権一般の苦情や批判・・・・・・・ 0件
    (人権問題、報道被害、差別的表現など一般視聴者からの苦情や批判)

番組全般にわたる意見

3月の放送番組全般(人権、青少年を含む)の意見総数(1,090件)のうち【情報ワイド番組・バラエティー番組】を中心とした意見が792件(全体の73%)で、前月の1,117件から325件の減少となった。内容としては”不適切な内容や発言・表現、不適格な出演者”(515件:全体の47%)、”低俗・下品な番組”(162件:15%)、”モラル・倫理観の欠如や局の責任・処分”など(115件:11%)である。

次いで【報道・情報番組】に関した意見が413件(全体の38%)で、”取材・報道のあり方、放送のあり方”(214件:20%)、”放送の影響と公共性、メディアの規制、言論・報道の自由”など(144件:13%)、”公平・公正な報道への要望、偏った内容批判”など(55件:5%)となっており、【情報ワイド・バラエティー番組】【報道・情報番組】のいずれも前月から減少している。年度累計:【情報ワイド・バラエティー番組】への意見は11,401件(全体の67%)、【報道・情報番組】に関する意見は10,372(全体の61%)。

3月の意見の特徴としては、新たに発生したものでは、女性歌手のラジオ番組における『名古屋国際マラソンに出場した有力選手や主催者に対する侮辱的発言』などを中心とした歌手批判が54件、『チベット報道と中国批判』および『暫定税率・ガソリン価格関連意見』がそれぞれ27件、情報ワイド番組の『医療問題・病院のコンビニ化を容認』した司会者発言への批判が16件、動画サイトに投稿された「子犬を崖下に投げて殺す米兵」の映像を放送したことへの批判や抗議が13件寄せられた。

また、継続して寄せられる意見としてはワイドショー番組批判(報道のワイドショー化を含む)が112件、バラエティー番組や出演者(お笑い芸人)批判が61件、『捏造、やらせ、情報操作をしている番組』との批判35件、『ゲームによる影響を伝える番組への批判』が23件となっている。

なお、「放送と人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)」への苦情(9件)とは別に、放送番組全般の意見の中で「人権問題や報道被害ではないか」との提起や批判が121件寄せられている。年度累計:2,314件(全体の14%)。

【放送局の電話対応や応対の姿勢】に関する苦情・抗議は140件で前月から54件の減少となった。年度累計:2,398件(全体の14%)。
【CM関係】「不適切な表現・内容」などの指摘を中心に112件の意見(前月比8件減:パチンコ台CM批判やヤマ場のCM、不快な番組の予告CMに対する苦情など)があった。年度累計:1,034件(全体の6%)。

青少年に関する意見

3月にBPOに寄せられた意見のうち、放送と青少年に関するものは121件と先月に比べ50件以上減った。今月も「低俗だ、下品だ、モラルに反する」という意見が30件と目立つ。また、パチンコCMに対する批判が今月も9件あり、報道番組で、インターネットで非難を浴びている”子犬を投げる映像”を流したことに対し、青少年委員会にも6件の批判意見が寄せられた。

