第286回

第286回-2026年1月27日

視聴者からの意見について…など

2026年1月27日、第286回青少年委員会を千代田放送会館で開催し、吉永みち子委員長をはじめ7人の委員全員が出席しました。
議事では、12月後半から1月前半までの1カ月間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
1月の中高生モニター報告のテーマは「年末年始に視聴したスペシャル番組について」でした。
委員会ではこれらの視聴者意見や中高生モニター報告について議論しました。
最後に今後の予定について確認しました。

議事の詳細

日時
2026年1月27日(火)午後4時00分~午後6時00分
放送倫理・番組向上機構 (千代田放送会館)
議題
視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
今後の予定について
出席者
吉永みち子委員長、飯田豊副委員長、池田雅子委員、佐々木輝美委員
沢井佳子委員、髙橋聡美委員、山縣文治委員

視聴者からの意見について

12月後半から1月前半までの1カ月間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
週末の報道番組の年末特集で、岩手県内のマタギのグループが山に入って、個体数が増えすぎたクマを駆除する活動をリポートしたところ、視聴者から「大木の洞にいたクマを見つけて猟銃で撃つ。私は動物が大好きで、その動物が殺される瞬間の音を聞くとは思わなかった。子どもたちも見ているのにちょっと不謹慎だと思う」などの意見がありました。
担当の委員は「冬ごもりしているクマを撃つシーンを放送する必要があったのかなと思う一方で、冬の時期にもこうした活動に取り組んでいることを報道するのも大切だ。発砲シーンの直前に『銃声が流れます』などのテロップがあってもよかっただろう」と報告しました。
バラエティー番組で、芸人の顔にローラーでインクを塗り、紙を当てて“顔形”を取ることを小学生にもやらせました。担当委員は「子どもが真似するからやめてほしいという意見がよくあるが、子どもはそんなにたやすく真似するほど“子どもっぽくない”ので、許容できるだろう」との見方を示しました。
これらの番組ついて、ほかの委員からは特段の意見はありませんでした。このほかに大きな議論になる番組はなく、「討論」に進むものはありませんでした。

中高生モニター報告について

1月のテーマは「年末年始に視聴したスペシャル番組について」で、26人から合わせて20番組の報告がありました。視聴方法は、リアルタイム視聴・聴取が23人(うち録画併用が2人)、アプリ(TVer、NHK ONEなど)やオンデマンドを利用したタイムフリー視聴が1人、録画視聴が2人でした。他の月と比較して、リアルタイムで視聴・聴取したモニターが圧倒的に多いのが特徴的でした。複数のモニターが取り上げたテレビ番組は『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)と『芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)の2つです。この他、バラエティー番組や音楽番組に関する感想が多く届きました。
「自由記述」にはテーマに関する意見のほか、放送内容全般に関する要望や特定の番組に対する意見、BPOに関する意見などが複数寄せられました。
「青少年へのおすすめ番組」では『第102回箱根駅伝 往路』(日本テレビ)に7人から、『星野源と松重豊のおともだち』(NHK総合)に4人から、『芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)に3人から、『カギダンススタジアム2025大晦日』と『119エマージェンシーコール 2026 YOKOHAMA BLACKOUT』(いずれもフジテレビ)にそれぞれ2人から感想が届いています。

◆モニター報告より◆

【年末年始に視聴したスペシャル番組について】

  • 『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)
    • 祖母にとっては知らないアーティストばかりだったけれど、煌びやかな衣装やダンスを楽しんでいました。僕の知らない歌手が出てくると祖母や母が当時の思い出を語ってくれて、飽きることなく最後まで楽しめました。ただ特別企画が多くてなぜその人が特別なのかよくわかりませんでした。(中学1年・男子・大分)
    • 東京の祖父母の家で、毎年見ている紅白を今年も家族で見ました。前半は今年流行した曲、後半は年上の世代向けという印象でしたが、若い世代は後半をあまり楽しめず、逆に上の世代は前半を楽しめないと思いました。交互にすると多くの人が長く楽しめて良いと思います。(中学2年・男子・群馬)
    • テレビ番組に減多に出演しない米津玄師さんの「IRIS OUT」を楽しみにしていました。1度しか放送されないのはもったいないと思っていたのですが、米津さんのYouTubeチャンネルで公開されていました。紅白の映像を気軽に見ることができるのは嬉しいです。(中学3年・男子・東京)
    • 特に印象に残ったのは大トリのMrs. GREEN APPLEのパフォーマンスで「GOOD DAY」を紅白で聞くことができて嬉しかったです。年末は紅白のような、その年のことを振り返られる番組を視聴したいと思います。(高校1年・男子・神奈川)
    • AKB48の卒業メンバーを紅白の舞台で見ることができてとても嬉しかった。保育園の発表会で踊ったので懐かしい気持ちになり、家族との会話が盛り上がった。毎回23時45分に放送が終わるが、出演者と一緒に年越しもしたいので、24時まで番組を続けてほしい。(高校1年・女子・岡山)
    • M!LKの佐野勇人さんが歌う前に「ばあちゃん見てる~?」と言ったのが印象的で、老若男女すべての世代が見る番組だと改めて感じました。今年は大御所のアーティストのバックでアイドルが踊る演出が多く、世代を超えて楽しめるし、大御所への敬意もあっていいなと思います。(高校2年・女子・東京)
    • けん玉企画やドミノチャレンジは、音楽を聴きながら視聴者も一緒に参加しているような気持ちになれてとても良いと思います。ダイアンさんの副音声は普段とは違った楽しみ方ができておもしろかったです。(高校3年・女子・広島)
  • 『輝く!日本レコード大賞』(TBSテレビ)
    放送前から「Mrs. GREEN APPLEの3連覇なるか」と注目されていて、ちょっと匂わせっぽいと思っていました。大賞はミセスの「ダーリン」が受賞しましたが、優秀作品賞にノミネートされた曲のパフォーマンスはどれもすばらしかったです。(中学2年・女子・千葉)

  • 『SASUKE』(TBSテレビ)
    毎年楽しみにしています。「テレビだからできる!」というスケールの大きさで、一般人にも夢のような機会を与えてくれていて大好きです。よくぞこんな難関な障害物を設計したものだと制作スタッフに感心するし、この障害物に挑むために日々努力し続けている選手たちに感動します。また興奮度が増す実況も最高です。日本が誇る最高のスポーツ番組だと思います。(中学3年・男子・大分)

  • 『さんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろか31周年SP』(TBSテレビ)
    テレビ番組が人を幸せな気持ちにする力を改めて感じました。出演者の人生や想いまで大切に扱っているところはこの番組ならではの温かさだと思いました。また、この番組は誰も不幸にならないところも魅力だと思います。他人と比べて競わせたり誰かを傷つけたりすることがなく、みんなが前向きな気持ちになれる内容でした。(高校1年・女子・熊本)

  • 『マツコの知らない世界 新春SP』(TBSテレビ)
    年末年始のテレビはお祭り感に力を入れすぎで、正直あまり見てみたいと思わない番組が多いところ、いつもの番組として楽しめそうだったので視聴しました。「歌舞伎女方の世界」でVTRが流れる度に坂東玉三郎さんが「これは見られたくない」「自分では満足のいかない芝居だった」と言う時にマツコさんがフォローしていたのが印象的でした。(高校3年・男子・福島)

  • 『笑いの王者が大結集!ドリーム東西ネタ合戦2026』(TBSテレビ)
    さらば青春の光のネタは、「セク鉄」と称するボケ役の演技がとてもユニークで個人的には面白いと思いながら見た。後日、Xで「このネタは痴漢を笑いのネタとして軽く扱っていて不快である」と主張する女性の投稿が話題を集めていたが、あくまでこれは漫才の中での話であり、またツッコミ役の駅員は「痴漢は犯罪だ」と指摘しており、内容としても犯罪を肯定するようなものではなかったと感じた。さらに放送時間も分別のつかない小さな子どもは既に寝ているであろう時間で、フィクションと現実を区別できる大人が視聴する分には差し支えないと思った。このような批判的意見が多数寄せられれば、彼らのようなネタは地上波では見られなくなってしまうかもしれない。私個人としては、犯罪を犯罪としてはっきりと伝えることと、放送する時間帯を選ぶことが守られれば、このような多少グレーな内容の番組があってもいいと思った。また視聴した全ての人が楽しめる番組というのは現実的に不可能なので、フィクションの中でどこまでの発言や描写をテレビが許容するかは難しい問題だと感じた。(高校2年・女子・神奈川)

  • 『上田と女が吠える夜~インターナショナル第2弾~』(日本テレビ)
    海外の女性30人を招いてそれぞれの国の特徴や文化について語り合うというテーマに惹かれました。外国人はとにかくみんなノリが良くて面白くて、笑いが止まりませんでした。海外にはこんな制度がある、こんなことを日常的にやっているなど、良さも悪さもリアルに聞くことができて、海外に行きたいという気持ちがこれまでよりずっと強くなりました。この番組は私の将来の夢が大きく動くきっかけになりました。(中学2年・女子・東京)

  • 『世界の果てまでイッテQ!超豪華SP』(日本テレビ)
    「出川女子会inドバイ」の企画で、出川哲朗さんが「(鷹が)仮に自分のところに来ちゃってトマトジュース(血)が出ちゃった場合はすぐ飲むように」と言っていて、テレビで血のことを言えないからか「トマトジュース」と表現していたのがおもしろかったです。(中学1年・男子・福島)

  • 『ヒロミが解決!八王子リホーム 大晦日SP』(日本テレビ)
    台風で倒壊した相撲教室とその準備室の立て直しだったが、すごかったのはヒロミさんの配慮だ。相撲教室の丸太を丈夫なものに変え、土俵の土も大相撲で使われているものと同じにし、また再び台風で倒れないように風通しを良くするといった工夫もしていた。人のためを思って工夫を加えるのはすごく難しいと思うので、まさに「大工の鑑」だと思った。これからもヒロミさんの活躍を見たい。(中学3年・女子・山梨)

  • 『発表!今年イチバン聴いた歌~ミュージックアワード2025~』(日本テレビ)
    歌を紹介するときに画面の左側にその楽曲の説明が表示されていて、どんな曲なのか分かりやすかった。海外で聴かれた曲のランキングなどいろいろ混ざっていて、飽きずに見ることができてすばらしい工夫だと思った。ドラマやアニメ、映画など、いろいろなエンタメのランキングを発表する番組が見たい。(高校3年・女子・徳島)

  • 『第102回箱根駅伝/往路・復路』(日本テレビ)
    実況の興奮冷めやらぬ声にこちらも聞き入ってしまいます。実況は全て男性アナウンサーで、女性アナウンサーはチェックポイントに数名いましたが、やはり男性の声のほうが迫力や勢いを感じます。またなぜこれだけ盛り上がり感動を生むのかというと、選手一人ひとりの人生とドラマ、仲間を思う気持ち、そして母校の誇りと名誉をかけた戦いが画面を通して伝わってくるからだと思います。(高校2年・女子・熊本)

  • 『アメトーーク年末6時間SP』(テレビ朝日)
    運動神経悪い芸人がスポーツをする企画を楽しみにしていました。「ホントにこんな運動神経が悪い人がいるのか?」とずっと思っていましたが、とても面白かったので良しとします。けれど今日Threadを見たら「あれはヤラセだ。運動神経が悪いように見せかけていて、他の番組だと普通だった」という投稿を見て、納得した自分がいました。(高校3年・男子・神奈川)

  • 『ザワつく!大晦日SP』(テレビ朝日)
    番組の内容よりもザワつくメンバーとゲストが織りなす会話がおもしろいです。いつもSPは長いと感じますが、大晦日はどこも特別番組放送なので、大晦日だなと実感しました。テレビは家族で視聴すると楽しさが増します。誰かと笑い合えると面白さが増します。すごい発明です。(高校3年・女子・長崎)

  • 『新しいカギ年越し生放送SP!「カギダンススタジアム2025大晦日」』(フジテレビ)
    わたし自身も高校でダンス部に所属しているので、同じ年の子たちが一生懸命ダンスに向き合う姿に心打たれた。特に3回目の挑戦となった秋山寛貴(ハナコ)×三重高等学校のダンスでは、前回のリベンジに懸ける想いや本気度がひしひしと伝わってきたし、ストーリー性のある素敵なパフォーマンスにとても惹かれた。(高校2年・女子・東京)

  • 『AI実験バラエティー シンギュラ』(フジテレビ)
    元々はAIにあまり関心がありませんが、テーマが斬新で興味をひかれました。「AIを使ってこんなにテレビが面白くなるのか!」という感じで、新しさも感じつつテレビとしての面白さもきちんと成立していました。若林正恭さん(オードリー)が「最初、この番組をなめていた」と言っていましたが、私もまさにそのような感じで、こんなに大笑いするとは思いませんでした。(中学1年・女子・東京)

  • 『BABA抜き最弱王決定戦 2026新春SP』(フジテレビ)
    『VS嵐』(フジテレビ)の「BABA嵐」の頃からとても面白く、見ていると家族とババ抜きをやりたくなる。またゲストが毎年豪華で飽きないし、実力派俳優や芸人が演技しようとしてもできなくて笑ってしまう感じがとてもよく、見ている私たちも心が温まる。(高校2年・女子・埼玉)

  • 『M―1グランプリ』(朝日放送テレビ)
    私はお笑いが大好きで特に漫才が一番好きなので、インスタグラムで番組の公式アカウントをフォローして毎回戦ごとに勝ち進んだ芸人さんをチェックしていました。史上初の2連覇を果たした令和ロマンが出場しないので物足りない気がしていましたが、全然そんなことはなくて、今回のファイナリストも最高に面白かったです。(高校2年・女子・東京)

  • 『芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)
    • 番組史上最高の総額102億円の八重奏の実現には、使用の交渉に3年かかった楽器もあるとのことで、朝日放送テレビはこの番組にとても力を入れていると思った。一般人も格付けチェックを体験できる施設があればぜひ行きたい。(中学2年・男子・東京)
    • 司会の浜田雅功さんの進行が秀逸で、大御所の芸能人にもどんどんツッコミを入れるのが爽快で面白いです。みんなで予想しながら視聴するので自然と家族団らんが深まり、家でゆっくりする年始にぴったりだと思います。また格付けチェックにおいてGACKTさんの存在はとても大きく、いつも感心しながら見ています。自らの資産をふんだんに使って日頃から良いものに触れているからこそ、番組内で結果を残せているのだと思います。(高校1年・女子・愛媛)
  • 『フットンダ王決定戦2026』(中京テレビ)
    生放送を感じさせないタカ&トシのスムーズな進行がとても良い。トシさんのツッコミがあって成立する解答があり面白かった。ただ生放送の裏で進行していた「ワイルドカード選考会」の同時配信について、番組本編での一瞬の告知を見逃してしまい配信を知らなかったので残念に思った。画面の隅に告知を表示し続けてほしかった。(高校1年・女子・秋田)

  • 『カーナビラジオ午後一番!「カーナビ紅白歌合戦!」』(北海道放送)
    毎週(月)~(木)の12~16時に北海道で生放送されている情報バラエティー番組で、「カーナビ紅白歌合戦」は今年で27回目の放送です。以前はスタジオ観戦者を募集し、公開放送でラジオとライブカメラで動画配信し、また深夜帯に北海道放送のテレビでも放送されるなどスペシャル感満載で盛り上がっていましたが、現在はラジオと有料配信のみになってしまいました。見せる演出が多く、司会のYASUさんも視覚を煽るトークをします。有料動画配信がメインでラジオはおまけ、そんな印象を持ちました。番組中も「動画配信登録をしてください」と何度も呼びかけていました。ラジオ番組なのに有料配信をメインにした進行は腑に落ちず、本末転倒だと思いました。(中学3年・男子・北海道)

【自由記述】

<テーマに関する意見>

  • 大晦日や正月には、特別番組ではなくていつも放送している番組のSP版が見たい。(中学1年・男子・福島)

  • 3時間も4時間もある番組はたとえゲストが豪華でも飽きてしまいます。グルメやお笑い、旅番組はありきたりで新しさを感じません。できるなら最新の映画の話題作が見たいです。(中学3年・男子・大分)

  • 年末は昭和を振り返る番組が多かったが、私たち中高生にとってはなじみがなく楽しめなかった。幅広い世代が楽しめるように工夫するといいと思った。(高校3年・女子・徳島)

  • 年末年始は番組内で紙吹雪が出ることが多いが、視聴者がリモコンなどで選んだ紙吹雪が会場で反映されると楽しいと思う。(高校1年・女子・岡山)

  • 年末年始は特にテレビを見る機会が多くて、各テレビ局のやる気を感じました。個人的には『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ)の「笑ってはいけないシリーズ」や、STARTO ENTERTAINMENTのカウントダウンライブの放送が復活すると、年末年始らしさをより感じられて嬉しいと思います。(高校3年・女子・広島)

<放送内容全般に関する意見>

  • 音楽番組を動画サービスに対抗してつくるなら、バラエティーなどテレビ特有の要素をもっと混ぜないと人気が出ないのではないでしょうか。(中学2年・男子・群馬)

  • 最近の生放送の音楽番組は、カメラワークが少し悪いと感じる。録画してある2018~2019年あたりまでの音楽番組は安心して見ていられるが、最近では同じ人しか映らなかったりボケていたりズームしすぎていたりと、見ていて気になることが多い。(高校2年・女子・埼玉)

  • 海外で放送しているバラエティー番組に興味があるので、日本のテレビでも見られるようにしてほしいです。日本よりも過激な演出や大胆な企画が見られそうで気になります。(中学2年・女子・東京)

  • 「昭和のすごいCM」「令和じゃありえない昭和の常識」といったテーマの番組をよく視聴していたが、どれを見ても取り上げているものが同じだと感じる。ゲストも同じ芸能人になりがちで、同じ人が同じ映像で驚いている場面は大げさだと感じる。(高校1年・女子・秋田)

<特定の番組に関する意見>

  • 『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)は途中で進行が途絶えてしまって無言の時間が何度かありましたが、司会者がその時間をつなぐ様子もなかったのですごく気になりました。生放送にはトラブルがつきものだとはわかっていますが、せめて雑談などでつなごうとする姿を見せてくれたらよいのになあと思いました。(高校1年・女子・愛媛)

  • 『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)の出演者について、海外のグループの一人がSNSで「キノコ雲」を連想させるようなことを呟いたが、その参加者を辞退させないNHKは問題だと思った。MCの綾瀬はるかさんと有吉弘行さんは広島出身で、そのグループの歌唱後に何も言えなかったのは不快感の象徴であろう。日本の最後を締めくくる大事な番組なのに、日本の被害を軽視するような発言をした人は日本の番組に参加しないでほしいと思った。(中学3年・女子・山梨)

  • 将来の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)について、①多様性の面から男でも女でもない「桃組」が存在、②あらかじめ自分が聴きたい歌手を選択して聴く「セレクト紅白」、などはいかがでしょうか。(高校2年・女子・熊本)

  • 『報道の日2025』(TBSテレビ)では小さい頃に起きたニュースも取り上げられていて、詳細が分からなかったニュースの詳しい背景を知ることができました。年末の報道特別番組は1年を振り返る上でも良いと思います。(中学3年・男子・東京)

  • 『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ)での粗品(霜降り明星)の審査員コメントは、場の空気を気にせず厳しい率直な意見を言っていた点が良かったと思う。賞レース番組には、正直で的確なアドバイスをはっきり伝えられる審査員がいいと思う。(中学2年・男子・東京)

  • 『歌唱王~全日本歌唱力選手権~』(日本テレビ)で、歌い始める前に出場者の背景を紹介したのがすごく良かったです。またカラオケの機械ではなく人間が採点していたことにも好感を持ちました。ただ優勝者に曲を提供する秋元康さんが採点者にいたのには少し不満が残りました。秋元さんははじめから優勝した男の子にしか曲を作る気がないように見えたので、もし他の人が優勝したらどうするのだろうと思いました。(高校2年・女子・東京)

  • 1月13日に放送した『報道ステーション』(テレビ朝日)は、久米宏さんの訃報を受けて『ニュースステーション』(テレビ朝日・~2004年)のOPで番組を開始し、放送時間の大半を追悼特集に費やしていて素晴らしいと思いました。どれだけ偉大な方だったのかが一目で分かる構成で、いい番組を通り越していい会社(放送局)だなと思いました。(高校3年・男子・福島)

  • 『地元検証バラエティ 福岡くん。』(福岡放送)を長崎でも作ってほしいです。石原良純さんが放送に加わるとおもしろいと思います。(高校3年・女子・長崎)

<BPOに関する意見>

  • BPOに対する世間の認識が気になっている。先日Xで、BPOのウェブサイトに掲載されていた視聴者意見についてのポストが1万イイね!を超えるほど話題になっていたが、X上では「BPOが番組内容に肯定的な意見を発表するとは珍しい」「コンプライアンス上の問題を指摘されがちな特撮番組はBPOと和解したのか」といった意見が数多く見られた。つまり視聴者個人ではなくBPOという組織の意見だと認識している人が少なくないということだ。視聴者の意見を番組制作側に届ける役割も持つBPOとその仕組みについて、XをはじめとするSNS上でももう少し広まってほしい。(高校2年・女子・神奈川)

【青少年へのおすすめ番組】

  • 『星野源と松重豊のおともだち』(NHK総合)
    • こういうまったりした番組を週の中日の夜に放送すると、ゆっくりとした時間を過ごせるのでいいと思いました。(中学3年・男子・東京)
    • 2人の何気ない会話を視聴者にも理解しやすいように、下の方に補足が表示されているのは良いと思う。(高校3年・女子・徳島)
  • 『第102回箱根駅伝 往路』(日本テレビ)
    • 箱根駅伝の中継に何台のカメラが使われているのかが疑問です。バイクやヘリコプターなどいたるところで撮影してくれるので臨場感があるし、分かりやすい実況解説や選手の情報などで視聴者が飽きないように工夫してくれて、自分も疑似体験している気分になれました。(中学1年・男子・大分)
    • 芦ノ湖の往路ゴール地点で実際に観戦したことが何回かありますが、人が密集してインターネットが全く使えないので、順位の変動や駆け引きを知ることができませんでした。今回テレビで視聴して選手の表情やレース展開も楽しむことができ、また実況や解説も分かりやすく、これまで知らなかった箱根駅伝についても知ることができました。テレビで観戦する魅力に改めて気づきました。(高校1年・男子・神奈川)
    • 画面に映る文字情報が多すぎて少し分かりにくいと感じる場面がありました。(高校1年・女子・熊本)
  • 『新しいカギ年越し生放送SP!「カギダンススタジアム2025大晦日」』(フジテレビ)
    演技中に表示される画面下の動画風バーが見やすく分かりやすかった。各高校のダンスはエネルギーにあふれていて引き込まれたが、カギメンバーが主役で高校生たちが脇役のように感じたため、高校生中心で踊るパートも見たかった。また採点集計待ちの間、ゲストが感想を語っている途中で鳴るチャイム音(集計が終わった合図)に驚いてしまった。コメントを遮るようにも感じるし視聴者にとっては不要な音だと思った。(高校1年・女子・秋田)

  • 『119エマージェンシーコール 2026 YOKOHAMA BLACKOUT』(フジテレビ)
    昨年放送されたドラマを視聴していたので、今回特別番組を放送すると知って視聴しました。消防署の通信指令センターの役割や、命の危険と隣り合わせの現場について知ることができる良い機会になり、特に年末年始の時期に放送される意味を感じました。(高校3年・女子・広島)

  • 『世界の給与明細』(テレビ東京)
    藤本美貴さんの話し方は笑顔で明るくて、イントネーションも分かりやすいです。その雰囲気が他の出演者にも伝染し、にこやかに番組が進んでいくように感じます。(高校3年・女子・長崎)

  • 『芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)
    • GACKTさんの個人連勝が続き、ヤラセだと感じるようになりました。最近は同じ人が正解するケースが多く、違和感があります。FRUITS ZIPPERなどの新しいアイドルが出演するのは良いと思います。(中学1年・女子・東京)
    • 出演者が間違うことを笑うところは、僕には受け入れがたいです。「一流でなければいけない」と人を優劣で判断するところも抵抗があります。正解と不正解の違いをもっと丁寧に解説して、次の機会に活かせるようにすべきだと思います。(中学3年・男子・大分)
  • 『ホクレンミライスマイルpresents となりのヒーロー』(北海道文化放送)
    主人公2人へのサプライズ演出が月並みで感動が薄かったです。北海道出身ではない2人がなぜ北海道を舞台に仕事をすることになったのかもう少し掘り下げてほしかったと、物足りなさが残りました。(中学3年・男子・北海道)

  • 『発見!みちのくウラガワ図鑑 ~それ、ただの〇〇にあらず~』(福島放送)
    青森にあるコンビニに生け簀が置いてあることにとても驚いた。わらびもちは良質なわらび粉を使っているからなのか美味しそうだった。(中学1年・男子・福島)

  • 『まいど!ジャーニィ~「2026新春スポーツ大会」』(BSフジ)
    7~8年ぶりに視聴しましたが、メンバー一人一人のポジションがはっきりしない上にかぶっている印象を持ちました。当時は天然なボケ担当や、お笑い芸人のようなツッコミ担当、成長担当がいましたが、今はボケが渋滞していてゲストの芸人さんが対応しきれないように感じました。(高校2年・女子・東京)

  • 『パンサー尾形のどんぶり旅 ~ニッポンのうまい!にサンキュー~』(BS10)
    いろいろなどんぶりのお店を探して紹介する番組かと思いましたが、実際にどんぶりの紹介時間は5分ほどで、地域の名所探訪が主でした。オープニングからずっと尾形さんが丼を持って取材していて、お話を聞く相手にも失礼なのではと思う場面もあったので、ワッペンなどでアピールするといいと思いました。どんぶりの紹介もあと1~2軒ほしかったです。(高校2年・女子・熊本)

◆委員のコメント◆

【年末年始に視聴したスペシャル番組について】

  • 『SASUKE』(TBSテレビ)を視聴した中学3年生のモニターは、テレビのスケール感がYouTubeなどと違って良いと評価しているようだ。

  • 『マツコの知らない世界 新春SP』(TBSテレビ)を見た高校3年生から「いつもの番組として楽しめそうだったので視聴した」と報告があり、また別の中学1年生のモニターの自由記述にも「特別番組ではなくて、いつも放送している番組のSP版が見たい」とあった。年末年始は時間的な余裕があり、テレビ離れしている層にテレビに回帰してもらう重要なチャンスかもしれないので、あえて通常の番組をきちんと見せるのもよいと思う。

  • 『上田と女が吠える夜~インターナショナル第2弾~』(日本テレビ)を見た中学2年生のモニターから「この番組は私の将来の夢が大きく動くきっかけになりました」という報告があったが、ここまで中学生に言わせる番組はなかなかない。すごいことだと思う。

  • 『ヒロミが解決!八王子リホーム 大晦日SP』(日本テレビ)に関する中学3年生の報告に「人のためを思って工夫を加えるのはすごく難しいと思う」とあった。利他性(自分の利益よりも他者の幸福や利益を優先し、助けようとする性質や行動)は若者や青少年にどんどん見せたいと思うので、この番組のいいところを捉えて注目してくれたのは良いと思う。

  • 『芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)を視聴した中学2年生のモニターが楽器使用の交渉に3年かかったことに注目していたが、やはり“番組制作の秘話”といった情報に興味を持つのだと思った。

【自由記述について】

  • 高校3年生から「笑ってはいけないシリーズ」や(現)STARTO ENTERTAINMENTのカウントダウンライブの復活を求める報告があったが、このあたりが2010年代のテレビ/芸能界の円熟期を象徴する番組として歴史化されているのを感じる。

  • 『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)について中学3年生のモニターが、NHKが海外のグループを出場させたことに対してきわめて批判的な意見を述べていたが、果たしてこの意見の前提となった情報が正しいのかは大変疑問だ。憎悪を煽るネット情報はいっぱい溢れていたが、本当に日本の被害を軽視するような発言をしたのかなど、事実が何かをきちんと確認しなければならない。例えば新聞などにはこの点はどう書いてあったのか、NHKはなぜ出場させる判断をしたのかなど、中学3年生ではあるが、そういったところにも目を向けて考えてほしいと思う。

  • 『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ)を視聴した中学2年生から「賞レース番組には、正直で的確なアドバイスをはっきり伝えられる審査員がいい」との感想があった。過去にはバラエティー番組の辛口コメントがSNS上で炎上したこともあるが、こういった番組はそのコメント自体が見せ場であるので、「審査は辛口で言いますよ」という“お約束”が伝わっている例なのだろうと思う。

  • 高校3年生のモニターが、久米宏氏の追悼特集を放送した『報道ステーション』(テレビ朝日)について「いい番組を通り越していい会社(放送局)だと思った」と報告していた。今のSNSの反応を見ていても、番組1つで良い評価を得られることも確かにあるが、裏を返せば、番組1つで放送局全体が見限られたりすることもあるわけで、ちょっと怖さを感じる。昔からステーションイメージについての調査はあるが、従来はそれなりにたくさんの番組を見て総合的に好き嫌いを判断していたと思うが、今は(テレビ離れの影響で)少ないサンプルで放送局のイメージが左右されている可能性があると思う。

