第162回–2021年7月
日本テレビの情報番組『スッキリ』を審議
7月中に委員会決定を通知・公表
第162回放送倫理検証委員会は7月9日にオンラインで開催された。
アイヌ民族に対する差別表現を放送した日本テレビの情報番組『スッキリ』について、担当委員から意見書の修正案が示された。意見交換の結果、大筋で合意が得られたため、7月中に当該放送局への通知と公表を行うことにした。
議事の詳細
- 日時
- 2021年7月9日(金)午後5時00分~午後7時00分
- 場所
- 千代田放送会館会議室およびオンライン
- 議題
- 1. アイヌ民族に対する差別的表現を放送した日本テレビの情報番組『スッキリ』について審議
- 出席者
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小町谷委員長、岸本委員長代行、升味委員長代行、井桁委員、大石委員、高田委員、長嶋委員、西土委員、巻委員、米倉委員
1. アイヌ民族に対する差別的表現を放送した日本テレビの情報番組『スッキリ』について審議
日本テレビが3月12日に放送した情報番組『スッキリ』のコーナー『週末オススメHuluッス』で、アイヌ民族の女性を描いたドキュメンタリー作品を紹介した際、出演したタレントが「この作品とかけまして動物を見つけた時ととく。その心は。あ、犬」という謎かけのコメントをしたことについて、委員会は、差別的な表現であり放送倫理違反の疑いがあるとして、4月の委員会で審議入りを決めた。
今回の委員会では、担当委員から示された意見書の修正案について意見交換が行われ、大筋で合意が得られたため、表現などについて一部手直しの上、7月中に当該放送局へ通知して公表することにした。
以上