BPOに関する意見

30件の意見・問い合せのうち、BPOへの意見は5件、問い合せは25件であった。年度累計:983件(全体の6%)。

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 中国のチベット自治区の事件はマスコミの伝え方が非常に表層的な感じがする。元々チベットは山岳地帯の厳しい環境の中、インドで始まった仏教が独自に発達しそれがチベット民族の文化の根幹になっていて独立国であっても不思議でない国だ。それを中国が前王朝清に版図が最大限に広がった時の領土を自分達の都合が良いからと採用し、軍事力にものを言わせて侵略し中国の領土に組み込み、同化政策と言いチベットの文化などを否定してきた。こういう状況で独立を訴える側と、それを死刑なども含めた刑罰で罰し押さえつける側とではどちらが正しいかなど火を見るより明らかだ。それなのにテレビの報道は「チベットのラサで暴動が起きました」「中国が軍隊を使って弾圧しました」「それによる死者の数が双方違ってます」等、そんな表面で起きていることしか報道しない。その上で毒入り餃子の時のように、報道に割く時間を短縮して国民が忘れることを望んでいるのだろうか。
  • 痴漢冤罪事件について、女性が実行犯なのに犯罪者として実名などが公表されないのはいかがなものか。このようなことがまかり通るならば、女性はいつでも事件をでっち上げることができるではないか。犯罪者は犯罪者としてしっかりと社会的責任を負わせるべきだと思う。
  • マスコミは石原都知事の新銀行東京への400億円追加出資案のみにスポットを当て報道している。報道に深みがない。新銀行東京の今までの事業を検証し、400億円を追加出資後の計画を検証する能力はないのか?石原都知事は定例会見をずっと行ってきたにも拘らず、マスコミの記者たちは新銀行東京の事業について質問することがなかったのか。記者会見の発表報道しかしないマスコミの姿勢にはあきれる。記者たちは結局、都民の税金の使われ方に興味がないのだろう。会見で発表された内容を記事にするだけなら東京都に記者会見原稿をデータでもらえば良い。400億円追加出資案の後に新銀行東京の焦げ付き金額の報道が続くとは情けない。マスコミは自戒すべきだ。
  • 沖縄少女暴行事件は少女側の告訴取り下げにより不起訴処分とされた。法律上は不起訴でも、沖縄県青少年保護育成条例には接触するはずだ。取材した記者達は警察発表でその事に対してなぜ何の質問もしないのか?不起訴処分になる前のテレビ報道は、米兵に対して人権侵害とも思えるような報道を行っていたように思える。
  • 最近のテレビ報道で、気になっている事が二つある。一つはイージス艦と漁船の衝突事故で、海上での捜索が打ち切られたタイミングについて、各局ともその時期が適正であるかどうかの検証を行わなかった点である。漁協が捜索を継続するにはいろいろと制約もあっただろうが、海上保安庁、自衛隊が海上での捜索を打ち切ったのは時期尚早ではなかったか。漁船の行動の正当性を検証せず、あれほどイージス艦の責任を一方的に報道していたテレビ各社が、捜索打ち切りに疑問を呈しなかったのが不思議である。もう一点は、殺人容疑で米国に起訴された元社長がサイパンで逮捕され、アメリカ本土への移送が論じられているのに、それを日本のメディアとして批判しないことである。カリフォルニアにはそれを決めた州法があるのかも知れないが、邦人が他国の領土内で法的な不利益を被っているのに、安易にそれを認めてしまって批判追及しようとする報道姿勢が見られないのはおかしいと思う。まるで「一事不再理」の原則などどうでもよくて、元社長の逮捕の今後を期待しているように感じられる。
  • 大阪地検特捜部が、相続税法違反で大阪市生野区の姉妹2人を逮捕したニュースを不適切な表現で伝えていた。長女の会社役員と四女の会社役員が亡父の遺産を隠し、相続税では過去最高の28億6千万円を脱税した事件で、民放各局は韓国名で報道していたが、NHKは日本での通名で伝えていた。このような伝え方は、日本人姉妹の犯罪との誤解を与えかねない。報道機関は外国人の犯罪の場合、通常は本名で伝えているが、今回は余りにも在日韓国人に配慮した報道姿勢だ。局に意見を伝えたが「局のガイドラインに沿って総合的に判断した」との応対だけで具体的な根拠についての説明はなかった。
  • 茨城の連続殺傷事件の報道で、「ゲームに影響を受けた」と解説しながら殺傷事件の現場をまるでシューティングゲームのような映像を使いゲーム感覚で紹介していた。画面を見ていると非常にリアルな感じを受ける。この事件に限らず、過去にもひとつの事件報道後に類似した事件が起こっている。これはマスコミが事件の詳細までを伝えるせいではないかと思う。事件の報道に効果音やシミュレーション的なものはいらない。淡々と伝えていただきたい。
  • 土浦の8人殺傷事件や岡山の突き落とし事件などの報道に関して、ゲームやマンガが原因であるかのような報道が繰り返されている点に問題を感じている。土浦事件は「家庭内での会話すらほとんどなかった」、岡山事件は「経済的な事情で大学進学を諦めた」「就職活動が難航していた」という背景も報道されたが、ワイドショーなどでは「ゲームやマンガの影響」ばかりがクローズアップされていた。このような偏った報道はゲーム愛好者やマンガ読者などを心理的に圧迫し、またそれらの人々に対する偏見を助長して社会的排除状況を生み、さらに状況を悪化させてしまうのではないか?また、ゲームなどが犯罪の主因でなかった場合、本当の主因が見過ごされ社会的に改善されることなく放置され、第二、第三の事件が起きるのではないか?公平なニュース報道がされることを期待する。
  • 「悪徳リフォーム」について間違った認識の番組が数多く放送されている。先日も「本来は釘を打ってはいけない所に釘を打ったためにヒビが入った」と伝えていたが、指摘された場所は大きなヒビ割れを防ぐために釘で「背割れ」を入れる所である。また、同行していた建築家が「床下の換気扇は必要だ」といったにも拘らず、その後のナレーションで「不要な換気扇を付けられた」と伝えていた。家庭訪問で勧誘する悪徳リフォーム業者が多いのは事実だが、このように誤解を与える報道が、我々リフォーム業界に深刻な影響を与えている。
  • “春の企画”で宮崎の大手のタクシー会社の乗務員がインタビューされていたが、「今の会社は潰れるかもしれない」と発言し、会社名も放送された。この会社は今、民事再生中であり再建している状態で、このような発言が放送されることにより風評被害を受ける危険がある。実際、この会社に電話をしたが、「問合せがあり返答に困っている」とのことだった。この番組は録画であり、編集の段階で調整できたはずだ。社名を出す必要があったのか疑問に思う。
  • 3月12日、主婦である私の娘が江東区で買い物中にテレビ局の取材を受けた。番組名は聞かなかったが、「食の安全」に関する消費者の動きを探るのが狙いらしい。担当者は娘の自転車のかごの中の品物に気付くや、「ああ、これは○○ですね」「おや、△△も買ったのですね」等と言いながら娘が制止する間もなく、品物をどんどん買い物袋から取り出した。非常識な態度に呆れた娘はそれ以上取材を受け続ける気も失せ、話の途中で逃げるように帰って来た。他人の買った商品を勝手に取り出し、カメラに向かってそれらを見せるとはどういう神経の持ち主なのか?まともな社会人のすることとは到底思えない。テレビ局に電話で抗議したところ、応対者は丁重に謝ってくれたが、「番組名が分からなければ担当者を特定することは不可能」と言われた。悔しいが仕方がない。今回のような取材を二度と繰り返さないよう強く求める。

