青少年委員会

青少年委員会 審議事案

2002年2月

『笑う犬の発見』フジテレビ

『笑う犬の発見』(1月13日放送)に関するフジテレビからの回答

意見の要旨

  • 原田泰造が裸で局部だけ隠し、受付だかクロークの女性の頭上で腰を揺らし、股間を触らせようとした。芸人が裸になるのは勝手だが、一般の女性にああいう嫌がらせをするのを見て、震えるほど怒りを覚えた。教師をしていて学校の性的な問題にも関わっているが、このような番組を子ども達は笑って見て、「お母さんは固い」などと言うのに接して、学校での子ども達の言動(性的ないじめなど)に合点がいった。教育レベルだけの努力ではどうにもならないという思いをもった。

    (電話 女性 55歳 北海道)

  • タレントが下半身を丸出しにして局内を回り、受付嬢に局部を触らせようとした。やめてほしい。

    (電話 男性 34歳 鹿児島)

  • 受付嬢の顔に布で隠した性器を近づけた。一般の女性に対し、卑劣な行為だ。夜8時台に放送すべき内容でない。

    (Eメール 男性 21歳 宮城)

局の回答

番組中のご指摘の部分につきましては、演出上の行き過ぎがあったと深く反省しております。特に女性(実際には受付嬢ではなく、番組のスタッフですが)に対しての行為は、放送として許される範囲を超えていると認識しております。この件につきましては、バラエティー番組を担当しているプロデューサー会議でVTRを全員に見せ問題の所在を明らかにした上で、二度とこのようなことのないよう徹底指導いたしました。

また、今後は、放送の公共性・人権への配慮・青少年への影響などを十分考慮した番組作りをするよう、指導を続けてまいる所存です。

※ 前記回答文が委員会に届いたが、内容が不十分として2月13日、委員会は再度回答を求めた。