第254回-2023年2月
視聴者からの意見について…など
2023年2月28日、第254回青少年委員会を千代田放送会館会議室で開催し、榊原洋一委員長をはじめ8人の委員全員が出席しました。
まず、1月後半から2月前半までの1カ月の間に寄せられた視聴者意見については、クイズ・バラエティー番組や、子ども向け特撮ドラマに関して報告されました。
2月の中高生モニターリポートのテーマは「指定するドキュメンタリー番組を見た感想」でした。
最後に次回3月28日(火)の定例委員会冒頭で開くオンラインによる「中高生モニター会議」など今後の予定について話し合いました。
議事の詳細
- 日時
- 2023年2月28日(火) 午後4時30分~午後7時00分
- 場所
- 千代田放送会館会議室
- 議題
- 視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
2023年度の委員会開催日程などについて
中高生モニター会議の開催を含む今後の予定について
- 出席者
- 榊原洋一委員長、緑川由香副委員長、飯田豊委員、佐々木輝美委員、
沢井佳子委員、髙橋聡美委員、山縣文治委員、吉永みち子委員
視聴者からの意見について
1月後半から2月前半までの1カ月の間に寄せられた視聴者意見について担当委員から報告がありました。
クイズ・バラエティー番組で、急降下させた小型機の機内でインコが飛べるかどうかの実験をしたところ、「命を軽く見ているし、小動物には何をしてもよいと子どもに思わせてしまう」などの視聴者意見がありました。委員からは「『動物を扱うときには注意しよう』と確認する必要はあるが、このシーンが即虐待に当たるというのは難しいのではないか」等の意見が出されました。議論の結果、「討論」に進むことはありませんでした。
子ども向け特撮ドラマで悪役が、歩道橋の上で母親から乳母車を奪い、階段上から投げ落とすシーンがあり、その乳母車が異空間に吸い込まれ、その後の安否がわからないまま、放送が終了したことに対し、「不安を覚えた子どもの感情を救わないまま終わったのは問題だ」などの意見が寄せられました。担当委員は「一般的には、悪い行為があれば正義の味方が最後は解決してくれるという展開が期待されるが、この回はそれがない。解決されないということで、子どもが不安に思うのは当然あるだろう」と指摘しました。別の委員は「このシリーズでは、悪役もめったに死なない。問題のシーンで赤ちゃんが死ぬかもとハラハラする視聴者は、子どもを含めていないはずだという前提で制作されているのだろう」と述べ、また、「時代の変化の中で、アニメなど子ども向けの番組の演出や背景が変化してきていることをどう考えるか一般的に議論することは大切だと思うが、今回のこの番組を個別に取り上げる必要はないだろう」という見方も示され、「討論」には至りませんでした。
中高生モニター報告について
2月のテーマは「指定するドキュメンタリー番組を見た感想(民放連賞特別表彰部門最優秀番組など)」で、24人のモニターから報告がありました。課題とした番組は、2022年民間放送連盟賞[テレビエンターテインメント]最優秀『やったぜ!じいちゃん』(CBCテレビ)です。
生まれつきの脳性マヒで身体が不自由な愛知県の舟橋一男さん(74歳)を取り上げた番組です。印刷業を営みながら生き生きと暮らす舟橋さんの思いや家族とのかかわりを、CBCテレビが50年前に撮影した映像を交えて伝えています。
モニターからは「50年前も今も変わらずに明るく生きる姿にパワーをもらった」、「家族や周りの人が支えてくれるからこそ自分が生きていられることに改めて感謝した」「無意識のうちに偏見を持っていないか、ちゃんと自分を見つめ直さないといけない」などの感想が寄せられました。
「自由記述」では、「久しぶりにドキュメンタリーを見たが、人の温かさに触れられるいいものだと実感した」、「テレビ番組には間やゆったりとしたテンポがあってこその良さもあるので何でも倍速にして見てはもったいない」などの感想や意見が届いています。
「青少年へのおすすめ番組」では、『TV70年!蔵出し映像まつり』(NHK総合)に4人から、『東大王2Hスペシャル』(TBSテレビ)に3人から、感想が寄せられました。
◆モニター報告より◆
【指定するドキュメンタリー番組を見た感想】
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一男さんはたとえできることが周りの人と違っても、(妻の)瑞枝さんへの信頼のもと自分なりの生き方で胸を張って日々を過ごしているのが伝わってきました。一男さんと支えている周囲の方との間には上下関係というものはなく、お互いに一緒の幸せを共有しているのは素敵だなと思いました。瑞枝さんが一男さんの言葉を聞き取っている様子を最初から最後までカットせず見せていて、私も徐々に一男さんの表情、口の動き、手の動き、目の力の入り方などをじっと見るようになりました。人とコミュニケーションをするということは、こういうことなのだと実感しました。今は昔に比べて障がいのある方に対する理解が進みつつあるとはいえ、表に出ない形で偏見や差別の目があるというのは私も感じます。障がいのある方からそうしたことへの意見を聞くことはあまりないため、テレビを通してでも知ることができたのは良かったと思います。(高校1年・男子・兵庫)