  • BPOに対する世間の認識について高校2年生の報告を読んで、BPOが番組に対していつも否定的な意見を言っているイメージがあるのだと分かった。私たち青少年委員会を若い人たちにどう知ってもらうか、そのためにどう工夫していくかについては、今後のテーマになるだろうと思う。

【青少年へのおすすめ番組について】

  • 『芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル』(朝日放送テレビ)について中学3年生から「正解と不正解の違いを丁寧に解説して次の機会に活かせるようにすべき」と報告があった。エンターテインメント系の番組であっても「へー」といった学びがあると視聴者は次回も見るのだろうという鋭い指摘だと思う。

今後の予定について

次回は2026年2月24日(火)に千代田放送会館で定例委員会を開催します。

以上

第285回

第285回-2025年12月23日

視聴者からの意見について…など

2025年12月23日、第285回青少年委員会を千代田放送会館BPO第一会議室で開催し、吉永みち子委員長をはじめ7人の委員全員が出席しました。
議事では、11月後半から12月前半までの1カ月間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
12月の中高生モニター報告のテーマは「最近『この演出(制作者の意図や創意工夫)はすごい!』と思った番組について」でした。
委員会ではこれらの視聴者意見や中高生モニター報告について議論しました。
最後に今後の予定について確認しました。

議事の詳細

日時
2025年12月23日(火)午後4時00分~午後6時00分
放送倫理・番組向上機構BPO第一会議室(千代田放送会館7階)
議題
視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
今後の予定について
出席者
吉永みち子委員長、飯田豊副委員長、池田雅子委員、佐々木輝美委員
沢井佳子委員、髙橋聡美委員、山縣文治委員

視聴者からの意見について

11月後半から12月前半までの1カ月間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
週末の大型報道番組で、都内の保育園で園長が保育中の園児たちに暴言を浴びせている実情を告発する内容を特集。その際、不適切な保育実態を証明するため行政当局に提出したものと同じ、園長の暴言を隠しどりした音声を、個人が特定されないよう加工して放送したところ、視聴者から「その音声(の一部)には私の子どもが関わっている。告発の際使用することは承知していたが、放送に使用されるとは聞いていない。放送局に問い合わせたが、『個人が特定されないよう編集した』との説明だけだった。子どもの音声が無断使用されることが許されるとは思えない」などと訴える意見がありました。
担当の委員は「行政当局に対して使用することは了解していたが、放送に利用されたことが不愉快だったのだろう」と報告しました。
ある委員は「隠しどりすることを周囲の保護者すべてに知らせると、露見して隠しどりできなくなってしまう。この視聴者は事後承諾を求められたようだから、ボイスレコーダーを仕込んだ告発側の人との関係性の問題があったのかもしれない」との見方を示しました。
ほかの委員は「あの音声(隠しどりされた園長の暴言)があるから、もし自分の子どもがこんな暴言を浴びせられたらと思うとすごくつらくなる。私なら園長に怒鳴り込んでしまうと思う。したがって、(この告発を取り上げた)番組に問題はない。放送局としてこの視聴者には、何もできることはなかっただろう」と述べました。
さらに別の委員は「まず、このような不適切な保育実態が社会にあることを報じたのはとても意義があった。報道内容に公共性、公益性がある。隠しどりの音声を放送使用することにも必要性はあった。加えて音声は個人が特定されないよう加工されていて、人権上の配慮もあった。よって、この報道自体に問題はないと考える」と議論をまとめたうえで、「個人の声については、その精神的価値が人格権による保護の対象として認められていないが、AI技術の進歩にともなう社会の変化を受けて、今後、人格権として『声の権利』が認められるようになれば問題をはらむことになるかもしれない」と指摘しました。
このほかに大きな議論になる番組はなく、「討論」に進むものはありませんでした。

中高生モニター報告について

12月のテーマは「最近『この演出(制作者の意図や創意工夫)はすごい!』と思った番組について」で、25人から合わせて23番組の報告がありました。視聴方法は、リアルタイム視聴が10人、アプリ(TVer、NHKoneなど)やオンデマンドを利用したタイムフリー視聴が4人、録画・録音が9人、回答ナシが1人、視聴なしが1人でした。
複数のモニターが取り上げたテレビ番組は『水曜日のダウンタウン』(TBSテレビ)で、ほかにもトーク番組、ドラマ、特撮、ラジオなど、様々なジャンルの番組の演出の工夫について感想が届いています。
「自由記述」にはテーマに関する意見のほか、放送内容全般に関する意見や特定の番組に対する要望・意見、放送局への要望などが複数寄せられました。
「青少年へのおすすめ番組」では『ザ・タイムショックZ~雑学だらけの最強クイズ王決定戦SP~』(テレビ朝日)に5人から、『弾丸!空港トンボがえりツアー』(NHK BS)に4人から、『秘密のケンミンSHOW極&見取り図の間取り図ミステリー合体2時間SP!』(読売テレビ)に3人から、『火星の女王』と『実証科学バラエティー 百聞はジッケンに如(し)かず』(いずれもNHK総合)にそれぞれ2人から感想が届いています。

◆モニター報告より◆

【最近「この演出(制作者の意図や創意工夫)はすごい!」と思った番組について】

  • 『映像の世紀バタフライエフェクト「銀座 百年の記憶」』(NHK総合)
    銀座は地震や戦争で大きなダメージを受けても何度も立ち直ってきた街だということがよくわかりました。夜の銀座を支えたマダムたちの話や、そこで働く人たちの人間関係など、裏側のエピソードも紹介されていて面白かったです。(中学3年・男子・東京)

  • 『火星の女王』(NHK総合)
    繰り返し視聴すると、最初は気づけなかった細かい演出に気づいて面白さが増します。例えば火星の民間人居住地「コロニー0」では太い鉄骨パイプから白い煙が出ていたり、透明でとても大きなエレベーターが建っていたり、鉄骨むき出しの空間に突然植物が茂る庭があったりして、異質な雰囲気から未来の火星という未知の空間イメージを感じました。CGやVFXによる細かな演出で、未来の火星に没入しながら純粋にドラマを楽しめているのだと気づきました。(中学3年・男子・東京)

  • 『ドキュメント72時間「秋葉原 メイドカフェに“ただいま”」』(NHK総合)
    登場人物の表情の変化を丁寧に捉えるためにアップの映像を使用する場面が多くありましたが、同時に店全体の空気を感じさせる引きの映像も使われており、空間としての“居心地”がわかりやすく表現されていました。「ここに来ると元気になれる」と語る人や何気ない会話を楽しむ様子が見られ、小さなやり取りが誰かの支えになっていることがわかりました。(高校1年・女子・熊本)

  • 『魔改造の夜』(NHK総合)
    軟な発想力と技術力を目の当たりできるだけでなく、「チーム一丸となる」「失敗しても構わない」「成功も失敗もお互いの健闘を称えあう」ところがスポーツを見ているようで応援してしまいます。(中学3年・男子・大分)

  • 『小学校 ~それは小さな社会~』(NHK Eテレ)
    アカデミー賞短編ドキュメンタリー部門ノミネートの映画です。一番印象に残ったのは6年生のきはら君で、家の前でひたすら二重跳びの自主練をする様子に凄く心が惹きつけられ、やっと連続して飛べるようになった彼の表情が最高でした。こういう何気ない風景を切り取るのがとても素敵な映画だと思いました。(高校1年・女子・愛媛)

  • 『ねほりんぱほりん』(NHK Eテレ)
    人形と内容(“中の人”のトーク)のギャップがあり、とても面白いです。毎回重めなテーマですが、かわいらしい人形が話すことで、子どもでも分かりやすく見やすいと思います。人形も凝っていて、ゲストのブタさんは本人?のイメージに合わせてピアスをつけたり表情やリアクションをつけたりしてすばらしいです。モグラの山里亮太さんとYOUさんは相手に対して否定的なことを言わず、名言が多くあり、笑えるとともに勉強にもなります。(中学1年・女子・東京)

  • 『がっちりマンデー!!』(TBSテレビ)
    30分という短い時間にまとめていて毎回テンポがよく、ちょっとかん高い声の掛け合いのようなナレーションも魅力です。企業紹介が終わるとスタジオでの試食や豆知識の紹介があり、視聴者を飽きさせません。チャンネルを他局に変えさせない工夫やどんどん惹きつける演出が随所に見られ、それが長寿番組につながっているのだと思います。(高校2年・女子・熊本)

  • 『火曜ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」』(TBSテレビ)
    勝男(竹内涼真)の兄の娘・真鳥(鷲尾心陽)の好きな色はピンクや赤ではなく青や黒ですが、その気持ちが分からない祖父母が真鳥へのプレゼントとして赤いランドセルを買っているため、会わせづらいといった話がありました。最終話では真鳥が茶色のランドセルを持って祖父母と笑っていて、そのシーンが印象に残りました。「女だから、男だから」という心の壁がなくなったことがその一瞬で伝わり感動しました。(中学2年・男子・群馬)

  • 『水曜日のダウンタウン』(TBSテレビ)
    • 「名探偵津田」の企画で、1週間前・1か月前から伏線を張るスタッフがとてもすごいと思う。また津田篤弘(ダイアン)さんが物語からそれた行動をした時、不自然にならないように修正する「1の住人」たちの技術とアドリブ力が心に残っている。(中学1年・男子・福島)
    • 「サイレントクロちゃん」の企画は10個の仕掛けを絶妙な順番で構成していた。アイドルグループの喧嘩をプロデューサーのクロちゃんが泣きながら筆談で仲裁する場面では、MC浜田雅功さんの「後ろから殴りたいわ」というつぶやきをはさむことで感動からバラエティーに転換していて、とても面白かった。声が出せないと困るであろう場面(仕掛け)の選出が絶妙で、最高のバラエティー演出だと思った。(高校1年・女子・秋田)
  • 『タミ様のお告げ』(TBSテレビ)
    日常の小さな疑問を全力で調査していて面白いです。出演者が質問の答えを2択で選ぶ際に、おりてくるバーを挟んで左右に分かれる仕掛けがありましたが、視覚的に分かりやすい演出で、また出演者も楽しんでいる様子にとても心が温まりました。楽しそうにしていると見続けたくなります。(高校2年・女子・埼玉)

  • 『ラヴィット!』(TBSテレビ)
    もっともすごい演出だと思ったのは巨大トランプを使ったジャイアントスピード対決です。トランプは一人で持つのが大変なサイズで、日常にあるものを巨大化してゲームを行うと、いつもとは違った面白さがあると感じました。ペアで声を掛け合いながらの対決は見ていて盛り上がり、朝から元気になりました。(高校1年・男子・神奈川)

  • 『金曜ロードショー「ズートピア」』(日本テレビ)
    ウサギのジュディは買ったニンジンが小さすぎたとき、ショックを受けてそれを食べずに捨ててしまいますが、この描写は見た目で判断してしまうジュディの性格を表現していて、さりげなく表現しているのが面白いと思いました。またズートピアに暮らすたくさんの動物の歩き方が完全に再現されているのも、物語を楽しむにあたって重要な工夫だと思います。(高校2年・女子・東京)

  • 『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ)
    新企画「100人食堂」を視聴しました。料理を作る過程を細かく映し、失敗やトラブルも隠さずに放送していて、一緒に挑戦しているような気持ちで見ることができました。また地元の人たちがメインとして映し出されていて、地域の魅力や人の温かさがより伝わる演出でした。工夫次第で地域の魅力を多くの人に伝えられるのだと思い、自分が住む地域について考えるきっかけにもなりました。(高校3年・女子・広島)

  • 『ベストアーティスト2025』(日本テレビ)
    第2部オープニングの歌舞伎×HIPHOPの演出が斬新だと思った。市川團十郎が歌舞伎の型を披露する一方、髙橋海人(King & Prince)たちが同じ舞台で踊っていて、動きは違えども不思議と違和感がなかった。RIEHATA振り付けのダンスはエネルギッシュで音によく乗っていてとても気持ちよかった。またラッパー・Blumioのリリックにはユーモアがあり、歌舞伎の厳かな雰囲気とうまく調和していた。伝統は守るだけではなく、少しずつ進化させていくことも重要だと思った。(中学2年・男子・東京)

  • 『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(テレビ朝日)
    中学生の弟が大の特撮ファンで毎週視聴しているため、私もしばしば一緒に見ている。一河角乃を演じていた俳優の不祥事によってキャスト変更があり、第40話は代理の俳優が出演する最初の回だったが、一河角乃が探偵だという設定を逆手にとり、「潜入捜査のため顔を変えたところ、元に戻らなくなった」というセリフを追加することで出演者交代を説明するという演出だった。ヒーローに憧れる子どもたちにも納得してもらいながら、キャストの不祥事という事態をユーモラスに収めようとする制作者の思いを感じ、その機転がすごいと思った。(高校2年・女子・神奈川)

  • 『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日)
    スタジオトークが分かりづらい内容の場合、丁寧に画像で補足したり、スタジオの2人に画像を合成したりする演出がすごいと思います。ただ福島から視聴しているのですが、TVerと比較すると一部放送されていないトークがあり、好きな番組なだけに残念です。(高校3年・男子・福島)

  • 『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ)
    ブータンの空港全体を仕掛人だけにする、ブータン政府にも協力を依頼するなど、スケールの大きい企画だと思った。現地警察役から追われ、ブータン脱出をめざす過程は、ドッキリと分かっていても映画を見ているようなスリル感がすごかった。(中学2年・女子・千葉)

  • 『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ)
    猫の首にカメラをつけて普段の行動をモニターしていました。狭い隙間や側溝、猫目線で見る世界が新鮮で、猫の行動がカメラを通して視聴者に分かりやすく届けられていました。(高校3年・女子・長崎)

  • 『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ)
    「サビだけカラオケ」は、挑戦者が油断したタイミングで音を外して失敗するのがとてもドキッとするし、完唱してほしいと思いながらいつ失敗するかとハラハラする展開がとても好きです。(高校2年・女子・東京)

  • 『ネプリーグ20周年SP★』(フジテレビ)
    クイズだけでなく豆知識を紹介するコーナーがあり、視聴者が出演者と一緒に学べる番組にしようという意図を感じる。(高校3年・女子・徳島)

  • 『プレバト!!』(毎日放送)
    この番組は日常で触れることのない芸術の面白さを教えてくれます。先生たちの講評がとても分かりやすく「こうすればもっと作品がよくなる」とお手本も見せてアドバイスするのでとても参考になるし、勉強にもなります。(中学1年・男子・大分)

  • 『名探偵コナン』(読売テレビ)
    私が良いと思う演出は、コナンたちが次の放送回での事件解決の糸口になるヒント(キーワード)をくれるところです。ヒントをどのように使うかは放送回によって全然ちがいます。今回視聴した「取調室3」のヒントは「メイド」でしたが、それを見つけるにも工夫しなければたどり着けなかったので、いい出し方をしていると思いました。(中学3年・女子・山梨)

  • 『気分上昇ワイド ナルミッツ!!!』(北海道放送)
    月~金曜のあさ9時~ひる12時に放送しているラジオの生ワイド番組。スタジオにライブカメラがあると知り、映像を見ながら聴きました。パーソナリティーはほぼ平服でデスクも雑然としていて、ペットボトルを飲みながら話したり天気予報の原稿をバタバタと探したりする姿に、自分とあまり変わらないという安心感がありました。森結有花アナウンサーのハンドベル演奏は背中しか映っていませんでしたが一生懸命さが伝わり、ラジオ現場のリアルに素直に感動しました。(中学3年・男子・北海道)

【自由記述】

<テーマに関する意見>

  • モニター活動を通してテレビを見る機会が増え、自分にもハマる番組があることを知りました。コンプライアンスに引っかかったり苦情がきたりするような番組も実際にありますが全てではないし、きちんと考えながら視聴できる子どももたくさんいます。「子どもに悪影響だから見せない」というのは違うのではないかと思います。(中学1年・女子・東京)

  • テレビ離れは「SNSの影響だ」と言われることが多いですが、むしろどの放送局も似たような内容を放送していることの影響のほうが大きいのではないでしょうか。実際に、同じ時間帯に3つの放送局がそろって衝撃映像の番組を放送していたことがあり、驚きました。(高校1年・女子・熊本)

<放送内容全般に関する意見>

  • 『月曜から夜ふかし』『Golden SixTONES』『しゃべくり007』(いずれも日本テレビ)など、スタジオセットが豪華な番組は面白いイメージがあります。特に『VS嵐』(フジテレビ・~2020年)のセットが一番好きでした。セットが豪華な番組をもっと増やしてほしいです。(高校2年・女子・東京)

  • 音楽番組全般で、よく画面の右上に「このあと〇〇!」と人気アーティストの企画が書いてありますが、もうすぐだと思って楽しみにしていても、結局トリまで待たされるケースがあります。「〇時〇分ころ」や「トリは〇〇」とあれば無駄な期待を抱かずに済むと思います。(中学2年・女子・東京)

  • AIがニュースを読むことが増えましたが、息継ぎがなく無機質で、発音がスムーズすぎて違和感があります。一生懸命ニュースを読んでいる感じがせず、立て板に水、心にも記憶にも残りません。なんだか人間味がなくなっていくような気がして寂しいです。(中学3年・男子・北海道)

  • 最近は何か作業をしながら片手間にテレビを見ることが多いので、時々目をやるくらいでも見続けられるような、ラジオのような番組がもっとあっても良いと思う。(高校2年・女子・東京)

<特定の番組に関する意見>

  • 『ファミリーヒストリー』(NHK総合)を視聴したときにあった「最初から見たい方はこちら」というQRコードは非常に良いと思います。民放でももっと普及すればいいなと思います。(中学3年・男子・東京)

  • 『魔改造の夜』(NHK総合)は不規則で放送されるので、次回いつ放送するのか分からず見逃すことが多いです。偶数月や4か月に1回放送するなど、期間を決めてほしいです。(中学3年・男子・大分)

  • 部活から帰ってきて時間があるときに『#バズ英語〜SNSで世界をみよう〜』(NHK Eテレ)をよく見ます。英単語を分かりやすく学んだり、発音を意識するゲームをしたりととても楽しく、言語を学べるバラエティー番組があったら良いなと思います。あるいは語学番組が講習会を開いて視聴者も参加できると良いと思います。(高校2年・女子・埼玉)

  • 『それSnow Manにやらせて下さい』(TBSテレビ)で、リニア建設現場の立ち入り禁止エリアに潜入していました。立ち入り禁止エリアの潜入企画は知らない世界への視野が広がります。そこで紹介されている仕事の裏側は普段見ることができないため面白いです。今の時期だと、福袋の企画・福袋詰め・出荷・販売などを番組で紹介すれば興味がわきます。(高校3年・女子・長崎)

  • 「『サン!シャイン』(フジテレビ)3月で打ち切り」という文字をスマホに流れてくるニュースで見ました。あと3か月で終わると分かっている番組を、私たち視聴者はどのような気持ちで見ればいいのでしょうか。発表が少し早いのではないかと思いました。(高校2年・女子・熊本)

  • スーパー戦隊シリーズは50年の歴史に幕を下ろすというニュースが話題になったが、制作会社である東映が公式に発表する前にネットニュースやテレビのニュース番組で大きく報じられたことは個人的に好ましくないと感じた。明確な情報源がないのに報道していることがあるとわかり、テレビも含めたニュースメディアへの信頼感が少し下がった。(高校2年・女子・神奈川)

  • 『プレバト!!』(毎日放送)の作品を生で見てみたいです。大分ではテレビ番組のイベントや公開番組はあまり行われないので、体験できる機会がありません。47都道府県でぜひ開催してほしいです。(中学1年・男子・大分)

<放送局への要望や意見>

  • 「ライオンが檻から脱走した」などというAIを使ったフェイクニュ―スが最近出回ったが、テレビ局関係者といった情報を伝える人はフェイクニュースを見分けられるようになってほしい。(中学1年・男子・福島)

【青少年へのおすすめ番組】

  • 『火星の女王』(NHK総合)
    現代に通ずる社会問題が描かれていてリアリティーがあり、とてもおもしろかったです。俳優の演技もとても良く、没入できました。親が「CGが分かりやすすぎる」と言っていて、たしかに煙や爆発シーンは現実味がないようにも感じました。(中学3年・男子・東京)

  • 『実証科学バラエティー 百聞はジッケンに如(し)かず』(NHK総合)
    顔を覚えて「平均顔を高める」ことは社会とのつながりを持つきっかけになり、人生にも深みが出ることが分かった。これからもいろいろな人と出会っていきたいと感じた。(高校3年・女子・徳島)

  • 『弾丸!空港トンボがえりツアー』(NHK BS)
    世界の空港を紹介してくれたので興奮が止まらない番組でした。ジブラルタル空港は映像で見るのは初めてで、将来行ってみたいという気持ちが強まりました。世界にある絶景の空港から不思議な空港、飛行機の墓場など、旅行で訪れるには難しい場所をぜひ紹介してほしいです。(中学3年・男子・大分)

  • 『ザ・タイムショックZ~雑学だらけの最強クイズ王決定戦SP~』(テレビ朝日)
    • 1問につき5秒で回答しなければならず、挑戦者の冷静さと知識が試されていてすごくスリリングだった。学歴を前に出すのはちょっとどうかなあ、と思っていたけれど、学歴の高い人に勝つ場面があると「よっしゃー!」という気持ちになる。やはりQuizKnockの2人の知識量は膨大で圧倒された。番組が復活して大変うれしい。また特番で放送してほしい。(中学2年・男子・東京)
    • 自分でも答えられそうな問題が多く、見ていて楽しいと思えました。時計のようなセットも斬新で新鮮に感じました。(高校1年・男子・神奈川)
  • 『秘密のケンミンSHOW極&見取り図の間取り図ミステリー合体2時間SP!』(読売テレビ)
    見取り図が好きなので初めて番組を見ました。怖い要素や不思議な要素があるのかなと思い楽しみにしていましたが、ミステリーというほどの印象はなくあまり面白いとも思いませんでした。(中学1年・女子・東京)

  • 『1×8いこうよ!』(札幌テレビ放送)
    アナウンサー2人が前に出ず、ヤマザキマリと大泉洋の会話を盛り上げる進行に好感が持てました。「油絵じゃ食べていけないから漫画を描いた」というヤマザキマリの現実的な生き方が心に響きました。(中学3年・男子・北海道)

  • 『ABS news every.+どすこい青春相撲道~陽希とゆかいな仲間たち~』(秋田放送)
    30分のドキュメンタリーだったが、最初から最後まで陽希さんの良さがたくさん出ていておもしろかった。陽希さんの素直でコミカルな一面に思わず笑ったし、秋田西中の仲間たちの仲の良さも伝わってきた。仲間たちの話、特に幼稚園の頃から共に練習を続けてきた和琴さんからみた陽希さんの素顔も聞いてみたかった。(高校1年・女子・秋田)

  • 『子育て日記「乳幼児期から“おうち性教育”」』(山梨放送)
    子どもとかかわる仕事に将来就きたいので視聴しました。絵本と聞いて、身近なもので性教育ができることを知りました。性教育を始めるのは赤ちゃんの頃からという先生の意見にも驚きました。「性教育は権利を守ること」というポジティブなイメージが広がってほしいなと思いました。(中学3年・女子・山梨)

  • 『高校生のじかん』(九州朝日放送)
    他県の高校生もハマっていることや悩み事(恋愛)は同じなんだなと思いました。特に良かったのは「推し活」をしている人たちで、すごくいきいきとして映りました。推しの存在は偉大だなと改めて思いました。(高校1年・女子・愛媛)

  • 『若っ人ランド』(テレビ熊本)
    どの高校生にも必ず小さな願い事はあると思いますが、その夢を番組が本気で叶えてくれるドリーマー企画が好きです。夢を語るキラキラした高校生の目も印象的です。(高校1年・女子・熊本)

  • 『東野山里のインプット』(BSよしもと)
    作家「中島らも」と代表作「ガダラのブタ」についてゲストがプレゼンしていたが、ペンで文字のみを書いたスケッチブックを捲りながら話すだけという点が印象的だった。ひたすらにプレゼンターとMC二人の会話に耳を傾ける番組は、まるでラジオのようで新鮮だった。情報量を絞って、端的で気軽に新たな知を得られる番組は良いと思った。(高校2年・女子・神奈川)

◆委員のコメント◆

【最近「この演出(制作者の意図や創意工夫)はすごい!」と思った番組について】

  • 『水曜日のダウンタウン』(TBSテレビ)を視聴した中学1年生の報告に「伏線を張るスタッフがとてもすごいと思う」とあった。番組制作の裏側に興味がある中高生は多いようだが、中高生らしい意見だと思う。

  • 『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ)を視聴した中学2年生の報告に「映画を見ているようなスリル感」とあった。制作費は厳しいかもしれないが、こういったスケール感も中高生には刺さるのだと分かり興味深い。

  • 『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(テレビ朝日)について高校2年生から報告があったが、どういう形でキャストを入れ替えるのか私も気になっていたので「よく考えたな」と思った。子どもの頃に見ていた『超電子バイオマン』(テレビ朝日・1984年放送)でも出演者の急な交代があったが、怪人に殺されて変身後の姿のまま葬式が行われたのは子ども心にトラウマで、そのことが頭をよぎりながら視聴していた。ただハプニングはテレビの面白さの本質でもあるので、ここを面白がる視点は良いと思う。

【自由記述について】

  • 『#バズ英語〜SNSで世界をみよう〜』(NHK Eテレ)について高校2年生から報告があったが、ネットでは海外のコンテンツを見ることはできても、日本と海外との橋渡しをするようなコンテンツはなかなかないので、そういった分野はテレビやラジオに頑張って制作してほしい。

  • 高校2年生の報告に「時々目をやるくらいでも見続けられるような、ラジオのようなテレビ番組がもっとあっても良い」とあったが、「詰め込み過ぎではない、抜けがある番組」が求められているのだと思う。情報を詰め込むテレビの編集技術が今ではネットにあふれ返っていて、逆に若い人はテレビに違うものを求めているのかもしれない。

  • 高校2年生の報告に「あと3か月で終わると分かっている番組を、私たち視聴者はどのような気持ちで見ればいいのでしょうか」とあった。大人は「そういうものだ」と思って番組終了の報道に接しているが、よくよく考えたら確かにそうだなと、大人の常識を揺さぶるような意見だと思う。また別の高校2年生のモニターも、スーパー戦隊シリーズの終了について制作会社の公式発表前にネットやテレビが大きく報じたことを「個人的に好ましくない」と報告していた。元放送作家の鈴木おさむ氏は年末に自身のXアカウントで「悲しく終わるような番組がないことを願いたい」と投稿していたが、“番組の終わらせ方”は制作者たちが今後真剣に向き合うテーマになると思う。

今後の予定について

次回は2026年1月27日(火)に千代田放送会館BPO第一会議室で定例委員会を開催します。

以上

第284回

第284回-2025年11月27日

視聴者からの意見について…など

2025年11月27日、第284回青少年委員会を沖縄県那覇市のNHK沖縄放送局内会議室で開催し、吉永みち子委員長をはじめ7人の委員全員が出席しました。
議事では、10月後半から11月前半まで1カ月間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
11月の中高生モニター報告のテーマは「今の自分が『心の底から笑える(楽しめる)』と思う番組について」でした。
委員会ではこれらの視聴者意見や中高生モニター報告について議論しました。
最後に今後の予定について確認しました。

議事の詳細

日時
2025年11月27日(木)午前10時00分~正午(午後0時00分)
NHK沖縄放送局A・B会議室
議題
視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
今後の予定について
出席者
吉永みち子委員長、飯田豊副委員長、池田雅子委員、佐々木輝美委員
沢井佳子委員、髙橋聡美委員、山縣文治委員

視聴者からの意見について

10月後半から11月前半までの1カ月間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
幼児向け教育番組の挿入歌について視聴者から「歌詞やアニメーションで、アフリカという大陸を一括りにしたうえ、腰みのだけの男児を中心に半裸を含む人々が動物と踊っていた。(国の)開発が進んでいないことを想起させる差別的な内容だ」との意見がありました。
担当の委員は「アメリカ先住民についても、鮮やかな衣装を身にまとい鳥の羽を頭につけてという典型的な描き方がされることがある。(歌のアニメでは)開発が進んでいないという、差別的とまでは言えなくても、ステレオタイプの描き方の傾向は感じられる。上半身裸で未開というイメージを与え得るこの男児の映像をアフリカの人たちが見たらどう感じるのだろうかと思う」と説明しました。
ある委員は「歌詞で『アフリカには』とひと言でまとめているのは文化に対する粗さというか、ずさんさを感じる。私が番組担当者なら『考え直そう』という内容だ。グローバルとか多様性が主張されるのであれば、それに合わせて幼児番組もそうなっていくべきだろう」と指摘しました。
一方、ほかの委員からは「さまざまな文化や民族があることを考えれば、『こうした映像をテレビに出してはいけない』とするのは、むしろ視野を狭めるし多様性を淘汰することになると感じた」との見方も示されました。
さらに別の委員も「この歌詞の解釈に対して委員会として論評するのは踏み込みすぎという印象だ」と述べました。
このほかに大きな議論になる番組はなく、「討論」に進むものはありませんでした。

