青少年委員会

青少年委員会 議事概要

第234回

第234回-2021年5月

視聴者からの意見について…など

2021年5月25日、第234回青少年委員会をオンラインで開催し、7人の委員全員が出席しました。
先月に引き続き、深夜のアニメ番組で20代サラリーマンが家出した女子高生に声をかけ自宅に連れ帰り保護するが、女子高生は見返りに性行為を持ち掛ける…という内容に、「売春を肯定しているのではないか?」「未成年者略取という犯罪を助長しているのでは?」「あたかも良識のある大人として描かれていることが問題」との視聴者意見が寄せられました。
委員会ではこれらの視聴者意見について議論しました。
5月の中高生モニターのリポートのテーマは「最近見たニュース・報道・情報番組について」でした。今月もモニター35人全員から報告がありました。
モニターからは、ニュース・報道・情報番組について、「自分が特段興味のない分野について知るのはテレビのニュースがいちばん強い。だからこそ私は、多様な意見を取り上げ、偏った報道をしないでほしいと考えている。」などの報告や、「報道番組や情報番組では、今話題に上っている情報やニュースを流すだけでなく、あの情報は正しかったのか、間違っていたのか、考えるきっかけを与えてもらいたいと思ったのと、自分自身でもそういうものの考え方を習慣づけていきたいと思った。」といったように、ニュースの公平性を重視しているという内容のリポートが複数寄せられました。
モニターリポートの「自由記述」では先月と同様、バラエティー番組についての記述で、「人にトラウマを与えるようなものはやめるべき」という人がいる一方、「不快と感じるなら見なければいいのではないか」という意見もありました。
委員会ではこれらの意見について議論しました。
次回は、6月22日に定例委員会を開催します。

議事の詳細

日時
2021年5月25日(火)午後4時30分~午後7時00分
場所
オンラインで開催
議題
視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
調査研究について
今後の予定について
出席者
榊原洋一委員長、緑川由香副委員長、佐々木輝美委員、沢井佳子委員、髙橋聡美委員、中橋雄委員、吉永みち子委員

視聴者からの意見について

まず、4月後半から5月前半に寄せられた視聴者意見について議論しました。
食べ物に関する番組で、「一定期間ずっとSDGs特集をやっていた局が、その翌週には大盛り・デカ盛り企画でフードファイトやっている、矛盾していないか」との意見が寄せられました。
再放送番組に関して、「時代劇などの再放送で、ジェンダー教育上まずいのではという番組がある。再編集するなり、時間帯を遅くするなど配慮すべきでは」という意見が寄せられました。
芸人自らが考えたドッキリ企画で面白さを競う番組で、例えば男子芸人の下着にハッカ液を塗り、もだえ苦しむ姿を面白おかしく放送する企画などに対して、継続的に「いじめ・虐待の助長」「子どもがマネをする危険行為」「低俗、モラルに反する」との意見が寄せられてきています。
委員からは「局サイドとしては芸能人が考えたという設定なので、何がしか責任転嫁、半分責任放棄になっているのではないか?」との意見が出され、これまでに複数の中高生モニターから「出演者をいたぶる暴力シーンに不快感…」という趣旨の意見が寄せられたこと等を踏まえ、青少年委員会として自主的に“痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー”をテーマに別途議論することにしました。
深夜のアニメ番組で20代サラリーマンが家出した女子高生に声をかけ自宅に連れ帰り保護するが、女子高生は見返りに性行為を持ち掛ける…という内容に、「売春を肯定しているのではないか?」「未成年者略取という犯罪を助長しているのでは?」「あたかも良識のある大人として描かれていることが問題」との視聴者意見が寄せられました。
委員からは「視聴者の指摘に“未成年略取”とか条例違反という指摘があるが、暴行・脅迫や、だまして連れてきて自己の支配下に置くというようなことはなく、また、みだりな性的交渉を肯定するようなストーリーではないので、犯罪行為には当たらないように留意して制作されていると思われる」、「未成年者を保護者の承諾を得ず同居させる行為は誤解を招く、との注意喚起もセリフでされており、犯罪を推奨するものではない」「メンタルヘルスの観点からも、一部の子たちの等身大、人に頼らざるを得ない若者がいるのも事実」「文学の自由をどこまで許容するかの問題」という意見が出されました。
一方で「未成年の性描写はゲームに比べて甘くないか」「中高生への影響を考えた時、こういう素敵な話があるのではないかと思わせてしまう危うさがある」との懸念も出ました。
通しで見ると、放送回序盤の刺激的演出から数話目で抑制のきいた展開に変わってきたように見受けられ、時々大人として諭す場面もあり、全話を通してみれば許容される内容として、討論に進む必要はないだろうとの判断になりました。

