青少年委員会

青少年委員会 議事概要

第224回

第224回-2020年6月

視聴者からの意見について…など

2020年6月23日、第224回青少年委員会をBPO第2会議室で開催し、7人の委員全員が出席しました。
委員会では、まず3月16日から6月15日までの3か月間に寄せられた視聴者意見について意見を交わしました。
新型コロナウイルスを取り上げた、報道・情報番組について「子どもが家にいるのに政府の対応への批判を垂れ流している」「感染者の出た学校名を挙げて報道している。これは気持ちが弱っている子どもに追い打ちをかけているようだ」などの意見が寄せられました。これについて委員からは、「政府の政策判断についての批判という視点で番組を構成すること自体は悪いとは思わないが、その前提として“事実の報道”の上での評価ということがあると思う。そのあたりが視聴者に伝わりにくいこともあって、このような意見が出てきたのではないか」などの意見が出されました。
中高生モニターについても、3か月分のリポートについて議論しました。
4月の中高生モニターのリポートのテーマは「これまでで一番印象に残ったテレビ・ラジオ番組について」でした。32人から報告がありました。
モニターからは、老舗足袋メーカーがランニングシューズの開発に挑む姿を描いたドラマについて、「このドラマから、どんなに苦難があっても神様がほほ笑むのは目標に向かってただ走り続けるだけだ、ということを学んだ。そして、その神様は人間だ。目標に向けて走り続ける者を見て、同情や憧れを感じて仲間になってくれたり、助けてくれたりする。そんな人間は必ずどこかにいる。そんなことを学んだ」、フェイクニュースをテーマにしたドキュメンタリ―番組について、「強烈に印象に残っているのは、メキシコで無実の男性2人が、フェイクニュースによって市民に殺害された事件です。市民が、ネットの情報がフェイクであるかを確かめる前に騒ぎを大きくし、人々の正義心を利用して、殺害は躊躇なく実行されました。フェイクニュースが『殺人』というところまで人々を動かせたという実例はあまりに衝撃的であった。…フェイクニュースは真面目なものから滑稽なものまで日々の生活にあふれているので、例えばTwitterのフェイクニュースの紹介と注意を促すような、情報番組のひとコーナーなど、若者に寄り添ったコーナーがあったら面白いなと思いました」などの意見が寄せられました。
5月のテーマは「最近見たニュース・報道番組について」でした。32人から報告がありました。
モニターからは、夜のニュース番組について、「この番組を見て、特に二つの良い点を思いつきました。一つ目は、国内のことから海外のことという放送順であったことです。コロナウイルスの内容が主でしたが、国内のことを伝え、その後、海外でどのような動きがあるかを伝えていたことにより、視点をスムーズに切り替えることができ、理解しやすかったです。二つ目は明るい内容を取り上げていたことです。コロナウイルスの影響により、ロボットの開発が進んでいるというものです。世の中が暗くなっている中、未来を見据えたロボットの進化というニュースは、世の中に少し光を差してくれたような気がします。一つ気になった点は、都市のインタビューばかりで地方の様子があまり分からないことです。地方はどのように考えているのか、東京都との影響の差はどのくらいあるのかなど、都市部と地方の比較した情報がもう少しあると良いと考えました」、別の夜のニュース番組について、「(新型コロナ関連のニュースで)公園で遊んでいる子どもに対してのインタビューが放送されていたが、インタビュアーが『コロナの影響で学校に行けないのは悲しいですか?』『早く学校に行きたいよね』のような答えが聞かずともわかるものであり、有意義なインタビューに感じられなかった。休校期間中、家での自粛で気が滅入る中、せっかく気晴らしのために外で遊んでいる子どもに対して現実を再認識させるようなこのインタビューは必要だったのか?」、新型コロナウイルス関連のニュース全般について、「いつもニュースをつけると感染者が増えた減った、接触は8割減などいつ見ても毎日同じことの繰り返しだったような気がします。家にいる時間が長くなると見る時間も増えるのですが、テレビを見ても気が張ってしまって疲れる感じもありました。コロナ鬱と報道されることも増えましたが、それは共感して気持ちが楽になることと同時に気持ちを煽る可能性も感じました。…最近はコロナウイルスについてどうすべきかの議論が盛んになっていますが、私は議論する側に熱が入りすぎて怒り口調になりすぎてしまうのが苦手に感じます。…テレビでの話し合いは小さい子も含め多くの人の目に入るので、自分の意見をぶつけるだけでなく互いの話を聞き入れながら解決策を探るなど、話し合いも有意義だと思えるような、手本になるようなものを心がけてほしいと思います」などの意見が寄せられました。
また、6月のテーマは「最近見たドラマについて」でした。30人から報告がありました。
モニターからは、家政夫を主人公にしたドラマについて、「(この日の放送は)再放送ではなく、新しい話のドラマが作られていました。それだけでもびっくりしたのに、さらにドラマは一人一人がテレビ会議みたいな感じで、画面の中の画面で演技していて、今の自粛が続いている現状にピッタリなドラマに仕上がっていました。…そして、このドラマが大好きなもう一つの理由は、毎週毎週、何らかの『家事テク』が紹介されることです。…この『家事テク』が大好きで、いつも母に教えてあげています。…さらに、もう一つこのドラマが好きな理由は、必ず、最後に主人公が、意味深というか、なるほどと思うセリフを言う点です。…『ほんの少し工夫をしてやり直すだけで改善される』という言葉もありましたが、この言葉は、大人の夫婦の世界の話だけでなく、中学生である自分の生活を振り返ってみても同じことが言えるかも、と思いました」、2002年に放送された学園ドラマの再放送について、「学園ドラマというジャンルのドラマは今でも多いが、10年以上前の作品が今でも人気があるのはすごいなと思いました。…主人公に対して生徒たちが反発しながらも少しずつ距離を縮めていくところが学園ドラマらしく、見ごたえのあるものだと思いました。…学校が徐々に再開してきているタイミングでの放送だったので、学校で先生に会うのがとても楽しみになるなと思いました」などの意見が寄せられました。
次回は7月28日に定例委員会を開催します。

議事の詳細

日時
2020年6月23日(火)午後4時30分~午後7時15分
場所
「放送倫理・番組向上機構 [BPO] 」第2会議室(千代田放送会館7階)
議題
視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
出席者
榊原洋一委員長、緑川由香副委員長、稲増龍夫委員、大平健委員、菅原ますみ委員、中橋雄委員、吉永みち子委員

