青少年委員会

青少年委員会 議事概要

第232回

第232回-2021年3月

視聴者からの意見について…など

2021年3月23日、第232回青少年委員会を千代田放送会館会議室で開催し、7人の委員全員が出席しました。
バラエティー番組で出演者のグラビアアイドルがSNSで人気があると紹介した際、グラビアアイドルが胸の谷間を強調したり、セクシーな話をしたことに対して「深夜番組のような内容。子どもと見るには少し度が過ぎている」などの意見が、また男女のトイレ事情をクイズにしたことに対して「出演者、視聴者へのセクハラだ。子どもに見せられない」などの意見が寄せられました。委員会ではこれらの視聴者意見について議論しました。
3月の中高生モニターのリポートのテーマは「1年間で最も印象に残った番組について」でした。25人から報告がありました。
モニターからは、明智光秀の生涯を描いた連続ドラマについて、「光秀や信長の『平らかな世を作りたい』という思いは周りの人に受け継がれて、江戸時代は光秀と信長の願った世になったのかなと思います。歴史ドラマを作るということは、事件や資料を基にわからない部分を想像し、違和感がないようにつなぎ合わせる必要があります。その中で視聴者が楽しめる創作した部分があるドラマがおもしろいと思います。このドラマは、どちらもいい感じで、最初から最後まで楽しく見ることができました」、去年7月の熊本豪雨関連のニュース番組について、「数か月たって録画していた各番組を見返してみて感じたのは、映像が伝えてくるものはとても凄まじいものだったということです。例えばネットのニュース記事や記録サイトに掲載されている文章の情報ではわかりづらくても、映像だと視覚ですぐ自分の頭に入るので、当時のことを思い出しやすくなりました。今後はその映像を使いながら、この災害を継続して伝えてほしいと思います」、人気ロックグループを率いる音楽家・常田大希さんに密着したドキュメンタリー番組について、「曲を作るところをここまで取材したのは初めて見たので、どんどん曲が作られていくのを見るのが面白く、作ってはやり直す、試行錯誤して突き詰める様子がよくわかりました。一人でずっと音楽に向き合って曲を作る姿はストイックそのもので、妥協せず理想を追い求める熱量が素晴らしいと思いました。作り手に熱量があるからファンも熱狂するのだと私は常々思います。(中略)この番組を見て、私も負けていられないと思いました。自分のできることを一生懸命やろうと思います」などのリポートが寄せられました。委員会では、これらの意見について議論しました。
次回は、4月27日に定例委員会を開催します。

議事の詳細

日時
2021年3月23日(火)午後4時30分~午後6時30分
場所
千代田放送会館会議室
議題
視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
調査研究について
今後の予定について
出席者
榊原洋一委員長、緑川由香副委員長、稲増龍夫委員、大平健委員、菅原ますみ委員、中橋雄委員、吉永みち子委員

視聴者からの意見について

まず、2月後半から3月前半に寄せられた視聴者意見について議論しました。
バラエティー番組で出演者のグラビアアイドルがSNSで人気があると紹介した際、グラビアアイドルが胸の谷間を強調したり、セクシーなトークを繰り広げたことに対して、「子どもと見る時間帯の番組として相応しくない」「深夜番組のような内容。児童生徒と見るには少し度が過ぎている」といった意見が寄せられました。また同じ番組内で男女のトイレ事情をクイズにしたことに対して「出演者、視聴者へのセクハラだ。子どもに見せられない」「下品な内容を扱うならば、小中学生に人気のアイドルを出演させないでほしい」といった意見も寄せられました。
グラビアアイドルに関する視聴者意見について委員からは、「グラビアアイドルをきれいと思うか、いやらしいと思うかは人次第で、人によっては反感をもってしまうのは仕方ないだろう。しかし放送を取り止めさせるようなものではない」「子どもに見せたくない場合は見せない、という対応を取る範囲のものかと思う」「胸の谷間に物を挟んだり下ネタに近いところもあって、それが不快で子どもに見せたくないという親の気持ちは理解できる」との意見が出されました。
またトイレ事情のクイズについて委員からは、「単なるクイズという感じがした。青少年が視聴したからといって、特に何か問題があるとは感じない」「他人のトイレ事情など知りたくないと思う人はいるだろうが、それで放送を止めさせるような子どもへの悪影響があるとは思えない」「子どもに見せたくないものは見せなければいいという親としては当然のことがなかなかできていない日本の状況がある。自分でそれができていないので、そういう番組を作るなというような方向に行っているのではないか」といった意見が出されました。
この件に関しては、これ以上話し合う必要はないとなりました。