中高生モニター報告について

35人の中高生モニターにお願いした5月のテーマは、「最近見たニュース・報道・情報番組について」でした。いつものように「自由記述」と「青少年へのおすすめ番組」についての欄も設けました。今月も全員から報告がありました。
「最近見たニュース・報道・情報番組について」では、1人で複数の番組を取り上げたモニターもいて、全部で28番組(テレビ27、ラジオ1)について報告がありました。中でも複数寄せられたのは7番組でした。『NEWS23』(TBSテレビ)と『ZIP!』(日本テレビ)の2番組にそれぞれ3人が、『Nスタ』『新・情報7daysニュースキャスター』(いずれもTBSテレビ)と『news zero』(日本テレビ)、『報道ステーション』『池上彰のニュースそうだったのか‼』(いずれもテレビ朝日)の5番組にそれぞれ2人が感想を寄せました。
「自由記述」では、現在放送されている番組への感想が目立ちました。中でも「今期のドラマが面白い」というものが多く、特に、『日曜劇場「ドラゴン桜」』(TBSテレビ)について、「ストーリーを楽しみながら、勉強への取り組み方も分かり参考になる」という声が複数ありました。先月と同様、バラエティー番組についての記述もあり、「人にトラウマを与えるようなものはやめるべき」という人がいる一方で、「不快と感じるなら見なければいいのではないか」という意見もありました。また、コロナ禍ということで、番組で出演者がマスクを着用していないことに疑問を感じるというモニターが複数いました。「舞台裏で対策をしているのだろうと思うが、私たちがテレビで表の部分だけ見たときにも対策をしていると分かるような演出が大事だと思う」という声が挙がっていました。
「青少年へのおすすめ番組」では、12番組について感想が寄せられました。中でも、『THEカラオケ★バトル』(テレビ東京)は5人、『偉人にチャレンジ 伝説の真相に迫る』(NHK-BSプレミアム)と『アイ・アム・冒険少年 あばれる山に全員集合SP』(TBSテレビ)はそれぞれ4人、『潜れ!さかなクン ギョギョギョ宮古島スペシャル』(NHK総合)と『林修の今でしょ!講座 特別編 東大生ランキング』(テレビ朝日)はそれぞれ3人、『ひろがれ!いろとりどり「応援!みんなのチャレンジ」』(NHK Eテレ)と『新 窓をあけて九州 幸せを歌にのせて』(長崎放送)はそれぞれ2人と、複数のモニターが取り上げています。

◆委員の感想◆

  • 【最近見たニュース・報道・情報番組について】

    • 今回は「コロナウイルスの報道では悲しい内容ばかりで、どの放送局も同じような内容なので、違う角度から、心温まるニュースも紹介してほしい」という意見が複数寄せられていて、共感する部分もあるので制作者に伝えたいと思った。

    • インドのコロナウイルスの話題のとき、ヒンドゥー教の祭りの取り上げられ方が誤解を生むような内容だったのではないか、と記述したモニターがいた。「インドでは祭りにこんなに人が集まっている」というニュアンスの表現だったと感じたという。インドに住んでいたことのあるこのモニターは、「宗教上、この祭りはとても重視されているので、人が集まるのも仕方がない」と解釈しており、そのことを視聴者が理解できるように表現にしないと誤解や偏見が生まれてしまうということを憂いている。報道の仕方で、誤解や勝手な思い込みが生まれるようなことが起こり得るという、この重要な指摘を真摯に受け止め、制作に生かしてほしい。

    • ニュースを、テレビではなく、You Tubeで見ることが多いというモニターがいた。時代の変化を強く感じた。

    • インターネットでは、ある程度、自分の興味による取捨選択をすることになるため、ふだん興味のない分野について知る媒体は、テレビのニュースであることがいちばん多いというモニターがいた。このモニターは、そういう事情だからこそ、テレビでは多様な意見を取り上げ、偏った報道をしないでほしいと訴えている。番組の中には、客観的な報道をしているように見せながら、映像上の表現やナレーションで方向づけをしてしまっているものもある。しっかりと考えながら番組を制作してほしい。

    • 最近は、ニュースなど日本の報道番組をテレビで視聴していないというモニターがいた。ふだんは、NHK WORLD JAPANやBBCの携帯アプリ、海外のテレビ局のYouTubeチャンネルでチェックしているという。なぜ日本のテレビを視聴しないかというと、出演者や番組を作る側に、ジェンダーやそのほか、さまざまなことの多様性への理解の欠如、固定観念に縛られたような内容に不快感を覚えるからだという。私自身、番組を視聴していてジェンダーや人権への配慮について考えさせられることがある。日本の放送局は、そのようなことについて再考する段階にあるのかもしれない。

