第286回 – 2020年11月
「リアリティ番組出演者遺族からの申立て」審理、ヒアリング実施を決定…など
議事の詳細
- 日時
- 2020年11月17日(火)午後4時~7時30分
- 場所
- 「放送倫理・番組向上機構 [BPO]」千代田放送会館7階会議室
- 議題
- 1.「リアリティ番組出演者遺族からの申立て」事案の審理
2. その他
- 出席者
- 奥委員長、市川委員長代行、曽我部委員長代行、紙谷委員、城戸委員、國森委員、二関委員、廣田委員、松田委員、水野委員
1.「リアリティ番組出演者遺族からの申立て」審理
フジテレビが2020年5月19日未明に放送した『TERRACE HOUSE TOKYO 2019 - 2020』に出演していた女性が放送後に亡くなったことについて、女性の母親が、娘の死は番組内の「過剰な演出」がきっかけでSNS上に批判が殺到したためだとして、人権侵害があったと申し立てた。これに対してフジテレビは、社内調査によって「人権侵害は認められない」と反論している。
今委員会では、双方から所定の書面がすべて提出されたのを受けて、論点を整理し、ヒアリングのための質問項目を絞り込み、次回委員会の際にヒアリングを行うことを決めた。ただ、当事者の女性が亡くなっているため、番組制作時の様子や放送前後の女性の状況を知る人物にも直接事情を聴くことができるよう、申立人、被申立人に協力を要請することになった。
2. その他
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委員会決定第75号「一時金申請に関する取材・報道に対する申立て」に関して、11月16日に行った通知公表について報告があった。
以上