【不適切・低俗な表現や発言、モラルの低下、局の姿勢】

  • 新聞のラ・テ欄の番組紹介に「恐怖のアポなし訪問者(女性歌手)の今晩泊めろよコノヤロー!」とのタイトルが告知されていた。この礼儀を失した表現の酷さに番組を見る気も失せ局に苦情を伝えたが、驚いたことに「担当の者は今日はいません」「制作会社に苦情を伝えてください」と制作会社の電話番号を教えられた。つまり、局は制作会社から番組を買って放送しただけで、道義的責任は制作会社にあるという応対だった。各放送局には放送基準が定められていると聞いている。どのような番組であれ、そのタイトルや内容については、最終的にはその番組を放送した放送局の問題だと認識すべきである。
  • 世界卓球選手権大会の放送で、ライブ放送ではないのにライブ放送と思わせる字幕を画面に表示していた。試合の区切りや合間に、日本にいるキャスターと女性アナがつなぎのおしゃべりをして放送を煽っていた。その時の画面右上に、実際の試合は既に終了しているのに【LIVE】という字幕表示を出している。試合のビデオが始まると、【LIVE】という字幕表示は消している。実に巧妙なダマシである。インターネットやニュースで試合結果が発表されていたので分かった。数日間は自分も騙されていた。厳重に警告してほしい。
  • 土曜日夜の”新たなお笑いスターを生み出す”ことを売りにしている番組の出演者の芸がひどかった。皇后さまと同じ「みちこ」を名乗り、巫女さんの扮装をして神道を徹底的に侮辱するものだった。その異常な振る舞いにはユーモア精神は全く感じられず、芸とは呼べないものだった。信教を茶化すコントは昔からあったが、それでも信教に対する畏敬の念がどこかに感じられたからこそ笑えたのであり、彼女の芸のように、皇室を含め日本人の心の拠りどころを踏みにじるような内容では誰も笑ってくれない。
  • 回転寿司の皿は何枚あるかを100人の芸人達が店の寿司を食べ尽くして調べるというバカな大食い企画をまたまたやっていた。貴重な食料を意味もなくむだに消費する大食い番組は止めろとこれまで再三抗議してきたが、一体いつになったら分かるんだ。テレビ局の人間にはプライドがないのか。こんなバカ企画ばかりを繰り返さず、もっと頭を使って優れた企画を立案し、世のためになるような番組を放送してくれ。それからもう1点、最近は、こんな下らない番組を提供しているスポンサーはどこかと興味を持ってチェックしている。視聴者の番組批判はいずれスポンサー批判につながることを番組を提供する企業は認識すべきだ。
  • タレント出身の2知事は47人の都道府県知事の一人となったのだから、テレビを始めとするメディアはタレント同様の扱いをして騒ぐのをやめるべきだ。他の知事達は全国放送の番組に出ることもなく地道に職務に専念している。その一方で元々有名人である二人の知事だけを特別扱いするのは公平ではない。これでは「我が県の知事も何が何でも有名人を!」と考える県民が増え、日本中タレント知事ばかりになっても不思議ではない。
  • 「どうして潰れないのか不思議な店」シリーズについて、これは侮辱罪が成立すると思われる。その商売にかかわる何の罪もない人々を侮辱したタイトルと内容。人を侮辱し、しかも公共の電波を使って面白おかしくみんなで笑い者にしているこの状況は、現在、社会問題となっている「いじめ」と何ら変わりない。この番組は倫理的に問題はないのか。
  • “カラダの謎を科学で解明”などともっともらしい謳い文句の番組で、体の不思議と言いつつ女性の身体部位をやたらと映しているが、今回は特に不健全だった。ブーツの話で女の子が白いビキニ姿になる必要があるのか。ルームサイクルを白いビキニとブーツ姿で漕がせたり、ブーツのニオイを嗅ぐ男性ソムリエに「ワインに例えると?」というコメントを求める。受信料を使った公共放送で一体何をやっているのか。この番組だけでなく、水曜日夜8時の暮らしの健康法を追求する番組も豆腐のテーマでビキニの女の子数人にお湯に浸からせる。金曜夜10時30分のバラエティーは下ネタばかり。セクハラだらけの”サラリーマンをターゲット(?)”としたバラエティー番組。NHKは根本的に改革が必要だ。
