『とんねるずの生でダラダラいかせて!』日本テレビ
『とんねるずの生でダラダラいかせて!』に関する日本テレビからの回答
意見の要旨
- 『子作り合宿』企画。“生命を授かる”という重大な出来事を面白おかしく興味本位に取り上げている事が不愉快。HPで企画の趣旨を読んだが「子どもを仕込む」という言い方、予定日に生まれたらお金を出す、というやり方、全てが命を軽く扱うような内容。番組を見た青少年が「命」の大切さを見失ってしまうのではないか?人気のあるタレントの影響は大きいのだからもっと慎重であって欲しい。
(女性、35才)
- 本人達が了解しているとはいえ、性生活についてのインタビューや、モニターによる覗き見は、いやらしい発言もあり、子どもに見せられない。しかも、子どもを作る事を面白半分に扱うのは問題がある。テレビは公共性があることを考えて欲しい。
(女性、36才)
子作り合宿:
子どもが欲しい夫婦たちが応募。合宿して医師の指導を受けながら子作りをする様子を隠しカメラで映し出し、後日妊娠しているか一斉にチェックする。もし妊娠していた場合、出産費用を番組が持ち、目標出産日ぴったりに出産したら出産応援金が出るなど、夫婦の「子作り・出産・育児」を番組がサポートするというシリーズ企画。(コーナー終了)
局の回答
平成12年8月30日、9月6日放送『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』の「子作り合宿」に対する回答をさせていただきます。
2人の男の子の父親である木梨憲武、そして来年には2人目の子どもが誕生する石橋貴明。この企画はとんねるずのそんな父親としての一面にスポットを当てたものとして立てられました。少子化が進む現在の日本において、ミレニアム企画として、とんねるずが生まれてきた子どもの命名をしたり七五三のお祝いをしたりと、21世紀元年に誕生した子どもと共に新たな世紀を歩んでいくということを目標にした長期企画の第1回目でした。
医学的にも、西新宿ナルミクリニックの岡崎成美院長から指導を受け、アカデミックに構成していく予定でした。
しかし、第1回目の放送において、表現方法や映像処理に配慮を欠き、本来の目的から逸脱した演出になってしまったことは否めません。
放送後に視聴者からのお叱りを頂く以前に、シリーズ化を考えていたこの企画を打ち切ることを決め、2週目(9月6日)に予定していた後半部分も半分以上カットし事実のみをシンプルに放送するにとどめました。また、その週に予定しておりました本企画第2回目の撮影も急遽中止いたしました。
今回視聴者に対し結果的に色々な面で配慮が足りない放送をいたしましたことに対して深く反省しております。今回の反省を教訓とし、スタッフ一同皆様に喜んでいただける番組を制作するよう努力いたします。