最後に、今年度の青少年委員会での論議を振り返って、榊原委員長から次のような意見が出されました。「子どもにふさわしくないとか、教育上よくない、子どもには見せたくないというのは、どこがダメなのか。青少年委員会としては、それがどういう意味で良くないのか、ということになる。過度の刺激はよくないと思うが、人間というのはいろいろな経験をする。その中で子どもにとって“教育上良くない”と言われるものが、本当に良くないかどうかを見極めるのが私たちの仕事であると思う。
また年次報告会でも言ったが、芸能人同士で演技ではない本当に痛いことをさせて、それを笑っているというのを子どもたちが見ることによって、人が本当に痛みを感じているときに笑うというのが普通になっていってしまう可能性はあると思う。お笑い芸人は子どもたちに人気があるので、悪い意味のロールモデルになってしまわないか。その辺を見ていく必要があると感じている」

中高生モニター報告について

33人の中高生モニターにお願いした3月のテーマは、「1年間で最も印象に残った番組について」でした。「自由記述」と「青少年へのおすすめ番組について」の欄も設けました。全部で25人から報告がありました。
「1年間で最も印象に残った番組について」では、全部で22番組への報告が寄せられました。複数のモニターが取り上げたのは、『第71回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)で、3人でした。ラジオ番組を挙げたモニターは1人でした。また、特定の番組ではなく、印象に残ったニュース・報道について記述したモニターもいました。
「自由記述」では、東日本大震災に関連した番組を見て、自分の意見をまとめたモニターが多く、今後も震災の記憶を後世に伝える番組を望む声が届きました。また、新型コロナウイルス関連の報道のあり方について取り上げたモニターも少なくありませんでした。コロナと共にあったこの1年を振り返って、「これからもさまざまな変化に伴って進化し続けるテレビであってほしい」という放送局への期待も寄せられています。
「青少年へのおすすめ番組」では、複数のモニターから感想が寄せられたのは2番組でした。『NHKスペシャル「ドラマ 星影のワルツ」』(NHK総合)を6人が、『世界10代コロナ会議』(NHK Eテレ)と『池上彰の災害サバイバル~地震・台風・水害に役立つ10カ条~』(テレビ東京)をそれぞれ2人が取り上げています。
なお、『常田大希 破壊と構築』(NHK-BSプレミアム)については、「1年間で最も印象に残った番組について」と「青少年へのおすすめ番組」合わせて2人から感想が寄せられました。

◆委員の感想◆

  • 【1年間で最も印象に残った番組について】

    • 東日本大震災関連の番組について報告したモニターが少なくなかった。震災のときに彼らは生まれていたが、ニュースをリアルタイムで見たわけではない。だからこそ、若い世代には、津波などの震災にまつわる生の映像を見てもらって、その恐ろしさを訴えるのが良いのだと、リポートを読んでいて感じた。リポートからは、当時の生の映像がいちばんの脅威であり、力を持ったということが伝わってきた。

    • 『第71回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)について書いたモニターの記述に、「紅白が放送できたことで、1年が何とか終わったと感じられた。安心感につながった」というものがあった。視聴者に安心感を与えるという、紅白の役割を再認識した。

    • 『第71回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)コロナ禍で制約がある中、制作されたが、それが逆に良かったというモニターがいた。出演者の長いトークや寸劇がなく、歌合戦に特化していて面白かったという。これからの制作に生かせるのではないか。

    • 『紅白歌合戦』の3人以外は、みんな挙げた番組がバラバラで、報道番組に関しては、ほとんどが東日本大震災関連のものを記述していた。ということは、今年度は、中高生に強く訴えかける、力を持った番組がなかったと言わざるを得ないと感じている。