中高生モニター報告について

11月のテーマは「今の自分が『心の底から笑える(楽しめる)』と思う番組について」で、25人から合わせて18番組の報告がありました。視聴方法はリアルタイム視聴が10人、アプリ(TVer、NHK ONEなど)やオンデマンドを利用したタイムフリー視聴が6人、録画・録音が8人、回答なしが1人でした。
複数のモニターが取り上げた番組は『火曜ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」』(TBSテレビ)、『世界の果てまでイッテQ!』『月曜から夜ふかし』(いずれも日本テレビ)、『アメトーーク!』(テレビ朝日)、『新しいカギ』(フジテレビ)の5つです。
「自由記述」にはテーマに関する意見のほか、特定の番組や放送局への要望・意見が複数寄せられました。
「青少年へのおすすめ番組」では『沼にハマってきいてみた「生放送 ハマってHAPPY!あのハマったさんどうなった?SP!」』(NHK Eテレ)と『人生が変わる1分間の深イイ話2025秋SP』(日本テレビ)にそれぞれ5人から、『~地球を笑顔にするTV~噛みしめTIME,』(TBSテレビ)に4人から、『野原ひろし 昼飯の流儀』(BS朝日)に2人から感想が届いています。

◆モニター報告より◆

【今の自分が『心の底から笑える(楽しめる)』と思う番組について】

  • 『NHKのど自慢』(NHK総合)
    ザッピングしていると番組を放送していて、しばらく見ていると思いがけず声を出して笑いました。すごく地味な人が歌いながらはじける姿に、笑いを通り越して感動すら覚えます。見た目とのギャップがすごい。歌を唄って感謝が伝わるのか、私には理解することは難しいですが、感極まって泣いている出演者や家族の姿を見て、もらい泣きする場面が何度かありました。「こんな家族を築きたい」と素直に思いました。(中学3年・男子・北海道)

  • 『夜ドラ「ひらやすみ」』(NHK総合)
    母に面白いよと勧められて視聴しました。思わずクスっと笑ってしまうようなほっこりとした笑いがあるドラマです。一番のお気に入りシーンは、ヒロト(岡山天音)の親友ヒデキ(吉村界人)に子どもができた時に、ヒデキが「もう今のように会うことはできなくなるかもしれない」と告げたあと、ヒロトが「元気な赤ちゃんが産まれるといいなあ」とワクワクしながら帰宅するシーンです。相手の幸せを願うことでいっぱいになるのはいちばん素敵な考え方だと思います。これから生きていくうえでのヒントがたくさん詰まっているように感じ、笑えるだけでなく学びにもなるドラマでした。(高校2年・女子・東京)

  • 『LIFE!「マーベラスSP」』(NHK総合)
    お笑い番組はフリートーク多めだと疲れてしまい、当たりはずれが多い印象で、最近は視聴する機会が少なくなりました。この番組は新作を含め過去の人気のコントも見ることができるので、視聴者の目線に立った番組作りをしていると感じます。今回は天海祐希さんが出演するので一層楽しみにしていました。どのような役もこなせる俳優さんですが、コントでもドラマを見ているような本気度で、こちらも入り込んで見てしまいました。(中学1年・女子・東京)

  • 『火曜ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」』(TBSテレビ)
    • 相手の気持ちを考えず余計なひとことを言う主人公の勝男(竹内涼真)が、気持ちを入れ変えて料理を始めてどんどん変わっていく姿は見ていて応援したくなります。最初はウザいキャラだったのに愛すべきキャラに成長していくのがとても面白いです。(中学2年・女子・千葉)
    • パンチのあるタイトルに興味を持ち、第1話から毎週視聴しています。主人公の出身地が近いこともあって、価値観や発言などが身近にいる人と重なることが多く、当事者としては深刻ですが笑いが止まりません。なにより竹内涼真さんの演技に見入ってしまいます。(高校1年・女子・熊本)
  • 『ニノなのに』(TBSテレビ)
    「スマホなしで目的地に行けるのか?」という企画に興味を持ちました。最も印象に残ったのは最終的にZ世代が勝利したことです。「地図は読めるはず」という昭和代表のプライドと、「スマホがないと無理だ」と戸惑うZ世代のギャップが笑えました。(高校1年・男子・神奈川県)

  • 『ハマダ歌謡祭★オオカミ少年』(TBSテレビ)
    浜田雅功さんとゲストの会話がおもしろいです。歌っている人以外の出演者も一緒に歌ったり手拍子や合いの手を入れたりして盛り上がっている姿は見ていて心から楽しめます。曲名が出た時に「この曲は歌える」「この曲は知らない」と家族で盛り上がりながら楽しめて良いと思います。(高校3年・女子・徳島)

  • 『ひらめけ!うんぴょこちゃんねる「のん子★はま子アイドルデビュー曲!お披露目SP」』(TBSテレビ)
    男性アイドルグループのWEST.が好きで、そのうちの2人が女装して小学生の姿になり、全力でデビュー曲を披露しているところがとても可愛くて面白かったです。また「うんぴょこアプデ委員会」の企画でもメンバー7人が全力でゲームに挑戦していて、今回の「フェイスチャーゲーム」は顔の表情だけで仲間にお題を伝えるもので、周りの笑い声につられて笑ってしまいました。(高校2年・女子・埼玉)

  • 『月曜から夜ふかし』(日本テレビ)
    • アルティメットの日本代表という結構すごい人が、公園の水道で“シャワー”を浴びていたのは笑えた。スタジオの「整形の話」では、マツコ・デラックスさんがスタッフに「あの人も整形だよ」と事実っぽいことを伝えて少し凹ませていた。(中学1年・男子・福島)
    • 常に面白い人に取材できるとは限らないので、相当な量の取材や情報収集をしているのだろうと思います。番組制作に関わる人の努力が伝わります。塾から帰ってきた後に見て、いつも元気をもらっています。(高校1年・女子・愛媛)
  • 『Golden SixTONES』(日本テレビ)
    もともとSixTONESをよく知りませんでしたが、たまたまテレビをつけたタイミングで放送していた初回があまりに面白かったので、そこから毎週視聴しています。日曜の夜はいつも番組を見ながら母と爆笑しています。視聴者も一緒にゲームできるのがとっても楽しいです。SixTONESはみんなノリが良くておもしろく、その発言に対してスタッフのツッコミのように真面目風なテロップが表示されるのもさらに笑いを誘います。(中学2年・女子・東京)

  • 『笑点』(日本テレビ)
    今の時代は目立って面白い企画があまりなく、「パクり」ではなくオリジナルを出してほしいと感じている。この番組に興味を持ったのは祖父母の影響で、落語家たちの個性が際立っており、ものまねする人、毒舌な人、天然な人など多岐にわたるキャラがあって見ごたえがある。おじいちゃんたちの話を聞いているようでとてもほっこりするし、日本の伝統文化を落語家の得意分野「大喜利」として世に発信していく番組も面白いなと思う。(中学3年・女子・山梨)

  • 『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)
    • 普段は笑いを求めてテレビを見ていないのですが、小学生の時に番組をよく見ていたことを思い出し、久しぶりに視聴しました。「墨汁風船ゲーム」やカラオケ大会では、女性芸人たちが体を張って仲良くわちゃわちゃしている様子に心から笑えました。家族で笑いながら見ました。(中学3年・男子・東京)
    • 小学生の頃から視聴していて一番好きなテレビ番組。「女芸人一芸合宿」の企画で一番好きなのは宴会で、福井の回も今の流行りネタがたくさんあってとても面白かった。笑いもありつつ、最後には驚くような集大成をパフォーマンスで見せてくれる。(高校2年・女子・東京)
    • ナレーターのつっこみがとても好きです。人を馬鹿にしたりいじったりして笑いをとるのではなく、出演者自身がボケてそこに他の出演者やナレーターがつっこむ形は安心して視聴できます。VTRを見ているスタジオ映像(ワイプ)が昔よりも少なくなった気がするので、もう少し増やしてほしいです。(高校1年・女子・岡山)
    • カレンダープロジェクトのカレンダーを毎年購入しています。金子貴俊さんが「どうせなら海外とか行きたかった」と言ったところ「この企画は他よりお金がかかるし、前回失敗したのだから立場を考えてもらいたい」とスタッフが答えるやり取りがあり、ネタに転換しているのがすごく面白いです。ただVTR終了後にスタジオメンバーが文句をつける流れは不要だと思います。バラエティーなのだから肯定できる空気感を大事にしてほしいです。(高校3年・男子・福島)
  • 『timelesz ファミリア』(日本テレビ)
    新旧メンバー関係なく盛り上がっている様子は、一緒に声を出して笑えておもしろいです。足の引っ張り合い方も、メンバーの良いところを引き出しいる感じの声かけで応援したくなります。番組が30分と短いためスピード感がありテンポも良く、アットホームで雰囲気が良いです。(高校3年・女子・長崎)

  • 『アメトーーク!』(テレビ朝日)
    • 毎週チェックしている番組。「自分のオンエア観るの大好き芸人」の企画は斬新で、出演者のトーク力と構成が完璧で「これぞテレビ」という良さが各所で出ていた。どの芸人の話も共感したし、スタッフ(裏方・カメラ担当・編集の上手さ)にフォーカスしたところにテレビ愛を感じた。ヒヤヒヤする言葉(差別的な言葉)がないことも心から笑える要因の一つだと思う。(高校1年・女子・秋田)
    • 筋トレには全く縁がないがトークは非常に面白く、一緒に観ていた弟と何度も声を上げて笑ってしまった。MCもゲストも以前から好意的に見ている芸能人であり、また話題の数も適切で、話の展開の速さに戸惑ったり、逆に内容が薄いと感じたりすることもなかった。視聴者は“減点方式”で視聴していると考えられるので、ターゲットの視聴者層にとってストレスフリーな番組にすることは重要だと思う。(高校2年・女子・神奈川)
  • 『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日)
    野木亜紀子さんの脚本だったので視聴し始めました。設定が突拍子もなく変で、“人助け”の内容もすごく小さなことですがそこが面白く、家族と一緒に笑いながら見ています。また所々に謎めいた発言があって、家族で考察するのも楽しいです。ハラハラするシーンもありますが同時にユーモアもあって、ドキドキ・ハラハラが苦手な弟も一緒に見ることができています。このようにうまくバランスを整えることを他の番組でもぜひやってほしいです。(中学2年・男子・群馬)

  • 『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ)
    「記憶忍者隊 マッサマン」の企画が好きでいつも視聴しています。聞いたことのない単語を、独特のゴロ合わせで覚えようとするところが面白いです。ヒーローでありながら初戦で負けてしまう展開が“やらせ”のない感じでいいなと思います。(中学1年・男子・大分)

  • 『土曜プレミアム・全国ハモネプ大リーグ2025~アカペラ日本一決定戦~』(フジテレビ)
    母が毎回視聴していて自分も一緒に見るうちにファンになったので、今回も視聴した。惜しくも優勝を逃した「The Boogie City」の「Thriller」のパフォーマンスが一番印象に残っている。人間の声だけで生み出される美しいハーモニーと、バンドさながらの迫力あるサウンド、そして出場者の情熱がすごく伝わってくる所に毎回とても感動する。(中学2年・男子・東京)

  • 『新しいカギ』(フジテレビ)
    • 好きな企画は「ハイスクール大喜利」です。高校生と芸人がお題に沿って面白い答えを出し合うもので、芸人たちがガチンコで戦うので応援したくなるし、高校生の答えも素人とは思えない面白いものばかりで大笑いしました。(中学3年・男子・大分)
    • 「①学校のかくれんぼ」と「②ティーチャーをさがせ」の企画が好きです。①はクオリティーの高い隠れ場所が設定され、素材や質感まで精巧に再現する美術スタッフの意気込みも感じられます。②は若い先生が髪型や着こなしを生徒に近づけようと努力する姿が何とも面白いです。参加者全員の一体感があり家族で安心して楽しく見ることができます。(高校2年・女子・熊本)
  • 『酒のつまみになる話』(フジテレビ)
    毎週欠かさず視聴していて心の底から笑える大好きな番組です。自然と疲れが取れていくようで日々の楽しみになっています。トークテーマについて出演者のみなさんが自由に深めていく様子を一緒に楽しめるのが魅力で、「自分ならどう答えるかな」と考えるのもこの番組ならではの面白さです。番組がなくなってしまうのはとても寂しいです。(高校3年・女子・広島)

【自由記述】

<今月のテーマに関する意見>

  • 「心の底から笑える瞬間」とは、思いもよらない展開といった「自分の想像を飛び越えること」だと思います。しかし“笑い”を追求するあまり倫理的な問題が生まれてしまうこともあります。誰かを傷つけてしまうこと、特定の国籍や障害などをネタにしてしまうこと、本人が望まないことを晒してしまうことなど、笑いの陰に存在するケースもあると思います。心の底から笑えるものほど倫理的なラインを意識する必要があると感じます。(高校1年・男子・神奈川県)

<特定の番組に関する意見>

  • 『NHKスペシャル「臨界世界-ON THE EDGE-走線者 亡命か送還か』(NHK総合)を視聴しました。中国共産党に狙われた人々が南米からアメリカに徒歩で入国し、亡命裁判を受けるドキュメンタリーでした。こんなことが現実に起こっていると知ることができて良かったです。このような番組に出会って新たなことを知ることができるのはテレビの良いところだと思うので、このようなドキュメンタリーをもっと放送してほしいです。(中学2年・男子・群馬)

  • 県外の大学へ進学した姉は、当時『ラヴィット!』(TBSテレビ)に支えられていました。『ラヴィット』は一人暮らしを応援する番組なのだなと思います。私も姉のおすすめのラッピーに会ってみたいので、長崎へ遊びに来てほしいです。(高校3年・女子・長崎)

  • 日本テレビの『良いこと悪いこと』とその後に続く『with MUSIC』のつなぎがおもしろく、リアルタイムならではの楽しさがあることを改めて感じました。(高校3年・女子・広島)

  • 『DAN!DAN!EBiDAN!』(テレビ東京)のイベントグッズを提案する企画で、グッズに値段をつけるまではいいですがそれを買うであろうファンが見ている番組なのに「もっと取れる」「もっといける」など荒稼ぎを思わせるような発言はいかがなものかと思いました。(高校1年・女子・熊本)

  • 短い時間ですが、最近ラジオを聴く機会があります。『ONE MORNING』(エムエム東京)のユージさんと吉田明世さんのやり取りにクスっと笑ったり、映像を見なくてもイメージできるCMはすごいと感心したりしています。(中学1年・女子・東京)

  • 『ベストヒット歌謡祭2025』(読売テレビ)で、楽しみにしていたグループの音と口の動きがずれていて「口パクなのかな?」と思いました。テレビで見ているファンも残念だったと思います。(中学2年・女子・千葉)

  • 『さらば青春の光の青春ジャック』(テレビ愛媛)が私の学校に撮影にきました。親が毎週欠かさず見ていて、まさか我が校に来るとは思っておらず驚きました。私のクラスでインタビューしたので、もしかしたらテレビに映るかもしれません!愛媛の高校生だけにフォーカスする番組があるのはとても嬉しいです。学生も飽きずに見られるし、他校との違いを見比べることもできて面白いです。(高校1年・女子・愛媛)

<放送局への要望や意見>

  • 日本シリーズとワールドシリーズが同じ時期にありましたが、スポーツニュースではドジャーズが出場したワールドシリーズばかり放送されていました。日本シリーズの結果や選手たちの活躍をもっと放送してほしかったし、日本で活躍している日本人選手にもっと注目してほしいです。(中学1年・男子・大分)

  • 私はトーク系の番組が大好きですが、高校生になってからすごく役に立っています。遊ぶといえばひたすら“おしゃべり”ですが、テレビを見過ぎているおかげで異常にテンポのよいおしゃべりをしています。オーディションなどで選ばれた高校生がひたすらおしゃべりする番組を制作してほしいです。(高校2年・女子・東京)

  • 新しい政治番組についての提案。現在SNSで切り抜きが多くある「インフルエンサーがテレビ出演する」「影響力のある若い人がガツンと言う」「理解しにくい部分がとても分かりやすく説明されている」「討論する」要素を中心に政治番組をつくれば、SNSから番組を知って視聴する人が増えると思う。(高校1年・女子・岡山)

  • それぞれの都道府県でしか放送していない番組を北から順に全国に向けて一週間に1度くらい放送すれば、その魅力を発信できると思う。(中学1年・男子・福島)

  • 「地球を笑顔にする広場2025秋」のイベントで、東京・赤坂のTBS放送センター見学ツアーに参加しました。テレビ局内を見学できるイベントはかなり少ないですが、テレビ制作の裏側を知って番組をより身近に感じることができるので、もっと増やしてほしいです。(中学3年・男子・東京)

  • 番組内での炎上発言が最近多いように感じるが、炎上は防げないのだろうか。生放送でなければ修正はきくはずだし、テレビ局側もNG言動などを原稿のように用意していればよかったのではないか。裏方とタレント双方で話し合い、「誰でも楽しめる」をモットーとした番組作りをすることを望んでいる。(中学3年・女子・山梨)

<その他>

  • ニュースで高市早苗総理大臣の所信表明演説を聞いていて、野次が大きすぎて何を言っているのか分かりませんでした。字幕があって何とか内容を理解しましたが、どうして最後まで黙って話を聞けないのかと、国会議員たちを情けなく思いました。(中学3年・男子・大分)

  • 日本テレビの菅谷大介アナウンサー死去のニュースについて。先日視聴した『シューイチ』(日本テレビ)では岩田絵里奈アナウンサーがこのニュースを伝える際に涙ぐんでいて、『ZIP!』(日本テレビ)でも水卜麻美アナウンサーも涙していたそうです。アナウンサーたちが実際に泣いているところを見て、改めて人の温かみを感じました。最近はAIがテレビ業界にも進出してきていますが、やっぱり人間がやっているのだと思うと少し安心します。(中学2年・女子・東京)

  • ここ数年でメディアに対するネット上の声の存在意義が分からなくなったと感じる。たとえばメディアが政治について何か取り上げると、ネットでは何かとメディアを敵扱いし、何がどんな理由で印象操作なのか偏向なのかも示さずに、無責任にメディア批判をしていておかしいと思う。(高校3年・男子・福島)

【青少年へのおすすめ番組】

  • 『沼にハマってきいてみた「生放送 ハマってHAPPY!あのハマったさんどうなった?SP!」』(NHK Eテレ)
    • NHKでよくこの番組名を選択したなと思いました。「沼にハマる」は「趣味に没頭する」というプラスのイメージもありますが「ハマってしまうと抜け出せない」というマイナスのイメージもあるからです。若い世代に関心を持ってもらうための番組名なのかなと思いました。(高校2年・女子・熊本)
    • 私のように数回だけしか視聴したことのない人でも楽しめるような回だった。生放送で出演者とリアルタイムで共有できるところも注目ポイントだと思う。ハマったさんや芸能人からメッセージが届いてすごくほっこりする番組だと思った。新しい沼も知ることができてとても楽しかった。(高校2年・女子・埼玉)

  • 『~地球を笑顔にするTV~噛みしめTIME,』(TBSテレビ)
    • 「食材に込められた想いを知ることで、食べることがもっと楽しくなる」というアンミカさんの言葉が心に残った。食べものの裏側にある物語を知ることで、日々の食事がより豊かで意味のあるものになると感じた。(中学2年・男子・東京)
    • 「魚は天然の方が良い」という意見もあるけれど、育てる人の想いがつまった養殖魚にもたくさん魅力があると思った。(高校2年・女子・東京)
    • 全体的に面白くなく、何を伝えたいのか、どのような気持ちで見たらよいのか分かりません。アナウンサーが牛肉と白米を食べている時に「奇跡」という言葉を使用していましたが、大げさすぎると思います。出演者に好きなタレントがいなかったのも残念でした。(中学1年・女子・東京)
  • 『人生が変わる1分間の深イイ話2025秋SP』(日本テレビ)
    いつも見ていた『深イイ話』が久しぶりに復活すると知って視聴しました。特に「アンパンマン」の裏側に密着するというテーマに惹かれました。作品に関わった人たちの想いや姿勢を知って、思いやりの心を届けるための信念が込められていることが分かりました。(高校1年・男子・神奈川県)

  • 『あぐり王国北海道NEXT』(北海道放送)
    北海道のごぼうは十勝産が多く、清里産はマイナーです。そんな清里町とマイナー野菜のごぼうにスポットを当てたことに番組のこだわりを感じました。収穫体験を通して農業と食を考える、奥の深い教養番組だと思います。さっそくスーパーに走りましたが、十勝産のごぼうしか売っていませんでした。(中学3年・男子・北海道)

  • 『第104回全国高校サッカー選手権大会群馬県大会 決勝』(群馬テレビ)
    サッカーが好きなので視聴してみました。実況が聞きやすく楽しく見ることができました。優勝のテロップの色が芝に少し似ていて見づらかったことが少し残念でした。(中学2年・男子・群馬)

  • 『野原ひろし 昼飯の流儀』(BS朝日)
    CGの奇抜なダンスやシュールで愉快なオープニング・エンディング映像がネットの動画投稿サイトで話題になっていて番組を知った。基本アニメーションだが、メインとなる料理だけは実写映像が用いられているのが視覚的に新鮮で面白い。1つのエピソードが短く手軽に視聴でき、深夜放送ではあるものの子どもから大人までの多くの人に親しまれる番組だと思う。(高校2年・女子・神奈川)

  • 『第一芸人文芸部』(BSよしもと)
    最近ゆっくり読書ができずにいた私にとって、実際に読破したような気分になる番組で終始楽しく視聴した。BKB(バイク川崎バイク)さんや銀シャリの鰻和弘さんが、普段どんな本をどんな時に読むのかを聞くことができて嬉しかった。紹介も簡潔で分かりやすい。最後に「どの本を読んでみたいか」投票の結果発表があったが、誰がどのタイミングで投票したのか知らないまま見ていて、エンディングでいきなり結果が出てきて少し驚いた。(高校1年・女子・秋田)

  • 『交通安全ココワンTube♪』(愛媛朝日テレビ)
    今回初めて視聴し、2分少しなので気軽に見ることができました。「伊予の早曲がり」の特集で、右折車が直進車を待たずに進むことを指すそうですが、この状況になったことが何度もあります。普段の通学は自転車ですが、歩行者・自転車側も十分に安全を確保したいと思いました。(高校1年・女子・愛媛)

◆委員のコメント◆

【今の自分が『心の底から笑える(楽しめる)』と思う番組について】

  • 今回、数人のモニター報告に共通点を感じた。『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ)についての報告に「“やらせ”のない感じでいい」とあったが、どうも若者は「誇張しすぎている」「わざとらしい」ところが気になるようだ。また『月曜から夜ふかし』(日本テレビ)の報告にも「事実っぽいことを伝えていた」とあり、『LIFE!「マーベラスSP」』(NHK総合)の報告にも出演者の「本気度」を評価している部分があった。出演者の反応にわざとらしさを感じると白けてしまうことはあるが、中高生は敏感に反応するのだろう。

  • 『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日)について中学2年生から「家族で考察できるのも楽しい」「ドキドキ・ハラハラが苦手な弟も一緒に見ることができる」と報告があったが、家族で視聴できるこういった番組はこれから必要だと思う。先日、小学校・中学校・高校の先生との意見交換の場で「いま子どもたちに興味を持たせないと、テレビを視聴する世代がいなくなってしまう。テレビでしか見られないような、信頼できて安心できるコンテンツが必要だ」という話があった。家族で一緒に考えながら視聴すると、子どもが将来テレビを見続ける可能性が高くなるだろう。「やらせ感のない、安心して信頼できる番組」がポイントなのだと思う。

  • 今月のテーマは中高生がテレビをどう見ているのかがよくわかるテーマだった。「やらせがないからいい」「事実っぽく見える」という報告には「テレビはやらせなのか」「テレビは事実を伝えていないのか」という根源的な疑問がさりげなく出てきていて面白い。また「普段は笑いを求めてテレビを見ていない」という報告もあったが、「では何を求めてテレビを見ているのだろう」「求めるものがないからテレビを見なくなったのか」という問いが頭に浮かぶ。テレビに対する中高生のクールな面も見えつつ、撮影隊が学校に来ると「映るかもしれない!」という期待も残っていたりと、テレビに対する微妙な中高生の位置取りが見え隠れして非常に面白かった。

【自由記述について】

  • 『さらば青春の光の青春ジャック』(テレビ愛媛)について高校1年生の報告に「親が毎週欠かさず見ている」とあったが、このフォーマット自体が親世代に刺さるのだろう。ホームページには「青春バラエティー」と紹介しており、おそらく『学校へ行こう!』(TBSテレビ・1997年~)や『新しいカギ』(フジテレビ)とも通じるところがあるのだろう。親から子へ継承されているところにも意義があると思う。

  • 高校3年生のモニターから「日本テレビの『良いこと悪いこと』とその後に続く『with MUSIC』のつなぎがおもしろかった」と報告があった。調べてみたところ、ドラマのストーリーが次の音楽番組にそのままつながる仕掛けになっていて、こういったところを若い世代がしっかりと見て評価していることがよく分かった。

今後の予定について

次回は2025年12月23日(火)に千代田放送会館BPO第一会議室で定例委員会を開催します。

以上

第283回

第283回-2025年10月28日

沖縄地区意見交換会に向けての勉強会(第2回)を実施…など

2025年10月28日、第283回青少年委員会を千代田放送会館BPO第一会議室で開催し、吉永みち子委員長をはじめ7人の委員全員が出席しました。
議事に先立って、株式会社さびら・安里拓也氏をオンラインで招き、沖縄地区意見交換会に向けての第2回勉強会を実施しました。
議事では、9月後半から10月前半までの1カ月間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
10月の中高生モニター報告のテーマは「最近、『役に立った』『勉強になった』と思った番組について」でした。
委員会ではこれらの視聴者意見や中高生モニター報告について議論しました。
最後に今後の予定について確認しました。

議事の詳細

日時
2025年10月28日(火)午後4時00分~午後8時00分
放送倫理・番組向上機構BPO第一会議室(千代田放送会館7階)
議題
沖縄地区意見交換会に向けての勉強会②
視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
今後の予定について
出席者
吉永みち子委員長、飯田豊副委員長、池田雅子委員、佐々木輝美委員
沢井佳子委員、髙橋聡美委員、山縣文治委員

沖縄地区意見交換会に向けての勉強会②

青少年委員会は戦後80年となる今年の11月に沖縄地区放送局との意見交換会を開催します。その準備の一環として先月に引き続き、第2回勉強会が株式会社さびら・安里拓也氏を講師に招いてオンラインで行われました。
小中高生に向けて行われているのと同様の平和教育授業を通して、沖縄戦の歴史や住民が戦火に巻き込まれた出来事についてロールプレイング形式で学ぶとともに、戦争が起こるまでの社会を考えるという興味深い内容のワークショップを受けるなど、今回も有意義な勉強会となりました。

視聴者からの意見について

9月後半から10月前半までの1カ月間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
高校の男性教師と教え子の女子高校生との性行為を描いたコミックが原作の深夜アニメが短い5分枠の番組として、地上波とBSで同時刻に放送が始まることについて、「放送に断固反対する」などの視聴者意見が多数寄せられました。
担当委員は「2つの論点がある。1つは、(3分30秒の番組本編には)性的なシーンは直接には描かれていない。『これならどうだ』という(表現の行き過ぎを指摘する側に対する)挑戦的な姿勢を感じた。もう1つは、(放送されていない)性描写があるパッケージ商品(DVDなど)やネットの有料サイトへの誘導の問題。後者がこの番組の大きな目的なのかと思う」と説明しました。
ある委員は「アニメの表現、つまり架空の世界の話についての創作活動の場合、表現の自由はそれなりに重く保障されるものだと思う。この作品が違法だとは考えられない。表現内容の規制については非常に慎重に扱ったほうがよいと思う」と指摘しました。
一方、別の委員は「(複数の10代の女性から意見が来ているが)彼女たちが特にいやだと思うのは、作品の設定が女子高校生のほうが教師を誘っている、性行為に同意しているということだと思う。子どもへの性的虐待の事案では、10代の女性が『あなたにも責任がある』と言われることがあり、(虐待された当人は)それがとてもいやだという」と述べたうえで、「これは放送局側の編成の問題として、(上記のような)指摘を受ける前に、『こうした作品を放送するのは適切でない』と自主的に判断してほしかった」と訴えました。
さらにほかの委員は「深夜の時間帯にアニメという手法で、かなり意図的に挑戦的な作品を繰り返し出してきている。もう1つは、放送番組を使って児童ポルノ的なコンテンツへの誘導がされている。2つの大きな問題をどう考えたらよいのか。引き続き議論を重ねていかなければならないと思う」と提案し、委員全員の同意を得ました。
このほかに大きな議論になる番組はなく、ただちに「討論」に進むものはありませんでした。

中高生モニター報告について

10月のテーマは「最近、『役に立った』『勉強になった』と思った番組について」で、25人から合わせて24番組の報告がありました。視聴方法は、リアルタイム視聴が9人、アプリ(TVer、NHK ONEなど)を利用したタイムフリー視聴が5人、録画・録音が11人でした。
複数のモニターが取り上げたテレビ番組は『せっかち勉強』(日本テレビ)のみで、他には情報バラエティー、経済、報道、ドキュメンタリー、対談、ドラマ、自然科学、お笑い、数学、ミニ番組や放送局横断キャンペーンに関する報告が届いています。
「自由記述」には放送内容に関する要望や、特定の番組に対する要望・意見が複数寄せられました。
「青少年へのおすすめ番組」では『お笑いの日2025』(TBSテレビ)に6人から、『せっかち勉強』(日本テレビ)に4人から、『未解決事件 File.02(ドキュメンタリー)北朝鮮 拉致事件』(NHK総合)に3人から、『青春舞台2025』と『ビストロボイス』(いずれもNHK Eテレ)にそれぞれ2人から感想が届いています。