    • 『新・情報7daysニュースキャスター』(TBSテレビ)検索ワードをもとに、ニュースを深掘りして紹介するというコーナーで、「ほかのニュース番組では取り上げられないようなニュース、自分が見ないような情報も放送してくれるから知識が増える」と書いたモニターがいた。今はネットなどの影響で自分の好む情報にだけ囲まれているという状況に陥りやすい。だからこそ、中高生にとっては、他者から与えられる情報の中から、ふだん触れないようなものに触れ、吸収していくという経験が重要なのだろうと思った。

    • 『Mr.サンデー』(フジテレビ)を視聴したモニターが、目まぐるしく移り変わるニュースを、ときには振り返ることが大切だということに、この番組を見て気づかされたという。「あの情報は正しかったのか、それとも間違っていたのかを考えるきっかけを番組に与えてもらいたい。また、自分でもそういうものの考え方を習慣づけていきたい」ということを記述していて、これは、情報が氾濫する現代において、メディアリテラシーを視聴者が身に付けることの重要性を指摘する大事な意見だと感じた。

    • 『よんチャンTV』(毎日放送)を視聴したモニターが、新型コロナウイルスの報道で、関西で大変だった時期に病院などの深刻な状況を伝えたという点が良かったと評価していた。このようにじかに知ることができないものを多くの人に知らせ、問題意識を持ってもらうということは、ニュースや報道番組の重要な役割の1つだと考える。ただ、このモニターが指摘するように、外出をしている人、大変な状況を本当にわかってほしい人はきっと番組を見ていない。視聴者に届けることの難しさを考えさせられた。

    • これまでBPOに寄せられた中高生モニターの意見の中には、マスメディア批判というか、マスメディア不信と言ってもいいかもしれないが、ややそういう内容のものが多いと感じている。そのような問題意識を持つ中高生がたまたまモニターになったのかもしれないが、今の世代はネットが主でテレビを見なくなってきているという状況もあるため、彼らから寄せられる批判には注目しておく必要があると思う。

  • 【自由記述について】

    • 『日曜劇場「ドラゴン桜」』(TBSテレビ)中高生モニターと同世代の人たちの受験をテーマにしたドラマということで、登場人物に共感しながら視聴している様子が伺える。「英単語の覚え方や受験にまつわる豆知識が分かって勉強になる」という感想があったが、中高生ならではの視点で楽しんでくれているのだと感じた。

    • 「報道番組や情報番組、そしてバラエティー番組でもコロナ対策が以前ほどなされていないように見える。国民の自粛疲れを助長しかねず、危険だと感じる」という声が複数寄せられており、とても気になった。

    • 4月の概要に載った、「バラエティー番組の肉体的・精神的に負担を強いるような仕掛けで、制作者や出演者が面白がっているのは不快だと感じる」という複数のモニターからの意見に対する反論が、ほかのモニターから寄せられている。「肉体的・精神的に負担を強いるような仕掛けの番組が好きなので、好き嫌いは好みによると思う。放送している時点で一定の支持者がいる。もし制作者が仕掛けを不快と感じる視聴者を意識して番組作りを行ったら、そのような仕掛けを好む人たちが番組から離れていく。不快と感じるなら見なければいい」という意見で、こういう見方もあることも念頭に置いておく必要がある。

    • バラエティー番組については、テレビの公共性の観点からすると、ネットやSNSと全く同列に位置付けて、「見たくなければ見なければいい」というスタンスを取ることには慎重に考える必要があり、視聴の自由という視点とともに、「テレビの公共性」の重要性について、今後も青少年委員会でしっかりと議論していきたい。

◆モニターからの報告◆

  • 【最近見たニュース・報道・情報番組について】

    • 『NEWS23』(TBSテレビ)良い印象を受けたのは、「潜在看護師」と呼ばれる女性2人へのインタビューである。潜在看護師とは資格を持ちながら、現在は看護師職に就いていない人のことを指す。ワクチン接種会場での人手として潜在看護師に協力をあおぐという動きを、正反対の考えを持つ2人へ意見を聞き、伝えていた。片方の女性は、病棟勤務から離れて6年目だそうだが、「人の力になりたい」とワクチン接種会場での協力を前向きに考えていた。もう片方の女性は、離職こそ昨年3月だが、「注射や点滴は10年ほどやっていないのでブランクがあり不安だ。接種後のケアなどで協力できれば」と考えているとのことだった。もちろん、現在看護師職に就いていない理由は人の数だけあると思うが、とにかく接種に協力したいという意見と、ブランクを不安視する意見が存在すると伝えることは非常に大切だと思う。私たち接種を受ける側の安心や医療従事者間でのあつれきを防ぐことにもつながると思うからだ。年齢層にもよるが、ニュース番組によって社会を知る人は今でもいるだろう。インターネットの記事では、ある程度、自分の興味による取捨選択をすることになるし、提供側によって徐々にパーソナライズされていくからだ。自分が特段興味のない分野について知るのはテレビのニュースがいちばん強い。だからこそ私は、多様な意見を取り上げ、偏った報道をしないでほしいと考えている。(東京・高校3年・女子)