  • 【自由記述について】

    • 今年は東日本大震災から10年で、かなりの数の関連番組があった。一区切りではあるが、「もう来年から放送はなくてもいいですよね」ということではなく、今後も放送を続けくれると願いたい。

    • 東日本大震災関連の番組は、8月に戦争の特集をするのと同様、やはり、繰り返し、忘れないように放送することが必要だ。長く続けるとマンネリ化のように思えるかもしれないが、視聴者の中には、毎回、若い世代や東日本大震災についての知識がない人たちがいる。視聴者は常に代替わりしている。番組を新鮮なまなざしで見ている人たちがいることを忘れないでほしい。

    • モニターの中には、この1年の放送局の努力を評価する人もいた。「昨年の今ごろは、新型コロナウイルスの影響で、予定通りにドラマの制作ができないなどのさまざまな試練があったが、試行錯誤しながら今までやってきた。1年たっても、コロナは依然として減らないが、放送局は可能な限り放送を続けている。人間はコロナと共存する適用力があり、番組からは順応力を感じている」という内容で、このような温かい目線で応援してくれているモニターがいることを放送局に伝えたい。

    • コロナ感染者数が、毎日、ニュース速報として、効果音とともにテロップで出るのが煩わしいという意見があった。モニターは毎日速報として流すと、オオカミ少年のように本当に重要な時に注意が散漫になってしまうことを危惧している。確かに、もう少し、制作者は配慮したほうが良いと思った。

    • どのニュース番組かは不明だが、コロナ変異種について、「死亡率が2倍」とフリップで紹介された後、キャスターが「死亡率が最高2倍」と説明した番組があったという。モニターは、「フリップでは“最高”が抜け落ちたのかな」と思ったそうだが、あまり良い気分ではなかったと書いていた。フリップが間違い、という訳ではないかもしれないが、言葉の使い方で、視聴者の不安をあおってしまう可能性があるということを制作者に伝えたい。

    • 「オタク」を自称するモニターが、「自分みたいなオタクは声優さんがテレビに出たらうれしいが、普通の人はどうなのだろうか」と記述していた。「ユーチューバーやインフルエンサーという肩書の人が出演しているときに、「この人、いったい誰?」というのと同じことが起こっているのではないかと彼女は気にしているという。これを読んで、時代が変化したのだと思った。以前は万人に知られる人やものが放送にのったが、今は最初は狭い範囲の人にしか受けないものが、やがて大きな波を作るという時代に変わった。「オタク的感性を持った若い世代の時代」になってきていると感じた。

    • 最近、ゴールデンタイムで衝撃映像といった番組が多すぎて、もう見飽きたというモニターがいた。「両親はいつも好んで見ているので、ターゲット層が自分たちより上の世代なのだろうか?」という疑問、「ゴールデンタイムは家族で見ている世帯が多いのだから家族みんなで楽しめる番組を編成してほしい」という要望を寄せている。中高生からの貴重な意見だと受け止めた。

    • あるモニターが、テレビ離れの要因の一つとして、「バラエティー番組などで見られる、他人を下げる、バカにする発言が挙げられると思う」と記述していた。このモニターは、人の容姿についてとやかく言ったり、傷つくような言葉を投げたりするのが不快で面白くないと感じ、このような番組を見なくなったという。個人差が大きいとは思うが、嫌悪感を持つ若者がいるということを制作者に伝えたい。

◆モニターからの報告◆

  • 【1年間で最も印象に残った番組について】

    • 『第71回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)いつもの紅白歌合戦とは違う観客がいない状態での放送だったが、それぞれの曲の演出がすごかった。この番組は1年間ではやった曲が流れるので、その曲が流行したときの思い出がよみがえってきて、すごく懐かしい気持ちになった。去年1年間はたくさんのことが起こり過ぎたが、毎年行われているこの番組を見て、安心していつもと同じように年が締めくくれた。今年の紅白が行われるころには、コロナも収束していたらいいなと思う。(宮城・中学1年・女子)

    • 『第71回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)コロナ禍で今まで通りの方法で実施はできなかったが、別々のスタジオで歌うようにしたことで、歌い終わったらすぐ次の歌、とテンポが速くなっていて、飽きさせないようにしていた。2020年を締めくくる番組にふさわしく、本当に印象に残るいい番組だった。(東京・高校1年・男子)