視聴者からの意見について

3月16日から6月15日までに寄せられた視聴者意見について議論しました。
新型コロナウイルスを取り上げた報道・情報番組に対して「子どもが家にいるのに政府の対応に対する批判や悪口を垂れ流している。教育上良くない」「感染者の出た学校名を挙げて報道している。これは気持ちが弱っている子どもに追い打ちをかけているようだ」などの意見が寄せられました。
これに対して委員からは、「報道や情報番組で、政府の政策判断についての批判など、そういった視点を持った番組構成自体が悪いとは思わないが、批判をする前提として“事実の報道”をした上で評価をしていると思う。そのあたりの工夫が視聴者に伝わりにくいこともあって、このような意見が出てくるのではないか」などの意見が出されました。
バラエティー番組でコロナ自粛生活の家庭での悩みを相談するコーナーに電話で出演した女性音楽家が、思春期を迎えた息子について「変な臭いがしてきた」「アニメの女性キャラクターの胸の画像を重点的に見ている」などと発言したことに対して、「学校でいじめられる可能性がある」「性癖を暴露しているようで、子どもの虐待と同じレベルだ」などとの意見が寄せられました。
これに対して委員からは、「スタジオ出演者とのやり取りは息子を笑い物にしたり、深刻にとらえたものでなく、思春期の男の子では特別なことではないという感じでやっている」「音楽家自身もオープンな感じを売りにしているので、問題ないのではないか」などの意見が出されました。
これらの件に関しては、これ以上話し合う必要はない、となりました。

中高生モニター報告について

今月は、4月、5月、6月のモニター報告について話し合いました。
2020年度になり、新たにモニターを依頼した33人に初めてお願いした4月のテーマは「これまでで一番印象に残ったテレビ・ラジオ番組について」でした。「自由記述」と「青少年へのおすすめ番組について」の欄も設け、全部で32人のモニターから報告がありました。
「これまでで一番印象に残ったテレビ・ラジオ番組について」では、テレビ番組について29人が、ラジオ番組について3人が記述していました。複数の意見が寄せられたのは、『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)で2人から、その他はそれぞれが別々の番組を取り上げていました。テレビ番組のジャンル別では、バラエティーに12人、ニュース・報道・ドキュメンタリーに8人、ドラマに4人、音楽番組とアニメにそれぞれ2人ずつ、教育番組に1人から報告がありました。
「自由記述」では、新型コロナウイルスに関連して記述したモニターが15人いました。各局のニュース番組の報道内容についてかぶり感があるという不満、ウェブ会議ツールを活用した情報番組や無観客のバラエティー番組への感想などが目立ちました。
「青少年へのおすすめ番組」では、『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ)に7人が、『音楽チャンプ~5か月で全国3000人を調査!歌うま日本一決定戦~』(テレビ朝日)に5人が、『世界にいいね!つぶやき英語』(NHK Eテレ)に2人が感想を寄せています。
今回のレポートでは、新型コロナウイルスで亡くなった志村けんさんが出演した番組を視聴し、「笑い」や「優しさ」について考察を深めたというモニターが多かったのも印象的でした。

◆委員の感想◆

  • 【これまでで一番印象に残ったテレビ・ラジオ番組について】

    • 番組を、自分の興味や進路などに結び付けて考えながら視聴しているモニターが多く、興味深かった。

    • 『NHKスペシャル デジタルvsリアル 第1回フェイクに奪われる“私”』(NHK 総合)「特集のような形もよいけど、日常的にそういうフェイクニュースの注意とか紹介とかをするような番組のコーナーとかあったらいいのではないか」という提案があったが、ぜひ制作者に伝えたいと思った。

    • 『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)について書いたモニターが、3年間天気を担当した気象予報士が番組を卒業するということでスタジオにいた人たちの拍手がとても大きくて驚き、単にスタッフの数が多いというだけではない番組の温かさを感じたという。こういうちょっとしたところを見られているのだと改めて感じた。

◆モニターからの報告◆

  • 【これまでで一番印象に残ったテレビ・ラジオ番組について】

    • 『NHKスペシャル デジタルvsリアル 第1回フェイクに奪われる“私”』(NHK 総合)コロナウイルスによって生活が振り回されている中で、何の情報が正しいのか疑問に思うことがあり、関連してフェイクニュースについても知りたいと思い、見てみました。強烈に印象に残っているのは、メキシコで無実の男性2人が、フェイクニュースによって市民に殺害された事件です。市民が、ネット情報がフェイクであるかを確かめる前に騒ぎを大きくし、人々の正義の心を利用して殺害は躊躇なく実行されました。フェイクニュースが「殺人」というところまで人々を動かせたという実例はあまりにも衝撃的でした。今回のような特集の形もよいですが、フェイクニュースは真面目なものから滑稽なものまで日々の生活に溢れているので、例えば、情報番組のひとコーナーなどで、フェイクニュースの紹介と注意を促すような、若者に寄り添ったコーナーがあったら面白いなと思いました。(東京・高校1年・女子)

    • 『逆転人生「母は強し!連続雪崩から奇跡の生還」』(NHK 総合)一年ほど前に見た番組ですが、再現のドラマがとてもリアルで、はっきりと憶えています。どんなに苦しく大変な状況でも、生き延びるために頑張っていた姿に勇気をもらいました。主人公の主観的な視野から見ている再現もあって、実際に自分が体験したかのように思えました。(長野・中学2年・男子)

    • 『超入門!落語 THE MOVIE』(NHK 総合)落語と一緒に実写の映像を流すため、理解が深まり面白かったです。落語では、子どもには分かりにくい言語や、難しい言葉がありよく分からない場面がありますが、この番組ではそれが少なかったように感じられました。分かりにくいオチも、映像があると安易にわかるため、落語って面白いんだなって初めて感じられたきっかけでした。(沖縄・中学3年・男子)

    • 『中居正広のキンスマスペシャル』(TBSテレビ)この番組で志村けんさんは、いかりや長介さんとの思い出を語っていますが、ここから、志村さんがいかりやさんのことをずっととても大切に思っていることが分かり、志村さんの優しさが僕にはうかがえました。再現VTRがとても良くできていて見やすかったです。また、たんに1年前の放送を再放送するのではなく、再編集がされていて、いいと思いました。(東京・中学2年・男子)

    • 『陸王』(TBSテレビ)「どんな苦難があっても神様がほほ笑むのは目標に向かってただ走り続けたものだけだ。」ということを学んだ。そして、その神様は人間だ。目標に向けて走り続ける者を見て、同情や憧れを感じて仲間になってくれたり、助けてくれたりする。そんな人間は必ずどこかにいる。そんなことを学んだ。(群馬・中学3年・男子)

    • 『アンナチュラル』(TBSテレビ)このような普段生活している上であまり注目されることのない職業・職種にフォーカスを当てたドラマが増えたら、学生などの将来の職業選択の幅にも良い影響を与えるのではないだろうか。(千葉・高校2年・女子)

    • 『ライオンスペシャル 第39回全国高等学校クイズ選手権』(日本テレビ)「地頭力」というテーマがよかった。これからAIが普及していくにあたって人間にはAIにはない地頭力が求められると思われる。ひらめき問題が出るため、子どもも大人も誰にでも正解する可能性があり、自分も参加したくなった。(千葉・中学1年・男子)

    • 『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ)番組関係者の子どものように興奮したり感動する姿を見て、人間らしさにあふれているなと思った。(東京・高校1年・男子)