    • 『Nスタ』(TBSテレビ)部活から帰宅して視聴することが多い。感染拡大してきている「新型コロナウイルス」報道ばかり…。夜ご飯などの時間帯というのもあり、視聴している人も多いと思う。だからか、この時間帯にコロナウイルスでの心配をあおるようなネガティブな報道、悲しいことばかりを報道しているよう。もっと、今だから、この時間だから、多くの人が視聴しているときに、心温まることを紹介してくれても良いと思う。確かに、今はコロナウイルスについて知りたい人はたくさんいる。けれど、ほかの番組と内容がかぶっていて「また同じこと?」と思う。(埼玉・中学2年・女子)

    • 『Nスタ』(TBSテレビ)「インドのコロナウイルスの現状」の取り上げ方に主眼を置きながら視聴した。この話題に着目した理由は、私自身インドに住んでいた経験があるため、日ごろからこの話題について関心を持ち、さまざまなニュース番組を視聴していたからだ。また、『Nスタ』も去年の終わりごろからよく見ていたので選んだ。まず、私が良いと思った点は、インド在住の日本人にリモートでインタビューをしていたところだ。このインタビューを見たとき、思い返すと、どの番組もインドのコロナの現状について話す人は専門家などがメインで、現地に住む人の話は聞かなかったなと感じた。また、このインタビューを行ったタイミングも、インドで日本人が初めて死亡したニュースが報道された翌日だったので、現地に住む人の声をひと足早く届けようとしているように思えた。一方、気になった点は、インドで行われているお祭りなどの取り上げ方だ。『Nスタ』以外の番組でも見られたが、「コロナが感染拡大しているにも関わらずこんな盛大なお祭りをしています」という取り上げ方をしていた。だが、インドではヒンドゥー教のお祭りは大切にされているため、そう簡単には中止にできなかったのだと私は思う。インドと日本は環境も考え方も文化も異なる部分がいろいろあるので、このような取り上げ方をして、視聴者に誤解を生まないようにした方が良いと思った。(埼玉・高校1年・女子)

    • 『新・情報7daysニュースキャスター』(TBSテレビ)自分がこの番組が好きな理由は、「今週のニュースワードランキング」というコーナー。検索ワードランキングをもとに、それを細かく放送してくれる。細かいだけでなく、ほかのニュース番組では取り上げられないようなニュースを放送してくれる。自分からは見ない情報も放送してくれるから、知識が増える。(愛知・高校2年・男子)

    • 『ZIP!』(日本テレビ)私の家では、私が中学生のころから平日の朝は『ZIP!』でスタートしています。今朝、特に関心を持ったのは、現在フィッシング詐欺の相談件数が過去最多となっているという話題。新型コロナウイルスの影響でネットショッピングが増えたことが原因なのではないかと思いました。(埼玉・高校2年・女子)

    • 『news zero』(日本テレビ)ほかの番組でも、最初はコロナウイルスの情報が多い。30分以上コロナの報道をするのは長すぎると思いました。また、毎日同じような報道をするのは、うつ病など精神症状を持っている人にはつらいと思います。一方で、アカデミー賞で話題になった映画を通して、コロナで埋もれがちな認知症について紹介するコーナーはとても良かったと思います。家にいることが多くなった今、認知症や生活習慣病のことについて、おろそかにしがちです。このような特集をすることで、人々に注目してもらえるようにすることは大事だと思いました。(福岡・高校3年・女子)

    • 『報道ステーション』(テレビ朝日)昨年5月に新型コロナウイルスに感染したアナウンサーとスタッフ、計3人の抗体が1年間残っているかという検証を行っていました。その結果、残っているかどうかには個人差がありました。ほかの放送局では決して放送することができないことをしっかりと行い、見る人をひきつけるという素晴らしい案だなと思いました。(東京・中学2年・男子)

    • 『池上彰のニュースそうだったのか‼』(テレビ朝日)池上彰さんが、パネラーに対して、適切なタイミングで適切な質問を投げかける、その進行によって、解説もすっと耳に入ってきて、納得できるものばかりです。教科書作りにも関与している池上彰さんだからこその裏話も聞けて、ほかの司会者では知り得ない、池上彰さんだからこその貴重な情報を与えてくれる番組だと感じました。また、イラストを多用して説明がされるため、大人ばかりでなく、子どもの視聴者にも分かりやすく、幅広い年齢層に支持される番組だと改めて思いました。(長崎・高校3年・男子)