    • 『NHKスペシャル「津波避難 何が生死を分けたのか」』(NHK総合)番組では、津波の生の映像を見せており、視覚的に視聴者に訴えかけているため、より一層津波の脅威を感じさせることができていた。コロナウイルスのことでも同様だが、津波の脅威を知ってもらうには実際の被害映像を映すことが最も効果的だと感じた。(高知・高校3年・男子)

    • 『NHKスペシャル「2030 未来への分岐点」』(NHK総合)改めて環境問題が本当に危機的状況にあることを痛感しました。2030年までにもう9年しかないということは、今すぐに行動を起こさなければならないということだと思いました。しかし、私の周りではそれほど危機感を持った人はいない気がします。そのことも大きな課題であると感じました。その原因の一つに、挙げられた諸問題には科学的要素が多く入っていて身近に感じづらいからだと思います。特に、マイクロプラスチックについては、プラスチックの便利さや衛生的なところばかりをみて、プラスチックが海を汚し、魚たちを汚し、私たちへ回ってくることは想像しがたいと思います。知らず知らずに自分にも影響が及んでいること(空気中のマイクロプラスチックを吸ってしまうことなど)を、この番組は教えてくれたと思います。NHKの特集は、タイムリーに私たち全員が知っておくべき内容を伝えてくれている気がします。視聴した私が周りに話していくことが大切だと思うので、実行していきたいと思います。(東京・高校2年・女子)

    • 『あさイチ』(NHK総合)私はこの番組を学校がコロナウイルスの影響で休校になったときに初めて見ました。毎日見ていると、料理や掃除の方法など、企画の一つ一つが図を使ったりクイズ形式だったり、とても分かりやすく説明されていて、とても実践したくなりました。(秋田・中学2年・男子)

    • 『麒麟がくる』(NHK総合)光秀や信長の「平らかな世をつくりたい」という思いは周りの人に受け継がれて、江戸時代は光秀と信長の願った世になったのかなと思います。歴史ドラマを作るということは、事件や資料を基に分からない部分を想像し、違和感がないようにつなぎ合わせる必要があります。その中で視聴者が楽しめる創作した部分もあるドラマが面白いと思います。『麒麟がくる』は、どちらもいい感じで、最初から最後まで楽しく見ることができました。(岡山・中学2年・女子)

    • 『ざんねんないきもの事典』(NHK Eテレ)この番組は、さまざまな動物について、笑える角度から紹介していて、初めて知ることばかりで、とてもためになります。私は、「ざんねんないきもの事典」について、本から読み始めたのですが、実際のところ、文字で読むのと、このようにテレビ画面を通して動物の生態を知るのとでは、テレビの方が分かりやすく、面白く脚色されていて印象にも残りました。読書は視覚が頼りですが、テレビというのは、視覚も聴覚もフル回転するからこそ、体全身で楽しめるものなのだと改めて感じました。(長崎・中学1年・女子)

    • 『常田大希 破壊と構築』(NHK-BSプレミアム)曲を作るところをここまで取材したものは初めて見たので、どんどん曲が作られていくのを見るのが面白く、「破壊と構築」とあるように、作ってはやり直す、試行錯誤して突き詰める様子がよく分かりました。一人でずっと音楽に向き合って曲を作る姿はストイックそのもので、妥協せず理想を追い求める熱量が素晴らしいと思いました。作り手に熱量があるからファンも熱狂するのだと私は常々思います。番組の構成もわかりやすく、たまたまテレビをつけて見た人でも楽しめたと思います。どんな人なのか、どんなことをしているのか、そのルーツ、最後には完成した曲、すべてがそろっていて内容が濃いなと思いました。取材時の日時が入っていて状況も伝わりやすかったです。NHKの密着ものは、余計なものは入れずに淡々と伝えるイメージがあります。そのほうが本人の良さを引き立てる気がします。この番組を見て、私も負けていられないと思いました。自分のできることを一生懸命やろうと思います。(千葉・高校1年・女子)