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障がいがあっても大丈夫な世の中、何でもできる世の中にしようとしていることに心を打たれた。(50年前の)旅行の様子を見ていると、周りの人たちが必ずしも優しく受け入れてくれるわけではないんだな、と考えさせられた。当時の映像はモザイク処理がされていないので、周りの人たちがどう思っているのかがよくわかった。(中学2年・女子・山形)
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心に刺さるシーンは多々あったが、その中でも「人間は年をとったら必ず不自由になる」と一男さんが言っていたのが印象に残った。このドキュメンタリーは、不思議と「かわいそう」と思わない番組だった。それは、パソコンを通して自らの思いを綴ったり、車いすではあっても積極的に外出したりする一男さんのパワフルな姿が映し出されていたからだと思う。不自由ななかでもいきいきと過ごしている一男さん、末永く人生を楽しんでほしいと心から願える番組だった。
(高校1年・男子・東京) -
50年前に放送された番組では、障がい者の方々の旅行に対する周りの人の目線が今ではありえないくらい生々しく、ありのままに放送されていることに驚いた。昨今の出来事として神奈川県相模原市の「津久井やまゆり園」事件で被害者の多くの方の実名が公表されないということも取り上げていた。それは今もなお残る偏見、差別、また私たちがふだん実感しない社会の中に埋め込まれている不都合による面もあると思う。私たちと同じように考え、働き、そして人生を楽しむ尊厳ある人間の一人であるということを決して忘れてはならないと感じた。(高校1年・男子・愛知)
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私たちは障がい者とひとくくりにして見てしまうけれど、家族からすれば障がいがあることも普通のことで、娘や孫たちも自然に受け入れ、家族にとって笑顔の可愛らしいただのおじいちゃんなんだなと、自分が先入観を持って見ていたことを反省しました。50年前の景色は障がい者の人にとってもっと生活することが大変そうだと映像を見て感じました。その中で強い意志を持って生きているおじいちゃんの「不自由になっても楽しく生きられる社会にしていきたいと思っています」という言葉が心に残りました。(高校2年・女子・岩手)
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(舟橋さんが)50年前の映像を見るシーンではとても笑顔が多く、悲しみで感動するのではなく笑いで感動することができたシーンだと思いました。今までこのようなドキュメンタリー番組はあまり見たことがなかったので新鮮でしたが、とても見やすく、障がい者の方に対するイメージもかなり変わった番組でした。(中学2年・女子・山形)
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この番組からは「障がいを描く」という枠組みにとらわれないおおらかさと温かさも感じました。特に印象的だったのは、一男さんが瑞枝さんと桜が咲く公園に散歩に行く場面です。瑞枝さんが「昔は障がい者用のトイレがなかった」と言っていて思わずはっとしました。この番組は、あくまで舟橋一男さんという方にフォーカスし、「脳性マヒのある障がい者」とくくらないところに好感がもてます。様々な形の番組を通して障がいに対する正しい見方と理解が広まっていくといいと思います。(高校2年・女子・東京)
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(重い障がいのある人は)常に介護を必要として施設に入っていたりずっと家にいたりしていると思っていました。その認識は間違っていて改めるべきだと感じました。障がいのある人への世の中の考え方を変えるには、学校の授業で用いたりテレビなどのメディアで話題にしたりして、どのような病気なのか、その人はどのようなことがつらいのか、嬉しいのかなどの知識を持つべきだと思います。今回はじめて民放連賞の存在を知りました。もっと宣伝したり再放送をしたりして、いいテレビ番組を多くの人に知ってほしいと思いました。(高校2年・男子・福岡)
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家族や身の周りの人々が支えてくれているからこそ、自分が生きていられることに改めて感謝した。「人の温かさ」「人の支え」の大切さがよく伝わった。私は今、何不自由なく暮らしているが、実は多くの人に支えられ、いつも守られながら生きていることに気づいた。一男さんのように、周りの人たちへの感謝を忘れずに毎日を過ごしたいと思った。瑞枝さんたちのように、大切な人を支え、誰でも対等に、同じように接することができる温かい人になりたいと心から思った。(中学2年・女子・鹿児島)