◆モニター報告より◆

【最近、『役に立った』『勉強になった』と思った番組について】

  • 『1.5℃の約束 いますぐ動こう、気温上昇を止めるために』(NHK総合)
    もともと海や環境に興味があり、私がお世話になっている企業が出演すると知り視聴しました。「世界初、サンゴの人工受精産卵」の映像も見ることができて良かったです。来年も視聴して未来について考えたいです。(中学1年・女子・東京)

  • 『映像の世紀バタフライエフェクト「ニューヨーク・ニューヨーク」』(NHK総合)
    目から入る情報が多いですが、映像に合ったナレーションが入るため、違和感がなく見やすかったです。聞き取りやすい声のナレーションと番組に合った音楽もとても好きです。私は昔から白黒の映像が苦手ですが、この番組は不安感を持たずに見ることができました。若い頃のトランプ大統領を見ることができたのもとても新鮮でした。(中学1年・女子・東京)

  • 『ダーウィンが来た!』(NHK総合)
    理科の先生に勧められて毎週見ています。この番組の好きなところは、ヒゲじいが僕と同じタイミングで疑問を持って問いかけてくれるところです。その疑問を最新の技術や長年の追跡調査で調べてくれるので、分かりやすく勉強になります。自由研究の組みたて方の参考になります。(中学1年・男子・大分)

  • 『時をかけるテレビ選~今こそ見たい!この1本~「手塚治虫 創作の秘密」』(NHK総合)
    漫画界のレジェンドの、誰も入ったことのない仕事部屋と創作の様子はとても貴重だった。1986年当時、編集者が全員当たり前のようにどこでもタバコを吸っていたことや、昼も夜もなく仕事部屋や移動中の車内、ホテルで原稿を描いていたこと、別室や車の前で待つといった仕事風景に驚いた。今も手塚作品を愛読している私にとって、先生の描き方や考え方は非常に勉強になった。あらゆる年代に見てほしいし、手塚治虫に関する番組も増えてほしい。(高校1年・女子・秋田)

  • 『未解決事件 File.01 八王子スーパー強盗殺人事件』(NHK総合)
    普段から長期休暇中に裁判の傍聴に行くことがあり、事件の背後にある人間の心理や社会の仕組みに興味があるので番組を視聴しました。事件解決の大切さを改めて考えさせられ、また事件が風化することへの恐れも感じました。真実を追うこと、記録し続けてつないでいくこと、被害者やその家族に寄り添うことのどれもが、私たちが事件について考えていくうえで欠かせないと思いました。次回以降も視聴したいです。(高校1年・男子・神奈川)

  • 『連続テレビ小説「あんぱん」』(NHK総合)
    もともと朝ドラが好きで録画などで見ていた。前半はリアルな戦争の姿があり、戦争は本当に「正義」を曲げるものだと思った。特にショックを受けたのは、嵩(北村匠海)が空腹のあまり民家に押し入ってしまうシーン。空腹が限界を達した時の行動を目の当たりにして他人事ではないと思った。(中学3年・女子・山梨)

  • 『Eテレ0655』(NHK Eテレ)
    小学生の頃からよく見ています。知っているとちょっとすごい、「へぇ~ためになるな」と思うことを歌にしてくれるので覚えやすいです。お気に入りは阿佐ヶ谷姉妹が歌う「ぬかに釘ソング」です。クセになるメロディーでことわざもたくさん出てきて、自然と口ずさんでしまいます。(中学2年・女子・千葉)

  • 『NHK高校講座 数学Ⅰ「三角比の相互関係」』(NHK Eテレ)
    私は三角比が苦手ですが、番組表を見て、高校の数学をテレビで学習できることを知って視聴しました。公式だけを教えるのではなく、どうしてその公式が成り立つのかも学習することができるのは良かったです。要点を最後にまとめていて、今回どんなことを学んだのかが理解しやすかったです。(高校3年・女子・徳島)

  • 『おとなのEテレタイムマシン ETV2000「瀬戸内寂聴 インド・死をめぐる対話」』(NHK Eテレ)
    偶然テレビをつけたところ、ひと際変わった雰囲気の番組だったので視聴したが、思わず前のめりで見てしまうほど引き込まれた。最も驚いたのは、瀬戸内寂聴さんも梅原猛さんもご高齢であるのに非常に早いテンポで会話が進行し、その様子がほとんどカットなどの編集なく放送されていたことだ。一言一句聞き逃さないためにかなりの集中力が求められ、情報量の多さと内容の深さに圧倒された。視聴後は知的好奇心が満たされ、映画を見終わったような満足感と幸福感を得ることが出来た。とても新鮮で知的な面白さを感じた。(高校2年・女子・神奈川)

  • 『有吉ジャポンⅡ ジロジロ有吉「ハマる人続出!0.1秒を争う競技キューブに密着!」』(TBSテレビ)
    夏休みに参加したルービックキューブの大会(スピードキューブ)で撮影していたと聞き、「もしかしたら自分が映っているかも」と思って視聴しました。若い人(初心者含む)からトップクラスの選手まで出演していて親近感があった。ただ比較的若い人が視聴する(小中学生の出場者も多い)ので、番組では下ネタを少なくしてほしいと思いました。(中学2年・男子・群馬)

  • 『Nスタ』(TBSテレビ)
    通っている高校で「昼寝」が取り入れられているので、日常生活においても睡眠を大切にしたいと思っています。番組で紹介された入眠方法を参考にして、質の良い睡眠をとるよう心掛けていきたいです。「睡眠障害」を診療科名に加える議論が開始されたようですが、窓口が明確になることの他にどんなメリットがあるのか、どのような治療を受けることができるのかを知りたかったです。(高校1年・女子・熊本)

  • 『がっちりマンデー!!』(TBSテレビ)
    我が家では毎週日曜日、番組を見ながら朝食をとるのが習慣になっています。儲かる話を分かりやすくしてくれるし、ギリギリまで交渉して企業秘密を教えてくれるところも面白いです。またあきらめずに開発し続ける仕事はやりがいがあるだろうし、そんな会社で働いてみたいなと思います。(中学3年・男子・大分)

  • 『巷のウワサ検証!それって実際どうなの会』(TBSテレビ)
    赤字続きの団子屋でハンバーガーを売るという2つ目の検証を視聴して少し不満を持ちました。“ハンバーガーを売って黒字になるのか”という検証なのにもかかわらず、芸能人にお店のバイトをさせてしまうと本当の売り上げかどうか分からないので、芸能人を出さずに検証してほしいです。(高校2年・女子・埼玉)

  • 『森本毅郎・スタンバイ!』(TBSラジオ)
    自民党総裁選挙の情勢分析のためradikoで聴きましたが、思わぬ“副産物”がありました。『国語に関する世論調査で見えてくる言葉の変化』がテーマの企画で、「映(ば)える」の使われ方や「にやける」「潮時」の本来の意味を知って、目からうろこが落ちました。この時期に“言葉”をテーマに取り上げるセンスに感心しました。聴いて良かったです。(中学3年・男子・北海道)

  • 『せっかち勉強』(日本テレビ)
    • スピード感があり、カズレーザーさんがVTR以外でも知識を披露してくれるので、見ていて気持ちがいいです。タイパ重視な若者世代のニーズを意識して制作していると感じました。観覧席に47都道府県それぞれの出身の方々が集められていましたが、テレビ特有の「女性しかいないor女性が大事」といった演出はどうかと思いました。(高校3年・男子・福島)
    • 視聴中はいやな気持ちにもならず、楽しくリラックスできる内容でした。番組最後に行ってみたい理由が一個ずつくらいできる、というコメントに同感です。都道府県の魅力を楽しく学べました。(高校3年・女子・長崎)
  • 『大吾の芸人領収書』(日本テレビ)
    大好きな芸人さんが多く出演していたので視聴しましたが、中でも濱田祐太郎さんのお話やボケが学びになりました。濱田さんは視覚障害のある盲目の漫談師で、大吾さんが他の出演者に向かって「お前は亀だ」とツッコミを入れた際に、濱田さんが見えないことを生かして「僕の隣には亀がいるんですか?」とコメントし爆笑をかっさらっていく姿は最高でした。また大吾さんに今の夢を聞かれると「『逃走中』(フジテレビ)に出て逃げ切ることです」と発言して盲目を遠まわしに自虐にしていました。大吾さんも濱田さんを他の芸人と同じようにいじっていて、“濱田祐太郎=盲目の芸人”ではなく“濱田祐太郎=ピン芸人”という印象に変わりました。大吾さんの対応力を見て、障害だけで人の可能性を制限しない姿を学びました。これからの人生に大吾さんの対応力や濱田さんの堂々とした姿を活かしていきたいですし、難聴芸人、車いす芸人、ダウン症芸人など、もっとたくさんの芸人が生まれる世界ができたら楽しくなるだろうなと感じました。(高校2年・女子・東京)

  • 『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日)
    自民党総裁選に興味があったのと、一部生放送ということでどのような放送なのか気になったので視聴しました。気になったのは後半のパネラー4人で、若者2人(浮所飛貴さんと深田竜生さん)はスーツ姿できちんとネクタイをしているのに対して、松島尚美さんのピンクの髪やケンドーコバヤシさんのノーネクタイが目立つ形になっていました。政治という堅い内容から若者が受けた印象が服装に表れたのかなと思いました。(高校2年・女子・熊本)

  • 『出川一茂ホラン☆フシギの会』(テレビ朝日)
    家族がリビングで番組を見ていて、私も出川哲朗さんが好きなのと雑学や豆知識などにハマっているので視聴しました。編集や出演者の発言が面白く、なるほどと思う問題もたくさんあったので、夢中になってずっと見てしまいました。学校でも雑学の話題がよく出て盛り上がるので、もう少し早い時間帯に放送すると若い人の視聴率があがると思いました。(高校1年・女子・岡山)

  • 『日経スペシャル ガイアの夜明け「移住で夢を叶える!」』(テレビ東京)
    私は高校から離島に移住したので、地方移住のテーマに興味を持ちました。俳優の長谷川博己さんの「町はレトロでも住んでいるのは現代人」という言葉が印象に残り、私が今住んでいる地域の課題を考える上でのヒントになりました。将来の暮らし方や住む場所について考えるきっかけになりました。(高校3年・女子・広島)

  • 『タコガール!!~わたしの中のもなか~』(南海放送)
    大洲市長浜高校水族館部に3年間密着した番組です。タコが大好きな夏実さんは、タコの「もなか」たちを育てながらお客さんを楽しませるために日々活動しています。同じ高校生がやっているとは思えず驚きました。番組の後半で「もなか」が亡くなりましたが、夏実さんは「もなか」を食べることを決断します。簡単には決められなかったと思いますが、夏実さんは一口一口を噛み締めていました。普段何気なく食事をとっていたけれど、命を食べることの重大さや感謝して頂くことの大切さを改めて感じました。(高校1年・女子・愛媛)

【自由記述】

  • 『東京2025 世界陸上』(TBSテレビ)が面白かったです。ただ選手の記録がどれだけ速いのか高いのか想像がつかなかったので、一般人が分かるような比較対象を紹介してくれたら、選手たちのすごさを実感できてより楽しめたと思います。(中学3年・男子・大分)

  • 『オールスター後夜祭‘25秋』(TBSテレビ)で広末涼子さんの過去の事故をイジったようなクイズが出題され話題になりましたが、事故をネタにして笑いをとるのは良くないと思います。(中学2年・女子・千葉)

  • 『日テレ系クイズフェスティバル2025秋』(日本テレビ)を視聴しました。クイズに答えられないと壁が迫ってきて落ちてしまったり、ミイラになったりと、私が小学生の頃に放送していた懐かしいものばかりでとても面白かったです。こういったものが楽しめるイベントを開催すれば、芸能人がやっていたことを自分も楽しめて一生思い出に残ると思います。体を張ったクイズをたまにやるのは良いなあと思うので、これからも続けてほしいです。(高校2年・女子・埼玉)

  • 『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ)で向井康二さん(SnowMan)が催眠術にかかった企画は、何度も催眠術にかけられて体や脳は大丈夫なのかと心配になりました。さすがにやり過ぎなのではないかと思い笑えなくなりました。(中学1年・男子・大分)

  • 先日『何か“オモシロいコト”ないの?』(フジテレビ)で「芸人の本名を当てる」企画をしていましたが、とにかくシュールで単純で面白かったです。最近の番組はお金がかかりそうな企画が多いですが、結局こういうのが一番面白いよなと思いました。単純で低予算そうでくだらない企画をやる番組がもっと増えてほしいです。(高校2年・女子・東京)

  • 『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京)をよく見ますが、いろいろな人生の物語があり、時には笑い、時には涙します。特に同年代の子が出演すると、自分と重ね合わせて夢中で見てしまいます。またその子たちが頑張っていると刺激を受けて頑張ろうと思います。これからも番組が長く続いてくれるといいなと思います。(中学3年・女子・山梨)

  • 一度にたくさんの人に発信できるテレビやラジオで、環境問題に関する番組をもっと放送してほしいです。(中学1年・女子・東京)

  • 最近のバラエティー番組は「ネットで流行ったおもしろい動画」の企画が増えた気がする。ネットの二番煎じでは“テレビ離れ”が一層進むので、もっと“テレビオリジナルな番組”をつくる方が良い。ショート動画では味わえない、長い時間をかけて感じるおもしろさが、テレビの価値だと思う。(中学2年・男子・群馬)

  • 放送法の改正によりNHKのインターネット配信が「必須業務」となり、「NHK ONE」のサービスが開始されました。テレビを持っていなくてもNHKの契約ができるようになり、NetflixやHuluといった動画配信サービスと同じ土俵に立ったと言えます。受信料は他のサービスとほぼ同じ1,000円台ですが番組の量は圧倒的に少なく、最近は動画配信サービスの独自制作番組も質の高いものが増えているので、今後さらにテレビを見る人が少なくなった時に、NHKが生き残ってその役割を果たせるのか疑問です。(中学3年・男子・東京)

  • テレビ番組のAI生成イラストに非常に気持ち悪さを感じる。背景や人物の表情が歪んでいたり、体や手の指が歪な形だったりと、気持ち悪さを超えて恐怖を覚える時がある。一瞬映るだけのイラストでもそういった嫌悪感を持たず安心して視聴したい。(高校1年・女子・秋田)

  • 最近の番組は時間あたりの情報量が少ないと感じる。編集技術や映像の解像度の向上もあって画面内の情報量は多いが、同じような内容を繰り返したり、少し難解な言葉を逐一解説したりと、なんだか間延びしたような番組もしばしば見かける。視聴の敷居が高くなってしまう懸念はあるが、集中力とある程度の知識が求められる番組もあっていいのではないかと思う。(高校2年・女子・神奈川)

  • 「大阪・関西万博が閉幕した」という報道で、各局が「大成功」としか取り上げていないのが気になりました。工事費用の未払いなど、メディアが社会に伝えるべきことが他にあるのになと感じました。(高校3年・男子・福島)

【青少年へのおすすめ番組】

  • 『未解決事件 File.02(ドキュメンタリー)北朝鮮 拉致事件』(NHK総合)
    • 映像やBGMにところどころ怖がらせるような表現があったので、誰でも見られるように、もう少し怖くない番組にしてほしいです。(中学3年・男子・東京)
    • 北朝鮮の拉致問題は私が生まれる前の事件なのでよく知らなかったけれど、放送することで事件が風化せず、解決に向かう第一歩になるのかなと思ったので、これからも放送を続けてほしいです!(高校1年・女子・岡山)
  • 『青春舞台2025』(NHK Eテレ)
    • 全国大会に出場した12校のうち4校を取り上げたドキュメンタリー番組。30分で4校を紹介したのでダイジェスト的になり、倍速で見ているような感覚になってしまいました。なぜこの4校を取り上げたのか分からず、取り上げられなかった8校を考えると不公平感があり少しモヤモヤしたので、最優秀賞の1校に絞れば納得して視聴できたと思います。(中学3年・男子・北海道)
    • ウクライナとロシアの戦争や、難民問題、人権について、芝居を通して学ぶことができるのは素晴らしいと感じた。(高校3年・女子・徳島)
  • 『BSスペシャル「小児集中治療室PICU~命と心に向きあう~」』(NHK BS)
    最初から最後まで涙の1時間でした。PICUの現状から医師の葛藤、家族の様子からケアまで、多くの方々の協力で撮影された番組だったと思います。取材に協力したご家族の方々に「つらい中ありがとうございました」と伝えたいです。

  • 『お笑いの日2025』(TBSテレビ)
    • 少し前にお笑いのライブを初めて生で見たのですが、とても面白く、お笑い番組の質の低さを感じました。演出や編集の影響なのか、番組では本当に面白い部分は切り取られているように思います。最近は人をバカにしたり見た目を笑ったりするのはよくないという風潮があるので、個人的には笑いたいところでも素直に笑えない雰囲気がとても嫌です。また、お笑いの番組にアイドルは必要でしょうか。全く面白くないです。(中学1年・女子・東京)
    • 『キングオブコント2025』を視聴しました。新しい芸人を知る機会になるのでいつも楽しく見ています。(高校1年・男子・神奈川)
    • ダンス初心者の芸人が短い期間で熱心に練習にはげみ、本番で見事に踊り切る姿に心を打たれました。一方でどんなに興味のある内容でも長時間になるとだんだんと見る気が薄れてしまうと感じます。最近は30分ほどの短いドラマも増えており、忙しい現代人にとってはそれくらいの長さがちょうどいいのではないでしょうか。(高校1年・女子・熊本)
    • 『キングオブコント2025』は家族でとても盛り上がり楽しかった。『キングオブコント2025』に向けて徐々に盛り上がっていく番組の構成もとてもよかった。(高校2年・女子・東京)
  • 『せっかち勉強』(日本テレビ)
    思わず「へー」と言ってしまう情報がテンポよく紹介され、飽きずに見ることができた。また各都道府県出身のオーディエンスとコメンテーターの掛け合いが面白かった。(中学2年・男子・東京)

  • 『ゴジてれChu!キャラバンin北塩原村』(福島中央テレビ)
    北塩原村の自然ゆたかな風景はとても美しく、天然温泉は本当に気持ち良さそうでつかってみたいと思った。村長には「どきどきサイコロゲーム」でもっと頑張ってもらいたかった。(中学1年・男子・福島)

  • 『Q-1 ~U-18が未来を変える★研究発表SHOW~』(朝日放送テレビ)
    高校生プレゼンの要所ごとに、舞台下にいるQ-1リポーター・須貝駿貴氏のつぶやきがとても分かりやすく、整理しながら視聴することができた。立川高校の質疑応答の時、渡部潤一教授とのやり取りでは互いの目や表情が輝いていて引き込まれた。自信にあふれ、楽しんで発表している様子は、見ていてエネルギーをもらえた。イノベーター達が質疑応答を交わした企業や教授の元を後日訪問し、さらなる可能性をひろげていく様子は感動した。私も前進しなければと思わされる番組だった。(高校1年・女子・秋田)

  • 『ロバート秋山の街角メロメロさんぽ』(テレビ西日本)
    ロバートの秋山さんとゲストの錦鯉が門司の方々と接している姿を見て、とても親しみを感じました。芸能人ぶらないし、一般の方を上手くいじる加減も絶妙で、その方をモチーフにしたキャラが濃すぎて面白かったです。さすが芸能人だと思いました。(中学3年・男子・大分)

  • 『新・窓をあけて九州「150年の時を超えて 五島焼き復活へ!」』(長崎放送)
    姉が長崎の島で教師をしています。島の話を聞く機会が多く、自然とタイトルが目にとまりました。藁から釉薬を作るのを初めて見ましたがとても興味深かったです。それぞれの土地で魅力があり、九州は広いので、これからもこの番組が楽しみです。(高校3年・女子・長崎)

  • 『偉人・敗北からの教訓』(BS11)
    立花宗茂という武将の特集だった。BSの歴史番組はコアなイメージがあったが、中学校の教科書程度の知識があれば無理なく理解することが出来た。人物にフォーカスするとドラマや時代劇のような物語調になりそうなものだが、あくまで学術的な視点や史料などをもとに、歴史的事実を分析しつつ立花宗茂の人柄や信条に迫っていくのは説得力があった。(高校2年・女子・神奈川)

  • 『BS10 パネルクイズ アタック25』(BS10)
    クイズの難易度が絶妙で、中学1年生でも答えられる問題が多くあり、家族で盛り上がりました。25枚のパネルをオセロのように取り合うルールも面白いです。景品が豪華なのでいつか僕も応募してみたいです。(中学1年・男子・大分)

◆委員のコメント◆

【最近、『役に立った』『勉強になった』と思った番組について】

  • 『せっかち勉強』(日本テレビ)に関する複数の報告に共通点があった。2時間という長い番組だったが、47都道府県を扱っていたのでコンテンツが47個あるイメージなのだろう。それぞれのコンテンツについて面白い部分があったので、飽きずに見られたのだろうと思う。「タイパを重視しているのが時代に合っている」「テンポよく進んでいた」という報告もあり、こういった番組の作り方もよいと思う。

【青少年へのおすすめ番組について】

  • 『BSスペシャル「小児集中治療室PICU~命と心に向きあう~」』(NHK BS)について高校2年生のモニターから報告があったが、取材協力者への感謝とともに、番組制作者への賛辞や敬意だと受け止めた。信頼関係を築いて作られた番組だということが若い視聴者にも伝わったのだろうと思うし、こういったことがテレビのファンを作ることにつながっていくのだと思う。

今後の予定について

2025年11月は沖縄県那覇市で、26日(水)に沖縄の学校の先生方との意見交換会、27日(木)に定例委員会ならびに沖縄地区放送局の番組制作者らとの意見交換会を行う予定です。

以上

第282回

第282回-2025年9月24日

沖縄地区意見交換会に向けての勉強会を実施…など

2025年9月24日、第282回青少年委員会を千代田放送会館BPO第一会議室で開催し、吉永みち子委員長をはじめ7人の委員全員が出席しました。
議事に先立って、沖縄県平和祈念資料館学芸員・大城航氏をオンラインで招き、沖縄地区意見交換会に向けての勉強会を実施しました。
議事では、7月後半から9月前半までの2カ月の間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
9月の中高生モニター報告のテーマは「終戦・戦争関連番組(ドラマ・ドキュメンタリーなど)について」でした。
委員会ではこれらの視聴者意見や中高生モニター報告について議論しました。
最後に今後の予定について確認しました。

議事の詳細

日時
2025年9月24日(水)午後4時00分~午後7時30分
放送倫理・番組向上機構BPO第一会議室(千代田放送会館7階)
議題
沖縄地区意見交換会に向けての勉強会
視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
今後の予定について
出席者
吉永みち子委員長、飯田豊副委員長、池田雅子委員、佐々木輝美委員
沢井佳子委員、髙橋聡美委員(オンライン参加)、山縣文治委員

沖縄地区意見交換会に向けての勉強会

青少年委員会は戦後80年となる今年の11月に沖縄地区放送局との意見交換会を開催する予定です。その準備の一環として、沖縄県平和祈念資料館学芸員・大城航氏をオンラインで招いての勉強会を実施し、沖縄県内の平和教育の現状と課題についてレクチャーを受けました。
戦争体験者が次第に減り、戦争の語り部たちも引退するなかで、どのようにして若い人たちに戦争の記憶を継承していくのかや、新しい平和教育を模索する際の苦労話のほか、現状で戦争証言を取材できるのはメディアしかないという放送局への大きな期待についても熱く語っていただき、戦争の実相を後世に伝えていかねばならない放送局の責任の重大さを痛感する、たいへん有意義な勉強会となりました。

視聴者からの意見について

7月後半から9月前半までの2カ月の間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
子ども向けニュース解説番組で「日本が戦争(満州事変からの15年戦争)を始めた原因」を「日本が中国の資源と市場を独占したかったから」と説明したところ、視聴者から「このような単純化された説明を判断力の未熟な子どもに行うことは、偏った歴史認識を刷り込み、将来的な誤解を招く」などの意見がありました。
担当委員は「教科書的な事実をきちんと押さえた説明だった。資源を求めた背景には『昭和恐慌(1930年~)がある』ことも踏まえていて、誤解を招く表現があったとはいえない」と説明しました。加えて「むしろ、視聴者意見のなかに『ABCD包囲網に言及していない』との指摘が複数あったが、それは太平洋戦争の開戦(1941年)に関わるもので、満州事変との混同が著しかった」としました。
平日夕方の報道番組で、著名大学柔道部の男子学生(20歳と19歳)が大麻等所持の容疑で逮捕され、とくに20歳学生を実名・顔出しで報じたことに、視聴者から批判的な意見が寄せられました。
担当委員は「これは、この番組だけのものではなく、(20歳以上の)逮捕者を報じる際に実名か匿名か、あるいは顔を出すか出さないかというのは、繰り返し議論が重ねられてきた問題として捉えるべきだろう」と述べました。
ある委員は「これが、18歳、19歳の特定少年の問題であれば、委員会としても意見表明できるが、20歳以上だと報道各社の判断だとしか言えないだろう」と指摘しました。続けて別の委員も「犯罪報道の原則が『実名報道』であることを踏まえるべきだ。そのうえでこの事件をどう見るべきか。著名大学の柔道部が舞台であり、仮にだが、部の寮内で広がりを持つ事件になるかもしれず、その社会的影響は看過できない。そういったことと逮捕された20歳の学生の人権や将来を比較衡量したうえでの当該放送局の判断だったのだろうと思う」と述べました。
成人向けアダルトゲームが原作のアニメが深夜遅くの時間帯で放送されていることに、視聴者から「放送できない用語を打ち消すピー音や、胸や尻を過度に強調した制服を着た女子高校生が頻繁に出てくる。地上波放送にはそぐわない内容だ」などの意見がありました。
ある委員は「ダイジェスト版を一部見たが、ピー音や(卑猥なシーンを覆う)静止画が本当に多い。あそこまで入ってくると、本当は何があるのだろうという、いわば『誘導』になるのではないか」としたうえで、「(女子高校生が出てくるならば)『児童ポルノへの誘導』ということも考えられ、このような番組が続くのは問題ではないかと思った」と述べました。さらに別の委員も「実写(のドラマ)ではなく、アニメだからという理由で少し緩くなっているのではないか。ピー音や静止画が頻繁に入ることで、元のシーンを見てみたいなという形で『DVD購入などへの誘導』にもなるのであれば、今後は問題をはらんでくるだろうと思う」と指摘しました。
このほかに大きな議論になる番組はなく、「討論」に進むものはありませんでした。

中高生モニター報告について

9月のテーマは「終戦・戦争関連番組(ドラマ・ドキュメンタリーなど)について」で、25人から合わせて19番組の報告がありました。視聴方法は、リアルタイム視聴が9人、アプリ(TVer、NHK+など)を利用したタイムフリー視聴が3人、録画・録音が12人、その他(回答なし)が1人でした。
複数のモニターが取り上げたテレビ番組は『戦後80年特別放送 映画「ラーゲリより愛を込めて」』(TBSテレビ)、『金曜ロードショー「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」』『金曜ロードショー「火垂るの墓」』(いずれも日本テレビ)、『ザ!戦後80年の映像遺産SP 池上彰×加藤浩次の運命の転換点』(フジテレビ)です。
今月は「自由記述」ではなく「あなたが“戦争に関心を持つ”のはどんなときですか」と質問したところ、「終戦関連の番組やニュースを見たとき」「戦時中を扱うドラマや映画、アニメを見たとき」「学校の授業」といった回答が届きました。「若い世代に戦争をどう伝えていくか」についての意見も寄せられました。
「青少年へのおすすめ番組」では『クローズアップ現代「戦後80年スペシャル テレビが伝えた“あすへの希望”」』(NHK総合・8/6放送)と『戦後80年特別放送 映画「ラーゲリより愛を込めて」』(TBSテレビ)に3人から、『第45回全国高等学校クイズ選手権 高校生クイズ2025』(日本テレビ)と『ドラえもん 誕生日スペシャル』(テレビ朝日)に2人から、それぞれ感想が届いています。

◆モニター報告より◆

【終戦・戦争関連番組(ドラマ・ドキュメンタリーなど)について】

  • 『時をかけるテレビ~今こそ見たい!この1本~「夏服の少女たち~ヒロシマ・昭和20年8月6日~」』(NHK総合)
    1988年に放送された番組で、当時の女学生のアニメと、残された家族が娘を想う言葉が綴られていました。平和が続く世界の多くの人に見てもらいたい番組です。ただアニメを放送中は、両サイドの2人の映像は必要ないと思いました。番組に集中したいので副音声も必要ありません。遺族が話しているときはその声だけでよいと思います。(高校3年・女子・長崎)

  • 『NHKスペシャル「広島グラウンドゼロ 爆心地500m 生存者たちの“原爆”」』(NHK総合)
    「グラウンドゼロ」という言葉を知らず、どのようなものか興味を持ちました。CGで再現された原爆投下後の映像は想像以上にクリアで、リアルな映像に驚きました。人型にくっきりと跡が残っているシーンは、実物より恐怖を感じました。「戦争とは」を知ることができる、貴重な番組だと思います。(中学1年・女子・東京)