    • 『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)毎週欠かさずに見ているのですが、出川哲朗さんの「はじめてのおつかい」のコーナーが特に大好きです。毎回笑いが止まりません。「出川イングリッシュ」と呼ばれるほど、ネイティブの方が話す英語とは程遠い英語で、お茶の間を笑わせてくれます。それに加え、スタッフの方の編集により、面白いフレーズに黒い背景で白い文字の字幕が出ることによって、さらに面白さが増します。出川イングリッシュは単に面白いだけでなく、外国の方とコミュニケーションをとる方法を教えてくれます。毎回、あの英語でゴールまでたどり着けるのは、出川さんのコミュニケーション力にあると思います。ただ笑わせてくれるだけでなく、得られるものがあると考えます。(東京・高校1年・女子)

    • 『俺のスカート、どこいった?』(日本テレビ)この番組を見てLGBTの人たちへの見方が変わったように感じる。以前はよく知らず、偏見もあったが、彼らも同じ人間で同じように悩み、生きている人だと気づくことができた。この先、このドラマのような番組が増えて、偏見などがなくなっていけば良いな、と思った。(長野・高校1年・女子)

    • 『マツコ“毒舌”観察!!50日間で女性の顔は変わるのか!?』(日本テレビ)生活環境を変えるのは自力ではなかなかお金もかかるし踏ん切りもつかないので難しく、テレビ番組だからこそできる企画だなと思います。人が変わっていくのを見ていると、皆がどこかに抱えているであろう自分を変えてみたい、変わってみたいと思っている気持ちが刺激されて、私も自分の可能性が広がった気になって、前向きにさえなれたような気がしました。(千葉・高校1年・女子)

    • 『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)連日あまりにも新型コロナウイルスの話題が多すぎると思う。私は報道番組は新しいことを伝えるためにあるのだと思う。しかし最近は、この番組だけに関わらず、報道番組全てが同じ情報を伝えているように思えてしまう。もっと番組の特色を生かして、思い切って新型コロナウイルスとは全く関係ないことを放送するなど、その番組にしかできないコーナーを見たい。この番組では、この日、3年間お天気を担当した気象予報士さんが番組を卒業される日で、番組最後にはその気象予報士がコメントを言っていたが、その後の拍手があまりにも大きくて驚いた。単純にスタッフの人数が多いだけでなく、番組の温かさが感じられた。(愛知・中学2年・女子)

    • 『EXI怒』(テレビ朝日)私が印象に残ったのは出演者が全員高校生だったことです。年齢は同じでも、思考や生活の中で重点を置いているものが全く違うことが、私にとっては新鮮で興味深いものでした。(宮城・高校3年・女子)

    • 『題名のない音楽会』(テレビ朝日)楽器作りのほぼすべての工程が手作業だと知った時、1つの楽器に多くの人の手間や技術がかかっているんだなと驚嘆したと共に楽器を今まで以上に大切に扱おうと思いました。高校卒業後の進路として、このような職を目指してみてもいいのかなと思いました。(茨城・高校3年・男子)

    • 『志村けんさん追悼特別番組 46年間笑いをありがとう』(フジテレビ)流行りのその時面白いと思ったものでもその流行が終わった後に見返してみると「あー懐かしい」や「何がそんなに面白かったのだろうか」と感じることが多い。それに対してドリフターズや志村さんたちのコントはいつ見ても新鮮で面白くて、これが十何年以上も前のものだとは思えない。何度見てもその先の展開が分かっても絶対に笑ってしまう。わかっているのに本当にそうなったとき笑ってしまう。それはとてもすごいことなのだと思った。(東京・高校1年・女子)

    • 『民放同時放送!一緒にやろう2020 大発表スペシャル』(民放各局)「どのチャンネルにしても同じ番組」という近年ではなかなかなかった状態に、出演のアナウンサーの方々も興奮しているのが画面上からも伝わったのがとても印象に残りましたし、視聴者側の自分自身とてもワクワクしました。各局の色をもっと出してほしいとも思いました。細かく見ると、生中継の技術面はフジテレビ、VTRは日本テレビが担当していましたが、普通の視聴者はただ「同じ番組をやっている」としか印象付けないと思います。例えば、各局のスタジオを中継で結ぶとか、この時間はこの局が主導で制作する(各局の番組のフォーマットでやる)など、民放コラボを全面的に演出してみるのも面白いかなと思います。(熊本・高校2年・男子)

    • 『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)エンディングの最後に、「負けるなー」と感情をこめて言っていたことが印象に残った。本当につらいこの世の中で、エールを送ってもらえると元気が出る。(宮城・中学1年・女子)

  • 【自由記述】

    • コロナが流行していて、テレビからの情報はとっても大切だとしみじみ思いました。4月7日の午後7時からは、安倍首相の「緊急事態宣言」のニュースがあり、NHKの教育テレビ以外は、全局、会見をそのまま生放送していて、どのチャンネルもみんな同じ場面だったので、こんなことがあるのか、とビックリしました。でも、そのような放送をすることで、事の重大さが分かって、テレビというものは情報ばかりでなく、深刻度も感じさせてくれる、大きな影響を与えるものなのだと感じました。コロナの情報は、これからも、もっともっと必要になるので、テレビの情報を見逃さないようにしたいと思います。(長崎・中学1年・女子)

    • テレビ番組がどうなるのか不安に思います。(秋田・中学2年・女子)

    • 様々なバラエティー番組や音楽番組が観覧のお客さんを入れずに出演者の方たちだけで収録を行っているのをよく目にします。普段はあまり感じないけれど、このような状況にいざなってみると、観覧できている一般の人も番組を盛り上げるのに大きく貢献しているのだなと思いました。(東京・高校1年・女子)

    • 報道番組では番組進行に必要な人、専門家の方、コメンテーターさんというようにスタジオにいる人数が多い番組もあり、見ていて怖いです。また、人数が少ない番組でも喋るには距離が近い番組があるので、もう少し配慮をしてほしいと感じています。(愛知・高校1年・女子)

    • 多くの番組で席を離したり、テレビ電話での出演になっていたりする。なんだか違和感を覚えるし、1日も早く終息するといいなと思う。(東京・高校1年・女子)

    • 一概に、全ての番組が…、というわけではないが、不必要に演者が多すぎる番組作りが増えたような気がする。(千葉・高校2年・女子)

    • ラジオ番組でツイッターを使って番組を盛り上げるものも多く、SNSが発展した時代だからこその盛り上げ方だなと思いました。しかしツイッター内でしか見られないものもあり、ツイッターが使えない人でも使えるもので番組を盛り上げてほしいと思いました。(埼玉・中学2年・女子)

    • 最近ラジオを聴くようになったのですが、局を変えたときに今何の番組をしているのかパッと分からないのがテレビと違って仕方がないけれど不便だなぁと思います。でも聞いている側がリスナーとして参加できるのが楽しいし、生放送が多いので面白いです。(千葉・高校1年・女子)