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50年前に放送された番組を見た一男さんは「優しい目線、厳しく残忍な目線、立ち去る人の姿を風景の一部として捉えていることに今回、はじめて気づきました。今はぼかしをかけるため他者の目を見ることができず残念です」と個人史に書かれていました。その話を聞いたときに、その方のすべての気持ちや苦しさは理解できなくとも、「知る」という行為が一番大切だということに気づきました。番組を視聴した後に『ワンダー 君は太陽』という映画を観ました。そこで重なったのは瑞枝さんでした。お互いにとってなくてはならない存在であるのが画面上から伝わって来ました。守り、理解してくれる人がいるからこそ私たちは生きていけるのだと実感しました。 今回、ドキュメンタリー番組と映画を通して本当のメディアの使い方はこれなのでないかと思いました。“自分が普通”という考え方ではなく世の中には様々な人が生きていることを発信して伝えていくことが、テレビやエンタメが力を入れなければならないことなのです。(高校2年・女子・千葉)
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「津久井やまゆり園」事件のことや優生思想の話は聞いていてとてもつらく、なぜそういった考え方が残っているのか疑問に思ったと同時に、無意識のうちに偏見を持っていないかちゃんと自分を見つめなおさないといけないなと気が引き締まりました。50年前の番組映像を見て「障がい者を見る目」に着目されたことが驚きでもありましたが、今よりも厳しい目線が多かった時代に楽しく過ごす姿や、それを見ている家族もすごく楽しそうで、障がいの有無に関係なく楽しい時間を過ごすことはできるし、それを誰かが隔てることはないのだと感じました。私も一瞬一瞬を楽しんで家族、とくに祖父母との時間をもっと大切にしたいなと思いました。(中学3年・女子・群馬)
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障がいというものを知らずに生きる私たちの視線は障がいのある方々にとってはつらいことであって、他人が決めた普通というしばりにしばられないで生きることのできる社会に少しでも近づくことを願っています。この番組を見て、私も含めたくさんの人のこれからの自分の人生を生きる活力になったと思うし、前向きに考えることができました。人間には、一人ひとり自由があり、人権があり、くくりなどなく、みんなが自分の生き方をすること、戦争などはなんの意味もなく誰かが悲しむ。一男さんの生き方がそんなことを訴えているのかと思いました。想像以上に考えさせられることが多く、自分自身の生きる活力にもなりました。(中学3年・男子・北海道)
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メインテーマでもある(50年前に制作された)当時のドキュメンタリーを(舟橋さんと)見るというイベントが、テレビ取材だからこそ実現したことなのかなと思いました。50年前の(舟橋さんに注がれる)つめたい視線と、逆に今の温かく支えている家族の様子が対照的で学びにもなりました。(中学3年・女子・千葉)
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本人からでる言葉を中心に展開されていて生々しさというか、カメラを感じずに見ることができるドキュメンタリーの良さを感じました。全体として自然だったからこそ、孫への質問に制作の介入を感じてしまって残念でした。50年というところで取材の理由はわかるのですが、加賀の旅行は非常に短く、最後の野球観戦が最もタイトルに沿ってはいるものの、文脈が不自然だしあまりにも短かすぎるかなと。(高校1年・男子・埼玉)
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50年前の映像も出てきて、(障がい者に対する)扱いや周りの健常者の視線を(今と)比較することができました。番組のなかで舟橋さんが「今では周りの人々の顔がプライバシー保護の観点からぼかされているが、見えていた頃は良い資料だった」と言っていて、いろいろな視点から物事を見ることの大切さを感じました。もう少し孫とのかかわりの映像があったら、もっとタイトルを表現している感じで良くなっていたと思います。(中学1年・女子・千葉)