    • 『金曜ドラマ「俺の家の話」』(TBSテレビ)父親が死ぬ前にと家族旅行を計画するところなど、主人公はなんだかんだ家族思いで、周りのみんなもついて来てくれるのが優しい環境だと思った。幸せそうな姿がほほえましく、まぶしく、純粋にうれしくなった。家族の確かな信頼関係が伝わってきた。結局はお互いに放っておけない存在であると伝えたいのだろうか。主人公の息子のシーンは特に温かい気持ちにさせてくれた。当たり前のようにコロナ禍の世界線(前提)で物語が進むことに魅力を感じる。視聴者が今、リアルタイムに感じている空気と合わせるほうが、物語に入り込みやすく、違和感を持つこともない。しかし、もしもコロナ禍から脱出したときには、後から見る人は少し困惑するのではないかとも思った。(東京・高校1年・女子)

    • 『いざわ・ふくらの解けば解くほど賢くなるクイズ』(日本テレビ)一応、勝ち負けはつくが、それ以上に問題の面白さが重視されているように感じた。なぜこれが良いと思ったかというと、「やらせ」や「仕込み」の疑惑が出にくいからだ。まず、やらせをする意味があるのは勝ち負けや番組の展開・ストーリー性が重要視された番組が主だろう。なぜなら「やらせ」は続きが気になる展開を作ったり、番組として面白い人に勝たせたりするためのものなので、ストーリー性が重要視されていない番組でやらせをしてもあまり意味がないからだ。そのため、ストーリー性が重要視されていない番組ではやらせの疑惑が出にくい。このような勝ち負けや番組の展開が重視されない番組が増えるといいと思う。(千葉・中学1年・男子)

    • 『news every.』(日本テレビ)震災の特集を見るのは初めてだった。映像を見ると、津波はゆっくり迫ってくるように見えるが、次々と家や電柱をなぎ倒していく様子を見て、波の威力を感じた。津波の経験をした方々は辛い思いをするとは思うが、このような映像を見て、今後同じような被害を出さないようにすべきだと思った。(東京・中学3年・女子)

    • 『ダウンタウンのガキの使い!大晦日年越しスペシャル!「絶対に笑ってはいけない大貧民Go Toラスベガス24時」』(日本テレビ)コロナ禍の影響で、接触があまりできないため、今年は体を張る企画がかなり少なくなっていて寂しかったです。ですが、その企画の代わりなのか、過去の番組を振り返るコーナーができていて、新しい感じがあっていいなと感じました。(沖縄・中学3年・男子)

    • 『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)イッテQがここまで幅広い年代に支持される理由は、出演者とスタッフの一体感だと思います。番組に携わっているすべての人が一丸となって作り上げているのが視聴者に伝わることが、イッテQが人気の理由なのではないかと感じます。(東京・高校1年・女子)

    • 令和2年7月豪雨関連ニュース・特番について(熊本県内の放送局)。今回このリポートを書くため、録画していた各番組を改めて見返してみました。数ヶ月たって感じたのは、映像が伝えてくるものはとてもすさまじいものだったということです。例えばネットのニュース記事や記録サイトに掲載されている文章の情報では分かりづらくても、映像だと視覚ですぐ自分の頭に入るので、当時のことを思い出しやすくなりました。今後はその映像を使いながら、この災害を継続して伝えてほしいと思います。(熊本・高校2年・男子)

  • 【自由記述】

    • 生まれて初めてのモニターでしたが、ちょうど始まった時は、コロナが流行し始めたときで、テレビも今までと随分形態も異なり、これからどうなってしまうのだろうと不安に思ったりしたことを思い出しました。あれから1年たち、コロナは相変わらず続いていますが、テレビの世界もできるだけ通常の放送を続けていて、人間ってコロナと共存する適応力があって、改めてスゴイなと思いました。これからも、様々なことがどんどん変化を遂げていくだろうけど、きっと人間はそれさえも乗り越えていくのかもと思います。そんなときに頼りになるのが、テレビであり、これからも変化に伴って進化し続けるテレビであってほしいと思います。(長崎・中学1年・女子)

    • 震災のことはほとんど覚えていません。テレビで3月11日を振り返るということはつらい記憶を思い出すことでもありますが、私たちのような震災を知らない世代に震災の怖さや恐ろしさを伝えることでもあり、いい番組がたくさんあったなと思いました。(岡山・中学2年・女子)