  • 【青少年へのおすすめ番組】

    • 『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ)志村園長の共演者、観客、スタッフ、動物たちに対する優しい心が全体に表れている、とてもいい番組だと思った。(岡山・中学2年・女子)

    • 『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ)志村さんの昔の映像を見ていると、パンくんと仲良くいろんな事をしていて、笑いながら胸がしめつけられました。(長崎・高校2年・男子)

    • 『音楽チャンプ~5か月で全国3000人を調査!歌うま日本一決定戦~』(テレビ朝日)一般人が出演して歌うところが良かった。他のカラオケ番組にはない“課題曲”の制度は審査をフェアにできるし、同じ曲でも歌う人によって表現が変わることを楽しめるし良いと思う。(東京・高校2年・女子)

    • 『音楽チャンプ~5か月で全国3000人を調査!歌うま日本一決定戦~』(テレビ朝日)私と同い年の子や1、2歳しか変わらない子が多くて、私も何か頑張れるものを身につけようと思わされました。(神奈川・高校2年・女子)

    • 『たけしのその時カメラは回っていた』(NHK 総合)1964年の東京オリンピックに向けて、日本はいろいろな準備をしていた中、たくさんの「困った」があふれていたというのには、驚きました。2020年の東京オリンピックが、来年に延期されましたが、この番組で紹介された1964年の東京オリンピック前のように、今も日本のどこかに、オリンピックに向けて、見えない場所で一人ひとりの職人の人々の苦労があるのかもしれないなと思いました。(長崎・中学1年・女子)

    • 『ローカル魂 寅ちゃんと6年1組農業部』(テレビユー山形)「農業」は1週間でたくさんはえる雑草の処理や水やりなどとても大変な仕事だということを改めて知ることができました。さらに、農業部が、一生懸命雑草をぬいたり、野菜をうれしそうに収穫していたりするのを見て、がんばっているなぁとうれしくなりました。(山形・中学1年・女子)

5月のテーマは、「最近見たニュース・報道番組について」でした。全部で32人から報告がありました。1人で複数の番組を取り上げたモニターもおり、全部で27番組(ラジオ番組を4番組含む)について報告がありました。中でも、『NHKニュース7』(NHK 総合)については5人が、『NEWS every.』(日本テレビ)と『報道ステーション』(テレビ朝日)についてはそれぞれ4人ずつが、『新・情報7daysニュースキャスター』(TBSテレビ)と『日曜報道THE PRIME』(フジテレビ)にはそれぞれ3人ずつが、『Nスタ』と『NEWS23』(いずれもTBSテレビ)、『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(CBCテレビ/TBSテレビ)にはそれぞれ2人ずつが、感想を寄せていました。
「自由記述」では、12人のモニターが新型コロナウイルス関連の内容を記述していました。中でも、コロナの影響により番組制作の仕方や番組編成が変更を余儀なくされていることについての感想を述べたモニターが7人と目立ちました。
「青少年へのおすすめ番組」では、11番組について感想が寄せられました。『林修の今でしょ!講座 2時間スペシャル』(テレビ朝日)は5人、『ノーサイド・ゲーム特別編』(TBSテレビ)と『NHKスペシャル“わたしをあきらめない”~5年1組 子どもたちと先生の一年~』(NHK 総合)はそれぞれ3人ずつ、『ETV特集「義男さんと憲法誕生」』(NHK Eテレ)と『池上彰×松井秀喜 in キューバ』(テレビ東京)、『サタデーウォッチン!』(TBC東北放送)はそれぞれ2人ずつと、複数のモニターが取り上げています。

◆委員の感想◆

  • 【最近見たニュース・報道番組について】

    • 新型コロナウイルスの報道に関する内容が多かったが、特に、「オンライン授業」や「9月入学」の話題などについて、自分たちの身近な問題として捉えている。子どもたちはこのようなニュースを視聴した時に、自分とニュースの関係が今までと少し違って感じ取れるのではないかと思う。

    • モニターの感想の中に、「連日番組に出演している専門家が疲れて見える」など出演者を気遣うようなものがあり、興味深く感じた。

    • コロナウイルスの報道には視聴者が共感して気持ちが楽になるような内容もあるが、それと同時に、気持ちを煽ってしまうものもあるという意見は鋭い。

    • コロナと関係のないニュースを取り入れてほしいという意見が少なくなかった。みんなが一斉に同じものを放送するのではなく、選択肢の多様性を持ったほうがいいのではないかと多くのモニターが感じているようだ。

    • インタビューについて、答えありきで取材をするということが本当に必要かという内容を書いたモニターが少なからずいた。公園にいる子どもには「学校に行けないのはどういう気持ち?」という質問などに対して、「答えが分かっているようなことをなぜわざわざ聞くのか」「インタビューの意味が分からない」という批判が結構出ていた。その辺が、番組の作り方や番組の選択肢の多様性ということに関連してくるのではないかと感じた。

    • 『首都圏ニュース845』(NHK 総合)埼玉に住んでいるモニターから「東京都がメインの話題になっているので、首都圏と言うからには埼玉や神奈川、千葉のことも、もっと全体的に取り上げてほしい」という意見があった。制作者に伝えたいと思う。

    • 『スッキリ』(日本テレビ)について書いたモニターが、スタジオが一瞬沈黙したということを取り上げ、「生放送は大変なんだな」と感じたと記述していた。リモートだと、どうしても何か会話の間に空白が出てしまう。全体的な流れが分からなくて、みんながどこでしゃべっていいのか分からなくて、指されるのを待っている、みたいな感じがしてしまい、一瞬みんなが遠慮した時に空白が起こる。そういうことは初めての経験であり、モニターから楽しまれている部分もあるのかなと感じた。

◆モニターからの報告

  • 【最近見たニュース・報道番組について】

    • 『NHKニュース7』(NHK 総合)1日のまとめとして見ています。この日は、首相が「緊急事態宣言」を解除するのか、延長するのか、国民みんなが気になっていた日で、いつもは30分間の『ニュース7』が、この日は1時間45分も放送されていました。たくさんの専門家の意見が紹介されていました。最近は、感染者数ばかりでなく、「回復者数」という数値も示してくれる番組が増えてきたように思えます。そのことで、感染者数は、どんどん累積されて増えていく一方ではあるけれども、その一方で、この数値の裏には、これだけの回復者数も含まれていると思うと、今、実際に闘病している数値を推測出来て、コロナ感染の状況を正確に把握できて、不安も少しでも抑えられる気がしました。(長崎・中学1年・女子)

