光市母子殺害事件の差戻控訴審に関する放送についての意見
2008年4月15日 放送局:キー5局・NHK
「光市事件」の報道を検証する会から、「光市事件の差し戻し審報道では、あまりにも弁護団へのバッシングがひどく、事実関係についても間違いや歪曲がある。裁判員制度導入を間近に控えて、裁判報道のありかたについて、委員会で検証して欲しい」などと申し入れがあった事案。委員会は「集団的過剰同調」など3点を示して、テレビ報道が「巨大な凡庸」に陥っているのではないかと指摘した。
2008年4月15日 第04号委員会決定
目 次
- Ⅰ はじめに-事件・犯罪・裁判報道の重要性
- Ⅱ 光市母子殺害事件―差戻控訴審までの経緯と報道側の変化
- Ⅲ 33本、7時間半の番組-委員会検証の対象と方法
- Ⅳ 集団的過剰同調-本件放送の事例と傾向
- Ⅴ 刑事裁判-その前提的知識の不足
- Ⅵ 被告人報道-いわゆる「素材負け」について
- Ⅶ おわりに
2008年9月12日 【委員会決定を受けての在京6局の対応】
目 次
- 1.NHK
- 2.日本テレビ
- 3.TBS
- 4.フジテレビ
- 5.テレビ朝日
- 6.テレビ東京