  • 『NHKスペシャル「原子雲の下を生き抜いて 長崎・被爆児童の80年」』(NHK総合)
    「原爆が落とされた時、家族のことを一切考えなかった」という話が印象深かったです。「戦時中のことを思い出したくない」という気持ちがある中で当時の記憶を話してくださったことに感謝の気持ちを持つべきだと思いました。(高校1年・女子・愛媛)

  • 『NHKスペシャル「新・ドキュメント太平洋戦争 最終回 忘れられた悲しみ」』(NHK総合)
    特に印象的だったのはある主婦の日記で、日本軍の躍進を鼓舞するような力強い文言の隣に、「当時の自分が今では恥ずかしいが、この記述は後世まで残しておこう」と書き込まれていた。間違っていた過去に蓋をせず未来へ繋げていこうと決意したことは、心を揺さぶられる重みがあった。ごく一般の人の戦時中の生の声を丁寧に紹介していて、心に深く刺さった。(高校2年・女子・神奈川)

  • 『NHKスペシャル「シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~」』(NHK総合)
    ドラマは人物の心理描写が伝わりやすく、総力戦研究所の若者の恐怖や葛藤が的確に描かれていました。ただ、実際の総力戦研究所所長の孫の、番組への批判がニュースになり、結果として番組の意図を視聴者に純粋に伝えられなかったことは、歴史を伝える役割をもつ戦争関連番組にとって残念なことだと思います。放送日を遅らせてでも事前に理解を得てから放送したほうが、効果を発揮できたと思います。(中学3年・男子・東京)

  • 『戦争×令和 『あの花』がつなぐ戦後80年』(NHK総合)
    若い世代と戦争の関わりが気になったので視聴しました。「特攻は無駄死になのか」という疑問に対して、人それぞれ考えが異なっていたのが心に残りました。戦争関連番組は「全国各地の資料館を紹介する」というテーマが良いと思います。『あの花』の作者も知覧特攻平和会館を訪れて心を揺さぶられたと聞きました。戦争をより身近に考えられるのではないでしょうか。(高校1年・女子・熊本)

  • 『映像の世紀バタフライエフェクト「シリーズ昭和百年(2) 敗戦国ニッポン 敗れざる者たち」』(NHK総合)
    普段から視聴している番組です。終戦を迎えたというと「悲しい」「いやな」イメージが先行し、他の番組では復興までは取り上げていないと感じますが、この番組は細かいところから現在につながるまでの「バタフライエフェクト」を取り上げていて、本当に勉強になります。(中学3年・男子・東京)

  • 『長崎スペシャル「カズオ・イシグロ 遠い山なみの光が照らす“ナガサキ”」』(NHK総合)
    広瀬すずさんの朗読が印象的で、飽きることなく物語に引き込まれました。とても面白かったです。特に心に残ったのはカズオ・イシグロさんの言葉です。「戦争というのは映画やニュース映像で見るような巨大な出来事だけではなく、私の母のような人々の日常生活のささいなことや、時につらいことの中に、戦争の本質がある。」原爆のあとに人々がどのように暮らしていたのかも、もっと知りたいと思いました。(高校3年・女子・広島)

  • 『ETV特集「火垂るの墓と高畑勲と7冊のノート」』(NHK Eテレ)
    私は映画「火垂るの墓」をまだ見たことがない。友人との話題に出たこともなく、正直、戦争描写が怖くて見られない。ただ親世代は見ていていつか見たいと思っていたため、創作ノートが見つかったという番宣を見て、番組を見ようと決めた。当時の日常の精一杯の日々の事実として、今知ることができて良かったし、とても貴重な番組だと思う。(高校1年・女子・秋田)

  • 『あしたは8月6日じゃけぇね ~平和の声が届く部屋in広島~』(NHK Eテレ)
    原爆投下の前日も忘れることのできない日だったと知り、よいテーマだと思った。戦争について語ろうと広島で奮闘する若者の姿と平和ソングとを一緒に放送するのは、平和についてより考えることができる良い演出だった。(高校3年・女子・徳島)

  • 『アナウンサー百年百話 ラジオが伝えた戦争 第1回 「ラジオ太郎」と戦意高揚の時代』(NHKラジオ第2)
    戦争を伝える番組は証言記録、映像、体験談などを「悲劇」として構成することが多く、加害の歴史はあまり報道されません。でも、悲惨さを伝えるだけでいいのでしょうか。いかにして戦争賛美の世論が形成されていったのか、そこには言葉の力がありました。「ラジオ太郎」は国民に夢を見させて、我慢は美徳であることを、一人芝居を通して共感させる。SNSに慣れ親しんだ現代人でもコントロールされると思いました。ファクトチェックの重要性を「ラジオ太郎」が教えてくれました。(中学3年・男子・北海道)

  • 『戦後80年特別放送 映画「ラーゲリより愛を込めて」』(TBSテレビ)
    • 戦争の悲惨さや人々の生き方について知りたいと思って視聴しました。心に残ったのは過酷な収容所生活の中でも仲間を思いやる姿です。平和の大切さが伝わるように構成されていて、世代を超えて語り継ぐことの大切さを感じました。(高校1年・男子・神奈川)
    • 劇場でとても感動したので、テレビで放送されると知ってもう一度観ました。この映画の良いところは戦後の残酷さを描いているのに希望をもらえるところで、「帰って家族に会うこと」「収容所で大切な仲間ができたこと」が描かれていてすごく良いと思います。(高校2年・女子・東京)
  • 『戦後80年特別番組 なぜ君は戦争に? 綾瀬はるか×news23」』(TBSテレビ)
    自分の年齢に近い有名な俳優がたくさん出演していて気軽に視聴できそうだと思った。体験者の証言は心に響くので映像で残すことが大切だと思うし、そういった生の声を発信する番組が良いと思う。今回のようなドラマ仕立ても感情移入しやすかった。(中学2年・男子・東京)

  • 『金曜ロードショー「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」』(日本テレビ)
    • ニュース番組などで「今年は戦後80年」と報道され、いつもより戦争への関心が高まっていたことが視聴した理由の一つです。残虐な演出があまりなかったため観やすく、最初から最後まで感動し、またとても考えさせられる話でした。映画では「最後のエンドロールで主題歌が流れた時にまた泣いた」と友達が話していたので、地上波でも流してほしかったです。(高校2年・女子・熊本)
    • 原作の小説が大好きだったので視聴しました。戦争時の緊迫した状況をよく再現しているなと思いました。ただ緊迫している状況で現代風のCMが挟まると緊張感がなくなりイライラするので、映画の前と後の2回にまとめてほしいです。(中学3年・女子・山梨)
  • 『金曜ロードショー「火垂るの墓」』(日本テレビ)
    • 戦争関連の映画は怖くて避けていましたが、有名な「火垂るの墓」を見て戦争について考えてみようと思いました。80年前にこの日本でこのようなことが起きていたとは想像もできませんでした。(中学3年・男子・大分)
    • 戦後80年という節目の年の終戦の日に7年ぶりに地上波放送され、とても意味のある放送だったと思います。清太と節子が当時の姿で現代のビル群を見つめるラストシーンは、現代に生きる私たちへ戦争の悲劇を伝えているようなメッセージ性を感じました。(中学2年・女子・千葉)
    • 小さい頃に少しだけしか観た記憶がなく、久しぶりに『金曜ロードショー』で放送すると知り視聴しました。戦争についての話を見聞きするのは学校がほとんどで、あとは報道番組の特集で見るだけなのでとても新鮮でした。心に残ったのは、日本が負けて父親が亡くなったことを清太が知り、情緒不安定になったシーンです。誰にとっても過酷でつらいのに、節子がいるからと頑張る清太を見て心が痛みました。(高校2年・女子・埼玉)
  • 『報道ステーション』(テレビ朝日)※8/6放送
    前日の放送の終盤で「イヤフォン推奨」と予告していたので、他の戦争特集とは違う切り口なのだろうと興味がわきました。「ANN」のYouTubeチャンネルでも視聴でき、「貴重な記録をありがとう」「評価できる報道機関だ」など感謝するコメントがありました。これからの放送はネットユーザーへの対応も求められると考えていましたが、エンタメではなく戦争特集で突きつけられるとは思いませんでした。(高校3年・男子・福島)

  • 『池上彰のニュースそうだったのか!! 3時間SP 知っておきたい!戦後80年』(テレビ朝日)
    アメリカ人に対する「戦争に原爆は必要だったのか?」というインタビューで、正当化できる人とできない人がいることを知りました。アメリカでは原爆に関する授業があり、「多くの命を奪う方法として正当化できない」と考える人が多かったと聞いて、少し救われたような気持ちになりました。(中学1年・男子・大分)

  • 『ザ!戦後80年の映像遺産SP 池上彰×加藤浩次の運命の転換点』(フジテレビ)
    • 原爆ドームは5回にもわたる補修工事が行われていて、中から樹脂で固め傷跡を白くさせる技法にとても驚きました。ただ原爆ドームを紹介するよりも、被爆者が当時どのような目に遭ってきたかを伝える方が、視聴者の興味を引けると思いました。(中学1年・男子・福島)
    • 特攻隊は3人1組でそれぞれの役割を命じられていましたが、突然作戦中止になり、それによりPTSDを発症したそうです。秘密裏の部隊だったので戦後の補償は何もなく、自分と同じ年代の人が一生苦しめられたとしたら、その先に希望はないなあと思いました。(高校3年・男子・神奈川)
    • 心に刺さる言葉がたくさんあり、私が本当に知りたかったことを教えてくれました。最も心に残ったのは、戦争で愛する人を亡くした方とアメリカ兵との再会で、戦う相手も同じ地球で生活する人間だという事実を改めて教えられました。アメリカ兵の視点でも戦争について語っていてとても学びになりました。戦争がぼんやりしたイメージではなくなり、改めて戦争は起こしてはいけないと感じました。(中学2年・女子・東京)
  • 『終戦80年企画「財前直美 知られざる“特攻の町” 我が故郷 戦争の記憶」』(BSフジ)
    高校で公共の先生に勧められて視聴したが、終始胸が締めつけられるような内容だった。特攻隊を見送る母親の日記が印象的で、まだ未来が長いはずの若者が国のために命を投げ出すことは本当にあってはならないことだし、戦争の残酷さを改めて感じた。(高校2年・女子・東京)

【(モニターへ質問)あなたが“戦争に関心を持つ”のは、どんなときですか?】

《終戦関連の番組やニュースを見たとき》

  • テレビで戦争関連番組を見ると、修学旅行で訪れた長崎で聞いた被爆体験や知覧特攻平和会館で見た資料など、これまで見聞きした記憶が蘇る。
  • 私と近い年齢の方や、父の出身地である鹿児島が題材だと関心を持つが、残酷な映像ばかりの番組はどうしても見られない。

《今起きている戦争に関連する番組やニュースを見たとき》

  • 毎朝『ZIP!』(日本テレビ)を30分視聴しているが、戦争の話は何度も聞いた。「戦争によって何がしたいのか」と当事者たちに尋ねたくなる。
  • 「ポーランドの領内にロシアの無人機が侵入した」などの大きなニュースが報道されると、今後世界はどうなるのだろうかと考える。
  • 紛争についての報道を見て、戦争は過去のものではなく、今も人々の生活を壊しているのだと実感する。

《戦時中を扱うドラマや映画、アニメを見たとき》

  • ストーリーが展開されるとその場面を追体験している気持ちになり、なぜこの戦争は起きたのだろうと疑問がわく。
  • 戦時中の様子が再現されていると当時の苦しい生活や戦争の悲惨さを知ることができ、戦争は二度としてはいけないと改めて感じる。
  • 『この世界の片隅に』というアニメ映画を見たあと、当時の人は何を考え生活していたのかなど、さらに深く知りたいと思った。

《学校の授業》

  • 最近歴史の授業で戦争のことを学び、とても意識するようになった。
  • 毎年8月6日は学校に登校して、黙とうをしたり、戦時中の体験談を聞いたり映像を見たりして、クラスで平和について話し合う。

《資料館等で当時の資料に触れたとき》

  • 広島原爆資料館の展示品には衝撃を受けた。現場や現物に勝るものはない。

《家族や親族から話を聞いたとき》

  • 靖国神社に行ったことをきっかけに、親から戦争に関する話を聞いた。
  • 戦争時代を4~5年過ごした曾祖父母からよく話を聞いていた。本やテレビやSNSでは分からない当時を知る人の言葉に、とても関心を持った。
  • お盆に仏壇にある過去帳を見せてもらい、祖父の兄が戦時中、栄養失調で幼くして亡くなったことなどを聞いた。家族で戦争の話を語り継いでいくことが大切だと思う。

《日常の中でふと戦争を身近に感じたとき》

  • 東京タワーに戦車の鉄などが使われていると知ったとき。
  • 夏休みに韓国の非武装地帯に旅行に行き、ツアーガイドの話を聞いた。朝鮮半島は事実上戦争状態で、BTSが軍隊に入隊していたことの意味が分かった。
  • 例えばNHKの朝ドラでは、大正から昭和を舞台にした作品には必ず戦争の描写があり、人々がどう生きてきたかを想像する過程で戦争に関心を持つことがある。コンテンツの要素の一つとして戦争が関係しているものの方が、自発的に関心を持つきっかけになる。

《常に関心を持っている》

  • 戦争にはいつも関心を持っているが、それは無意味なことだと思うようになってきた。世界各地で戦争が絶えず、しかも国連安保理の常任理事国が戦争をしている。平和を祈ることしかできないが祈り続けたい。

《若い世代に戦争をどう伝えていくかについての意見》

  • VRは視覚だけでその場にいるような体験ができ、学校などでも取り入れやすいと思う。
  • 他の地域では戦争はどのように伝えられているのだろうか。長崎市では毎月9日11時2分に無線放送で音楽が流れる。日頃から戦争や平和について考えるきっかけがあれば、平和な世界が続くと思う。
  • 毎月15日は戦争について考える日にするなど、8月に限らず関心を持つことが必要だと思う。それにはメディアの力が不可欠で、対象の世代に応じていろいろな角度から分かりやすく放送してほしい。

【青少年へのおすすめ番組】

  • 『戦後80年特別放送 映画「ラーゲリより愛を込めて」』(TBSテレビ)
    戦争と聞くとすぐに思い浮かぶのは広島・長崎・沖縄ですが、この映画はシベリアが舞台で、そんな歴史があったことを初めて知りました。テレビで放送されているのがとてもいいなと感じたし、戦争について知る良いきっかけになりました。(高校3年・女子・広島)

  • 『第45回全国高等学校クイズ選手権 高校生クイズ2025』(日本テレビ)
    • 私はこの番組が大好きです!私たちにはなかなかできない青春を毎回見せてもらい、自分が体験した気分になります。(中学2年・女子・東京)
    • 自分と同年代の子たちが本気で物事に打ち込んでいる姿を見て、自分も熱中できることを全力でやり遂げたいと思った。(高校2年・女子・東京)
  • 『THE世代感 特別編 夏の高校野球 歴史的大逆転ベスト10』(テレビ朝日)
    漫画などの作り話でしか起こらないようなことが実際に起きていたことに驚き、とてもワクワクした。(高校3年・男子・神奈川)

  • 『ドラえもん 誕生日スペシャル』(テレビ朝日)
    昔からキャラクター設定が嫌いなため見てきませんでしたが、直接的な表現は減ったように思います。ただひみつ道具の「映画缶」を半分発狂しながら押し入れに投げ入れたのび太のお母さんには引いてしまいました。あのシーンは必要なのか、あんなにキレて物を投げる母親のシーンを小さな子どもが見てどのように感じるのか、考えていないのだなあと思いました。(中学1年・女子・東京)

  • 『今夜はナゾトレ』(フジテレビ)
    • ただの世界遺産クイズや紹介だったら飽きるけれど、出演者3人がテンポよく雑学トークを交えながら進めていて、楽しくてあっという間の2時間でした。(中学3年・男子・大分)
    • 日本の名所や気象庁といった国家機関に潜入してクイズを出題するので、他のクイズ番組よりも手がかかっているなと感じます。(高校3年・男子・福島)
  • 『けいナビ~応援!どさんこ経済~』(テレビ北海道)
    テーマは「地方移住」で2つの町を取り上げました。南幌町は子育て世代をターゲットに手厚く移住支援をしていますが、高校がなく、札幌までの公共交通は1日7本のバスしかないことは放送されませんでした。また沼田町では就農者に手厚い支援金がありますが、JRが来年3月に廃止になることには触れませんでした。テレビのズルさを少し感じ、メディアリテラシーを高めようと思いました。(中学3年・男子・北海道)

  • 『伝説の自由研究~コレをやったの どんな天才?~』(秋田テレビ)
    今までにない企画だと思った。番組を企画したディレクターの小学校時の自由研究も発表されていて、その研究が現在の職業につながった場面では、思わず感嘆の声を上げてしまった。パネラーゲストの雰囲気も明るく、それぞれの役割がハマっていて人選も合っていた。自由研究の思い出の街頭インタビューや、秋田で賞を取った研究も知りたかった。(高校1年・女子・秋田)

  • 『ゴジてれChu!キャラバンin三春町』(福島中央テレビ)
    福島の有名人は野口英世と古関裕而しかいないと思っていたけれど、女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功した人が三春町の田部井淳子さんだったと初めて知って驚きました。三角形の大きな厚揚げもとても美味しそうでした。(中学1年・男子・福島)

  • 『田村淳のキキタイ!』(TOKYO MX)
    「防災」がテーマの番組はシリアスな雰囲気で作られることが多いと思うが、この番組は全編を通して明るく気軽な雰囲気で、心理的に見やすかった。(高校2年・女子・神奈川)

  • 『かながわ旬菜ナビ』(テレビ神奈川)
    若手農業者がYouTubeで農業の現場を伝える「農Tuber」を初めて知りました。亀井農園の亀井さんが発信する言葉や伝え方はわかりやすかったです。時短で作れる家族3世代分の大皿料理がおいしそうでした(中学2年・女子・千葉)

  • 『新 窓をあけて九州「笑顔のケーキをあなたに」』(熊本放送)
    地元の熊本に卵・牛乳・小麦粉を使っていないケーキがあるとは知りませんでした。子どもの喜ぶ表情や声、親の嬉しいという声がいろいろな場面で登場していました。アレルギーを克服してパティシエになった樋口響希さんの店はこぢんまりとしていますが、ケーキからは大きな喜びと愛が伝わってきます。番組ではあまりケーキが映らなかったので、もっと樋口さんのケーキを紹介してほしかったです。(高校2年・女子・熊本)

  • 『被爆80年特別番組「NO MORE・・・」長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典』(長崎放送)
    番組冒頭の黒焦げの遺体ですが、戦争で亡くなれば遺体を放送してもいいのでしょうか。この映像は番組中も多く流れていたため、原爆の脅威はとても伝わりましたが、鐘の話に集中できませんでした。ただ映像が放送されることで、被爆者の心の声を伝えることはできたと思います。式典開始まで被爆者の証言や取組みが放送されて、多くの人にも伝わる内容でした。(高校3年・女子・長崎)

◆委員のコメント◆

【終戦・戦争関連番組(ドラマ・ドキュメンタリーなど)について】

  • 中学2年生のモニターの報告に「方言が聞き取りにくい部分があったがテロップのおかげで聞きやすかった」とあった。方言や昔の言葉、島言葉などは今ではなかなか聞き取れないこともあるので、きちんと残していってほしい。

  • 高校1年生のモニター報告を読んで「戦争の描写は怖くて直視できない」という若い世代に対しては、戦争映画や番組の制作過程を丁寧に紹介したり、資料館を紹介したりするのも、一つの手なのかもしれないと思った。

  • 全体的な感想として、中高生が今回選んで視聴した番組が、自分たちが“入りやすい”映像世界なのだろう。私は教育の世界にいるが、平和教育ではそれぞれの許容レベルに合った段階を踏んでいくほうがスムーズに入っていける。今回のテーマでは映画を視聴したモニターが多かったが、自分に合ったものからまず入って、学習の必要性を感じながら少しずつ難しい映像にも触れていくような段取りが必要だと思う。

  • 『ザ!戦後80年の映像遺産SP 池上彰×加藤浩次の運命の転換点』(フジテレビ)を視聴した中学3年生の報告に「視点」という言葉が繰り返し書かれていて、非常に考えさせられた。「戦争がどういうものか、様々な視点から見ることでだんだん分かってくる」と指摘していて、制作者が明確に意識している点をきちんと拾っていたと思う。しかし、視点が増えるほど理解が進んだつもりになるのも、これはこれで非常に危うい。それぞれの視点がどう構成されているのか批判的な視座が必要だし、多様な視点をよしとする価値観を突き詰めると主観的なドキュメンタリーを受け付けなくなってしまう怖さもある。主観が軽視される今の傾向は、昨今の“エビデンス至上主義”とも通底していて、戦争を伝える上での悩みどころの一つだろう。『アナウンサー百年百話 ラジオが伝えた戦争 第1回 「ラジオ太郎」と戦意高揚の時代』(NHKラジオ第2)を聴取した中学3年生の報告にも「ファクトチェックの重要性を「ラジオ太郎」が教えてくれました」とあったが、この書きぶりにも、データに基づかない情動的なコミュニケーションに対する警戒感を感じる。戦争の悲惨さを伝えることも“共感のコミュニケーション”という点では同じなので、こうした現代的な感覚を制作者は直視していく必要があると感じた。

【質問への回答について】

  • 中学2年生の報告に「夏休みに韓国の非武装地帯に行きツアーガイドの話を聞いた。徴兵制や、BTSが軍隊に入隊していたことの意味が分かった」とあったが、K-POPや韓国コスメへの関心の高さを踏まえると、韓国を通じた平和教育はポテンシャルが高いと感じた。

  • 高校2年生の報告に平和教育のヒントを感じた。まずはドラマやアニメが戦争に関心を持つきっかけであり(映像)、曾祖父や祖父母の話を聞いていたので映像の意味が心に沁みて(話)、加えて今後、広島の原爆ドームに行くという(体験)。「映像」「話」「体験」のセットがうまい順番でいくと、教育上よい効果があるのだと思った。

【青少年へのおすすめ番組について】

  • 『第45回全国高等学校クイズ選手権 高校生クイズ2025』(日本テレビ)について、中学2年生のモニターが、津波警報の影響で後半の企画が変わったことに触れていた。去年は台風が直撃するなどハプニングが続いていて、制作者は大変なのだろうが、非常にテレビっぽく面白い仕上がりになっていた。スタジオで段取りよく収録するクイズ番組が供給過多になっている中で大変貴重な番組だし、若い視聴者もそういう意味で面白く視聴しているのだろう。

  • 長崎の高校3年生のモニター報告に「番組冒頭の黒焦げの遺体。原爆の脅威はとても伝わったが鐘の話(番組内容)に集中できなかった」とあった。悲惨さを伝えることと戦争や平和について考えることは、別にしてほしいという意見なのだろう。ボランティアで平和活動に参加し、原爆に関して多くの知識があるだろうモニターが「悲惨な映像に対して抵抗がある」とはっきり書いていたのが大変印象に残った。

今後の予定について

次回は2025年10月28日(火)に千代田放送会館BPO第一会議室で定例委員会を開催します。

以上

第281回

第281回-2025年7月22日

中高生モニター報告について…など

2025年7月22日、第281回青少年委員会を千代田放送会館BPO第一会議室で開催し、吉永みち子委員長をはじめ7人の委員全員が出席しました。
議事では、6月後半から7月前半までの1カ月間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
7月の中高生モニター報告のテーマは「最近聴いたラジオ番組について」でした。
委員会ではこれらの視聴者意見や中高生モニター報告について議論しました。
最後に今後の予定について確認しました。

議事の詳細

日時
2025年7月22日(火)午後4時00分~午後7時00分
放送倫理・番組向上機構BPO第一会議室(千代田放送会館7階)
議題

視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
今後の予定について
出席者
吉永みち子委員長、飯田豊副委員長、池田雅子委員、佐々木輝美委員
沢井佳子委員、髙橋聡美委員、山縣文治委員

視聴者からの意見について

6月後半から7月前半までの1カ月間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
平日夕方の報道番組で、女児に対する盗撮や性的被害のニュースを報じたことについて、視聴者から「夕食の時間で子どもも見ているときに、こうした事件を詳細に報道するのは不適切。性的な事件の報道は放送時間帯に配慮すべきだ」との意見がありました。担当委員は「視聴する側は辛い面もあるだろうが、より多くの視聴者が事実を知ることで、犯罪の抑止などにつながることになるだろう」と述べました。
高校の女性教師とホストクラブの人気ホストとの恋愛を描くドラマに関し、視聴者から「ホストクラブを肯定的・魅力的に描くことで若い視聴者に誤った価値観が刷り込まれる」などの否定的な意見が寄せられました。担当委員は「ホストクラブの描写が前面に出るのではなく、(ドラマの初回は)女性教師がホストに漢字の書き方を教えるという心温まるエピソードなどが描かれていた」と報告しました。
別の委員も「ホストは育った家庭環境に恵まれず義務教育を十分に受けられなかった。母親に幼い弟の治療費を渡していたなど、社会の格差問題が凝縮された設定で、社会派のヒューマンドラマでもあるのだろうと見ていた」と述べ、作品に問題はないとしました。
深夜のトークバラエティー番組のゲストのひとりに元AV俳優の女性タレントを招いたところ、AV俳優経験者を地上波放送に出演させることを強く忌避する意見が寄せられました。担当委員は「トークの中身の問題ではなく、単に『AV俳優経験者を出すな』とのことだった。職業による忌避や一度何か問題を起こした人がまたテレビに出るのはとんでもないという排除的な思考、キャンセル・カルチャー(法律に基づかない形で排斥・追放されたり解雇されたりする文化的現象)がすごく根強いのだなと感じた」と説明しました。ある委員は「その説明の通りで、わたしもこの件は問題ないと思う」と応じました。
このほかに大きな議論になる番組はなく、「討論」に進むものはありませんでした。

中高生モニター報告について

7月のテーマは「最近聴いたラジオ番組について」で、29人のモニターから合わせて26番組の報告がありました。聴取方法はリアルタイム聴取が9人、アプリ(radiko、NHKラジオ らじる☆らじる など)を利用したタイムフリー聴取が18人、録音が1人、その他が1人でした。
複数のモニターが取り上げた番組は『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)と『NISSAN あ、安部礼司 ~BEYOND THE AVERAGE~』(エフエム東京)です。
「自由記述」ではラジオに関する要望のほか、テレビ放送全体についての感想や放送局への要望、青少年委員会への要望が寄せられています。
「青少年へのおすすめ番組」では『いくらかわかる金?SP』(TBSテレビ・6/28放送)に7人から、『ゴッホ 新たなる“発見”の旅』(NHK BS)と『バレーボール ネーションズリーグ』(TBSテレビ)、『嗚呼!!みんなの動物園 2時間スペシャル』(日本テレビ)、『朝メシまで。』(テレビ朝日)、『S☆1 BASEBALL 鷹ちゃんLive ソフトバンク×DeNA』(RKB毎日放送・6/15放送)にそれぞれ2人から感想が届いています。

◆モニター報告より◆

【最近聴いたラジオ番組について】

  • 『Nらじ』(NHKラジオ第1)
    アプリを開いたときにちょうど放送中だったので初めて聴きました。まず「みんなの選挙」を聴いて、先週18歳の誕生日を迎えたものの何もわからず焦っていたので、さまざまな活動があることを知ってもっと調べてみようと思いました。また視覚障害のあるニュースデスク(杉田淳さん)の視点から意見が紹介されていてとても興味深かったです。(高校3年・女子・広島)

  • 『給食ラジオ』(NHKラジオ第1)
    給食の時間は短いですが、この番組があれば生徒同士が近くなれるし近隣校も知ることができて、住んでいる地域に愛着がわくと思います。全国の市町村で制作してほしいです。中・高校生にもあれば楽しいと思います。直接学校から放送するのも盛り上がると思いました。一方で小学生がフルネームで自己紹介するのは心配になりました。(高校3年・女子・長崎)

  • 『子ども科学電話相談』(NHKラジオ第1)
    農作業をしながら常にラジオを聴いている祖母のお手伝いをしていて、偶然聴きました。心に残ったテーマは「曜日と星の名前は関係があるのですか」で、最後に永田美絵先生が「なぜこの順番になったかは複雑だから、調べてみると面白い」とおっしゃっていました。すべて教えるのではなく、自ら調べて興味を持たせようとしているところがいいなと思いました。早速ぼくもインターネットで調べました。ラジオをきっかけに新しい知識が増えたことが嬉しく、家族や友達にも教えてあげたいと思いました。(中学3年・男子・大分)

  • 『ラジオ深夜便』(NHKラジオ第1)
    6月30日放送のアンカーは迎康子さん。落ち着きと安定感があり、6時間ストレスなく聴くことができました。午前4時台は直木賞作家・小池真理子さんのインタビューで、作家の倉橋由美子さん(故人)について語っていました。4時半ころに迎さんが倉橋さんの作品について延々と語りだし、知識が豊富で博識なことはわかりますが、そこは抑えて小池さんから話を引き出すことが常道ではないかと思いました。季節によってエンディングの感じ方が変わり、また番組全体ではニュースの後のオープニングテーマが時間ごとに変わるのも心地いいです。(中学3年・男子・北海道)