  • 毎週日曜日の昼間に放送されているいわゆる闇金、違法金融業者の話は犯罪者を英雄的に扱っている内容である。日本民間放送連盟放送基準及び同社放送基準には、「第10章 犯罪表現(66) 犯罪を肯定したり犯罪者を英雄扱いしたりしてはならない。(67)犯罪の手口を表現する時は、模倣の気持ちを起こさせないように注意する。」とある。関西のテレビ局が制作しているわけではないが、この映画、Vシネマを放送することを決定したのは関西のテレビ局である。放送基準の「犯罪者を英雄扱いしたりしてはならない」などの犯罪についての放送基準に大いに抵触しているので即刻、放送をやめるべきである。番組審議会でも闇金業者の英雄的映画を放送すべきかどうか検討してもらいたい。
  • 「大統領は私が撃った!!JFK事件45年目の衝撃」と謳った番組で”世界未公開映像”と紹介していたことについて週刊誌で批判されている。米現代史研究家が「告白VTRはDVD化されて販売され、日本からネット販売でも買えます。何が、世界未公開映像なのでしょう」と痛烈に批判している。当初この映像に強い興味を示しその信頼性について言及したジャーナリストでかつてキャスターも務めたゲストは最終的に「映像自体や表現は視聴者へのミスリードになる」と困惑していたが、この番組は過去にも問題になった経緯がある。
  • 「ふざけるな!ばかやろう」という台詞の”企画コラム”のラジオ番組の宣伝を数多く流している。番組は時間が決まっているので聞かなければいいが、番宣はいつどこで流れるかわからない。この件で局に電話をしたが、「番宣が始まったらラジオを消すか耳をふさげばいいだろう。東京キー局がプッシュしている番組だから番宣も多く流す」と言われた。ラジオが好きで40年近く聴取しているのだが、選択の余地のない番組宣伝で聞くに堪えない言葉遣いは止めて頂きたい。
  • 法律を扱う番組のレギュラーの弁護士は、「コラ」「バカ」などと言葉遣いが乱暴で態度も悪い。不愉快だ。こんな男は出演させるべきではない。また司会のタレントのバカな無駄話が多すぎる。
  • 関西のテレビ局の日曜午後の番組で、元教師の出演者が特定の職種(派遣)に対し「派遣はいつでも休める」と差別的な発言をした。私もつい最近まで派遣で働いていたが、公休日しか休めず公休日に社員が休む為に派遣が代わりに出て代休はなかった。自由に休めるのはろくに仕事をせず派遣に仕事を押付ける正社員のほうだ。企業の姿勢に問題があるし、社会全体も差別意識がまだまだ強い。
  • 3月27日(木)午後7時からの番組は余りにも人間を馬鹿にしている。こんな簡単に数百万円も貰えれば、誰もまじめに日々働かなくなるぞ。この番組プロデューサーの品格・人間的資質と、メディアで働く上での適性・才能を疑う。ネット難民、派遣社員などが溢れている昨今、もう少し番組制作に責任を持てと言いたい ! 見ていて腹立たしい。
  • お笑い芸人や芸能人が馬鹿騒ぎする番組は要らないし、マンネリ番組も要らない。過剰な報道や放送で注目を集めようと奔走する局、視聴率の為に手段を選ばない局も要らない。
  • 「平成のゴッドハンド~」として紹介していた柔道整復師は、あたかも患者に自分を医師だと思ってもらいたいかのように自らを「医院長」と呼んでいる。また、整骨院での施術内容は通常の柔道整復の範囲を超えた医師法違反すれすれと思われる行為である。この整骨院のウェブサイトをみると、本来医業の補助的行為を行うべき柔道整復師が「セカンドオピニオン」と称し、医療機関に通院する患者に対して意見を述べたりしており、違法行為である可能性が濃厚だ。このような柔道整復師を番組で「ゴッドハンド」などと持ち上げるのは、全く常軌を逸している。
  • 各地のテレビ局で放送されているアニメ番組で人間同士が岩などで殴りあい、最終的に人間をバラバラにして食べているというシーンがあった。本編では「○○ボケ」になっている人に暴力をふるい、突っ込みを入れるという、正常な人間が見るとは思えない内容で理解不能。凶悪犯罪に発展しかねないと思う。たまたま見てしまい、大変、傷ついた。すぐに放送をやめて欲しい。
  • 報道番組やバラエティー番組でよく見られるが、根拠もなく人間の性質を出身地で分けようとしている。関西地方や大阪府在住の人間を特別視するかのような番組がある。こういった放送は単なる遊びを超え差別を助長している。きちんとした資料や統計を示した上で各地方の取材を行なって欲しい。私の住む大阪府で例えて言えば、食い倒れ人形、万博公園、阪神タイガース、たこ焼き、道頓堀などが取り沙汰されるが、こんなものが大阪府の特徴にされると堪らない気持ちになる。他の都道府県と同様に素晴らしい文化があるのに、関西地方だけ「汚い」や「下品だ」という発言をお笑いタレントやアナウンサーがしている。