    • 『週刊まるわかりニュース』(NHK総合)番組を見て、細かいところを工夫していると思いました。それは、テロップの文字が大きくて見やすかったこと、また、宇宙食の説明をしていたときにサンプルを見せてくれたことです。ほかにも、質問しているときに質問者と回答者の字幕の色を変えていました。ほかの番組と違って30分にまとめられているので、流し見にならずに集中力が持続して見ることができました。(東京・高校1年・男子)

    • 『ニュースウオッチ9』(NHK総合)私は大抵この番組を見ているのですが、今日あったニュースやスポーツの結果などが分かりやすくまとまっているので、とても見やすい番組だと思います。また、英語でも放送しているので、英語の勉強にも見ることが多いです。NHKのニュース番組は、エンタメの情報などは少ないので、ニュースだけを知りたい人にはぴったりだと思います。(群馬・高校1年・男子)

    • 『NHKニュース7』(NHK総合)数ある番組の中からニュースだけを読み上げる『ニュース7』を、あえて今回は見てみようと思いました。人々がニュースを見る中でいちばん大切にすることは、事実や真実を知るということだと思うからです。その点で『ニュース7』は、その日あった出来事を簡潔に分かりやすく伝えられていると思います。キャスターやコメンテーターの考えや意見が入ってこない分、ニュースを知って自分で考えるということが、いちばんできる番組だと感じました。(東京・高校1年・女子)

    • 『ひるおび!』(TBSテレビ)司会者が専門家に抽象的な質問をするため、専門家が長々としゃべり続け、そのままCMに入るシーンが何度かあった。CM明けは違うトピックについての話が始まるため、CM前のトピックのまとめがない状態で進んでしまっている。そのせいか、ダラダラと流れていってしまったという印象を受けた。「コロナ」とひとくくりにせず、トピックごとにまとめ、総括をしたほうが視聴者に分かりやすいだろうと思った。(山形・高校3年・男子)

    • 『news every. 』(日本テレビ)報道番組と比べて街の人々へのインタビューが多い印象があります。中にはそんな考えもあるのかと驚くものもあるので、ほかの人たちの考えを知ることができるのはいいことだと思います。(東京・中学1年・女子)

    • 『Mr.サンデー』(フジテレビ)番組の最初に、吉村大阪府知事への生質問のコーナーで、みんなが忘れかけている「ポピドンヨード」や「大阪の国産ワクチン開発」について触れていて、過去のニュースを思い出すことができた。めまぐるしく移り変わるニュースをたまには振り返ってみることの大切さを感じた。また報道番組や情報番組では、今話題に上っている情報やニュースを流すだけでなく、あの情報は正しかったのか、間違っていたのか、考えるきっかけを与えてもらいたいと思ったし、自分自身でもそういうものの考え方を習慣づけていきたいと思った。(神奈川・中学2年・男子)

    • 『めざましテレビ』(フジテレビ)良いところは、若い世代の視聴者を獲得できるような情報の内容です。朝の情報番組は似たような情報を何度も何度も繰り返します。『めざましテレビ』もそうなのですが、別の番組と違うところはエンタメ情報が多いことです。流行しそうな食べ物や、学生がほぼ毎日使う文房具のトレンド情報など、学校に着いたらすぐ、友だちにしゃべりたくなるような情報がたくさんあります。(奈良・中学3年・女子)

    • 『news every.しずおか』(静岡第一テレビ)この番組の良いところは、特集が面白いところです。最近は企業やお店のコロナ対策などがよく取り上げられていますが、旬の食材の季節なら農家の密着を行います。そのときは必ずリポーターが出向き、様子を詳しく伝え、また、密着する人へのインタビューも充実しているので興味深く見ることができます。食レポなどもあったりして非常に分かりやすいです。もう1つの良いところは、同じ企業や団体・個人を何回かに分けて密着しているところです。最近見たものだと、地元高校の吹奏楽部がコンサートを行ったという内容でしたが、見ているときに「以前クラウドファンディングで衣装を新しくしていたよな」と思い出しました。よく視聴する人は視聴を続けることによって、連続で取材された人々のことを深く知ることができるし、より身近に感じられます。(静岡・中学3年・男子)

