広島県知事選裏金疑惑報道
委員会決定 第38号 – 2008年12月3日 放送局:中国放送
見解:ホームページでの当該報道の文字情報は放送と同視せず(意見付記)
1997年の広島県知事選挙において当時の知事の後援会組織等から裏金を受け取ったとの疑いを持たれ、中国放送のニュース番組で実名を報道された元県議会議員3名が、「事実無根の報道により大きな被害を受けた」として名誉権の侵害を訴えた事案。
2008年12月3日 委員会決定
放送と人権等権利に関する委員会決定 第38号
- 申立人
- A
B
C - 被申立人
- 株式会社中国放送(RCC)
- 対象番組
- 『イブニングニュース広島』内
「特集 藤田県政の闇 知事選裏金疑惑」 - 放送日時
- ① 2006年11月30日放送 標題「メモの現職県議8人が判明」
② 2007年 2月20日放送 標題「メモの現職県議、残る2人も判明」
③ 2007年 2月28日放送 標題「藤田知事の元秘書が供述『宮本県
議に30万円渡した』~疑惑の現職県議は11人」
④ 2007年 4月10日放送 標題「県議会選挙ドキュメント~あの人
たちは何を語った?~」
Ⅰ.申立てに至る経緯
- (1)苦情の対象となった番組
- (2)申立ての経緯
Ⅱ.申立人の申立ての要旨
- (1)名誉権の侵害について
- (2)被った不利益
- (3)放送局への要求
Ⅲ.被申立人の答弁の要旨
- (1)名誉権の侵害について
- (2)交渉の経過について
- (3)インターネットでの報道について
Ⅳ.委員会の判断
- (1)第1の申立てについて
- (2)第2の申立てについて
- (3)結論