    • 『NHKニュース7』(NHK 総合)この番組を見て、特に2つの良い点を思いつきました。1つ目は、国内のことから海外のことという放送順であったことです。コロナウイルスの内容が主でしたが、国内のことを伝え、その後、海外でどのような動きがあるかを伝えていたことにより、視点をスムーズに切り替えることができ、理解しやすかったです。2つ目は明るい内容を取り上げていたことです。コロナウイルスの影響により、ロボットの開発が進んでいるというものです。世の中が暗くなっている中、未来を見据えたロボットの進化というニュースは、世の中に少し光を差してくれたような気がします。1つ気になった点は、都市のインタビューばかりで地方の様子があまり分からないことです。地方はどのように考えているのか、東京都との影響の差はどのくらいあるのかなど、都市部と地方で比較した情報がもう少しあると良いのではないかと考えました。(東京・高校1年・女子)

    • 『NEWS every.』(テレビ信州/日本テレビ)私は毎日ニュース番組を見ています。その中でこの番組は、全国と地域どちらのニュースも取り上げられているので面白いと思ってみています。今、新型コロナウイルスの影響で、様々な番組で「お家時間」について取り上げられています。この番組の地域のニュースでは番組おわりに視聴者から集めた家での過ごし方を報道しており、私も家族とみています。スマートフォンのニュースでは、ひとりでしか楽しめないけれど、テレビでは家族みんなで楽しむことが出来るのでいいなと思ってみています。(長野・高校1年・女子)

    • 『報道ステーション』(テレビ朝日)番組キャスター・スタッフの新型コロナ感染が発覚した件について。入院中の療養生活、症状の進行状況のほか、発覚までの番組制作時の状況についても、詳しく報じていました。他番組では治療薬の効果・承認について良いイメージを全面に取り上げられていますが、投与しても効果がないケースについても取り上げられていて、その情報がとても印象に残りました。この番組では制作スタッフが当事者の体験談として、今の新型コロナの真実を報道する力強い姿勢が見えました。(熊本・高校2年・男子)

    • 『新・情報7daysニュースキャスター』(TBSテレビ)アメリカの放送局が報道番組内で行っている「ブレイクタイム(コロナ関連ニュースの合間に全く関係のない話題を入れる)」をおそらく日本で初めて取り入れ、視聴者の心理的な配慮が見られました。視聴者によっては、コロナ関連の情報を見続けることにより心理的に大きな負担がかかる場合もあるが、これまでは見ないという選択肢しか無かったが、放送局側がこのような配慮を行う手段も、これから他の番組で導入するのもいいとは思うが、逆に硬派な報道番組(NHKの定時放送など)では、情報だけを得たい視聴者もいると思うので、視聴者が選べるような仕組みが出来上がれば良いなと思います。(熊本・高校2年・男子)

    • 『日曜報道 THE PRIME』(岡山放送/フジテレビ)同時双方向のオンライン授業をしている学校が全国で5%しかないことがわかりました。少ないと思いました。私の学校は同時双方向のオンライン授業も動画の配信もありません。なので、ほかの学校がインターネットで授業をしていると、自分たちの学校は授業がちゃんと終わるのか不安になりました。(岡山・中学2年・女子)

    • 『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ)9月入学について取り上げていました。他の報道番組では、この事例を専門家のインタビュー等でまとめ、キャスターが伝えるのがほとんどですが、この番組では発言力がある2人(橋下徹、萩生田文科相)がリアルタイムで討論をしていて、受験生である僕はとても魅かれる番組でした。9月入学について、他の報道番組では、専門家の意見や一方の意見しかきけませんが、この番組では、Twitter を通して番組をみている人の意見もみせており、いいと思いました。Twitterがあることで、笑える意見や考えさせられる意見がいっぱいあっておもしろかったです。ニュースや報道番組では、様々な人の意見を聞ける演出を増やして欲しいと思いました。(沖縄・中学3年・男子)

    • 『Nスタ』(TBSテレビ)アメリカのコロナウイルス対策を取り上げていてとても良いと思った。ほかの国の対策を知ることができ、日本の対策の悪い点や新しい対策の方法を取り入れることができる。(宮城・中学1年・女子)

    • 『NEWS23』(TBSテレビ)放送日がこどもの日だったということも要因なのか、公園で遊んでいる子どもに対してのインタビューが放送されていた。が、インタビュアーの子どもに対する質問が「コロナの影響で学校に行けないのは悲しいですか?」「早く学校に行きたいよね」などといった、正直答えが聞かずとも分かるようなものであり、有意義なインタビューには感じられなかった。休校期間中家の中での自粛で気が滅入る中、せっかく気晴らしのために外で遊んでいる子どもたちに対して、現実を再確認させるようなこのインタビューは本当に必要だったのか。わざわざ公園まで出向いてインタビューを行う必要はないのではないかと思った。(千葉・高校2年・女子)

    • 『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(CBCテレビ/TBSテレビ)視聴していて、子どもも見るような時間に放送される報道番組は、博識な方がメインになるよりは、一般人に近い深い知識をもっていない方のほうが適任だと思いました。逆に子供が見ないような時間の番組は、難しい話題にどんどん切り込んでいくと思うので博識な方がメインでやった方がいいと思いました。あと、取り上げ方とは違うと思うのですが、ニュース映像が流れているときにワイプが映っているのが気になりました。ニュースに対しての反応を見たいわけじゃないし、ワイプが別の人に切り替わるたびに気が取られてしまうので、肝心のニュースに集中できなかったです。(愛知・高校1年・女子)

    • 『首都圏ニュース845』(NHK 総合)首都圏のニュース番組なので、首都圏の様々な地域を取り上げているが、東京都がメインなのでほかの県ももっと全体的に取り上げてほしいと思った。(埼玉・中学2年・女子)

    • 『あさチャン!』(TBSテレビ)学校があって朝早く家を出なければいけない日も、6時台に短くニュースをまとめてくれるコーナーで大きなニュースを確認することができて便利だと思います。ただ、報道のためとはいえ、団体で動かなければいけない取材が今の状況で本当に必要なのかと制作するスタッフのことが心配になりました。(宮城・高校3年・女子)

    • 『スッキリ』(日本テレビ)動物が町中に現れたという紹介が心が和んで面白かった。その中で一瞬、スタジオが沈黙する場面が見られ、生放送の大変さを感じた。臨機応変に物事に対応するのは難しいなと感じた。(東京・中学3年・女子)

    • 『サタデーステーション』(テレビ朝日)コロナウイルスのPCR検査の実態で、検査体制が十分に整っている病院と整っていない病院があり、その両者について特集をし、多角的な視点でこのニュースを取り上げているように、様々なニュースに対し様々な視点からの意見を取り上げて報道しており、自分の物事に対する見方を考え直すことができて良いと思った。(東京・中学2年・男子)

    • 『めざましテレビ』『とくダネ!』(どちらもフジテレビ)コロナ関係のニュースの中で一番自分が参考になった情報は手作りマスクの作り方を紹介していたことで親もそのニュースを見てマスクを作って自分の家にある使い捨てマスクの使用量を減らすことができました。また、ほかのいい点としては最近のニュース番組ではSNS上の情報も調べてニュースにしていることもあり、一般の人たちの生の声がそのままニュースに反映されていてとても良いと思います。逆に、ニュースの情報で少しわかりづらいなと思った点は、まだ不確定な情報がニュース速報として流れてきてそのたびに振り回された点です。ただ新しいニュースをいち早く知らせることはテレビ会社の使命でもあると思うのでその点はしょうがないのかなと今の時点ではそう思うようにしています。(茨城・高校3年・男子)

