青少年委員会

青少年委員会 審議事案

2005年10月

『ラジかる!!』日本テレビ

『ラジかる!!』に関する日本テレビからの回答

○同タレントを当番組に出演させた意図

この番組は夕方に家庭で視聴している主に若年女性層及び男女学生に訴求することを意図して企画したものです。リサーチの結果、ここ1年で大阪の劇場で若者たちに絶大な人気を得るようになった本人に出演交渉し実現に至りました。

○日本テレビに対する視聴者からの意見

スタートの10月から11月上旬までに電話とメールで総数30件余りのご意見を頂いています。主な内容は、

  • レイザーラモンは下品で卑猥だ。子どもが見ている時間帯で教育上良くない。
  • 夕方の番組には不向き。子どもも見ている時間帯なのでもっと気を付けて下さい。
  • この時間に出るのはおかしい。あのような言動は犯罪にならないのか。
  • レイザーラモンHGが気持ち悪い。
  • HGの下品さは主婦には不快以外の何ものでもないです。もう日本テレビは見ないつもりです。本当に腹立たしい番組です。作っている人の良識を疑います。

などです。

社内では視聴者からのご意見を制作現場に伝えると共に、各種会議で紹介し、意見交換しております。

○子供たちが多く見ている時間帯に放送していることへの配慮

「ハードゲイ」というキャラクターについて、本人に同性愛者への差別意識はなく、現状同性愛者からの批判的なご意見は皆無です。番組では常々「性をストレートに表現するパフォーマンスは控えるように」と演出・指導しており、本

人もいわゆる下ネタは使用せず、奇抜なファッションとパフォーマンスで視聴者を楽しませるパフォーマーに徹しております。また自身も、一線を踏み越えると視聴者の支持を失うことを知悉しており、当番組としては許容しうるパフォ

ーマンスを行っていると考えています。

○今後に向けての考え

今後一層青少年への影響を配慮した演出を行う予定です。

〔2005年11月10日付〕〕