  • 『中学生の基礎英語 レベル1』(NHKラジオ第2)
    テキストがなかったのですが、学校で習った疑問文の表現が少し聴き取れて嬉しかったです。あっという間の15分でした。聴き逃しのサイトは何度も繰り返し聴けるし戻ることもできるので大変便利でした。(中学1年・男子・大分)

  • 『ラジオ英会話』(NHKラジオ第2)
    高校で国際系に進学したいと考えていますが、英語が苦手教科なので母に勧められました。途中から聴き始めた人にはストーリーが分かりにくいと思います。(高校1年・女子・岡山)

  • 『アラビア語講座』(NHKラジオ第2)
    NHKのラジオで語学番組を放送していると知り、ホームページで調べて聴きました。会話の日本語訳はテキストにしか書かれていないようで、テキストがない人でももう少し楽しめるようにしてほしいと感じました。(中学2年・男子・群馬)

  • 『眠れない貴女へ』(NHK FM)
    パーソナリティーの村上由佳さんと題名に惹かれ、大人の女性に少し背伸びした気分で聴きました。村山さんの聞き取りやすい穏やかな声と、お便りに対する的確で親身な言葉。中学校の職場体験ではラジオ局を選択し、実際に自分の声が放送されたのですが、普段感じている自分の声とは違って聞こえたのを覚えています。心地よい印象を与える声に憧れます。(高校2年・女子・熊本)

  • 『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)
    家族が聴いており私も一緒に聴くことが多い。朝の番組のアナウンサーらしからぬギリギリなブラック発言がたびたび安住さんから飛び出し、テレビと違った側面が見えて面白い。番組はリスナーからのメッセージが中心で、安住さんと中澤有美子さんのコメントでより面白さが引き立てられる。小学生から後期高齢者まで、幅広い年齢層の聴取者がいることも興味深い。(高校3年・男子・岡山)

  • 『荻上チキ・Session』(TBSラジオ)
    7/20参院選の各党の政策について、特に食料自給率やコメといった農業政策について解説していた。インターネットには真偽の怪しい情報も多く、テレビニュースを見ても何から手をつけていいのかわからないが、このようなリスナー参加型の番組を聴くことで、より合理的で正しい判断ができると感じた。画面を見ない前提で制作しているので音声だけでもわかりやすい。これからはラジオを聴く機会も増やそうと思う。(中学3年・男子・東京)

  • 『ラランド・ツキの兎』(TBSラジオ)
    お気に入りのラランドの番組があると知り、興味をもって聴いてみた。印象的だったのはUFOと社交ダンスの話題で、ニシダが「これはラジオでやる企画じゃない」と発言したことだ。ラジオは音声のみを届ける“映えない”メディアであることを改めて感じたが、だからこそ、情報の処理に疲れた現代人がリラックスしながら楽しむことができる。「目を休めつつメディアに触れられるラジオは、現代人にピッタリな新しいメディアだ」とブランディングすることは、日常的に聴く人を増やすために有用なアプローチだと思う。(高校2年・女子・神奈川)

  • 『M!LK吉田仁人のレコメン!』(文化放送)
    吉田仁人さんが木曜パーソナリティーに就任して以来ずっと聴いています。同じ言葉は2度使わないのではないかと思うほど、語彙力の高さや表現のおもしろさにはいつも学ぶことばかりです。「レコメン!THE・男・会!」のコーナーでは番組スタッフとの関係性が垣間見えて、掛け合いの面白さに笑いっぱなしです。(高校1年・女子・熊本)

  • 『明治presents花澤香菜のひとりでできるかな』(文化放送)
    ラジオを聴くのは初めてでした。花澤香菜さんという聞きなじみのある名前をみつけ、聴いてみることにしました。声優さんなのでとても声がよく、聴いていて心地良かったです。(高校1年・女子・愛媛)

  • 『SixTONESのオールナイトニッポン サタデースペシャル』(ニッポン放送)
    SixTONESの日記や最後のメール紹介を聴いて「リスナーと一緒に作り上げているラジオだ」と感じ、私もいつかリスナーになって一緒に作りたいと思った。最後のメール紹介では、メンバーを少し挑発するような感じで一気に盛り上がって終わるところが特によかった。(高校1年・女子・愛知)

  • 『山田裕貴のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)
    オールナイトニッポンはずっと大好きです。山田裕貴さんはトップ俳優なのに友達の面白トークを聴いている気分になります。またスタッフとの会話も好きで、山田裕貴さんをメインとした数人のラジオ番組を聴いているようです。こういう声を出して笑えるようなラジオ番組が朝は少なくて寂しいです。通勤や登校をする朝6時~8時の時間帯にも、しゃべくりラジオをもっと増やしてほしいです。(高校2年・女子・東京)

  • 『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)
    ラジオでは手紙を読むと聞いたことがあるけれど、本当に読んでいることに驚きました。ラジオを聴く人を増やすには、放送の途中でキーワードを発表して懸賞品がもらえるようにするといいと思います。(中学1年・男子・福島)

  • 『ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)
    普段は全くラジオを聴きませんが、ナイツが好きなので聴きました。テレビとラジオでは時間の流れ方が違う気がして、ラジオの方が1つのテーマをじっくり話している感じが新鮮でした。テレビはとても忙しい感じなので、たまにはラジオをのんびり聴くのも良いかもと思いました。(高校3年・男子・神奈川)

  • 『KOSÉ Find My Beauty』(エフエム東京)
    推しのNumber_iが出演するラジオは初めて聴くのでとてもワクワクしました。3人がワチャワチャと楽しく話す雰囲気や、テレビではなかなか聞けない3人の関係性などがとても鮮烈に感じられました。(中学2年・女子・東京)

  • 『Skyrocket Company』(エフエム東京)
    小学生の頃から聴いているお気に入りの番組です。リスナー参加型のコーナーがとても多いのが魅力で、リスナーである「社員」として自分も番組の一部になれるような感覚があって、他の番組とは一味違う楽しさがあります。この日の会議テーマは「プロってすげー!案件~この仕事、感動!!~」。私もぴったりのエピソードがあったので久しぶりにホームページに書き込んだところ、番組内で紹介されました。ラジオで自分のメッセージが読まれるのは久しぶりだったので嬉しかったです。これからも「社員」として番組を盛り上げていきたいです。(高校1年・男子・神奈川)

  • 『SCHOOL OF LOCK!』(エフエム東京)
    ラジオ番組を初めて自分で選んで聴いた。中学生に人気だというネット情報から選んだが、学校というコンセプトで身近に感じられ、時間割のように区切っていることもメリハリがあって飽きを感じにくかった。テレビで見た小森隼校長はダンスが上手なアーティストという印象しかなかったが、ラジオを通してトーク力の高さを知ることが出来た。中学生の悩み相談に対してすべてを包み込むような安心感があり、言葉選びも秀逸だった。(中学2年・男子・東京)

  • 『TOKYO SPEAKEASY』(エフエム東京)
    5月8日午前1時からの放送を聴きました。出演者2人の組み合わせが意外でその関係性に驚きましたし、異なる分野で活躍する方同士の会話はとても面白かったです。番組監修の秋元康さんの語る番組コンセプトに惹かれてよく聴いていますが、日替わりの出演者による対談形式で毎回飽きずに聴くことができます。このような面白い試みのラジオ番組をこれからもつくってほしいです。(中学3年・男子・東京)

  • 『NISSANあ、安部礼司~BEYOND THE AVERAGE~』(エフエム東京)
    • 個性豊かなキャラクターが楽しいです。日曜の夕方には在宅で聴いたり、帰宅途中の車で家族と聴いたりしています。同期の権藤進部長(越村友一)が実は“ちいかわ”が好きで、安部礼司(小林タカ鹿)に「みんなに内緒」と話していたが、声の雰囲気とのギャップが面白かった。(中学2年・女子・千葉)
    • 毎週欠かさず楽しんでいる唯一の番組です。魅力はなんといっても曲のチョイスで、私には真似できない感性で選曲し、台詞とかぶせるように曲を流す演出に毎度ワクワクします。年度初めや節目に主要キャラの紹介が入るので、気軽にファンになれるのが長く続いている理由だと思います。(高校3年・男子・福島)
  • 『Blue Ocean』(エフエム東京)
    小さい頃から車の送迎中に聴いていた番組です。心に残ったのは大人の相談室で、個性的な質問が多かったです。住吉美紀さんの声は落ち着いていて、話す速度が丁度よく滑舌も良かったため、聞き取りやすかったです。(中学1年・女子・東京)

  • 『bayじゃないか』(ベイエフエム)
    推しの中間淳太さんが所属しているWEST.の番組なので毎週聴いていますが、他は『レコメン!』(文化放送)以外聴いたことがありません。聴きたい番組はありますが、だいたい深夜かお昼頃に放送していてなかなか聴けません。勉強しながらラジオを聴ける時間帯(16時半~23時半)に、学生に人気のあるアーティストや学生向けの内容の番組を放送すると良いと思います。(高校2年・女子・埼玉)

  • 『GALACTICA DOMI』(エフエム富士)
    話題が平和すぎるので面白いトークなどをもっと増やしてほしいです。聴取者からのリクエスト曲はいいと思いました。自分の好きな歌がくると一人で盛り上がってしまいます。聴取者と電話でつながるのも良いですね。占いも好きなので続けてほしいです。(中学3年・女子・山梨)

  • 『ミルクボーイの煩悩の塊』(朝日放送ラジオ)
    母がいつもラジオを聴いています。私も小学生の頃から一緒に聴くようになり、現在はお笑い芸人の番組が好きです。学校に送ってもらう朝の車の中でもいつもラジオを聴いていて時計代わりになっています。この番組は深夜の放送ですが下ネタ(下品な言葉)がなく年齢を限定するような話題もないので、誰でも安心して聴いていられると思います。(高校1年・女子・秋田)

  • 『ハラミちゃんのハラミファソRadio♪』(エフエム徳島)
    ラジオをあまり普段聴きませんが、以前からハラミちゃんのピアノを聴いてみたいと思っていました。ゲストの方のリクエストをその場で演奏するので気持ちがこもっているように感じました。聴取者のリクエスト曲も生演奏すれば、もっと聴取する人が増えると思います。トークも25分とちょうど良い長さで、今後も食事やその準備をしながら聴きたいと思いました。(高校3年・女子・徳島)

【自由記述】

《ラジオに関する要望》

  • ラジオは音だけなのが売りなので、テレビとの差別化のために「本の朗読」と「ASMR」を思いつきました。本の朗読は運転中に眠くなる人がいると危険なので、感情の起伏が激しい物語がいいと思います。またASMRで流行に乗ることで若い人が興味を持つかもしれません。(中学3年・女子・山梨)

  • 何時頃にどういう話をしたのかが分かるタイムテーブルがあると、気になる話だけでも聴けると思う。(高校1年・女子・愛知)

  • radikoでは住んでいる地域の番組しか無料で聴くことができないので、最新の放送だけは他地域でも一定期間だけ無料で聴くことができるようにすれば、ラジオをもっと聴きやすくなると思いました。(高校3年・女子・徳島)

  • 収録見学やDJ体験などのイベントがあったら、ラジオに興味を持つ中高生が増えそう。(中学2年・女子・千葉)

  • ラジオにハマってから、パーソナリティーが話す趣味をたくさん試すようになりました。また話し方もうつって前より話すのが上手くなった気がします。なによりも本当に視野が広がりました。ラジオを聴けば知らない世界に行けて日常が豊かになるので、もっとみんなラジオを聴いてほしいです。(高校2年・女子・東京)

  • 「ラジオは脳にきく」(東洋経済新聞社・板倉徹 著)の本によると、ラジオは音声情報しかないので、得られない情報を補おうとして想像力が働き、脳が活性化するそうです。NIE(教育に新聞を)という言葉がありますが、RIE(教育にラジオを)があってもいいと思います。(中学3年・男子・北海道)

《テレビについての感想》

  • 朝のニュース番組は人が亡くなった報道や自然災害など暗いニュースが多いため、もう少し明るいニュースを増やしたらよいと思う。(高校1年・女子・岡山)

  • 最近のテレビ番組は節約に関する特集が多い印象がある。物価高ということはわかるが「この国は節約しなければ生きていけないのかも」とも思ってしまい、少々悲しい気持ちになる。(中学2年・男子・東京)

  • どのテレビチャンネルでも買い物企画やお散歩番組が増えてきたと感じます。内容もほぼ同じで「食レポも少し飽きてきたね」と家族で話しています。また地方に住んでいるので、全国ネットの番組で東京のお店のランチや割引のお得情報番組を見ていると、視聴者の枠から外されたような気分になります。(高校1年・女子・秋田)

  • 何かと「女」にスポットを当てたテレビ番組が多すぎると感じます。インタビュー対象を女性に限定し、上から目線で話をさせる演出もよく見かけます。生き物として特定の性の人間が優れている、男性よりも上からものを言える立場が女性だ、といった日本社会の良くない風潮を作っていると感じます。メディアは社会に大きな影響を与えるので、ジェンダー問題に関して真っ当に活動している人をサゲるような勘違い活動家やネットでのつぶやきが出たら日本にとってマイナスでしかないので、こんな制作スタイルはやめてほしい。(高校3年・男子・福島)

  • 中高生にニュースに関する意見を聞く番組があったらいいなと思います。現在は参院選のニュースが多いですが、まだ選挙権のない中高生はどのような受け止め方をしているのか、自分の身の回りだけでなくほかの地域のことも知りたいです。(中学3年・男子・東京)

《放送局への要望》

  • NHK福岡放送局のイベントで中継車の中を見学したことがあり、スタッフがとても丁寧に説明してくださったことが印象に残っています。もっと放送の裏側を見学できる機会が増えたらうれしいです。(高校1年・女子・熊本)

《青少年委員会への要望》

  • BPOの名前を知っていても活動内容はよく知らない人が多いと思う。しかし私も実際に知っていくうちに、BPOは視聴者の声を大切にし、公正な放送を守るために欠かせない存在だと感じるようになりました。もっと多くの人にBPOの役割や活動内容を知って欲しいです。(高校1年・男子・神奈川)

  • 『連続テレビ小説「あんぱん」』(NHK総合)で7月4日の高知大空襲が描かれていましたが、日本各地で空襲があったのだと改めて考えさせられました。ドラマなどテレビの中で何気なく戦争を描くことは大切だと思います。日本で戦争が起きたことを忘れないために、体験者がいなくなる日が来る近い将来のために、誰もが忘れずに継承することができると思います。もうすぐ8月です。BPO青少年委員会で平和について何か考えることができればよいと思います。(高校3年・女子・長崎)

【青少年へのおすすめ番組】

  • 『発見!タカトシランド』(北海道文化放送)
    6月6日に視聴し、タカ&今井アンジェリカ、トシ&哀川翔がそれぞれペアを組み、札幌元町エリアを歩きました。アンジェリカさんが食べたラーメンが美味しそうで食べっぷりは見事でしたが、そのあとすぐに札幌せんべいとアップルパイを食べたことに違和感がありました。番宣では「街の魅力発見」とありましたが単なる食レポに見えました。(中学3年・男子・北海道)

  • 『ステップ「明日への一歩」』(テレビユー福島)
    バレーボールが強くなりたいとはみんな思っているだろうけど、「地元」で強くなるという思いは素晴らしいと思います。私の地元ではないけれど優勝を目指して頑張ってほしいです。(中学1年・男子・福島)

  • 『ファン・ゴッホ 新たなる“発見”の旅』(NHK BS)
    普段は絶対に見ないジャンルの番組だったけれど、専門用語に解説が入っていて見やすかった。ゴッホの絵を様々な方向から追究していく内容で、とても興味深いと思った。(高校2年・女子・東京)

  • 『いくらかわかる金?SP』(TBSテレビ)
    • 「お金を気にせず使ったら一体いくらかかるのか?」という視点はとてもリアルで面白かったです。またクイズの答えが意外と予想と違っていて、自分でも金額を予想しながら楽しめるのが魅力でした。(高校3年・女子・広島)
    • お金の企画ですがどの局でもよく見る内容で、目新しさが全くありませんでした。路上ライブでお金をいくら稼げるかがゲーム方式だったのは面白かったです。(中学1年・女子・東京)
    • 「コストコで英語禁止ショッピング」は“やらせ”だと思います。そもそも英語を話さないとコーナーは成立しないので台本通りだったのだろうなと思いました。(高校3年・男子・神奈川)
  • 『バレーボールネーションズリーグ日本VSフランス』(TBSテレビ)
    俯瞰映像は戦局が非常にわかりやすく、スポーツ観戦に慣れない私でも試合の展開についていくことができた。また実況の専門用語の解説が画面の隅に多く表示されたのもとてもありがたかった。(高校2年・女子・神奈川)

  • 『朝メシまで。』(テレビ朝日)
    真夜中に働いている人たちはどんな仕事をしているのかに興味があり、よく視聴しています。「行って食べたい!観光名所の朝メシランキング」は優雅でとても魅力的でしたが、ターゲットは家族連れではないなとちょっと残念でした。(高校1年・女子・熊本)

  • 『都議選開票特番 選挙Junction』(TOKYO MX)※6月放送
    選挙結果は翌日になればすぐわかるのに、なぜ人・金・時間をかけて大規模な出口調査をするのか疑問に思っていました。その点この番組は、各党の選挙期間中の訴えや争点と結果を照らし合わせる形式の番組だったため新鮮でした。ただ選挙期間中に、公平公正になるような綿密チェックを入れることに力を入れた上で、各党の訴えを伝える特番を作ってほしいと思いました。(中学3年・男子・東京)

  • 『高校野球NEWS』(テレビ神奈川)
    私の学校の野球部も出場するので、関心があり視聴しました。選手宣誓の言葉は野球への思いが詰まっていて素晴らしかったです。今後も視聴していきたいです。(高校1年・男子・神奈川)

  • 『がんばれ高知!!eco応援団』(テレビ高知)
    親が高知に単身赴任していたこともあり、縁があったので視聴しました。自然に囲まれて土地興しをするのはとても気持ちがいいものだと思いました。大学生の姉もボランティアサークルに入っていましたが、出演した大学生も姉も、人のため・環境のために行動する姿はかっこよく思います。(高校1年・女子・愛媛)

  • 『S☆1 BASEBALL鷹ちゃんLive ソフトバンク×DeNA』(RKB毎日放送)
    横浜DeNAベイスターズはアウェイで観客が少なかったけれど、福岡ソフトバンクホークスに負けないぐらいの熱い応援がテレビから聞こえて驚きました。8回裏でソフトバンクが逆転したとき歓声が響き渡り、球場の熱気が画面から伝わりました。ぜひ現地で観戦したいと思いました。(中学3年・男子・大分)

  • 『アナタの街の隠れたヒーロー 縁の下の贈り人』(長崎国際テレビ)
    「喜んでもらえる寄贈」という発想が面白いです。贈られた人が笑顔になる寄贈は、見返りを求めていなくてとても素敵だと思いました。私は自分の“行動”しか寄贈できませんが、ボランティアで人を笑顔にしたいと思いました。(高校3年・女子・長崎)

  • 『ネコいぬワイドショー』(BS朝日)
    元野犬のキロロが訓練を通して心を開いていき、少しずつ外で歩けるようになっていく姿に感動しました。番組最後の「すべてのネコ・いぬが幸せでありますように」とのテロップが素敵だなと思いました。(中学2年・女子・千葉)

  • 『船越英一郎の昭和再生ファクトリー』(BS12 トゥエルビ)
    和田アキ子さんが昭和の思い出の地・新宿をめぐる旅でした。VTRを観ている司会者2人の声が小窓から時折流れるのは良いなと思いました。自然とつぶやく言葉は素直な感想で、親近感や説
    得力がありました。一方で放送内容が①から⑤まで表示されていたのですが、同色の文字ばかりで読みにくく、少し工夫が欲しいなと思いました。(高校2年・女子・熊本)

◆委員のコメント◆

【最近聴いたラジオ番組について】

  • 高校1年生のモニターから『Skyrocket Company』(エフエム東京)で自分の投稿が紹介されて嬉しかったと報告があった。こういった経験やワクワク感がつながって、今後の聴取にも強く結びついていくのだろうと思う。嬉しい報告だ。

  • 『M!LK吉田仁人のレコメン!』(文化放送)のモニター報告を読んで、確かにラジオ番組は言葉の表現が命なので語彙が豊富だと思った。私の友人にも朝から晩までラジオを聴いていた人がいるが、彼女の言葉の表現力とスピード感はすごい。ラジオは言語的な表現力を上げるのに有用という可能性を感じた。

【自由記述について】

  • 高校1年生のモニターから「朝は暗いニュースが多いので、もう少し明るいニュースを増やしたらよい」という報告があった。昨今は戦争や犯罪のニュースも多く報道されるが、mean world syndrome(意地悪な世界症候群:相手をだましたり、傷つけたりするようなメディア内容に多く接していると、心が沈んでしまい、逃避傾向になる)を心配している。中高生にはメディアを選択的に選んで、楽しい番組にもどんどん触れてほしい。

  • 高校1年生のモニターから「放送の裏側を見学できる機会が増えたらうれしい」という報告があったが、こういった要望は多いようだ。例えば番組の中でも放送の裏側をチラッと10秒ぐらい出したり、希望者の見学会などを開催したら、若い世代にもっとテレビの現場を知ってもらえるのではないか。

【青少年へのおすすめ番組について】

  • 高校1年生のモニターから「人のため・環境のために行動する姿をかっこよいと思う」と報告があった。各局の「青少年へのおすすめ番組」の基準は明確には決まっていないと思うが、青少年がいまどのようなところに興味を持っているかに注意を払いながら、今後も積極的に番組を選んでくれたらいいなと思う。

今後の予定について

8月の委員会は休会とし、次回は9月24日(水)に千代田放送会館BPO第一会議室で定例委員会を開催します。

以上

第280回

第280回-2025年6月24日

バラエティー番組制作者との勉強会の開催…など

2025年6月24日、第280回青少年委員会を千代田放送会館BPO第一会議室で開催し、吉永みち子委員長をはじめ7人の委員全員が出席しました。
議事に先立って、ある在京キー局の番組プロデューサーらを招いて、バラエティー番組制作をテーマにする勉強会を開催しました。
議事では、5月後半から6月前半までの1カ月の間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
6月の中高生モニター報告のテーマは「最近視聴したドラマについて」でした。
委員会ではこれらの視聴者意見や中高生モニター報告について議論しました。
最後に今後の予定について確認しました。

議事の詳細

日時
2025年6月24日(火) 午後4時00分~午後7時30分
放送倫理・番組向上機構BPO第一会議室(千代田放送会館7階)
議題
バラエティー番組制作者と委員との勉強会
視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
今後の予定について
出席者
吉永みち子委員長、飯田豊副委員長、池田雅子委員、佐々木輝美委員、
沢井佳子委員、髙橋聡美委員、山縣文治委員

バラエティー番組制作者と委員との勉強会

この勉強会は、2024年11月から本年2月まで続いたバラエティー番組のドッキリ企画などをめぐる「討論」の結果、「番組制作者らを招いて勉強会などを開催する」ことが委員の中で了解されたのを受けたものです。
出席したある在京キー局の番組プロデューサーがまず、担当する番組の制作体制やコンプライアンス関連を含む制作上の問題点解決のプロセス、そして、委員会の「討論」で対象となったドッキリ企画制作の経緯などを詳しく説明しました。
そのうえで委員との意見交換に移り、委員からは「(ドッキリのターゲットになった)芸人が演技も含めて苦しむ様子、いわば『死のイメージ』があると視聴者から否定的な意見が多くなるようだ」や「(番組のコア・ファンよりも)若い視聴者層には、バラエティー番組が伝統的に積み上げてきた『お約束』が通じなくなっている。やっぱりかわいそうという感覚が先立ってしまう」などの意見がありました。
番組プロデューサーが最後に、「指摘されたところをしっかりと共有しながら、今後の番組制作にあたりたい」と述べて、勉強会を終わりました。

視聴者からの意見について

5月後半から6月前半までの1カ月の間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
かつての人気クイズ・バラエティー番組の復活版について視聴者から「回答者に卑猥な言葉を連想させる設問があり、非常に下品な番組だった。子どもが一緒に見ることを考慮した番組作りがまるでされていない」などの否定的な意見が寄せられました。
担当委員は「作問の段階で、若い女性回答者に卑猥なこと(回答)を言わせようとする意図が感じられ、そこは問題かと思う。テレビ番組は安心だと思っていた視聴者が安心できず、不安を持たれてしまっているのではないかと感じた」と報告しました。
幼児向け教育番組の挿入歌の歌詞に「ママが困ったときに変身して現れ必ず助けに来てくれるパパ・レンジャー」とあり、母親である視聴者から「我が家はひとり親家庭だが、歌詞を聞いて3歳の子どもが傷ついている」との意見が寄せられました。担当委員は「教育番組だからこそ、よりいっそう配慮してほしいということだろう」としました。
別の委員は「ひとり親家庭のみならず、子どもの中には児童養護施設で育つ子もいるし、さまざまな環境がある。いわゆるステレオタイプ的な家族像や固定観念に関しては、番組制作者がそれらを押し付けてはいけないし、そうすることで傷つく子どもがいることを心にとどめ置くべきだろう」と指摘しました。
一方、ある委員は「ひとり親家庭の場合、こうした問題に敏感なのは確かだが、(番組が)すべてのケースに対応することもできないだろう。それでも『必ず、絶対(パパが助けてくれる)』という歌詞は、行き過ぎかなと感じる」と述べました。
このほかに大きな議論になる番組はなく、「討論」に進むものはありませんでした。

中高生モニター報告について

6月のテーマは「最近視聴したドラマについて」で、30人のモニター全員から合わせて23番組の報告がありました。視聴方法はリアルタイム視聴が9人、録画視聴が10人、見逃し配信等のアプリ視聴が7人、複数併用が2人、不明あるいは報告なしが2人でした。
複数のモニターが取り上げた番組は『連続テレビ小説「あんぱん」』(NHK総合)、『日曜劇場「御上先生」』『日曜劇場「キャスター」』(いずれもTBSテレビ)、『なんで私が神説教』(日本テレビ)、『天久鷹央の推理カルテ』(テレビ朝日)、『人事の人見』(フジテレビ)です。
「自由記述」ではドラマのテーマに関する要望や意見のほか、他ジャンルの番組の感想や特定の番組に関する意見が多くありました。
「青少年へのおすすめ番組」では『未来予測反省会』(NHK総合)に9人から、『EIGHT-JAM』(テレビ朝日)に3人から、『Good For The Planet×ZIP!』(日本テレビ)と『GO!GO!チャギントン』(フジテレビ)、『ダム湖で遊ぼーぜ!』(BS11イレブン)にそれぞれ2人から、感想が届いています。

◆モニター報告より◆

【最近視聴したドラマについて】

  • 『連続テレビ小説「あんぱん」』(NHK総合)

    • 朝ドラはあまり見ないが、親が視聴していたので一緒に見たら面白かった。嵩(北村匠海)が戦場に行ってしまう場面だったが、当時の風習や空気感がよくわかって面白い。人物描写はとても個性的かつリアリティがあり、今の世界に通ずるところを感じる。今の若い世代は当然戦争を経験してないし、戦争に関する意識が薄れていっているように感じるので、このドラマを広く若い人たちに見てほしい。(中学3年・男子・東京)

    • 幼いころよく『それいけ!アンパンマン』(日本テレビ)を見ていましたが、作者のやなせたかしさんがモデルだと知り、毎週欠かさず録画して視聴しています。特に印象に残ったセリフは嵩の叔父・寛(竹野内豊)の「何のために生まれて、何をしながら生きるがか」です。「アンパンマンのマーチ」の歌詞と重なり、進路に悩んでいた私の心にとても響きました。(高校3年・女子・徳島)

  • 『「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」シーズン3「換身」』(NHK総合)
    ユニークな熟語のタイトルに惹かれて視聴しました。一話15分という短い時間にユニークなストーリーとオチの面白さが詰まっていてワクワクしました。“一話15分完結のSFドラマ”は手軽さを求める今の時代のニーズと合致していて、他のシーズンの作品も見たいと思いました。(中学3年・男子・東京)

  • 『新日曜名作座「ドナウの旅人」』(NHKラジオ第1) 2年前に他界にした父の書棚に「ドナウの旅人」があり、当時は大人の恋の切なさと複雑さが難しく理解不能で、読むのを途中で諦めていましたが、いまなら理解できるような気がして聴取しました。西田敏行さんと竹下景子さんの2人が4役も5役も演じているのに、まったく違和感がありませんでした。特に竹下さんは麻沙子と絹子、母娘両方の声を演じていましたがまるで本当の親子のようで、1980年代当時の情景が目に浮かびました。複雑な人間模様をたった2人で演技するラジオドラマから耳が離せません。(中学3年・男子・北海道)