【番組全般】

  • 東京大空襲をテーマにしたドラマが3月10日、17日、18日に2つの東京キー局で放送された。このような、戦争がいかに悲惨で無意味で愚かなことであることを伝える真摯な番組が民放で放送されたことをとてもありがたいと思う。これからは戦争について学べる番組が増えることを期待する。各局がやらせや捏造など放送倫理を無視して視聴率至上主義の番組作りをしている今のテレビ界を批判的に見ている。一般視聴者を無視した芸能人の内輪話や共演者の罵倒、大食いなどのバラエティー番組や未成年の母、性同一性障害、できちゃった婚など過激な設定のドラマ番組が多い中でこのような良質な番組も制作されている。これからは各局が放送倫理を遵守し良心的番組を制作してくれることを期待する。
  • 3月9日(日)午後の番組で救急医療を取り上げた際、静観できない発言があった。救急医療は、不採算・多忙・控訴等から医師が燃え尽き、救急車受け入れが不能など社会問題となり、多面的討論が必要な問題だ。しかし、司会者が「社会の変化に対応できていない病院が悪い。コンビニ化すべし」と発言。今の政府の医療費削減政策の中では不可能だ。「医者不足は開業する医師が増えたからだ。楽に儲ける開業を制限すべき」に関しては、開業医も充足されていない地域は日本には非常にたくさんある。「結局、医師のモラルの問題だ」に至っては、医師のみならず劣悪な環境下で医療に従事する医療従事者全員に対する冒涜だ。また、彼は”町医者”という不適切な言葉を使っている。
  • 平日午前中のワイド番組の司会が「中国の一部である台湾は云々」と発言した。本心からそう言ったのであれば中国側に立った考え方であり「台湾と中国は別の国」という世界共通の認識に反する。日本人のコメンテーターとしてそのような発言は不適切かつ無責任だと思いテレビ局に訂正を求めた。すると「司会者は『台湾は中国文化圏の一部』との意味であのように発言したのではないか?」と苦しい言い訳をされた。近代史に疎い若者の中には、番組を見て「台湾は中国の一地方」と誤解した人もいるのではないだろうか?その点も心配だ。
  • 裁判員制度ありきの議論は困る。公共放送のラジオで裁判員制度の話題の放送をしていたが、裁判員制度はいかに良いかを語っていた。リスナーからの意見も肯定ばかりで「一部の反対派には腹がたつ」とのひどい意見まで紹介していた。裁判員制度について、反対派の意見はメディアでは展開されないのは何故か不思議だ。本では多く見るが、テレビやラジオは積極的に制度の欠陥や賛否をもっと議論すべきだ。これは多くいる反対派を封殺するだけだ。
  • 先日行われた名古屋国際女子マラソンについて、女性歌手の担当するラジオ番組で「高橋尚子選手を勝たせるために有力な選手をあまり招待しなかった」「無理をして出場したのは大金を受け取ったからだろう」と発言。この大会はオリンピックの選考試合であり注目し応援していたので耳を疑った。事実ならスポーツマンシップに反する行為だと思い、日本陸上競技連盟とラジオ局に事実確認の電話をした。ラジオ局は「担当者がいないので分かりかねる」とのことだが、日本陸連では「全くそんな事実はない」との事。どうやら女性歌手による単なる誹謗中傷らしい。公共の電波を何だと思っているのか?何の根拠も証拠もないのに「金銭疑惑」や「不正」があったかのように発言するなど、大会当事者や全ての関係者に対して失礼だし名誉毀損ともいえる。ラジオ局はつい最近も「羊水発言」で失言を放送したばかりだ。今回の発言は故意の悪口のようなので、失言より悪質ではないか?
  • 最近の民放のテレビは「報道」と「ショー」の区別が曖昧になっている。報道番組においてあるニュースを伝えるか否かのポイントは、その話題の持つ「重要性」「普遍性」「緊急性」等だと思うが、実際はむしろ面白さが重視されがちだ。例えば、「福井県の小浜市が米大統領候補者選びの最中にあるオバマ氏を応援している」というナンセンスな話題をニュースとして大々的に取り上げているが、これはおかしい。この程度のことはワイドショーの最後あたりで軽く触れれば十分である。報道番組と名乗る以上は取り上げるニュースをもっと厳選し、単に「面白いから」という理由だけで下らないことを大袈裟に騒いで伝えるようなことは慎んで欲しい。
  • 「全然」という言葉は、「全然~ない」というように「否定」に使う言葉だが、最近では放送でも「全然大丈夫」というような「肯定」の意味での使い方をよく聞き、何か違和感を覚える。また、「すごい頑張っている」もよく聞くが、「すごく頑張っている」が正しい使い方ではないのか?
  • ラジオのファンでいつも聴いているが、最近、どの局も「時刻告知」が少なくなって不便している。視覚障害を持つ方々にとってはラジオでの時刻告知はありがたいものだが、健常者でも時計を見られない状況と言うのは結構あるので、頻繁に時刻告知をして欲しい。生放送だけでなく録音番組であっても工夫次第で時刻告知が出来るのではないかと思う。また最近、ラジオで間違ったことを放送をした後で、訂正や謝罪がないことが多く気になっている。テレビでは直ぐに訂正や謝罪が入るのに、ラジオではそれがないのは何故だろうか。
  • 私は視覚障害者。ラジオだけでなくテレビも音声で楽しんでいる。ところが番組に対する「お便り」や「テーマ別の投稿」を呼びかける際、ほぼ全てと言って良いほどFAXかEメールでの送信を指定している。視覚障害者にとってそれは他人の介助を要する高いハードルであり、その時点でテレビ・ラジオから疎外されたような気持ちになってしまう。何とか我々が気楽に番組に参加する方法を工夫してもらいたいものだ。
  • 我々高齢者が見る番組がない。この歳になると足腰が弱くなり、会合や毎日の散歩も辛くついついテレビにかじり付くことになるが、民放は朝から晩まで馬鹿なお笑い芸人や、殺人ドラマを放送している。以前はNHKを中心に見ていたが、最近はNHKも民放と同じ馬鹿芸人が出演するようになり困惑している。ニュース以外見るものがなくなってしまった。
  • 月曜夜の放送で「薬剤師は病名を知らないので間違った服薬指導をする」と、薬剤師の仕事に対する不適切な発言がありました。調剤薬局の薬剤師は確かにカルテを見ることはできず病名を知ることができませんが、その分患者さまとコミュニケーションを図りながら、間違った服薬指導のないよう心がけています。それを番組では一医師の意見で全てを否定されてしまいました。そのような番組を制作し、放送前に事前のチェックもしないテレビ局の制作者に、自分の番組が薬剤師にどれだけの被害を与えたかを実感して欲しいと思います。そしてきちんと裏付けを取ったうえで訂正と謝罪を求めます。
  • 日曜日午前中の討論番組で「グレーゾーン金利撤廃は是か非か?」というコーナーが、あからさまなサラ金業者側を擁護する番組構成になっていた。特に放送時間終了間際に、多重債務者救済側の弁護士に対して「儲けすぎ」などの悪印象を植え付ける攻撃をし、反論の時間を与えることなく番組を終了したのは問題だ。この番組構成はあらかじめ周到にサラ金業者側の代弁を意図したものに違いない。サラ金業者はテレビのスポンサーでもあるが、社会的害悪の大きい多重債務問題については公正な番組作りを強く望みたい。
  • 民放各局が視聴率最優先で番組を作っていることは知られているが、視聴者は冷めた目で番組を見ている。距離を置き冷静にテレビを見ると、取るに足らない話題をアナウンサーたちが騒ぎ立てたりしているのが滑稽に見えるし、制作者の狙いも手に取るように分かるので面白い。昔ならすごいと思えたテレビだが、視点を変えると何だか馬鹿馬鹿しく映る。
  • 放送局のネット記事やテレビの字幕スーパーを見ると誤字が多く見受けられる。幾つか例を挙げると「北の湖理事長」が「北の海理事長」となっていたり、「痴漢で逮捕」が「ちかんで逮捕」と表示されていたり、時津風部屋事件で部屋の若い衆を「○○関(本来十両以上の関取のみに許される尊称)」と表示したりとムチャクチャになっている。いずれも準備段階で気がついて訂正は可能であったはずだが訂正された形跡すらない。メディアはもう少し緊張感を持つべきではないのか。

