青少年委員会

青少年委員会 審議事案

2001年5月

『ぷらちなロンドンブーツ』テレビ朝日

『ぷらちなロンドンブーツ』に関するテレビ朝日からの回答

意見の要旨

  • 「たま入れ」企画。参加する方もどうかと思うが、スタジオでならまだしも、路上でやるのは問題だと思う。見ている中には子どももいるのに。外でおおっぴらにやることで「別にかまわないことだ」という認識を与えてしまう。

    (電話 東京 女性)

  • 19日放送分。路上で女性に服を脱いで籠に入れさせるゲームで、ロンドンブーツが、「パンツを脱げ」「ストッキングを脱げ」とそそのかす。また、福岡での“ガサ入れ”では「セックスをいつしたか」「やっただろう」と言ったり、オナニーのことをあれこれ話す。こんなことを高校生が見る時間にやっていていと思うのか。許せない。

    (電話 大阪 男性)

たま入れ:

女性2人が1組となり、用意された籠に持ち物を投げ入れる。入ったものによってポイントが決まっており、決められた時間内で入れた物の合計ポイント分のクオカードがもらえる。

局の回答

まず、「たま入れ」というコーナーは、私有地、あるいは撮影許可を得た公園など毎回収録の為に借り切ったスペースにて収録しております。本企画は、自分の持ち物を籠に向かって投げ込むというルールに基づいた競技であり、投げ込むものとしてはカバン・靴・上着等を想定しております。

しかし4月19日の放送分では、ご指摘のような脱衣を促す表現があったことも事実です。ご指摘の部分が貴委員会の公表された「バラエティー系番組に対する見解」の中にある「公共の場所で見せることが社会通念として許されない行為」だとの印象を視聴者に与えてしまった事実を真摯に受け止め、今後は、脱衣をあおる部分の表現を控え、視聴者に不快な感情を抱かせたり、良識に反するような印象を与えないよう番組制作を行っていくことを確認いたしました。

なお「たま入れ」コーナーはレギュラー企画ではなく、もともと6月で放送を終了する予定のコーナーでした。

もうひとつご指摘にありました、4月19日放送分の「ガサ入れ」コーナーでは、取材対象である男女の恋愛観・交際過程等をインタビューする中で、ご指摘にあるような性に関しての直接的表現がありました。 今後は取材対象の男女の交際過程にまつわる性的表現に関し直接的な表現を避け、また、ことさら繰り返し強調するようなことのないよう心掛けてまいります。