    • 『NHKニュース7』(NHK 総合)他、複数の番組について。いつもニュースをつけると感染者が増えた減った、接触は八割減、などいつみても毎日同じことの繰り返しだったような気がします。家にいる時間が長くなるとテレビを見る時間も増えるのですが、テレビを見ても気が張ってしまって疲れると感じる時もありました。コロナ鬱と報道されることも増えましたが、それは共感して気持ちが楽になることと同時に気持ちを煽る可能性も感じました。事実、母はコロナ鬱と称して隙あらば家事をサボろうとします。最近はコロナウイルスについてどうすべきかの議論が盛んになっていますが、私は議論する側に熱が入りすぎてしまって怒り口調になりすぎてしまうのが苦手に感じます。今はただでさえ家にこもっているだけの時に、自分まで怒られているような気分になります…テレビでの話し合いは小さい子も含め多くの人の目に入ると思うので、自分の意見をぶつけるだけでなく互いの話を聞き入れながら解決策を探るなど、話し合いも有意義だと思えるような、手本になるようなものを心がけてほしいなと思います。(千葉・高校1年・女子)

  • 【自由記述】

    • いつから学校が始まるのか気になり、今まで以上にニュースを見るようになりました。すると、あることに気付きました。4月は、どのニュースも全部コロナ関連の話しばかりでしたが、5月になると、長崎の地元のニュース番組では、コロナ以外の明るいニュースも増えてきたのです。つまり、ニュース番組というのは、その時その時の情勢を伝えていて、ニュース番組を見れば、リアルタイムにその情勢が分かるのだと知りました。集団生活が始まると、感染の可能性が高くなるので、また休校になるかもしれませんが、ニュースをよく見て、その時その時の状態を読み取って、冷静に行動したいと思います。そういう意味からも、テレビの情報は、日常生活と切っても切り離せない貴重な情報源だということを改めて感じました。(長崎・中学1年・女子)

    • 最近、コロナの影響により、ドラマの撮影が間に合わず、ドラマの放送が延期になったり、バラエティー番組のロケやスタジオ撮影を取りやめなければいけなくなったりして、昔の番組の再放送が行われているのをよく目にします。新番組を見たいという気持ちはもちろんあるけれど、久しぶりに好きなドラマの再放送を見ることができて、休校が延長され悲しい気持ちが明るくなりました。(東京・高校1年・女子)

    • 最近はドラマの再放送が多く行われています。テレビ局によって1つのドラマを放送するか、複数のドラマを総集編という形で放送するかに分かれていて違いが面白いと思います。ただ、テレビ局は次のドラマのつなぎくらいに考えているかもしれませんが、視聴者にとっては今期のドラマとして見ているので、できれば1つのドラマを最後まで放送する形がいいなと思います。(愛知・高校1年・女子)

  • 【青少年へのおすすめ番組】

    • 『林修の今でしょ!講座 2時間SP』(テレビ朝日)出演者の方々が別々の場所で撮影されていたが、普通のスタジオでの時と同様にやり取り含めとても面白かった。(千葉・高校2年・女子)

    • 『林修の今でしょ!講座 2時間SP』(テレビ朝日)殺伐としたニュースが多く気分が沈んでしまっていたので、何も考えず笑えてよかったです。(長野・高校1年・女子)

    • 『ノーサイド・ゲーム特別編』(TBS)前回の放送の時も見ていたが、未放送カットや大泉さんのナレーションが入ったことによって、前回とは雰囲気が変わっていたため、とても見て面白い内容だった。(東京・中学2年・男子)

    • 『NHKスペシャル“わたしをあきらめない”~5年1組 子どもたちと先生の一年~』(NHK 総合)1年密着し、子供たちへのインタビューもされていて、子供たちの考え方の成長が感じられ面白かったです。また、子供たちと一緒に自分でも考えることができて、思考が深くなったように思います。ただ、テレビカメラが入ると普段とは違う良い格好をしてしまうと思うので、本当に素の姿だったのか疑問に思いました。そういうところに配慮した撮影であったかどうかの説明が欲しかったです。(愛知・高校1年・女子)

    • 『ETV特集「義男さんと憲法誕生」』(NHK Eテレ)今の憲法の生存権や国家賠償請求権を作った人がこんな尽力した人だと驚いた。憲法の加筆・修正を行う前に、海外視察や大学の教授、弁護士を歴任して平和の大切さや司法を学んで、それを憲法に反映させたところが自分の経験を無駄にせず、国のために尽くしているように思い感動した。(東京・高校1年・男子)

    • 『池上彰×松井秀喜 in キューバ』(テレビ東京)まずいちばんに、キューバのおしゃれな街並みと池上彰さんの詳しい解説で、画面に目が釘付けになりました。そして、キューバの外交についての解説では、キューバはアメリカに翻弄され、野球界にも影響が出ていることが分かりました。それで良いのかと今一度考えさせられました。(東京・高校2年・女子)

    • 『サタデーウォッチン!』(東北放送)最近始まった「みんな、おうちで何してる?」というコーナーが好きです。ほかの人がいろいろな工夫をしておうち時間を楽しんでいるのを見ると、ずっと暗い気持ちでいても良くないな、と思いました。(宮城・中学1年・女子)

6月のテーマは、「最近見たドラマについて」でした。全部で30人から報告がありました。複数のモニターが感想を寄せた番組は8番組ありました。『エール』(NHK 総合)を4人が、『麒麟がくる』(NHK 総合)と『家政夫のミタゾノ 特別編』(テレビ朝日)をそれぞれ3人ずつが、『いいね!光源氏くん』(NHK 総合)と『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ)、『ごくせん2002 特別編』(日本テレビ)、『警視庁・捜査一課長 2020年特別バージョン』(テレビ朝日)、『ドラマホリック!「レンタルなんもしない人」』(テレビ東京)をそれぞれ2人ずつが取り上げています。
「自由記述」では、放送局への期待や要望が多く寄せられました。ドラマの撮
影やスタジオ収録が徐々に再開していることについて、「新作が楽しみ」「スタジオに出演者が一堂に会する番組は反応やテンポが良いと感じる。普段の放送のありがたみを感じた」という声、その一方で、新型コロナウイルスの影響で再放送が増えていたことについては、「家族で昔のことを思い出しながら見たり話したりする機会になって良かった」「当時を経験できなかった自分は新鮮な気持ちで見られた」「再放送の試みを続けてほしい」など、再放送に肯定的な感想もありました。そのほか、最近のニュースに関する意見も寄せられていました。
「青少年へのおすすめ番組」については、『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?スペシャル』(日本テレビ)を6人が、『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ)を4人が、『こころの時代セレクション「砂浜に咲く薔薇のように~女優 サヘル・ローズ~」』(NHK Eテレ)と『BS1スペシャル「ヒグマを叱る男 10年の記録」』(NHK-BS1)をそれぞれ3人ずつが取り上げていました。