    • 東日本大震災から10年ということもあり、震災にまつわる番組が多かったと思います。当時の状況を再現したものや、今の復興状態、防災の知識などさまざまなものを扱っていて良かったと思います。今のコロナの時期も、震災時とはまた違う苦しみがあるなと改めて思いました。(千葉・高校1年・女子)

    • テレビ番組を通して、被災地の現状や震災遺構、3.11当時の状況をたくさん知ることができました。学校や仕事をしている人が多い時間帯以外にも、3.11を特集した番組をもっと放送してほしいと思ったし、どうしても当時の映像を見られない人もいると思うので、防災だけに焦点を当てた番組があってもいいと感じました。(宮城・高校3年・女子)

    • 毎日、テレビ画面上部にテロップとして表示されるコロナの感染者数。最近、あのニュース速報について「必要ないのでは?」と思うことがあります。感染者数が過去最高になったときや急な増加のときは、迅速に情報を得たいと思いますが、数が減ってきてからはすぐに知りたいと思わなくなり、わざわざニュース速報で知らせるまでもないと思います。以前、音楽番組中のニュース速報の音が物議をかもしましたが、たまにドラマの再放送を見ているとき、この音が邪魔に感じることもあり、検討してほしいです。毎日ニュース速報を流すと、オオカミ少年(イソップ寓話)のように、本当に重要なときに注意が散漫になってしまうことを危惧します。(愛知・中学2年・女子)

    • ニュース番組中に緊急ニュース速報が、テレビ画面上部に流れる必要はあるのだろうか?(千葉・高校2年・女子)

    • コロナ関連のニュースは毎日放送していますが、いつも同じような内容なので視聴者は少し飽きていると思いました。もっと何を伝えたいのかはっきりさせないと、コロナへの関心も薄くなっていくのではと思いました。(埼玉・中学2年・女子)

    • あるニュース番組でコロナの変異種について死亡率が2倍とフリップで紹介されていたのですが、その後、キャスターさんは死亡率が最高2倍だと説明されました。私は「フリップでは最高が抜けたのかな」と思ったのですが、その後も訂正することはなく番組が終わってしまいました。この間違いに気が付かなかった人は無駄に不安があおられるようでいい気持ちはしないだろうなと感じました。こういった情報の訂正はしっかりとしてほしいです。(愛知・高校1年・女子)

    • 最近、声優さんがテレビに出演していたり、ナレーションをやっていたりするのを見てうれしいと感じるが、私のようなオタク以外の人からすればどうなのだろうかと気になる。最近、インフルエンサーという肩書きでバラエティーなどに出演する人をよく見かける。だがほとんど知らない人だ。ネットは頻繁に見ているはずなのだが私は知らない間に流行に乗り遅れているのだろうか。以前家庭科の先生(年配の女性)が、バラエティーでよく見るタレントという肩書の人たちがよくわからない、あの人たちは何なのか、いる意味が分からないとさえ言っていた(彼女はバラエティーの騒がしいのが苦手だそうなので仕方がないが)が、そういった人たちから見て、インフルエンサーというタレントですらなくテレビに登場する人々はどう映るものなのだろうか。(東京・高校1年・女子)

    • テレビ離れの要因の一つに、バラエティー番組などで見られる、他人を下げる、バカにする発言が挙げられると思う。私自身、人の容姿についてとやかく言ったり傷つくような言葉を投げたりしているのは見ていて不快だし全く面白くないと感じたため、このような番組は見なくなった。(神奈川・高校2年・女子)

  • 【青少年へのおすすめ番組】

    • 『NHKスペシャル「ドラマ 星影のワルツ」』(NHK総合)津波の被害を受けた父と母、遠方に住む娘の物語で、決して気持ちが明るくなるわけではありませんが、家族のきずなを通じて心が温まりました。この番組のポイントはリアリティーです。地震に関する報道もNHKのリアルな映像が使用されており、目の前に津波が迫っているのかと思えるような映像でした。戦争と同じで、もっともっと語り継ぐべき出来事だと思いました。(愛知・中学2年・女子)