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50年前の番組(の映像)に衝撃を受けた。今では想像できないほど赤裸々に障がい者をとりまく社会を撮影していて、50年後である今、あの映像とどれだけ変わったものがあるだろうと、少し苦しくなった。50年前も今も変わらずに明るく生きる舟橋さんの姿にはパワーをもらった。舟橋さんのように常に問いかける姿勢を忘れずに自身も問い続けていきたいなと感じた。(高校2年・女子・埼玉)
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一男さんがいつも笑って生活しているのは、これまで社会を変えようとしっかりと自分の意見を持ち、逃げずに行動してきたからだと感じました。しかし、自分には(50年前の映像にあった)一男さんたちのもとから立ち去る人々のような気持ちがどこかにあったような気がして、このように全力で生き抜いている人がいることを知り、とても情けない気持ちになりました。これからは、障がい者の方に敬意を持ち、優生思想などの問題に自分ができることがないか考えてみようと思います。(中学1年・男子・山形)
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一男さんの行動力や努力はすさまじいものだと実感しました。また、私の偏見である障がい者だからできないという考えを、障がい者だからこそできることがあるという考え方に変わりました。昔の番組の映像を見て(一男さんが)言っていた「周りの目が厳しいときもあれば優しいときもある」という趣旨のことは確かにそうだと思います。そこは今も昔も変わっていないように思いました。すぐには難しいとは思いますが、そうした人たちをより尊重できる人が増えていけばよいと思いました。(中学2年・女子・東京)
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(障がい者に対する)自分の今までの考えは本当にただの偏見であったと思い知らされました。また、このご夫妻の強さに感動しました。一男さんの苦労は計り知れないですが、妻の瑞枝さんの苦労も大変なものだったと思います。二人で散歩をするシーンで、世の中はまだまだ障がい者の人に厳しいところがあるのだと気づかされました。(高校2年・女子・広島)
【自由記述】
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久しぶりにドキュメンタリーを見ましたが、人の温かさに触れられるいいものだと実感しました。(高校2年・女子・広島)
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私のクラスではニッポン放送のオールナイトニッポン55周年企画の話題で盛り上がっている。ラジオはテレビより影響力が小さいかもしれないが、個々の熱量は大きいメディアだと感じる。(高校1年・男子・愛知)
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若者は本当にテレビ離れなのか、という新聞記事を読んだ。確かに同年代の友だちもリアルタイムで見ている子は少ないが、TVerなどのアプリやサブスクなどを使っていたりする。テレビ離れというのは物理的なものではないかと感じる。(中学1年・女子・千葉)
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最近のテレビやラジオ番組は、「これだけで○○」とか「たったこの○○」など端的にまとめようとする。このまま端的にまとまった世界になれば、人間は思考というものをやめてしまうのではないかと思います。(中学2年・男子・山形)
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テレビの放送に関することではないが、最近テレビ番組を1.5倍速や2倍速で見る人が増えていると聞いた。テレビ番組には、間やゆったりとしたテンポがあってこその良さもあるため、何でも倍速にしてはもったいない気がする。(中学2年・女子・鹿児島)
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バラエティー番組の討論中に誰かが話そうとすると仕掛け人がそれをさえぎって話し始めるというドッキリのようなものを見かけた。正直、体を張ったりするものよりも嫌な気分になった。誰かが本気で嫌に思うドッキリはやめたほうがいいと思う。(中学2年・女子・山形)
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最近は「人を傷つけない」番組が多いと思います。例えばドッキリなどではなくチャレンジゲームだったり、ゲームで負けても罰ゲームなどがなくなっているように思います。一方トーク番組などで司会者の方が、特定の人が言ったことを全否定するような場面があり、少し不快に感じました。(中学1年・男子・山形)