    • 『よんチャンTV』(毎日放送)変異ウィルスと戦う最前線の医療現場のVTRが放送され、私自身、改めて恐ろしさを感じた。「命の選択」をしている状況や救急車で8時間以上待ちとなっている現状に、VTRが明けた後も出演者が黙り込んでしまうほどだった。私は、この状況を放送することはとても大切だと思った。これを見ることで、本当に不要不急の外出が必要か、などを一人ひとりが立ち止まって考える機会となるからだ。ただただ病床ひっ迫の数字を伝えられるより、よっぽど説得力があったと心から思った。しかし、実際に外出してテレビを見ていない人たちにこの現状を伝える必要があると考える。ネットで調べなくても出てくる動画などのように、多くの人が目にするところに発信していくことが、もう一つのメディアの使命ではないだろうか。(京都・高校1年・女子)

    • 『JFNニュース』(エフエム長崎)海外でのコロナ対策の事情にも触れており、いろいろな視点からコロナのことを考えることができた。5分間の番組のうち、3分間ほどニュースがあり、CMに入った。ニュースの時間は少し短かったが、少しの時間で重要な事柄を知ることができるところが魅力だと思う。(長崎・中学2年・男子)

  • 【自由記述】

    • 私は最近、ニュースなどの日本の報道番組をテレビで視聴していませんでした。いつもはNHK WORLD JAPANやBBCの携帯アプリや海外のテレビ局のYouTubeチャンネルでニュースをチェックしています。なぜテレビで視聴しないかというと、出演者や番組を作る側に、ジェンダーやさまざまな事柄の多様性への理解の欠如、固定概念に縛られたような質問などに、不快感を覚えたからです。また、テレビ離れが進んでいるという点を議論していた記事では、やはりテレビ業界のほとんどが男性で、そのようなジェンダー問題や女性への偏見についてあまり問題として捉えていないからだという意見がありました。日本の情報番組や報道番組は変わらないといけない点に来ているのになぜ変わろうとしないのでしょうか。私には不思議で仕方ありません。(静岡・高校3年・女子)

    • あるドッキリ番組で、レコーディング中の人の背後から猿が忍び寄り、その人のことを蹴るというドッキリを行っていた。これを見て、私はとても不快になった。特にひどかったのは、ドッキリをかけられた女性が、ドッキリ直後のインタビューで怒りを隠しながら答えていたところだ。この女性に精神的に負荷を与えているようにしか見えなくて、見ている方がイライラしてきた。人にトラウマを与えかねないこのようなドッキリはやめるべきだと思う。(埼玉・高校1年・女子)

    • あるバラエティー番組で、芸人同士がケンカをするというくだりになった際、1人の芸人がもう1人の芸人の顔を床に押し付けたり、水の中に入れたりする場面があり、正直見るに耐えませんでした。芸人の方たちは笑いを取ろうとしてこういったことをしていると思いますが、視聴者側からすると、いじめのように見えると感じられた方もいるのでは、と思いました。見ている人を不快にさせず、面白いと言えるような企画や演出などを制作側にも考えていただきたいです。 (奈良・高校2年・女子)

    • (BPOのウェブサイトで)4月の概要を読みました。「もっと10代向けの番組を作ってほしい」という意見に対して、僕はもう十分に10代向けの番組があると思います。例えば恋愛ドラマや歌番組などは10代の視聴が多いと思います。また、SNSで大きく反響があれば、お笑いの番組も10代向けと考えていいと思います。“10代向け”と考えるより、自分の趣味に合ってるかどうかで考えるべきだと思います。また「肉体的・精神的に負担を強いるような仕掛けで、制作者や出演者が面白がっているのが不快だと感じる」という意見に対しては、僕はそのような番組が好きなので好みによると思います。放送してる時点で一定の支持者はいるので、テレビ局側がそのような意見を持っている人を意識して番組を作ると、支持者たちが支持しなくなります。番組に対して不快を感じるなら見なければいいと思います。(愛知・高校2年・男子)

    • バラエティー番組でのコロナ対策が薄れてきていると感じる。見えないところでしているのだろう。だが、私たちがテレビで表の部分だけ見たときにも、「コロナ対策してるんだ」と思えるような演出も大事だと思う。(埼玉・中学2年・女子)

    • 新型コロナウイルスの感染対策を喚起するべき報道番組、情報番組の出演者が、アクリル板1枚のみで隔てられ、マスクもしない状態で話している姿を見ると、いくら撮影裏で感染対策を行っていても視聴者は矛盾を感じ、新型コロナウイルスの切迫した状況などがいまいち伝わらなくなってしまうのではないか。一部のバラエティー番組などではアクリル板すらないものがあり、国民の自粛疲れを助長しかねない危なっかしさを感じた。(東京・高校1年・男子)

    • ゴールデンウィーク中の各地の人出の様子が報道されているけれど、ほとんどの番組で実際にその場所に行って取材したり撮影したりしている。人の多いところに行くリポーターも感染リスクがあるため、定点カメラを設置するなど行かなくて良い方法に変えるべきだと思う。(京都・中学3年・女子)