    • 『NHKスペシャル「ドラマ 星影のワルツ」』(NHK総合)当時の状況が再現されていて、余震やテレビのニュースなど、私の薄れてきた記憶がよみがえりました。被災者の家族の視点もあって、震災時はどうしようもなくて、もどかしくつらかっただろうと身に染みて思われました。「津波の映像が流れます」というテロップからも、震災の残した傷の深さが感じられました。震災を忘れてはいけないと思いました。(千葉・高校1年・女子)

    • 『NHKスペシャル「ドラマ 星影のワルツ」』(NHK総合)こういったリアリティーのある番組こそが被災の記憶を伝えるのに必要なのだと思いました。男性が助かってドラマが終わるのではなく、亡くなった奥さまの遺品を取りに行ったりお葬式の場面が描かれたりするところ、次世代の小さな子どもに津波のことを伝える場面が描かれているのもメッセージ性が強いと思いました。自分が助かっただけでは終わらない、被災の記憶を次の世代へ伝えなければならないリアルな描写をみて、私も記憶のリレーをつなげていこうと改めて強く思いました。(愛知・高校1年・女子)

    • 『世界10代コロナ会議』(NHK Eテレ)世界の10代の意見はなかなか聞ける機会がないので、聞くことができて良かったです。(山形・中学1年・女子)

    • 『世界10代コロナ会議』(NHK Eテレ)同世代の人たちがコロナに対してどのような考えを持ち、不安を抱えているのかを知ることができて、とても役に立ちました。また、日本だけでなく、海外の学生の様子も分かり、新たな発見がありました。(東京・高校1年・女子)

    • 『池上彰の災害サバイバル~地震・台風・水害に役立つ10カ条~』(テレビ東京)私は、趣味で災害対策を調べたり実際に対策したりすることがあるので、この番組内容は興味をそそられるものでした。東日本大震災を振り返ることだけでなく、いずれ起こる首都直下型地震の対策にもなるので、有意義なものだったと思います。「そなエリア」での撮影は、本当に緊張感やリアリティーのあるもので、とても印象に残りました。エリア内で緊急地震速報の音声が流れた時には不安を感じました。地震が10年前より少なくなった今、音による緊張感・不安感を感じることは、当時の記憶をいいようにも悪いようにもよみがえらせるものだと思いました。(東京・高校2年・女子)

    • 『常田大希 破壊と構築』(NHK-BSプレミアム)常田さんもメンバーであるKing Gnuの曲を以前吹奏楽部で演奏してからとても気になっているアーティストだったのでこの番組を見ることにしました。この番組を通して、独特のリズムや音楽の中にみられる特有の音や重なり方は常田さんの常に音楽の常識を壊していくという考えから生まれていることを知りとても感銘を受けました。また、思っていたのと印象が違ったり、知らない一面も知れた気がしました。(茨城・高校3年・男子)

    • 『Nスタスペシャル・東日本大震災10年~つなぐ・つながる~』(TBSテレビ)この地震が起きたとき、私は3歳で宮城にいましたが、とてもつらい生活が続いたのをよく覚えています。私が感じたつらさとは比べものにならないくらいのことを経験した方がたくさんいて、すごく心に刺さりました。震災から10年たちますが、このことを風化させては未来のために絶対良くないので、3月11日だけでも、毎年国民が震災のこと、防災のことを思い出す番組を作り続けてほしいです。(宮城・中学1年・女子)

    • 『にじいろのまちへ 多様性を認め合う高知市に』(テレビ高知)この番組では、当事者の心境などを伝え、差別や偏見をなくすための取り組みを紹介していました。私の地元がこの制度を導入したことはすごく誇りに思うし、この流れがほかの県に波及することを切に願っています。しかし、それと同時に性的少数者への理解を深めるためにも、この番組のようにテレビなどを通じて彼らが直面している課題を報道していく必要があると考えます。(高知・高校3年・男子)

調査研究について

  • 担当の中橋委員から、調査研究(テーマ「青少年のメディア・リテラシー育成に関する放送局の取り組みについて」)に関し、進捗状況などの報告がありました。

委員退任について

稲増龍夫委員、大平健委員、菅原ますみ委員が、3月末で任期満了となり、退任することとなりました。3委員とも、それぞれ2期6年務められました。

以上