  • 『日曜劇場「キャスター」』(TBSテレビ)
    • 「テレビ業界の話だよ」と親に勧められて視聴しました。第3話は理解しにくいところがありましたが、過去に似たような出来事が実際にあったと知り、ネットで調べたり親の解説を聞いたりしながら観て楽しかったです。日々取材し、会議し、編集し、原稿をまとめ、生放送をするというスピード感は面白いです。(高校1年・女子・秋田)
    • 報道の役割や問題点について知ることができそうだと思い視聴しました。第5話では進藤キャスター(阿部寛)の「空気を読む沈黙が不正を助けている」という言葉が印象的で、学校や家庭で「仕方ない」と見過ごしてしまう自分自身を振り返るきっかけになりました。(高校1年・男子・神奈川県)
    • テレビ局の業務用語が聞けてワクワクしました。また夜の簡易的な照明で演者の表情に説得力を持たせるよう演出していて、素敵だと思いました。(高校3年・男子・福島) 

  • 『日曜劇場「御上先生」』(TBSテレビ)
    • 教育改革を起こそうという内容にひかれて視聴しました。御上先生(松坂桃李)の指導や生徒一人一人に寄り添う教育がとても心に染みました。ただ、生徒たちの問題を改善しながら隣徳学園の不正を暴き、また官僚の世界でも問題が起きていて、様々なことが一度に起きすぎていると思いました。最終的にはよく分からないところで終わってしまった気がして、最後に全てがつながって謎が解ける終わり方がいいと思いました。(中学2年・女子・東京)
    • 特に印象に残ったのはCM間に画像や短い動画が挿入されるアイキャッチの使い方だ。一匹の蝶が自然の中をさまようシンプルなアニメーションだが、毎回内容が変わっていて物語の展開を暗示していた。番組に深みを持たせ、視聴者に物語を隅々まで楽しんでもらう良い工夫だと思う。(高校2年・女子・神奈川)
  • 『日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」』(TBSテレビ)
    以前視聴して気に入った『アンナチュラル』(TBSテレビ・2018年制作)『MIU404』(同・2020年制作)と同じ脚本家(野木亜紀子)だったので視聴しました。1話目は普通な気がしましたが、2話目や3話目から一つ一つのシーンに伏線があると分かって、予想しながら視聴するのが楽しかったです。(中学2年・男子・群馬)

  • 『火曜ドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」』(TBSテレビ)
    好きな俳優(江口のりこさん)が出演するので視聴しました。ドラマをきっかけに、訳あって十数年専業主婦をしていた母と、専業主婦や家事についてじっくりと話すことできました。性別や年齢を問わず今の日本に必要なドラマだと思います。原作者の朱野帰子さんの他の作品も読んでみたくなりました。(高校1年・女子・熊本)

  • 『火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」』(TBSテレビ)
    ぼくは野球が大好きなので、主人公のまどか先生(芳根京子)が“横浜DeNAベイスターズのファン”という設定が面白そうだと思い視聴しました。クライマックスシリーズの試合が映ったり、部屋に球団グッズやポスターがあったりして、どこかでまどか先生が暮らしているのかなと思ってしまいました。次に何が出てくるのか楽しみでした。(中学1年・男子・大分)

  • 『金曜ドラマ「イグナイト -法の無法者-』(TBSテレビ)
    間宮祥太朗さんと及川光博さんが出演することをSNSで知り、また大逆転劇のある裁判の話が面白そうだと思い視聴しました。心に残ったシーンは、轟(仲村トオル)に桐石(及川光博)が「奥さんのことは俺に任せてくれないか」と言われて任せるシーンです。轟と桐石の間に強い信頼関係を感じて感動しました。(高校2年・女子・埼玉)

  • 『金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」』(TBSテレビ)
    高校生になって友だちとドラマの話をする機会がほぼなくなりましたが、唯一周りの人も多く見ていて盛り上がったドラマです。きょうだい児や虐待、DVなど、現代の問題を幸せに描いてくれる素敵な作品で、福祉の仕事に興味がある私にとって大きな学びとなりました。自閉症のみっくん(坂東龍汰)の表情や行動、描く絵がみるみる変わっていくのは圧巻でした。(高校2年・女子・東京)

  • 『なんで私が神説教』(日本テレビ)
    • なんとなく面白そうなタイトルなので視聴しました。第1話の神説教するシーンで「いじめとイジリは同じ」という言葉がとても印象に残っています。(中学2年・女子・千葉)
    • 家族に教員がいるのと自分が高校生なので視聴しました。ドラマの世界観は実生活と違っても楽しめますが、たばこを全員で吸った話を軽く描くのはどうなのでしょうか。「イジリといじめ」もドラマを通して「ダメだ」というメッセージがほしかったです。登場人物の会話には所々突っ込みがあり、シリアスな場面でも重くなりすぎずコントのようで面白かったです。(高校3年・女子・長崎)
  • 『恋は闇』(日本テレビ)
    たまたま予告を見て面白そうだと思い視聴した。設楽浩暉(志尊淳)の大胆なやり口やどこか闇を感じる表情に、すごく引き込まれた。BGMにも興味をさらに掻き立てられ、終始ドキドキしながら見ていた。(高校2年・女子・東京) 

  • 『ホットスポット』(日本テレビ)
    バカリズムさん脚本のドラマにはハズレがありません。クスっと笑えて楽しめる内容がやみつきになります。役者の掛け合いがとても好きで、遠藤さん(市川実日子)と高橋さん(角田晃広)の二人が淡々と話す様子がずっと面白いです。一話にたくさんの伏線が隠されていてストーリーに引き付けられ、最後にどんでん返しが起きて毎回驚かされます。(高校1年・女子・愛媛) 

  • 『天久鷹央の推理カルテ』(テレビ朝日)
    • テレビアニメ(TOKYO MX他、25年1月~放送)を見たことがあり、謎を解明する探偵モノに興味があったのでドラマも視聴した。久しぶりにドラマを視聴したが役者の演技は凄いと思った。(中学1年・男子・福島)

    • 原作の小説を読んだことがあり視聴しました。「クッシング潰瘍」という聞き馴染みのない医療用語をCGの小人を使って分かりやすく紹介している点は、本を読むより良いと思いました。畑芽育さん(鴻ノ池舞役)の出演が少ないのが残念です。(高校1年・女子・愛知)
  • 『木曜ドラマ「PJ~航空救難団~」』(テレビ朝日)
    ドラマはあまり見ないが、家族が見ていた第1話を偶然見て引き込まれた。航空救難団の存在は知らなかったが、再現された訓練シーンはリアリティがあり、どんな組織なのかがよくわかった。主題歌は今話題のVaundyで、人間の自問自答や葛藤をこの曲に込めたとのこと。訓練学生の想いと重なる部分があると思った。(中学2年・男子・東京)

  • 『人事の人見』(フジテレビ)
    • 松田元太さんが主演なので視聴しました。ドラマは医療や殺人のテーマが多いイメージで怖いのかなと思いましたが、このドラマは全体的に明るくて面白かったです。BGMからも気持ちが読み取れて内容が分かりやすかったです。(中学1年・女子・東京)
    • もともとドラマを見るのは好きで、松田元太さんが好きなので視聴しました。いつも思うのですが、出演者が前半の出来事をまとめる部分はいらないなと思います。「この展開どうなるの?」とワクワクしていたら急にまとめが来て、ワクワク感が薄れるためです。(中学3年・女子・山梨)
  • 『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ)
    普段あまりドラマを視聴しないが、母が見ているので視聴した。60歳になる主人公・吉野千明(小泉今日子)の生き方は昨今の日本の生活を映し出していて、考えさせられる内容だった。何かしら抱えながらも様々な立場で楽しく生きている登場人物たちは生き生きとしており、見ていて心が温まった。60歳近い登場人物の恋愛というテーマは少なく、面白いと思った。(高校3年・男子・岡山)

  • 『119エマージェンシーコール』(フジテレビ)
    普段あまりドラマを見ませんが、YouTubeでドラマの切り抜きが流れてきて関心を持ちました。兼下(瀬戸康史)の妻と息子がいた場所の近くで土砂崩れが発生し、息子・光(高木波瑠)が指揮官である兼下に電話をかけてきたシーンが、一番印象に残っています。救急医療のすばらしさに尊敬の念を抱きました。(高校1年・女子・岡山)

  • 『問題物件』(フジテレビ)
    家族が視聴していたので見ました。コメディータッチな部分とミステリー要素のバランスがちょうど良く、子どもが見ても分かりやすいストーリーで面白かったです。清水伸さん(警察官役)の狂ったような演技が凄くストーリーに合っていて引き込まれましたが、怪しいと思った人が犯人になることが多いので、少しありきたりだなと思いました。(中学1年・女子・東京)

  • 『MADDER その事件、ワタシが犯人です』(関西テレビ)
    好きなグループのメンバーが主人公のクラスメイト役で出演していたので視聴しました。最終話でいくつかの伏線が完全には回収されなかった印象があり、少しモヤモヤしました。これまではドラマの考察にあまり触れませんでしたが、いろいろな考察サイトを見たり自分なりの説を立てたりと、物語の余韻を味わうのは新鮮でとても楽しい体験でした。(高校3年・女子・広島)

  • 『あなたを奪ったその日から』(関西テレビ)
    番組宣伝を見て「絶対にこのドラマは観たい」と思いました。「子どもを誘拐して育てる」という点が角田光代さんの小説「八日目の蝉」と同じだからです。見所は北川景子さんの目力で、睨むシーンでの迫力ある鋭い目、子どもと触れ合う時の屈託のない笑顔の目など、「目は心の鏡」「目は口ほどにものを言う」ということわざがふさわしいと思いました。(高校2年・女子・熊本)

  • 『中国ドラマ「フライト・トゥ・ユー~君との距離<マイル>』(BS12 トゥエルビ)
    予告の飛行機の映像がとても迫力があったことと、僕が将来パイロットになりたいので興味を持ちました。心に残ったシーンは、飛行機恐怖症の乗客に対するパイロットや客室乗務員の心温まる気配りです。僕もこんなパイロットになりたいと思いました。(中学3年・男子・大分) 

【自由記述】

《ドラマについて》

  • 医療系のドラマは内科や外科が多く、いつも同じようなパターンなので、精神科などの違う科も取り扱ってほしいと感じた。(高校3年・女子・徳島)

  • ヤングケアラーや少子高齢社会をテーマにしたドラマがもっと増えるといいと思います。(高校1年・女子・岡山)

  • 現役アスリートの幼少期から活躍するまでを描いたドラマを見てみたいです。日常生活や家庭環境、周囲のどんな支えがあったのかなど、アスリートの気持ちの浮き沈みを見てみたいです。一流と言われる人たちが僕と何が同じで何が違うのかを知りたいです。(中学3年・男子・大分)

  • キュンキュンするラブコメがもっと増えてほしいです。(高校3年・女子・広島)

  • 『北の国から』(フジテレビ・1981年~制作)が大好きなのですが、最近はこのような超長編ドラマがなくてさみしいです。出演している子どもの成長を実感できるようなドラマを作ってほしいです。(高校2年・女子・東京)

  • 観たいと思うドラマが少ないです。「フェミニズム要素強めで精神的にキツい内容だな」とか「怒鳴り声を上げてBGMでそれらしくするのだろうな」とか、ワクワクしない要因が多くあります。こんな時だからこそ冒険してほしいです。(高校3年・男子・福島)

  • 同じシーズンで他局のドラマのテーマが被ったとき、結末が似ていると新しさがなく飽きてしまいます。(中学1年・女子・東京)

  • ニュースやバラエティー番組がインターネットのコンテンツにすげ変わっても、ドラマはテレビだからこそ実現できる規模感や出演する俳優によって、そう簡単に廃れないしずっと存続すると思う。もっと面白く見ごたえのあるものにすれば若者のテレビ離れに対抗できると思う。(中学3年・男子・東京)

《他のジャンルの番組について》

  • ニュースや報道番組で「障害者」という表記がありました。障がい者は何も悪くないのに「害」があると誤解が生まれるような表記は、正しい情報を提供しなければならないテレビ局として良くないと思います。(中学3年・女子・山梨)

  • 歌番組などに出演するグループの名前はアルファベットや記号表記が複雑で読みにくいので、幅広い世代が読めるようにフリガナがあると良いと思う。読めない世代は一気に冷めて離れてしまう。(高校1年・女子・秋田)

  • 昔のクイズ番組は脳トレやナンプレが主流で、見ていてとても楽しかったです。また『全国高等学校クイズ選手権』(日本テレビ)はアメリカの自由の女神をバックに優勝者が決まるなど“THEクイズ番組”といった感じで面白かったです。もっとクイズ番組が増えてほしいです。(高校2年・女子・埼玉)

  • “衝撃映像○○連発”という番組が多数あります。意外な展開でハッと驚くような映像ばかりですが、スマートフォンで動画を見るのとなんら変わりはなく、あえてテレビで見たいと思いません。(高校1年・女子・熊本)

  • CMなのか番組なのか分からないところは、はっきりとわかりやすくしてもらいたいです。(中学1年・女子・東京)

  • つい最近までオンラインカジノのCMが放送されていたことに驚きました。オンラインカジノに関する逮捕者や書類送検の報道が増えていますが、自局で過去にCMを放送していた事実も伝えるべきだと思うし、CMの内容や放送のあり方についてもっと慎重に考えてほしいです。(高校1年・男子・神奈川県) 

《特定の番組への意見》

  • 『ラジオ深夜便』(NHKラジオ第1)の「ラジオ文芸館」で辻村深月「私のディアマンテ」の朗読を聴いて、女子高生のエミリが担任の先生と関係を持ち妊娠したことを母親に伝えるシーンは、結城さとみアナウンサーの声と間、抑揚に、エミリの切ない気持ちが伝わってきました。エミリの気持ちや母親の不安を声だけで表現するアナウンス技術に感動しました。(中学3年・男子・北海道)

  • 6月9日放送の『この歌詞が刺さった!グッとフレーズ』(TBSテレビ)では名曲をたくさん聴くことが出来た。特にHump Backの「拝啓、少年よ」の歌詞に深く触れていて、これはテレビだからこそ知ることができたし、テレビの良さを感じた。(高校1年・女子・愛知)

  • 『世界くらべてみたら』(TBSテレビ)を視聴しました。2つの国の人々のどちらが辛さに強いか、それぞれ30人ずつ辛い料理に挑戦して何人完食できるかを調べる企画でした。結果は1点差でしたが、このような結果はいくらでもコントロールできると思います。何だか残念です。(高校3年・男子・神奈川)

  • 『アーカイブ映像センター 素人ホームビデオなんとかする課』(テレビ東京)を視聴したが、とても独創的で面白かった。一般人に呼びかけて番組に出てもらうのはテレビらしい内容だと思う。(高校3年・男子・岡山)

  • アニメ『ポケットモンスター』(テレビ東京)をサトシの頃にもどしてほしい。昔はギャグシーンや感動シーンがあってとても面白かった。(中学1年・男子・福島)

  • 『Skyrocket Company』(エフエム東京)は番組を会社に見立てる設定が面白いです。みんなで乾杯するコーナーもあり、番組とリスナーの一体感もあります。とても良い雰囲気でよく聴いています。(中学2年・女子・千葉)

【青少年へのおすすめ番組】

  • 『未来予測反省会「家庭料理はなんでも自動調理器が作ってくれる」』(NHK総合)
    • 50年前の予想がぶっ飛んでいてとても面白かったです。「予想が無茶だった」で終わらせることなく理由を深めていて、学校で説明文を書くのに役立つ構成だと思いました。(中学2年・男子・群馬)
    • AI技術でイラスト風のアイザック・アシモフと対話していて、昔の人がテレビの中にいて話を聞いている感覚になり面白かった。(高校2年・女子・埼玉)
    • タイトルだけでは“硬い討論番組”という印象で観たいと思わなかったが、観始めると50年代のイラストや映像がとても貴重で興味深かった。ただ「反省」という言葉に少しモヤモヤし、アシモフ氏が「反省」しなくても良いと思った。(高校1年・女子・秋田)
  • 『Good For the Planet×ZIP!』(日本テレビ)
    • カズレーザーが取り上げていた、世界の海で問題になっている“海の砂漠化”を救う最新AIドローンを調査した企画が特に興味深かった。最新技術にもAIが用いられていることに感動した。(中学2年・男子・東京)
    • “海の砂漠化”“水中ドローン”など聞き覚えのない単語が気になって視聴しました。難しい言葉を使わずに説明していて、今まであまり関心がなかった私でも「こんなことが出来るんだ!」と興味が湧きました。(中学2年・女子・東京)
  • 『EIGHT-JAM』(テレビ朝日)
    ダンスを見ることはあまり好きではないですが、あっという間に1時間が経つほど引き込まれました。チームの良さを分かりやすく説明していたし、文字も読みやすくて集中してダンスを見ることができました。(中学1年・女子・東京)

  • 『GO!GO!チャギントン』(フジテレビ)
    小さい子にも分かりやすくシンプルで面白い内容でした。最後の「チャギントン体操」は大人の主張が激しくて子どものダンスにあまり目がいかないのでもう少し子役を引き立てたらいいと思いました。(高校2年・女子・東京)

  • 『土曜はダメよ!大阪・関西万博SP』(読売テレビ)
    “小枝不動産”のコーナーが大好きで小さいころからよく番組を見ています。関西万博についてさらに知ることができました。くら寿司の企画では世界各国のスイーツを知ることができてとても楽しかったです。(高校3年・女子・広島)

  • 『LOVE HOKKAIDO』(北海道テレビ放送)
    オープニングのイラストに癒されます。また出演者のリチャンさんと大野ユリエさんが可愛らしく、ほっこりします。6月13日の放送では白糠町にある羊牧場直営レストランのメニューを紹介していて、画面からはみ出る映し方は迫力があり、魅力がリアルに伝わりました。またリチャンさんが海の見えるサウナに入ってくつろぐ姿は本当に気持ちよさそうで、800円は安い!と思いました。(中学3年・男子・北海道)

  • 『高校生のじかん』(九州朝日放送)
    すもうで世界2位になったウクライナの女子高校生の企画でした。日常を奪われ家族と離れ離れになっても、目標に向かって日本で頑張るベロニカさんを応援したいです。(中学3年・男子・大分)

  • 『令和7年度長崎県高等学校総合体育大会 総合開会式』(長崎国際テレビ)
    今年は佐世保での開会式で、各学校の入場行進の実況は分かりやすかったです。開会式と同時に種目紹介もありテンポが良いと感じました。最後の県知事の祝辞は長く感じ、寝ている子の映像を放送するのはかわいそうだと思いました。先日のニュースで、長崎県内や島の高校が少子化で減るとありましたが、実況の中で全校生徒数や歴史などもあればよかったと思います。(高校3年・女子・長崎)

  • 『バカリもビビる!?設計浪漫~みんなが知ってるあの場所の、みんなが知らないつくりのヒミツ~』(BSフジ)
    東京タワーと東京スカイツリーを、歴史・設計・建築などで比較する構成でした。2時間のバラエティー番組で1つのテーマだけを扱うと、途中でつまらなくなって飽きてしまいがちですが、この番組は話題をこまめに入れ替えながらテンポよく展開していたため、飽きずに最後まで視聴することができました。このようなニッチで面白い番組はまた見たいです。(中学3年・男子・東京)

  • 『ダム湖で遊ぼ~ぜ!』(BSイレブン)
    ダム巡りは熱心なマニアがいるイメージだったので、どのような番組か気になって視聴した。知名度が高いとは言い難い山形県内のダム湖だけで番組が編成されていることに驚いた。ゆったりと時間が流れるダム湖の雰囲気がそのまま伝わってきて、タイパ・コスパという言葉が広まる今だからこそこのようなのどかな番組も放送してほしいと思った。(高校2年・女子・神奈川)

  • 『第一芸人文芸部 俺の推し本。』(BSよしもと)
    出演している芸人を調べたところ、有名大学出身だったり著書を出していたりして驚きました。巧みな話術に引き込まれる「肩の力を抜いた楽しい読書のススメ」という雰囲気で、毎週観たい番組の一つになりました。最後のプレゼン結果発表では観覧者の様子も映してほしかったです。(高校2年・女子・熊本)

◆委員のコメント◆

【最近視聴したドラマについて】

  • 『日曜劇場「御上先生」』(TBSテレビ)を視聴した中学2年生の報告に「最後に全てがつながって謎が解けたという終わり方がいい」とあったが、学校でいつも答えのあるテストを解いている中高生にとっては、白か黒か分かるほうがスカッとするのだろう。ただ社会に出たら答えのない問題のほうが多いので、こういったドラマで視野を広げてほしいと思う。

  • ラジオドラマを聴取した中学3年生が映像のないラジオの良さと深みを報告していた。情緒豊かな青少年にはラジオドラマが深く刺さるのだと分かった。

  • 学園もののドラマを取り上げた報告がいくつかあり、中高生に身近なテーマは人気があるのだなと感じた一方で、社会的な問題を考えるドラマも意外と中高生の心を掴むのだなと感じた。

【自由記述について】

  • 中学3年生から「現役アスリートの幼少期から活躍するまでを描いたドラマを見たい」と報告があったが、凡人と天才の違いはどこにあるのかは大変興味深い。“夢への階段の上り方”を子どもたちに示すのはよいと思う。

  • 『世界くらべてみたら』(TBSテレビ)を視聴した高校3年生の報告に「結果がいくらでもコントロールできる」のでよくないとあったが、今っぽい感想だなと思う。トークバラエティーのこういった検証には実証的な意味がないと視聴者も織り込んで見ていると思っていたが、今はきちんと注釈をつける傾向がある。放送業界への風当たりの強さを反映している感想だと思った。

【青少年へのおすすめ番組について】

  • 中学2年生から「一話15分完結のドラマは今の時代のニーズと合致している」「話をこまめに入れ替えると2時間番組も飽きずに視聴できた」と報告があった。「15分×8」で2時間番組を構成すれば中高生は飽きずに視聴できるのだろう。

  • 最近は書籍や言葉をテーマにした番組に興味があるモニターが多く、内容に
    詳しく言及したり視聴者が一緒に考えたりする構成が好まれていると感じる。

今後の予定について

次回は2025年7月22日(火)に千代田放送会館BPO第一会議室で定例委員会を開催します。また、2日後の7月24日(木)には東京・渋谷のNHKで中高生モニター会議を開催します。

以上

第279回

第279回-2025年5月27日

中高生モニターとのオンラインミーティング…など

2025年5月27日、第279回青少年委員会を千代田放送会館BPO第一会議室で開催し、吉永みち子委員長をはじめ6人の委員が出席しました。
会議の冒頭、今年度の中高生モニターと委員とのオンラインミーティングが行われました。
引き続いて、4月後半から5月前半までの1カ月の間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
5月の中高生モニター報告のテーマは「最近視聴したニュース・報道番組について」でした。
委員会ではこれらの視聴者意見や中高生モニター報告について議論しました。
最後に今後の予定について確認しました。

議事の詳細

日時
2025年5月27日(火)午後4時00分~午後6時30分
放送倫理・番組向上機構BPO第一会議室(千代田放送会館7階)
議題
中高生モニターとのオンラインミーティング
視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
今後の予定について
出席者
吉永みち子委員長、飯田豊副委員長、池田雅子委員、佐々木輝美委員、
髙橋聡美委員、山縣文治委員

中高生モニターとのオンラインミーティング

4月から中高生モニターになった中高生と委員とのオンラインミーティングが行われました。
出席した中高生モニターの紹介に続き、飯田豊副委員長からBPOと青少年委員会についての分かりやすいレクチャーがあり、質疑応答のあとには事務局から1年間のモニター活動予定についての説明がありました。(この模様は当日欠席の中高生モニター向けに録画視聴の機会を予定)
最後に吉永委員長から今年1年間のモニター活動に向けて激励の言葉がありました。

視聴者からの意見について

4月後半から5月前半までの1カ月の間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
バラエティー番組で、ターゲットの男性芸人が抱きついてきた着ぐるみのクマの口から大量の緑色の液体を浴びせられるドッキリについて、視聴者から「芸人は『溺れる、死ぬ』と苦しがっていて、まったく笑えないし度を越している」など否定的な意見がありました。
担当委員は「芸人は両手を自由に動かせる状態になっても、クマの口を塞いだり自分の顔を覆ったりするなどして液体を防ごうとはしておらず、あえて浴び続けていた。周囲には10人以上のスタッフが取り囲んでいる映像も挟まれており安全の配慮もあったことが伺えた 」として、「(番組演出上の)問題はない」と報告しました。
東京・立川市の小学校に男2人が乱入し、制止しようとした教職員に暴行して逮捕された事件の報道をめぐって、テレビ各社が目撃者である小学生のインタビューを放送したところ、視聴者から「子どもたちに何度も辛い記憶を思い出させていた。心理的ストレスや精神的なダメージを生む懸念がある」などの意見が寄せられました。
担当委員は「安全でなければならない授業中の小学校の教室で起きた強烈な事件で、子どもたちが直接危害を加えられる可能性があった。この事件を報道する公共性や公益性は高く、報道機関による報道の必要性は間違いなくあった」と前置きしたうえで、インタビュー取材については「子どもたちはその場にいなければ知りえない内容を語っていて、重要な目撃証言だった。取材が保護者同伴で行われたことは明らかで、保護者が途中で取材を制止させることも可能だったろう」と説明しました。
一方で、放送自体については「視聴したすべての社が(個々の子どもたちの)顔出しはしていない。一部の子どもの音声は加工されていた。子どもたちが特定されないような配慮がすべての社に見られたが、それが十分だったかは検討を要する」としました。そして、ある社の報道番組で、子どもが男らの風貌を(当人が否定的に受け取るおそれのある表現で)語っていたのを取り上げて、「この事件は交通事故などとは異なり、地元の関係者により起こされた事件で、男らと証言した子どもたちとの生活圏は同じか近接しているはずだ。男らがいずれ釈放されて地元に戻ってくることを考え、特定されない配慮は十分だったと言えるか。もう一歩踏み込んで想像力を働かせることが必要だったろう」と問題提起しました。
ある委員は「どの社も(子どものインタビューに対する)配慮はしているが、系統だった議論を経たわけでもなく、専門家の知見を受けたものでもないだろう。だから、配慮の濃淡で(子どもを)映す範囲が異なったり、社ごとの特徴が出たりする。インタビュアーの力量の差も大きく関係するので、ぜひその点は勉強してもらいたい」と指摘しました。
これを受けて担当委員は「事件直後の現場での個別対応には限界があると思うので、各社を横断しての勉強会やBPO委員との意見交換会などを通じて、子どもに対するインタビューの仕方を事前に組織的に学べる機会があるとよいのではないかと思う」と述べました。
このほかに大きな議論になる番組はなく、「討論」に進むものはありませんでした。

中高生モニター報告について

5月のテーマは「最近視聴したニュース・報道番組について」で、30人のモニター全員から合わせて21番組の報告がありました。視聴方法はリアルタイム視聴が23人、録画視聴が5人、見逃し配信等のアプリ視聴が2人でした。
複数のモニターが取り上げた番組は『NHK NEWS おはよう日本』(NHK総合)、『THE TIME,』(TBSテレビ)、『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ)、『めざましテレビ』(フジテレビ)でした。また地方ローカルのニュース報道番組『ゴジてれChu!』(福島中央テレビ)、『あさドレ♪』(中京テレビ)、『フォーカス徳島』(四国放送)や、ラジオのニュース番組『マイあさ!』(NHKラジオ第1)の感想も寄せられています。
「自由記述」では出演者に関する意見やニュース内容に関する要望、また新しい企画の提案がありました。
「青少年へのおすすめ番組」では『JAPANをスーツケースにつめ込んで!』(テレビ東京)に6人から、『新プロジェクトX~挑戦者たち「H3ロケット 宇宙への激闘」』(NHK総合)と『街角ピアノスペシャル「ハラミちゃん ブラジルを行く」』(NHK BS)、『最強スポーツ男子頂上決戦2025春』(TBSテレビ)にそれぞれ3人から、『toi-toi』(NHK Eテレ)と『THE世代感』(テレビ朝日)に2人から、感想が届いています。

◆モニター報告より◆

【最近視聴したニュース・報道番組について】

  • 『NHK NEWS おはよう日本』(NHK総合)
    • 平日の朝には必ず視聴する習慣があるが、忙しい朝に十数分程度で手軽に今日の話題を押さえられるのは大変便利だと思う。6時台と7時台に全く同じ原稿や映像を使うことが多々あるが、VTR内容に補足を加えるなど、少し変化があるとより見応えのある内容になると思う。(高校2年・女子・神奈川)
    • 他のニュース番組では知りえない国内の問題(不登校や少子化、高齢化など)を取り上げていて、より深く知りたいと思うきっかけになる。地域密着のトピックや天気も非常に好みで便利だと感じる。またNHKのアナウンサーは淡々と原稿を読み上げるのでとても聞きやすい。(高校3年・男子・岡山)
  • 『午後LIVE ニュースーン』(NHK総合)
    ニュース番組を15時から放送していて驚きました。募集テーマが毎日あって、視聴者が参加しやすい番組だと思いました。自転車ミニドラマはコントのようで面白かったです。普段はどのようなミニドラマがあるのか気になりました。(高校3年・女子・長崎)

  • 『ニュースウォッチ9』(NHK総合)
    今年度からニュース解説をする「プレゼンター」役のアナウンサーが出演していますが、スライドを使った解説が分かりやすいです。(中学3年・男子・東京)

  • 『国際報道2025』(NHK BS)
    フィリピンの選挙戦の特集では、選挙戦の背景や候補者の解説を細部まで分かりやすくしていて理解が進みました。『NHKニュース7』(NHK総合)などは基本的に国内のニュースが主ですが、国際的なニュースも重要だと思うし、この番組は詳しく解説してくれるので国外のことにも興味が持てると思いました。(中学2年・男子・東京)