    • グルメ番組などで、飲食店を紹介することは良いことだけど、今のご時世、紹介したら人がたくさん来て、余計に新型コロナウイルスに感染する確率が高くなってしまうと思うので、番組側も「対策や人の少ない時間帯に行くように」などの呼びかけをもっとした方が良いと思いました。(静岡・高校2年・女子)

    • コロナ感染拡大地域では、緊急事態宣言が発令され、さまざまな対策がとられているが、なかなか収束する気配が感じられません。東京五倫はどのような結末を迎えることになるのか、全く予想がつきません。(山形・高校3年・男子)

    • ワクチンをめぐっての話を長く報道しており、その中での意見が否定的なものが多く、平等と言えるかどうかという報道が多い。正直、報道する者として平等な意見を報道しないのはどうかと思う。(福岡・高校3年・女子)

    • 最近気になったのは、報道番組で聖火リレー放送時にオリンピック反対運動が消されていたということです。このニュースは、新聞やインターネットで大きく取り上げられているにもかかわらず、テレビでの報道は少なかったように思います。これは、オリンピックの利権がテレビ局各局にあるからかと疑念を持ってしまいます。(東京・高校1年・女子)

    • 『日曜劇場「ドラゴン桜」』(TBSテレビ)英単語の覚え方、その意味やいろいろな豆知識などが分かるのでとても勉強になります。そして、人と人の意見がぶつかり合って、悪いことをしていた人も良い方向へ向かっていくのがスカッとして面白いです。(大分・中学2年・女子)

    • 『日曜劇場「ドラゴン桜」』(TBSテレビ)勉強にどのように取り組むべきか、ストーリーを楽しみながら参考にでき、極意を学べ、一石二鳥だと思いました。(富山・中学3年・女子)

    • 『ZIP!』(日本テレビ)新体制の『ZIP!』ですが、1つだけまだなじみにくい点があります。番組のロゴやスタジオセット、テロップのフォントなどの新番組さながらの変容ぶりです。白を基調として見やすかったセットやテロップが、カラフルでなんだか落ち着かない印象があります。『ZIP!』などの主要な朝の情報番組の場合、新規視聴者の獲得よりも、今までの視聴者に変わらず愛される番組作りが重視されていくべきなのではないかと感じました。(埼玉・高校2年・女子)

  • 【青少年へのおすすめ番組】

    • 『THEカラオケ★バトル』(テレビ東京)自分も歌が大好きで、合唱団に入っているので、知っている曲も多く、見ていてとても楽しいです。けれど、少し不満な点があります。それは視聴者がどちらが勝つかを予想して、その予想がテレビに映し出されるところです。勝つという意見が少ない人はかわいそうだと思うし、傷つく人もいるので、少し悲しいなと思いました。(千葉・中学3年・女子)

    • 『THEカラオケ★バトル』(テレビ東京)個人の好きなことを追求し、ほかの人たちと競うことで、違いを高め合うことができる。とても良い番組だと思いました。(群馬・高校1年・男子)

    • 『THEカラオケ★バトル』(テレビ東京)自分自身音楽が好きであり、その中でも歌を聴く・歌うことは特に楽しいと感じる。カラオケバトルというものだけあり、もちろん勝敗は得点によって決まる。しかし、歌の世界においての「うまい」は、やはり人に何をどれだけ伝えられたかにかかっていると、この番組を見て思った。自分の友人にも得点こそ出なくてもその人の歌が好きな人もいる。そのように考えれば、自分よりも若い子が、高い得点はもちろん、人の心を動かし感動させるということが、いかにすごいかを再認識し、自分もさらに頑張らなければと思った。(神奈川・高校2年・男子)

    • 『偉人にチャレンジ 伝説の真相に迫る』(NHK-BSプレミアム)偉人の伝説に現代の人たちが挑んでいて、斬新だと思った。物語を物語で終わらせずに、現実的に実践できるかを検証していくところが、とても面白いと感じた。(神奈川・中学2年・男子)

    • 『アイ・アム・冒険少年 あばれる山に全員集合SP』(TBSテレビ)出演者のトークが面白く、なごやかな雰囲気で番組が進んでいて、見ていて心地が良かったです。しかし、題名にもある「冒険」とはかけ離れていると思いました。サバイバル術も時々織り込んではいますが、番組全体としては楽しくアウトドアな企画をしているだけに見え、冒険やサバイバルの要素が圧倒的に少ないと感じました。(千葉・中学2年・女子)