◆委員の感想◆

  • 【最近見たドラマについて】

    • 再放送のドラマが多い中、過去の放送をそのまま流すのではなく、リモートで撮影した現在の映像で再放送の映像を挟んでいたという工夫が評価されていた。多かれ少なかれ加工を施し、「特別編」という形で、一度見た視聴者も飽きさせない努力が恐らく魅力になっていると思う。多くのモニターがこの状況下における放送局の試みを感じ取ってくれている。そのことを制作者にも伝えたいと思った。

    • 再放送が良かった、嬉しかったという声が多く挙がっている。新型コロナウイルスで新作の撮影が進まずに再放送をしていたこの期間、テレビ業界としては再放送を有効に使うという大きな意味のある実験ができたという気がしている。

    • 「久しぶりに好きなドラマの再放送を見ることができて、休校が発表されて悲しい気持ちが明るくなった」というモニターがいた。いい感想だと思ったが、他のモニターからは、「再放送の連ドラを楽しんで見ていたら、途中で打ち切られてしまって気分が壊れた」というものも寄せられた。放送局は再放送をする時に、もう少し視聴者のことに配慮しなければいけないという気がした。

    • 『エール』(NHK 総合)週末に放送されている1週間の振り返りについて何人かが書いていて、評判がいいのだなと感じた。

    • 『99.9』(TBSテレビ)「大変このドラマを気に入ったので、小説も読んでみました」というモニターが、やはりドラマのほうが入りやすかったと記述していた。せっかく本を読んでくれたのにとも思ったが、やはり映像には強みがあるのだろう。

  • 【自由記述】

    • コロナに関連した取材で、レポーターが厳戒態勢を敷いている介護の現場の取材する意味を問うたモニターがいた。高齢者の家族は面会もできないのに、取材に来ている記者やカメラマンは高齢者に接触しているということに疑問を感じ、接触して大丈夫なのかというのと同時に、なぜ報道関係者は面会できるのに家族が面会できないのかという気持ちが書かれていて印象に残った。

  • 【青少年へのおすすめ番組】

    • 『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ)「まる子は性格がひねくれているようで、実は優しい女の子だと思う」というモニターからの意見について、『ちびまる子ちゃん』は視聴者意見で「子どもに悪い影響を与える」というものが届くが、このモニターのように、実は子どもの側は優しい女の子だということを分かって楽しんでいる。改めて、子どもに悪い影響は与えていないと思ったし、子どもの頃に見るアニメには意味があるのだとも考えさせられた。

    • 新型コロナウイルスの感染による自粛モードがこのまま続くのだとすれば、アニメなど、何か子どもが楽しめるような番組が、もう少し多く放送されてもよいと思う。そういうことも配慮する必要があると感じている。

    • 幼い頃に見たアニメなどに回帰するという現象は、もしかしたらコロナへのストレスと関係しているのかもしれない。放送局には、今回のリポートから子どもたちの思いをうまく拾って今後の制作にいかしてもらいたい。

◆モニターからの報告◆

  • 【最近見たドラマについて】

    • 『エール』(NHK 総合)一週間の振り返りの日があると、忙しくて毎日は見られない人たちにとってはとてもありがたくて良いことなのだろう思った。私はこれまでドラマを見たことがなかったが、週に1度見るのならある程度続けられそうだ。次回の朝ドラでも一週間の振り返りの日を作ったほうが良いと思う。(千葉・中学1年・男子)

    • 『エール』(NHK 総合)笑える場面が多く、とても楽しく見ることができて嬉しい。また、今作から月〜金曜日の放送に変わったが、土曜日の放送は無くなるのではなく、一週間のまとめを放送してくれるので、1週間の復習ができてありがたい。(長野・中学2年・男子)

    • 『麒麟がくる』(NHK 総合)今まで大河ドラマは見たことがなかったのですが、親が面白いと毎週見ていて、つられて見ているうちに僕もはまってしまいました。歴史はあまり興味がなかったのですが、ドラマの中で地図が出たり、地名の説明もあってとても分かりやすいと思います。織田信長の桶狭間の戦いをテーマにしていましたが信長軍と今川軍との戦いのシーンがすごい迫力で、どんどん物語に引き込まれていきました。社会の歴史の教科書では桶狭間の戦いについてあまり詳しくは出てこなかったので、今度、詳しく調べてみたいと思いました。(秋田・中学2年・男子)

    • 『麒麟がくる』(NHK 総合)大河ドラマを毎年見ています。明智光秀といえば織田信長の家臣として有名で、本能寺の変を起こしたという印象しかありませんでした。ドラマでは、光秀という一人の人物を通して、本能寺の変までにあった出来事や事件のことが描かれていて、歴史そのものに興味がわいてきます。登場人物の「こま」は自分に近い感覚で、物語に自分を引き込んでくれる存在です。(岡山・中学2年・女子)

    • 『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日)なんと、再放送ではなく、新しい話のドラマが作られていました。それだけでもびっくりしたのに、ドラマは、1人1人がテレビ会議みたいな感じで、画面の中の画面で演技していて、今の自粛が続いている現状にピッタリなドラマに仕上がっていました。とっても面白くて、今までに見たことがない新鮮さを感じて、画期的でした。私がこのドラマが大好きな理由は、主人公のミタゾノさんが紹介する「家事テク」があるからです。毎週毎週、必ず何らかの「家事テク」の紹介があって、いつも母に教えてあげています。このドラマのおかげで、沢山の「家事テク」を知ることできました。さらにもう一つの理由は、必ず、最後のミタゾノさんのセリフが、意味深というか、なるほどと思うからです。例えば、この日は夫婦が不倫していたという話でしたが、「近い距離にあれば傷つけあうことが起こる」「適度に距離を保ち、風通しをよくする」という言葉を言い、それは、玉ねぎの保存方法について説明しているかのように思えるのですが、実は、夫婦関係においても言えることを言っているのです。他にも、「ほんの少し工夫をしてやり直すだけで改善される」という言葉もありましたが、この言葉は、大人の夫婦間の世界の話しだけでなく、中学生である自分の生活を振り返ってみても同じことが言えるかも、と思いました。私にとって『家政夫のミタゾノ』は単なるドラマではなく、いろいろな要素を含んだ大切な番組で、これからも毎週見たいと思います。(長崎・中学1年・女子)

    • 『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日)ミタゾノがすべて物語を動かしているのが面白いです。ドラマの前と後にミタゾノが視聴者に向けて話しかけているところを入れているのが良いと思います。できればですが、ミタゾノのモーニングルーティーンやドラマの裏側を見てみたいです。(山形・中学1年・女子)