【CM】

  • 最近パチンコメーカーのCMが目立つ。パチンコがいかにも健全な遊びであるような印象を与える。パチンコがギャンブルであり、パチンコのせいで悲惨な暮らしを送っている人たちがたくさんいることは周知の事実だ。しかも、この業界にはいかがわしい面が数多くあることも事実。どうか、こうしたことを考慮して、パチンコメーカーのCMを流す事をやめればどんなに多くの人たちが救われることか考えていただきたい。民放は資金を確保しなければならないことは理解出来る。しかし、有望な若い人たち、そして、年金暮らしの老人たちのために、パチンコがいかにも健全な娯楽であるような印象を与えるCMは社会にとっては害毒。パチンコで人生を台無しにするのは自己責任の問題だが、やはり、そのような環境がなければ、悲惨な境遇に落ち込まずにすんだ人もいるはず。パチンコのCMを流さない放送局を応援する。
  • 民放がCMを流すのは当然のことであり、中には番組よりも優れたCMがあることも承知している。しかし、最近のテレビを見ていると、いわゆる「山場CM」のあまりの多さに呆れてしまう。その都度番組を中断され、CM後の本編は前の部分の繰り返し。山場CMの度に、「こんな商品絶対買ってやらないぞ!」と画面に向かって罵る毎日である。又、意図的なものであろうが、番組出演者がスポンサーのCMに出ている場合も珍しくなく、どこでCMに切り替わったのか気付かないこともある。このような紛らわしいCMの入れ方も避けて欲しい。
  • 怖い映画などのCMが放送されるが、制限をお願いしたい。今でも夜や夜中限定でCMが流れているかと思う。しかし、映像が過激すぎて大人の私でも気持ちが悪い。映画雑誌のみで宣伝しても、見たい人は見に行くと思う。宣伝だからという理由だけではなく、CMは何回も見るものなので視聴者が不愉快にならない程度に制限をお願いする。
  • 美肌効果のあるサプリメントのCMで「この放送後30分以内にお申し込みの方に限り○○円で」と言うが、30分過ぎて電話を掛けても受け付けてくれる。某社はコラーゲンの無料サンプル先着300名も受け付ける。他社の無料サンプルも「限定」と言いながら実際は無限だ。こんな放送をしていて良いのか。20歳を100として40歳だと何%、60歳だと何%と言われて、例えば60歳の人がそのサプリメントを飲んだら100%になるのかどうか、何%が良いのか何%になるのか検証してあるのかどうか。30分番組で同じ事を何回も繰り返し放送することですり込みや購買審理を煽る行為にならないのか。サプリメントと放送のあり方に疑問を感じる。
  • 「毒セリ」による中毒事故があったが、この遠因として「人工のものは危険で、天然のものは全て安全」という誤った認識の蔓延が考えられる。例えば「石鹸」や「化粧品」のテレビCMで「植物成分100%」「添加物ゼロ」と宣伝すると、多くの消費者は「それなら安心」と思ってしまう。しかし、天然の成分が全て無害であるという科学的な根拠はなく、イメージによる錯覚に過ぎない。「毒セリ中毒」も「自然のものは安全である」との誤解から起きたと思う。今後、こうした誤りを広めるような内容をCMから排除すべきである。

【BPOへの意見】

  • BPOの毎月の集計で、この種の意見が多かったと統計数字を示し、めぼしい意見をHPに掲載したりしていますが、毎月のように多く意見が寄せられる事柄についてメディアはそれを改善する様子が全く見られない。例えば霊能者や占い師と称する者の科学的根拠のない発言、大食い番組、またバラエティー番組における芸人の非常識な芸など全く変わっていない。これではBPOの存在意義は何もない。かつての主婦連の不適切番組に対する指摘や行動の方がずっとましだ。不適切な番組はメディアの責任ばかりではなく、そんな番組のスポンサーになっている企業にも問題があると思う。主婦連にもう一度立ち上がって欲しい。