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BPOホームページの「青少年へのおすすめ番組」には、かなり似たラインナップの番組が紹介されているようにも感じました。番組内容にプラスして「どのような点が青少年におすすめなのか」も紹介されていると、より興味をもってもらいやすいのではないかと思います。(高校2年・女子・東京)
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「青少年へのおすすめ番組」の欄にも関係するのですが、地方(局制作)番組を関東地方で放送することや配信することはできないのでしょうか。テーマや取り上げる内容が気になるものがあるのに見られないのは悔しい限りです。(高校2年・女子・千葉)
【青少年へのおすすめ番組】
- 『TV70年!蔵出し映像まつり』(NHK総合)
- 歴史の教科書で見る志賀直哉や松本清張といった偉人が出演していて驚きました。テレビは偉大なことを成し遂げた人たちのことばを話し方込みで記録できるツールとしてこれからも活躍してほしいです。(高校2年・男子・福岡)
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私が生まれていない頃の貴重な映像が残っていて、その時代を生きていた両親と話が盛り上がって楽しく見ることができました。こういう番組を定期的にやって欲しいと思いました。昔、花嫁、花婿探しの番組があり、募集している人の電話番号をテレビで載せていたことが今の時代では考えられずすごいなと思いました。社会の変化とともにテレビが変化していく様子を見ることができて面白かったです。(高校2年・女子・岩手)
- 『東大王2Hスペシャル』(TBSテレビ)
クイズのほかにもちょっとした観光地紹介があり面白かったです。一対一の早押しバトルが再開されて東大王のすごさがまたわかりました。(中学2年・女子・東京)
◆委員のコメント◆
【指定するドキュメンタリー番組を見た感想について】
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全体的にダイバーシティやインクルージョン(多様性や個々人の尊重など)といった教育をしっかり受けている世代だという印象を持った。障がい者に対する知識としてはきちんと持っているところに、改めて映像で見せつけられた感想なのだろうと思う。
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障がい者の視点に立ってみると自分が気づいていない差別があるのではないか、「普通」とは何かと自身に問いかけている感想があった。無意識のうちに偏見をもっていないかという深い洞察をしたことが伝わってきた。
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舟橋さんと周りの人たちとの関係について「上下関係はなく一緒の幸せを共有していて素敵だ」と書いたくれたモニターがいた。番組のメッセージが伝わっているのだろうと思った。
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障がい者に対する周囲の目というのは昔も今も変わっていないのではないかという感想があった。制作者のメッセージをおさえた感想だと思った。
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かつては、障がい者に対する周りの視線がそのまま放送されていたが、いまは、その部分は直接は表現されていない。昔は差別的なことがあったが、いまはそれがないと思いこまないことも大事だと思う。
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この番組を見て、「すばらしい」「素敵だ」と思う裏には、教育によって、偏見を持たないようにすることを学んできたこともあるのではないだろうかと思う。
表に出せば非難されるから表には出さないが、いまも偏見はある。そのことに気づかないままにされているような気もして、自分自身とても考えさせられる番組だった。 -
障がい者を取り上げた番組などへの感想は、とかく昔は大変だったが今は良くなったというものになりがちだ。今から10年後に同じような放送をしたら、10年前は大変だったと言われるように社会が大きく(よりよく)変わってほしい。
【自由記述について】
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複数のモニターが、トーク番組などの中で他人の意見を否定したり話をさえぎったりする場面を見たとして、目に見えないいじめのようで不快だという指摘をしていて気になった。
2023年度の委員会開催日程などについて
2023年度の委員会開催日程や中高生モニターの月別テーマなどを確認しました。
中高生モニター会議を含む今後の予定について
次回は、3月28日(火)に定例委員会を開催します。
当日は、中高生モニターを対象とする在京テレビ局の「オンライン館内見学会」と「中高生モニター会議」を開催する予定です。
以上