    • 『いいね!光源氏くん』(NHK総合)タイムスリップ系のドラマで面白かったです。平安時代からのタイムスリップということで、仕草や服装から昔見ていた「おじゃる丸」を連想しました。話し方や着ているもの、考え方が現代とあまりにかけ離れていて面白かったです。昔の人にスマホを持たせたらこんな風になりそうなどの想像で作られた部分も現実味があって面白かったです。それをツッコミながらも受け入れて同居する主人公の悩みっぷりもおかしくて楽しく見られました。この番組の欠点は、放送時間が遅く、録画でしか見られないのが残念でした。もっと早い時間で放送してほしいです。(沖縄・中学3年・男子)

    • 『いいね!光源氏くん』(NHK総合)設定がとても面白く、30分というちょうどいい長さで終わるという所もとても良かったです。意地悪な役も出てこないし、光君(光源氏)と沙織(ヒロイン)のかけあいもクスッと笑えるような要素が多くて1週間の疲れを癒してくれました。(東京・高校2年・女子)

    • 『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ)初めの頃は一話完結(犯人を捕まえて事件解決!)というストーリーにならないことにモヤモヤが募っていましたが、個性的なキャラクターたちや登場人物の関係性の変化で引きこまれ、今では毎週楽しみにしています。(宮城・高校3年・女子)

    • 『ごくせん2002 特別編』(日本テレビ)学園ドラマというジャンルのドラマは今でも多いが、10年以上前の作品が今でも人気があるのはとてもすごいなと思いました。今を時めく人気芸能人が出演していて、今とは違う雰囲気を感じることができ、新鮮だなと思うところが多くありました。学校が徐々に再開してきているタイミングでの放送だったので、学校で先生に会うのがとても楽しみになるなと思いました。(埼玉・中学2年・女子)

    • 『警視庁・捜査一課長 2020年特別バージョン』(テレビ朝日)単に過去の放送を流すだけではなく、ドラマの前後にリモート撮影した映像を挟んでいたました。さらに、第1話放送前の4月4日には制作発表会の代わりに出演者によるビデオ配信や主演俳優の誕生日には、レギュラー出演者がそれぞれメッセージを公開するなど、コロナ禍のピンチをチャンスに変えて放送しているように感じました。(愛知・中学2年・女子)

    • 『レンタルなんもしない人』(テレビ東京)実際にいる人の話をもとにしていて、なんもしないことを商売にしている人だと知って驚いた。レンタルさんに依頼する人は人それぞれ何か抱えていて、依頼人の心情もだんだんと表れていて、内容が深く、ところどころ自分に似たところもあって共感しやすかった。(東京・高校1年・男子)

    • 『99.9』(TBSテレビ)有罪から無罪を勝ち取り冤罪を防ごうとする内容はとても心惹かれました。また、所々にダジャレやコメディー的な要素を含んでいるところがあり、一見難しそうなドラマかなと思ったのですが、子どもでも見やすい場面がたくさんあるため良かったです。大変気に入って小説も読んでみました。内容も小説に書かれている箇所がほとんどで、やはりドラマのほうが頭に入りやすかったです。(高知・高校2年・男子)

    • 『野ブタ。をプロデュース 特別編』(日本テレビ)名前は知っていましたが見るのは初めてでした。少し前のドラマを見るとその当時の景色、最先端の技術、流行や「当たり前」がみえてとても新鮮な気持ちになります。例えば、現在ではすごく身近な存在であるスマートフォンも十年前のドラマではあまり登場しません。ドラマはその瞬間を記録する資料になるのかも知れないなとおもいました。(神奈川・高校2年・女子)

  • 【自由記述】

    • 家族みんなで昔のことを思い出しながら見たり話したりする機会になるし、再放送の存在もこの期間を通してまた評価されるようになったのではないかなと思います。(千葉・高校1年・女子)

    • 最近、お笑い番組の再放送が多くて楽しいです。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、気が抜けず、コロナ疲れがたまるので笑ってストレス解消できます!とても助かっています。(宮城・中学1年・女子)

    • 再放送の試みはとてもいいなと思いました。テレビ番組はどんなに面白くとも、テレビ局が再放送しない限りもう一度流れないので、再放送は続けてほしいと思いました。(東京・高校2年・女子)

    • リモートでも番組はできていたし、再放送も楽しかったのですが、やはり面と向かって放送する普段のスタイルだと、ダイレクトに相手に伝わるので反応が面白くテンポ感も段違いによくなるので、普段の放送のありがたみを感じました。(愛知・高校1年・女子)

    • 新型コロナウイルスの影響でドラマなどが再放送になっているので早く元に戻ってほしいです。(秋田・中学2年・男子)

    • ドラマや映画のメイキングをTV放送してほしい。どのように作成されているのか気になる。(東京・中学3年・女子)

    • 朝ドラを見ていて、ここ最近の朝ドラでは嫁ぎ先の姑とそりが合わない、仲が悪いという演出が見られないと思った。時代的に仲がいいほうにニーズがあるからなのだろうか。(東京・高校1年・女子)

    • 各テレビ局のリポーターが厳戒態勢をしいている施設の介護現場に取材している場面ですが、そこに住んでいる高齢者の家族は面会制限が設けられているのに、取材に来ている記者やカメラマンの方は短時間だとは思いますが高齢者の方に接触していますが大丈夫なんですか。(高知・高校2年・男子)

  • 【青少年へのおすすめ番組】

    • 『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?スペシャル』(日本テレビ)大人でも案外知らない問題ばかりで、また、小学5年生という絶妙な難易度の問題が見ていてとても面白く、一緒に考えながら楽しむことができます。(東京・高校1年・女子)

    • 『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ)小学生の時によく見ていたが、今回久しぶりに見ました。番組の中のまる子は、性格がひねくれているようで実は優しい女の子だと思います。家族の中のおじいちゃんやお姉ちゃん、お母さん、お父さんなどの皆が個性が強く、でもちょうどよくまとまっていて見ていて面白いです。(秋田・中学2年・男子)

    • 『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ)中学生になったあたりから見ていなかったのですが、今見たら見方が変わるかもしれないという考えで視聴してみました。見てみるとキャラクターの声が懐かしいなーという気持ちとともに今ニュースなどで流れている混乱の世の中とは違った平和な世界の物語が描かれていてとてもリラックスできる作品でした。(茨城・高校3年・男子)

    • 『こころの時代セレクション「砂浜に咲く薔薇のように~女優 サヘル・ローズ~」』(NHK Eテレ)弱い立場の人を社会でどう支えるか、貧困の家庭は多くあるはずなので、私たちも意識を高めて考えるべきだと思いました。サヘルさんの親子で支えあい自分の生きる意味を探りながら懸命に生きてきた人生に、私も大変なことがあっても自分らしく生きて、自分の生きる意味を見つけていけたらと思いました。(千葉・高校1年・女子)

    • 『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日)様々なニュースを基本から分かりやすく解説していたため、とても内容を理解しやすく、旬のニュースをおさえることができて良かった。(東京・中学2年・男子)

以上