青少年に関する意見

【低俗、モラルに反する】

  • バラエティー番組。片足とびで跳び箱を何段まで跳ぶことができるかということをやっていたが、すごく危険な行為だと思う。子供が真似をするのも心配だし、番組でやっている芸人の人たちも失敗して怪我をする場合もある。いくら芸人だからといって、このような危険なことをやらせるのはいけないと思う。
  • バラエティー番組。スタジオにいる子ども達を笑わせるためにいろいろな芸を披露していたが、非常に下品な内容だった。スタジオ内の子ども達に悪影響を与える。
  • アニメ番組。知り合いの家にいったら、学校にいく前の幼児が番組の真似をしてパンツもはかずに丸裸でふざけていた。明らかに番組の影響だ。いい加減この番組は止めて欲しい。
  • 最近の歌謡曲の歌詞は性描写が露骨で過激である。孫の教育上問題だと思っている。放送局はこの点を十分注意して放送して貰いたい。
  • 情報番組。”告白私のターニングポイント”という視聴者からの投稿を紹介するコーナーがあった。「私の夫」というタイトルでの告白は、その女性が3人の男性と同時に付き合っていて、ある日子供を身ごもった。そこまではよくある告白内容だと思ったが、子供の親を決めるのにあみだくじで決めたという内容だった。その様子を再現VTRで放送した。番組側もその事に関して注意するわけでなく、ただ笑って見ているだけ。あまりにも軽はずみな内容だと思う。再現VTRまで作って放送する局の神経を疑う。まして年頃の少年少女が見る時間帯に放送すべきではない内容だ。
  • バラエティー全般。テレビで自分の馬鹿さを露呈したり、喜んで馬鹿を演じているタレントが多くなり、馬鹿なキャラクターが面白いというような風潮が広がり、子ども達への影響が心配だ。タレントはやらせで発言しているのかもしれないが、全国へ敢えて恥をさらしているなんて本当の馬鹿であると思う。
  • バラエティー番組。自動販売機に関するクイズがあったが、そこで米国の「マリファナの自動販売機」の紹介があった。しかし、この番組は小中学生向けの番組でもあるのだから、マリファナなどを放送するのは教育上良くないのではないか?もう少し違う内容のクイズを考えたほうが良かったと思う。

【報道・情報に関する意見】

  • 報道番組。青少年の自殺報道のあり方に懸念を抱いている。秋田県の中学校の女子トイレで1年の女子学生が首を吊って死亡していた事件を、センセーショナルに報道していた。WHOは「メディアによる自殺報道のインパクト」について、テレビも自殺行動に影響し、テレビによる自殺報道の10日後までは自殺連鎖が発生するとしている。青少年に係わる自殺報道は、同世代の子供達に心理的に与える影響を配慮すべきである。
  • 報道番組。無差別殺傷事件の報道で執拗に「百本以上のゲームと共に血の付いた刃物が」「ゲーム的に人殺し」という表現をしていた。家宅捜索では他にも重要な事実が見つかったはずだが、何故「刃物が見つかった」という事実に「ゲームが見つかった」という事実だけを付随させたのか。 意図的に他の事実を隠匿せしめ、ゲームだけ誇張することでゲームによる影響を助長している報道ではないか?ゲームと一口にいっても、様々なジャンルがあり、ひとくくりにしてレッテル貼りを助長するような報道は避けるべきだ。またゲームだけが原因ではない。宮崎事件も奈良の放火殺人もその生い立ちは看過できないものだった。私もDSなど数十本のゲームを所持しているが犯罪者にはなっていない。ゲーム所持本数ではなく本人の生い立ちが主因だ。
  • 少年による線路突き落とし殺人事件は、茨城無差別殺傷事件の報道を見て、犯人は何らかの共感を得て殺害衝動に走ったに違いない。茨城殺人では「容疑者はゲームが好き」や「無職」などと報道された。共通性があると容疑者に共感し、同様の殺人衝動にかられる人間も出てくる。容疑者と同じ状態だから自分も殺していい、自分も同じことをしていいと思わせてしまう。ゲーム好きや無職などと一般性を言えば言うほど、共感を得る人間が多くなる。テレビが殺人衝動の一因になっている。
  • 地方で発生した青少年の犯罪は余程大きな事件や、犯人が逃亡中の場合を除き全国放送ではなく、ローカルニュースで伝えるべきだ。相次ぐ犯罪報道で春休みに一般に開放されていた校庭も、今年から関係者(クラブ活動)以外は立ち入り禁止の措置が取られ地域住民も困惑している。

【CM・番組宣伝に関する意見】

  • 頻繁に流れているパチンコ台のCMに怒っている。パチンコをしている人は大人だ。18歳以下の立ち入りを禁止している。金銭感覚を麻痺させる大人のゲームだ。一日にして大金を得たり財産が消えたりする、非常に危険な遊びだということを大人はわかっていても子供はわからない。何のCMかと興味を持たせる楽しいゲーム感覚で放送することが問題だし、パチンコ台のCM自体流してはいけないと思う。昔はパチンコ台のCMはなかったのに、なぜこんなに流れているのか?
  • テレビ業界全般に当てはまる事ですが、パチンコ及び消費者金融のCMが近年急増しています。何れも青少年を含め社会的な悪影響が大きいことはご存知かと思います。問題の背景にはインターネット普及に伴ったテレビメディアの広告収入の低減が原因となっていると察します。パチンコ及び消費者金融の問題は、近年の治安悪化、自殺率・自己破産の増加にも大きく影響が出ているのが実情です。しかしながら、パチンコ営業の違法性、グレーゾーン金融における人権を無視した過剰な取立て等に関するテレビメディアの報道姿勢は、多くの暗部を覆い隠し、倫理的にも大きく問題があると思います。メディアの公益性、中立性が損なわれることの無いよう、何卒ご検討下さい。

