青少年委員会

青少年委員会 審議事案

2002年1月

『あの人は今!?“消えたヒーロー&ヒロイン…20世紀伝説の101人”』日本テレビ

『あの人は今!?“消えたヒーロー&ヒロイン…20世紀伝説の101人”』(1月10日放送)に関する日本テレビからの回答

意見の要旨

  • 午後7時からの番組で、小さな子どもも見る時間帯にみだらな映像が放映されたことに驚き、怒りを覚えた。番組の、性的映像に対する見直しをお願いしたい。

    (Eメール 女性 16歳 東京)

  • いかがわしい映像を流した(ストリップなどで働く女性の職場の模様が生々しく放映された)。小・中・高校生が目にするのは明らかであり、不適切。局に抗議の電話をしたら担当者は「抗議は覚悟」と開き直っている様子で、謝罪もなく、おごった感じが不愉快だった。

    (Eメール 女性 22歳 神奈川)

局の回答

「あの人は今」は、かつて活躍した内外の著名人の過去と現在を紹介する番組であり、人物を通してその時代に対する懐旧と、その人が今何をしているかという興味をリンクさせた娯楽番組です。

ご指摘の部分は、漫才師および80年代セクシー女優の過去と現在の姿を紹介するものでした。漫才師のコーナーは、過去一世を風靡した漫才師が現在は街のショーパブで懸命に働いている姿を紹介するものでした。一方セクシー女優については、80年代若者に人気を博したセクシー女優の当時の出演映画映像と現在の姿を紹介して、多様な文化の一端でもある若者のサブカルチャーを担った人たちにスポットを当てようと企図するものでした。

しかしながら、ご指摘のとおりショーなどの映像は、特別に配慮すべき青少年の視聴の多い夜7~8時台という時間帯の表現としては配慮が足りなかったと言わざるを得ません。一般家庭の視聴者の方々が嫌悪感や羞恥心を抱かれたとするならば誠に遺憾であり反省しております。

今後は、放送時間、素材の取上げ方、表現方法について十分配慮し、ファミリーで視聴できる「あの人は今」を目指したいと考えております。