    • 『アイ・アム・冒険少年 あばれる山に全員集合SP』(TBSテレビ)今回は特別編だったのでいつもとは違う雰囲気で楽しめた。ふだんのメイン企画「脱出島」はなんとなくこちらもハラハラしてしまう。それもまた面白さだと思うが、今回はこの番組のスタジオメンバーが出演者の持つ山でログハウス作りを手伝ったり、小麦からピザを作ったりする賑やかで和やかな回だった。普段から本編中に挟まれる雑学もためになるので面白く見ているが、今回は特に出演者の1人がスマホを持って共演者の写真をたくさん撮っていたのが印象的である。スマホを持って収録するのは今までのテレビであまり見たことがなかったが、協力して何かを成し遂げる企画では、なおさら向いている方法だと思った。スタッフが持つ機材としてのカメラはもちろんなくてはならないが、出演者が持つカメラは共演者の素に近い表情を写し、雰囲気や熱気をさらに伝えてくれるような気がする。(東京・高校3年・女子)

    • 『潜れ!さかなクン ギョギョギョ宮古島スペシャル』(NHK総合)群青色のきれいな海をのびのび泳いでいる魚を見るとほっこりとした気持ちになった。さかなクンが漁礁の説明をするときに、アングルが斜めで少し見づらかったので、上から撮ってほしい。(富山・中学3年・女子)

    • 『潜れ!さかなクン ギョギョギョ宮古島スペシャル』(NHK総合)行ってみたいと思っている宮古島だったので美しい海に引き込まれました。初めは人が漁をしやすくするために作った漁礁を、使い終わったから沈めてしまうなんて、自然を壊しているのではないかと感じましたが、今もなお海底でさまざまな魚の住みかとなっていて、自然破壊ではないと分かり安心しました。サメを可愛いと言いながら、淡々とさばいていくさかなクンのギャップが面白かったです。中からカツオがまるまる出てきたのにも驚きました。(東京・高校1年・女子)

    • 『林修の今でしょ!講座 特別編 東大生ランキング』(テレビ朝日)アニメが好きな人、または歌が好きな人は日本にたくさんいると思うので、そのような人たちの目に留まるような内容で良かったと思う。私は、音楽が好きなのでこの番組で紹介された歌はほとんど知っていたが、その歌の歌詞にそんな背景があるとは知らず、「へぇ~」と思うようなことがたくさんあって、見ているだけでたくさんの知識が得られた。また、私はこれまでアニメを自発的には見てこなかったが、この番組を通して、勉強にとても役立ちそうだと感じたので見てみようと思う!(埼玉・高校1年・女子)

    • 『ひろがれ!いろとりどり「応援!みんなのチャレンジ」』(NHK Eテレ)SDGsの活動をすすめていく子どもたちの発想が面白かったです。彼らの考えにはSDGsの17の目標のうち、1つだけではなく複数の観点を含まれていることに驚かされました。自分が興味を持って関わっている分野で、少しでも持続可能な社会に向けた活動に貢献できるような考え方をしていきたいと思いました。大きな問題を小さくしていって、身の回りでできることをやっていきたいです。(東京・高校1年・女子)

    • 『新 窓をあけて九州 幸せを歌にのせて』(長崎放送)この番組は、盲目の少女をクローズアップした番組で、健常者が思う障害者への認識や福祉について、更に深く考える機会を与えてくれる番組だったように思えます。障害者が露出する番組が増えている中、視聴者にとって、日ごろ接する機会のない障害者が、懸命に取り組む姿を通して視聴者に感動を強いる「感動ポルノ」という言葉が聞かれるようになりましたが、私は純粋に素晴らしいことだと感じます。視聴者とは別世界にいる障害者の実情を伝えることは、視聴者が持つ障害者への偏見への解消や関心にもつながると思います。これからも、障害者に限らず、そのような見解を広げられるような番組が増えてくれたらと期待しています。(長崎・高校3年・男子)

    • 『MIYAZAKI SDGs ACTION~行動の10年 私たちにできること~』(宮崎放送)私が知らないこともたくさんあり、まずは「知る」ということが何より大切だということに気づかされました。SDGsという言葉は聞いたことがありますが、どこか遠い世界の話のような気がして、あまり身近なものに感じられなかったのですが、この番組を視聴したことで、ぐっと身近なものに感じられました。SDGsの目標達成まであと10年しかありませんが、私たちができることをまずは身近なことから始めていきたいと思います。この取り組みはこれからも行われるそうなので、高校生になったらぜひ私も参加して、地元宮崎が住みやすく、持続していけるような動きに貢献したいと思いました。(宮崎・中学3年・女子)

調査研究について

  • 担当の中橋委員から、調査研究(テーマ「青少年のメディア・リテラシー育成に関する放送局の取り組みについて」)に関し、アンケートの回答方法および締切日、回答率など進捗状況の報告がありました。

以上