青少年委員会

青少年委員会 審議事案

2001年11月

『弾丸!ヒーローズ』朝日放送

『弾丸!ヒーローズ』に関する朝日放送からの回答

意見の要旨

  • 「ビンタで悩みスッキリ」という“タレコミ”は余りにもひどかった。くだらない悩みを持った非常識な女性をよんで悩みを聞いた代表者(浜田)は、ビンタをする回数を決め、指名された芸人さんがビンタを受けていた。かわいそうだった。局と浜田、女性は謝罪すべきだ。

    (Eメール 男性 22歳 石川)

  • 罪のないお笑い芸人が暴力を受けていて引いてしまった。出演した女子大生も態度が悪く非常に腹が立った。制作局のコメントが聞きたい。

    (Eメール 男性 25歳 富山)

  • このコーナーはひどかった。人を殴って笑いを取るというのは問題がある。子どもにいい影響を与えない。

    (Eメール 男性 34歳 電話)

局の回答

朝日放送制作の「弾丸!ヒーローズ」の11月25日放送分の1コーナーで、様々な悩みを持った一般の方々を招き、タレントにビンタをして、ストレスを解消してもらおうという企画がありました。

放送後、弊社の視聴者センターに「ビンタとはいえ人を殴るのは暴力肯定につながらないか」「子供への影響が心配」などの声がよせられました。

貴委員会からもほぼ同様の意見が寄せられた旨のご連絡をいただきました。

こうしたご意見を頂く以前から、弊社の内部でも、同様の危惧がありました。

弊社にはこうした放送番組の内容をチェックする「放送番組検討委員会」(編成、制作、報道、考査などの部長クラスで構成)がありますが、「弾丸!ヒーローズ」は開始まもない番組でコーナーがまだ安定せず、直前の企画変更もあり、放送前のチェックが十分に機能しなかったと言わざるを得ません。

今後、企画・収録時のチェック、編集後のチェックなどを徹底する方針を確認いたしました。

なお、ビンタのコーナーはこの1回で終了する事を決定いたしました。

貴委員会にご心配をおかけした事を御詫び申し上げます。