【動物に関する意見】

  • 報道番組。番組内で取り上げられたニュース映像に大変不愉快な思いをしました。そのニュースはユーチューブに投稿された「アメリカ海兵隊員が子犬を投げる映像が問題になっている」というものでした。ネット上のニュースでは「投げ殺す米兵」という見出しのニュースですが、それは、抵抗できない子犬に猫なで声で話しかけ、思いっきり投げ捨て、投げ捨てられた子犬は空中を飛び、地面にたたきつけられてキャンと鳴くといった実に残酷なものです。私は、このニュースを知った時に、辛くてとても見られないと思い、あえてネットにアクセスして見ることをしませんでした。それを、万人がスイッチをつければ見られるテレビで、子供や家族が夕食の準備などしながら見る可能性のある時間帯に流すなんて本当に良識のなさに驚きました。もしかしたら、真似をする人も出るかもしれません。テレビで、見るに耐えない映像を流すのは暴力です。今後、このような無神経なことは謹んで欲しいです。

【編成に関する意見】

  • ある番組の次にニュース番組が放送される場合、その番組の終了直後にニュース番組の予告が流れる事があるが、これは番組の余韻を台無しにしている。ニュース番組を次に控えた大抵の番組に言えるが、特に子供番組への悪影響が大きい。アニメ番組が終了した直後、間髪入れずにニュースの「速報です!○○で殺人事件!容疑者逮捕!」という扇情的でおどろおどろしい予告が流れる。先の番組の温かい空気が台無しになるし、視聴者の多くは幼児であるからニュース番組の予告を流しても視聴率は上がらないと思う。番組終了直後に陰惨・過激なニュースの予告を流すのは止め、せめて1分程は平和なCMを流して欲しい。
  • 子供達が学校から帰ってくる時間帯に、殺人ドラマを放送している。ゲーム感覚で殺人を犯すサスペンスやミステリーの殺人ドラマを公共の電波で放送している。しかし、青少年による殺害事件に関して報道番組に出演しているコメンターターは必ず、テレビゲームの影響と発言している。放送関係者は「表現の自由」が失われると開き直る前に、青少年の人格形成に悪影響を及ぼす「殺人ドラマ」を自主規制するべきである。

【いじめや虐待を助長する】

  • バラエティー番組。手取りの給料を子供の前で公開し、優劣を付ける品性のない内容。子供の間でお父さんの給料公開ごっこなどが学校で蔓延したら、所得の低い家庭の子供がいじめの対象になってしまう懸念すらある。お父さんの価値を給料の多い少ないで判断しているような印象があり、非常に不愉快。番組の作り方もイライラさせられる。順位を公開するフリップの紙を1位ずつはがす度にCMが入り、じらされる。まるで視聴者をバカにした作り方である。

【委員会に関する意見】

  • 男児ポルノに関する議事録を見た。表現の自由との関連性を訴えていたが、簡単な話で、女児の裸と男児の裸を同格に扱う。これだけでいい。「女児の裸はポルノ」「男児の裸は自然な姿」等と勝手な価値観で露出度に格差を設けるのがよくない。テレビで性器などを晒された男児は心の傷になると思うので、そういった被害に関しても訴えるべきだ。
  • 「男児の裸」について、映像で流すことに対する批判や、規制を強めるべきだという意見を読んだが、自分はそうは思わない。本人の自尊心を損なわず、不自然・不健康な感じにならない限り、男の子の裸はおおらかに扱うべきものであり、現在各番組で見られる程度の露出は容認されるべきだと思う。

【性表現について】

  • 情報番組。小学生男子が温泉に入るシーンで撮影の為に手ぬぐいを腰に巻いていたが、女性出演者が「いいよ~、ボクたちは隠さなくても」と言っていた。小学生女子だったらとしても同じ事が言えるのだろうか。子供の男性器はよくて女性器は駄目なのだとしたら男性差別である。猛烈に腹が立つ発言だった。

【非科学的なことに関する意見】

  • 情報番組。世界の恐怖映像として、心霊や霊現象なるものを十分な検証もせずに本当の事として放送している。放送基準第3章の 「児童および青少年への配慮には(20)催眠術、心霊術などを取り扱う場合は、児童および青少年に安易な模倣をさせないよう特に注意する」という条文に違反しているのではないか。また、霊感商法被害を煽るもので倫理的に許されないのではないか。

【言葉に関する意見】

  • 子ども達の言葉遣いの悪さに呆れている。例えば「美味しい」を「まいう~」と言う。その言葉遣いを注意しようものなら、「うるさい」「テレビでやっているから」と反抗的な態度を取る。お笑い番組が悪いとは言わないが、子ども達に与える影響を考えていただきたい。大人でもまともな言葉遣いが出来ない人を多く見ているので、このままではこの先の日本が不安だ。

【視聴者意見への反論・同意】

  • 知的障害を抱えながらも子育てに励み、少しでも進歩させるドラマをもっと放送してほしいという意見に大賛成。自分は毎回見ているが、感動を与えてくれるドラマだ。サスペンスや不倫を扱ったものよりも断然いい。こういった感動を与えるようなドラマをもっと作ってほしいと思う。

【その他】

  • 情報番組。小児がんで亡くなった男児の闘病記を見たが、つらくて見るに忍びない内容だった。家族が了承したのだろうが、小さな子供の臨終の場面まで放送しなくてもよいのではないか。同年代の子を持つ者としてあまりにも辛過ぎるシーンだった。朝から重い気持ちが一日中続いた。本編がゴールデンタイムに放送されたようだが見る気になれなかった。