  • 『マイあさ!』(NHKラジオ第1)
    オープニングトークがさわやかで、憂うつな月曜日の朝、心に灯がともりました。「涼しげな情景ですが気候の変動で体調を崩している方もいらっしゃいます。無理せずにお体大切にお過ごしください」と上野速人アナウンサーがリスナーに語りかけていて、私はこの言葉で3時間睡眠の生活を変えようと反省しました。ニュースはコンパクトで簡潔明瞭です。スポーツは5時台に卓球とプロ野球、6時台に大相撲と分けていますが、6時から聴く人はプロ野球の結果が分からないので、分けずに結果だけを放送する方がいいと思います。(中学3年・男子・北海道)

  • 『THE TIME,』 (TBSテレビ)
    • 5月5日はこどもの日ならではの企画がありみんなでシマエナガダンスを踊っていて、すごく眠かった私も元気をもらった。ただ子どもたちのスタジオ見学については、本来はワクワクするものなのに、静かに見ているだけというのはつまらないし不満に思った。(中学3年・女子・山梨)
    • 「追っかけTIME」のコーナーでこども食堂を特集していました。こども食堂を利用する親が「共働きで忙しいので子どもに食べさせてくれる場所があると助かる」「浮いたお金で買い物ができる」と言っていましたが、こども食堂は生活に困っている家庭の子どもが食べにくる場所だと思っていたので、共働きで時間がないという理由だけでこども食堂を利用するのは違うのではないかなと思いました。こども食堂を支援したいと食材やお金を寄付している人は、この番組を見て納得するのかなと疑問に思いました。(中学1年・男子・大分)
    • 「全国!中高生ニュース」のコーナーで、同世代の生徒が生き生きと頑張っている姿を見ると、自分のモチベーションが高まります。(高校3年・男子・神奈川)
  • 『Nスタ』(TBSテレビ)
    イカの話題から番組がスタートしたので、事件・事故の話題よりも視聴者が食いつくと思います。テンポよく進むし濃い内容で見応えがありましたが、放送番組なら専門性のあるコメンテーターの意見も聞きたいと思いました。千葉県で女性が刺されて死亡した事件では加害者の男子生徒の親族に突撃取材していて、視聴者としてはいろいろな心情が入り混じり苦しかったです。(高校1年・女子・熊本)

  • 『情報7daysニュースキャスター』(TBSテレビ)
    司会者2人の掛け合いやゲストとの自然な会話が魅力だと思います。VTRが長く感じたのでもっと出演者の意見が聞きたいです。この週はパンダの話題を取り上げていましたが、パンダ好きの安住紳一郎さんのお話をもっと聞きたかったです。(高校2年・女子・熊本)

  • 『ZIP!』(日本テレビ)
    “キテルネ!”のコーナーは毎日視聴しています。流行りものやファッション、文房具にとても興味があるので、大好きなコーナーです。毎朝早めの時間に放送しているので学校に行く前に見ることができてとても良いです。紹介されたブランドも買いやすい価格のものが多く、ぜひ私も!と思うようなコーデがたくさんあります。(中学2年・女子・東京)

  • 『news every.』(日本テレビ)
    視聴したのは第3部だけだったが、さまざまなジャンルのニュースを取り上げていて内容も分かりやすかった。(高校2年・女子・東京)

  • 『真相報道 バンキシャ!』(日本テレビ)
    • 今話題のコンクラーベの特集でした。新しい教皇が決まるまで建物にこもって選挙を続けるのは、まさに“根比べ”で大変だなあと思いました。新教皇はアメリカ出身者のレオ14世で、多様性が広がる今の時代にぴったりだと思います。(高校1年・女子・愛媛)
    • “ノマドワーカー”が面白そうだと思い視聴しました。場所を移動しながら好きな所で仕事をすることはとても良いと思いました。しかし行った国の雰囲気や食べ物などが合わずストレスを感じてしまう人もいるので、デメリットももっとくわしく教えてほしいです。(高校2年・女子・埼玉)
  • 『news zero』(日本テレビ)
    ニュース番組を普段は見ないが、櫻井翔さんがキャスター出演しているのでこの番組を視聴した。映像や図で分かりやすく解説してくれるし、キャスターやコメンテーターの多様な意見に触れることができる点は、ネットニュースより優れていると思った。藤井貴彦メインキャスターと櫻井キャスターのコメントは当たり障りのないコメントが多く、面白くない議論は発展しないと思った。思い切った意見を言えるYouTuberが人気な理由が分かった気がした。(中学2年・男子・東京)

  • 『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)
    初めて視聴しましたが、先週放送した内容について、視聴者からの質問や意見を取り上げて解説している点がとても良いと思いました。大きなパネルを使いながらテンポよく進行する構成も見やすく印象的でした。またコメンテーターの中には厳しい意見を述べる人もいましたが、優しい口調の方とのバランスが取れていて良いと感じました。(高校3年・女子・広島)

  • 『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日)
    初めて視聴しましたがふんわりとした印象を持ちました。最新ニュースはかけ足で内容を伝えていて、ほとんど分かりませんでした。「老々介護」の企画は長すぎて飽きてしまい、若い人が見る番組ではないのかな?と感じました。ただカメラの動き方が良く、スタジオはとても見やすかったです。ワイプでコメンテーターが話すのも分かりやすかったです。(中学1年・女子・東京)

  • 『報道ステーション』(テレビ朝日)
    千葉市の路上で80歳代の女性が15歳の少年に殺されたという事件の報道に、驚きと恐怖、不安、憎しみの感情が湧いた。事件を報道して終わりにするのではなく、この少年が少年院を出た後まで密着して事件を忘れさせないようにしたり、「少年院に入りたい」という愚かで醜い考えをする人の犯罪防止に努めたりするべきだと思う。(高校1年・女子・岡山)

  • 『めざましテレビ』(フジテレビ)
    • フジテレビは中居正広さんの問題などがありましたが、今も変わらず毎朝見ています。番組では今の流行もおさえてくれるので、流行にうとい私はとても助かっています。(中学1年・女子)
    • 毎日番組を視聴してから学校に向かいますが、家を出発する時間は人それぞれなので、占いを3回放送してくれて嬉しいです。また定期的にテーマソングを変えてくれるのも、マンスリープレゼンターの制度もとても好きです。(高校2年・女子・東京)
    • 殺人や強盗、逮捕の話題を7時台トップに差し込んでいて、人の不幸や事故を娯楽のコンテンツと捉えているように感じさせる(見る側の興味を引く)VTRだなと思いました。しかし東京の地下鉄東大前駅の事件映像では、他局は血痕など生々しい状態をそのまま放送したのに対して、ぼかし処理などの配慮がされていて、血を見るのが苦手な自分にとってはありがたいと感じました。(高校3年・男子・福島)
  • 『Live News イット!』(フジテレビ)
    私の家では夕方なんとなくこの番組を流して見ていますが、最近報道の仕方に違和感を覚えたことがありました。「モクゲキ!」のコーナーで「男性の財布からお金を盗んだ疑いで、千葉県流山市の阿部麻里亜容疑者を逮捕」といった内容のニュースがありましたが、画面には「千葉の“アベ・マリア”逮捕」と見出しがあり、容疑者の横に聖母マリア像が映されていました。地元で目立つ仕事や活動をしている人でもないのに、この表記や取り上げ方は悪ノリが過ぎると思います。容疑者とはいえ、本名をイジって茶化すのは非常に良くないし、「茶化せばニュースを面白く見るだろう」という魂胆だったのでしょうか。視聴者を馬鹿にしたような内容が不快でした。(高校1年・女子・秋田)

  • 『ゴジてれChu!』(福島中央テレビ)
    福島の美味しい食べ物を紹介していて、クリームボックスはとても甘そうだったので県外にも情報を発信してほしいです。また一年中収穫や田植えができるタイのコシヒカリに注目していましたが、日本の米に打撃を与えると思いました。(中学1年・男子・福島)

  • 『あさドレ♪』(中京テレビ)
    東海地方のイベントを詳しく放送していて朝からワクワクしました。また地方のテレビ局ではニュース番組のゲストはマイナーな人というイメージが強かったけれど、内藤剛志さんが出演していてとても嬉しかったです。これからも有名な方にたくさん出演してほしいです。(高校1年・女子・愛知)

  • 『フォーカス徳島』(四国放送)
    複数人が交代でニュースを読んでいたので、一つ一つのニュースで雰囲気が変わって良いと思った。過去に放送した特集をなぜもう一度同じ内容で放送していたのか分からなかった。(高校3年・女子・徳島)

【自由記述】

《出演者に関する意見》

  • 「ニュースのこと絶対に知らないよね」と思う芸能人が出演して、あたりさわりのない発言をしているのを見ると「なんだかなあ…」と複雑な気持ちになります。(高校3年・男子・神奈川)

  • ゴールデンウイークに朝の情報番組を視聴しましたが、出演者が帽子を被っていました。私は両親から「部屋の中では帽子を被ってはいけない」と教えられました。考えが古いといえばそれまでですが、コメンテーターのような大事な立場の人は帽子なしで出演してほしいと思いました。(高校2年・女子・熊本)

《ニュース内容に関する要望》

  • 朝テレビをつけたとき、事件や事故のニュースより明るい話題が見たいです。他のチャンネルに替えても同じ事件・事故のニュースをやっていると「こっちもか…」と何回か変えることがよくあります。(中学2年・女子・千葉)

  • 朝の早い時間は中高生が支度をしながらテレビを視聴している時間帯だと思うので、人気の芸能人に関するニュースを多く報道すれば、よりテレビへの関心が湧き、積極的に視聴するきっかけになると思います。(中学2年・女子・東京)

  • 朝は7時から7時半までニュースを見ながら準備をしますが、スポーツニュースが少ないと思います。大谷選手だけでなく、プロ野球やサッカー、バスケなど、いろいろな選手が活躍する姿を多くの人に見て知ってもらいたいです。(中学1年・男子・大分)

  • スポーツニュースなどで「ニュース映像」「BGM」「アナウンサーの声」を同時に放送する必要があるのか疑問です。BGMは使わず、映像とアナウンサーの声だけで良いのではないかと思います。(中学1年・女子・東京)

  • その週のニュースや出来事をクイズ形式にして解説する番組を放送すれば、中高生などの若い世代のテレビ視聴が増えると思う。(高校3年・女子・徳島)

  • 私は早起きが苦手なので、朝に弱い人でも早起きしたくなる企画をしてほしい。例えば朝5時頃に“キーワードを当てたら抽選でクオカードが当たる”といった“早起きWEEK”といった企画がいいと思う。(中学3年・女子・山梨)

  • 報道番組は言葉の正確さに特に気を配って制作していると感じる。SNSで見かけるAI自動字幕や自動音声は非常にクオリティーが低いので、正しい日本語で発信し豊かな日本語文化を未来に継承するテレビ番組の役割は重要だと思う。SNS時代のテレビの価値はここにもあると思う。(高校2年・女子・神奈川)

《放送局への提案、番組の感想など》

  • 5/4の『NISSAN あ、安倍礼司~beyond the average』(エフエム東京)は、物価高の情勢をラジオドラマに上手く落とし込んでいて、脚本家はすごいと思った。また選曲のセンスが抜群によく、世代を超えて楽しめる作品なので、放送の素晴らしさを実感した。(高校3年・男子・福島)

  • 「青少年へのおすすめ番組」の感想を書くために、久しぶりにドキュメンタリー番組を視聴したが、「テレビで見るのもいいな」と感じた。情報はググれば手に入ると思っていたが、情報が出てくる順番も工夫されていて、映画みたいで「見てよかった」と思った。他のドキュメンタリー番組も見たくなった。(中学2年・男子・群馬)

  • 世界の学校が日本の学校と比べてどこが違うのか紹介する番組を見てみたいです。日本の学生の1日は、朝は学校に行き、放課後は部活や塾で過ごし、帰宅後は宿題など勉強して休憩時間にネットやゲームをするような流れで終わります。世界の同年代の子たちも同じように過ごしているのか、学校での授業風景や放課後の過ごし方、長期休暇の過ごし方に興味があります。(中学3年・男子・大分)

  • 政治や社会に関する討論番組について。現在の番組出演者は専門家や政治家を中心とした知らない人ばかりで、難しい単語も多く興味がわかない。「政治家・専門家VS若者」にして、若者に一般人やインフルエンサー、芸能人を呼ぶのがよいと思う。あえてYouTubeっぽくすると視聴率も上がると思うし、政治に興味を持つ人が多くなっているのでぜひ企画してほしい。(高校1年・女子・岡山)

  • 夏休みや冬休み期間中に中高生が参加することができる、テレビ局内の見学ツアーがあったらいいなと思います。テレビ局の仕事などについて知って職業や進路選択の参考になるし、若い世代のテレビ離れが進むなかでイベントを開催することは意義があると思います。(高校1年・男子・神奈川)

【青少年へのおすすめ番組】

  • 『新プロジェクトX~挑戦者たち~「H3ロケット 宇宙への激闘」』(NHK総合)
    H3ロケットの打ち上げはニュースで知っていたが、H2と比較して工夫した様子が分かって面白かった。複数のゲストが開発時の話をする時、同じ事に対してポジティブに捉えたりネガティブに捉えたりと、考え方がまったく違うのも興味深かった。(中学2年・男子・群馬)

  • 『toi-toi』(NHK Eテレ)
    • 「“自分を大切にする”ってどういうこと?」の回を視聴して、自分を大切にできない背景には目に見えにくい苦しさがあるのだと思った。番組最後の「自分を大切にするってどういうことかを探っている過程が、自分を大切にしている」という言葉にハッとさせられた。(高校1年・女子・熊本)
    • 「私には見えていたものが、みんなにも見えているような気がした」というセリフがとても好きです。見えているものや感じているものを共有できることは嬉しいことです。(高校1年・女子・愛媛)
  • 『究極の男は誰だ!?最強スポーツ男子頂点決勝2025春』(TBSテレビ)
    自分もこの競技を実際に体験してみたいです。民放各局が開催するお祭りで“体験コーナー”があったらいいなと思いました。(中学2年・男子・東京)

  • 『newsオードリー.』(日本テレビ)
    埼玉県八潮市の道路陥没事故の“その後”について知ることが出来ました。事故から時間が経っても現場の声を拾い上げ、しっかりと伝えてくれたことに安心感を覚えました。事件や事故の「終わり」ではなく「続き」に目を向けた報道がこれからも増えてほしいと思いました。(高校1年・男子・神奈川)

  • 『THE世代感』(テレビ朝日)
    毎週録画もして家族で視聴し、“世代間ギャップ”を親から聞きながら盛り上がっています。ただ問題が4問しかないのは物足りなく感じます。またワイプに映る出演者のつぶやきがヒントになるかもしれないので、小さい吹き出しテロップなどでつぶやきの内容を見たいです。(高校1年・女子・秋田)

  • 『市町村てくてく散歩』(千葉テレビ放送)
    「市原ぞうの国」のお絵かきのショーでは、ゾウが鼻で筆を持ち、桜の木を丁寧に書いていて感動しました! 鋸山(のこぎりやま)の紹介では名前の由来やクイズもあり面白かったです。近場の観光地でも初めて知ることがあったし、県外の人にも千葉の魅力が伝わったと思います。(中学2年・女子・千葉)

  • 『長崎空港おめでとう半世紀!このさきも、ながさきとともに。』(長崎放送)
    長崎空港の開港からこれまでの歩みを紹介する番組でした。オープニングでは司会が「窓際派」「通路側派」と自己紹介したので、そこから飛行機話を広げてほしいと感じました。またショップや空港内の紹介は、実際に足を運んでコメントすればもっと魅力が伝わると思います。(高校3年・女子・長崎)

  • 『JAPANをスーツケースにつめ込んで!』(テレビ東京)
    • ナレーションのテンションが高いしどんどんシーンが変わっていくので、見飽きることがなく楽しく視聴できた。自分にとって身近なグミにフォーカスしていて、TikTokで見かけた人も出演していたので、とても好きな番組だと思った。(高校2年・女子・東京)
    • テレビ東京は『家、ついて行ってイイですか?』『YOUは何しに日本へ?』など“人”にクローズアップした番組が多く、自分にない価値観を知ることができて面白いです。45分間すべてグミの特集でVTRもインタビューのみなのに、飽きずに見ることが出来ました。(中学3年・男子・東京)
  • 『街角ピアノSP~ハラミちゃんブラジルを行く』(NHK BS)
    音楽の楽しさは世界共通だと伝わってくる番組でした。散歩しながらいきなりサンバ教室に入っていくシーンは少し白々しく感じましたが、すぐに周りの人たちと打ち解け一緒にサンバを奏でる実力はさすがでした。ハラミちゃんの街角ピアノ演奏に、みんなが笑顔になって踊りだす場面は印象的でした。(中学3年・男子・北海道)

  • 『新 窓をあけて九州「凸凹夫婦の“つながる食道”」』(熊本放送)
    一人暮らしの高齢者が増えているなか、見守りという点でも大事なお店だと感じました。このお店には「遠くの親戚より近くの他人(常連)」という言葉がふさわしいです。どうやったら常連客になってあの特別テーブルで食事ができるのか、後継者はいるのかという点が気になりました。(高校2年・女子・熊本)

◆委員のコメント◆

【最近視聴したニュース・報道番組について】

  • 中学1年生の報告から、子どもをニュース番組に引きつける要素としてジャンケンや占いは大事なんだと感じた。

  • 中学3年生からの報告に、報道番組であっても視聴者をワクワクさせる要素が重要だとあった。この“ワクワク感”が何かというのを掘り下げていくと、ネットニュースでは表現できない面白みを実感する仕掛けづくりが提案できるのかもしれない。

  • 中学1年生の報告に「共働きで時間がないという理由だけでこども食堂を利用するのは違うと思う」とあったが、実際にさまざまな形の居場所があることはとてもよいことだと思う。ただこのモニターは「必要ない人まで利用している」という印象を番組から受けていて、どういう伝え方が適切だったのかは気になるところだ。

【自由記述について】

  • 中学2年生からの報告に「コメンテーターのような大事な立場の人は帽子なしで出演してほしい」とあった。今やテレビは非日常の世界ではなく、芸能人はスターではない。何でもアリなのはネットで、テレビはよくも悪くも模範的な振る舞いが求められるようになったのだと感じる。

【モニターの質問「これからの未来を生きるには批判的思考が大切になると思う。テレビを批判的に視聴するにはどうすればよいか」について】

  • 最近は「批判的思考」ではなく「吟味思考」、批判するよりもまずはしっかり味わってみようという考え方が増えたので、それぐらいのスタンスがよいと思う。テレビだけでなくネットなどで情報過多の時代なので、スルーする力を身につけて意識的に切り替えていくことも大切だ。

  • なんでも批判的に見るとなると物事の片側しか見えなくなるので、まずはそれを受け止めたうえで、疑問に思ったところはどこだろうと自問自答することが大切なのだろう。「批判的に見なければいけない」ことは全くないと思う。

  • テレビを見た結果、批判的に感じることはあっていいと思うが、最初から批判的に見る必要は全くないと思う。誰かと一緒にああだこうだと意見を交わしながらテレビを見る、あるいは1人で見たとしても同じ番組を見た人と後で話す、そういう経験が大事なのだと思う。

  • 日本人はハーモニーを大切にして行動・発言する国民性なので、クリティカルシンキング(批判的思考)に慣れていない。一気に身に着けることはできないので、まず自分が思ったこと、疑問点をメモに書くことが大切だと思う。

今後の予定について

次回は2025年6月24日(火)に千代田放送会館BPO第一会議室で定例委員会を開催します。

以上

第278回

第278回-2025年4月22日

新委員長の互選と副委員長の指名…など

2025年4月22日、第278回青少年委員会を千代田放送会館BPO第一会議室で開催し、吉永みち子新委員長をはじめ7人の委員全員が出席しました。
会議の冒頭、榊原洋一委員長の退任に伴う新委員長の互選により、吉永みち子副委員長が新委員長に選任されました。引き続いて、吉永委員長が新たな副委員長に飯田豊委員を指名しました。
3月後半から4月前半までの1カ月の間に寄せられた視聴者意見について、担当の委員から報告がありました。
4月の中高生モニター報告のテーマは「最近視聴したバラエティー番組について」でした。
委員会ではこれらの視聴者意見や中高生モニター報告について議論しました。
最後に今後の予定について確認しました。

議事の詳細

日時
2025年4月22日(火)午後4時00分~午後6時30分
放送倫理・番組向上機構BPO第一会議室(千代田放送会館7階)
議題
新委員長の互選と副委員長の指名
視聴者からの意見について
中高生モニター報告について
今後の予定について
出席者
吉永みち子委員長、飯田豊副委員長、池田雅子委員、佐々木輝美委員
沢井佳子委員、髙橋聡美委員、山縣文治委員

新委員長の互選と副委員長の指名

榊原洋一委員長の退任を受けて会議の冒頭、BPO規約第35条第2項前段に基づき委員の互選により、吉永みち子副委員長が新委員長に選任されました。引き続いて同条第2項後段の規定により吉永みち子委員長が飯田豊委員を副委員長に指名しました。

視聴者からの意見について

3月後半から4月前半までの1カ月の間に寄せられた視聴者意見について担当の委員から報告がありました。
アニメ番組の妖精キャラクターが、主人公が歌う様子などの動画を撮って無断でSNSにアップロードする行為をした際、主人公がそれをきちんと注意しなかったことに批判的な視聴者意見が寄せられました。担当委員は「ある程度『お仕置き』はあって、手放しで無断アップが賞賛されたわけではない」としたうえで、「『してはいけない』という教育的なファクトを強調すると(番組自体が)つまらなくなると思う」と説明しました。
ある委員は「この無断アップの結果、主人公がアイドルとして認知されるという展開なので、ストーリーの『キー(鍵)』になる要素だ。無断アップが社会的な問題になっているので、批判する視聴者がいるのは理解できるが、ここだけで一線を越えているとは思えない」との見方を示しました。
男女の不倫関係がテーマとなる深夜の恋愛ドラマに、ドラマのタイトルを含めて批判的な意見があったことについて、担当委員は「男女のあえぎ声など性的なシーンが多少気になったが、放送時間は深夜遅くで、こちらは(青少年への)配慮があった。ただし、放送後はいつでも、当該局のアプリを介してや、TVerで視聴できる。従来は放送時間を考慮することが青少年への配慮だったが、将来的には別途検討が必要になるのではないか」と述べました。
これを受けて別の委員は「ネット配信会社のコンテンツは(青少年の視聴年齢層を示す)レーティングが付いているのが当たり前だが、テレビに準じるからという理由でTVerにはそれがない。これまでの放送時間(を遅くすること)でゾーニングする慣習に関係しているからだが、今後は個別の番組を起点にするのではなく、もう少し包括的に議論する機会を持つべきではないだろうか」と問題提起しました。
このほかに大きな議論になる番組はなく、「討論」に進むものはありませんでした。

中高生モニター報告について

今年度の新しい中高生モニターは30人(中学生13人・高校生17人)です。
4月最初のテーマは「最近視聴したバラエティー番組について」で、モニター全員から合わせて24番組への報告がありました。
複数のモニターが取り上げた番組は『マツコの知らない世界』、『今夜復活!8時だョ!全員集合 ドリフ伝説コント20連発』、『オールスター感謝祭』(いずれもTBSテレビ)、『上田と女が吠える夜』(日本テレビ)、『プレバト!!』(毎日放送)でした。視聴方法の仕方はリアルタイムが14人、録画が10人、その他(見逃し配信などを利用)が6人でした。
「自由記述」ではバラエティー番組のほか、別のジャンルの番組に関しても意見が集まりました。また昨今のテレビ業界について、ラジオについて、また地方の放送局についての声も寄せられています。
「青少年へのおすすめ番組」では『わたしの日々が、言葉になるまで』(NHK Eテレ)、『カズレーザーと学ぶ。「新生活×人間関係改善SP」』(日本テレビ)、『帰れマンデーpresents 全国大衆食堂グランプリ』(テレビ朝日)、『サザエさん』(フジテレビ)にそれぞれ複数のモニターが感想を寄せています。

◆モニター報告より◆

【最近視聴したバラエティー番組について】

  • 『オールスター感謝祭』(TBSテレビ)
    • 年に2回しか放送しないので楽しみにしています。アーチェリーの企画では、ドラマの制作者と出演者との掛け合いが面白かったです。ただMCの今田耕司さんのツッコミやボケは少し古い感じがあり、周りが気を遣っている感じがたまに見えてしまってしんどいです。オープニングの“眉毛いじり”は「これって本当に面白いのか…?」と思いました。(高校2年・女子・東京)
    • ネットで話題になった江頭2:50さんの件については、自分の仕事を貫いた江頭さんも、恐怖を感じて対応できなかった永野芽郁さんも、どちらが悪いという話ではないと思いました。今回はある程度の打ち合わせが必要だったのだと思いますが、視聴者が心地よい気持ちで番組を見ることができればそれだけでいいと私は思います。(高校2年・女子・熊本)

  • 『今夜復活!8時だョ!全員集合 ドリフ伝説コント20連発』(TBSテレビ)
    • 昭和の体当たりコントのすごさに言葉を失いました。宙づりや放水、セットの破壊など、屋内ステージとは思えない暴れっぷりに笑うことを忘れてただただびっくりしました。メンバー同士の喧嘩ネタもプロレス的で私は好きです。(中学3年・男子・北海道)
    • 両親から話を聞いてテレビでも話題になっていたので楽しみにしていました。着替えやセットチェンジを放送中に行う番組は新鮮でした。特に生放送ならではのトラブルでは、出演者はもちろん裏方はもっと大変だったと思いますが、それが面白さにつながったのだと思います。(高校3年・男子・神奈川)

  • 『水曜日のダウンタウン』(TBSテレビ)
    "説"の検証から結果までテンポが良く、飽きずに楽しく視聴することができた。最後の"説" は何を検証するのかを伏せてVTRから始まり「何?何?」と思いながら視聴できたので、構成にも工夫がありとても良かった。(高校2年・女子・東京)

  • 『それSnow Manにやらせて下さい「東京フレンドパーク3時間SP」』(TBSテレビ)
    3時間の放送なので2日に分けて視聴し、家族みんなで楽しめました。『関口宏の東京フレンドパーク』は両親が子どもの頃に視聴していた番組だったので、それが一緒に楽しめた要因だと思います。全体的に出演者の言葉が優しくてとげがなく、耳と心によかったです。Snow Manがゲストを持ち上げる発言は好感が持てます。兼近大樹さんがダーツをメルカリで売ると言ったのが聞こえましたが、冗談でも笑えませんでした。(高校3年・女子・長崎)

  • 『マツコの知らない世界』(TBSテレビ)
    • 前半のテーマは「給食」で親しみやすかった。家族で視聴したが父母と自分と弟でジェネレーションギャップがあって面白かった。(中学2年・男子・群馬)
    • 1つのテーマを1時間扱うと集中力が途切れて飽きてしまうのですが、2本立て構成なので見やすかったです。「いちごの世界/大葉の世界」の放送では、日本地図のボードを使って一目でわかるように説明していて、知らない品種がたくさんあって興味が湧きました。マツコさんが食べているのを見て、おいしそうでお腹が空きました。(中学3年・男子・東京)

  • 『有吉の壁』(日本テレビ)
    番組の最後の企画で、カットされている部分が多いのかいつの間にか料理をもらっている人がいたので、できるだけどんなネタだったのかを見せてほしい。(中学1年・男子・福島)

  • 『上田と女が吠える夜』(日本テレビ)
    • おもしろい時とつまらない時の差が激しいので、今回のようなスペシャルは前もって好きな内容かどうかを確認してから見るようにしている。上田晋也さんのツッコミは嫌味に思える言葉が多いので絡み方によっては不快に思う。ただ大人のリアルなトークが聞けて面白い。(中学1年・女子・東京)
    • 女性出演者のボケにMCの上田晋也さんが適切なツッコミをしていて、気分も悪くならず面白かった。20代のゲストがいてくれて良かった。もう少しインタビューやアンケートをとって討論すると、さらに多くの人が共感して視聴する人が増えるのではないかと思った。(高校2年・女子・埼玉)

  • 『カズレーザーと学ぶ。』(日本テレビ)
    私はシミが気になるので最新研究報告が面白いと思った。ネットにはいろいろな情報が混在していて間違った情報もあるかもしれないが、この番組は情報のリソースが事実に基づいているので信頼できる。しかし検査結果の悪かった男性芸人を専門家やゲストが馬鹿にするような発言やシーンは、番組を盛り上げるという意味では一定程度理解できるが不快に思った。(中学2年・男子・東京)

  • 『行列のできる相談所』(日本テレビ)
    2008年から続く“カンボジアプロジェクト”の軌跡を辿っていましたが、社会貢献する番組は『24時間テレビ』しか見たことがなかったので感動しました。この活動は子供たちの未来を変えた素敵な活動だと思います。“社会貢献”と“バラエティー”を融合させた番組は面白くはないですが、一人でも多く意識を向けてくれると思うのでもっと制作してほしいです。(中学3年・女子・山梨)

  • 『ぐるナイ2時間SP』(日本テレビ)
    「ライアーゴチ」を視聴するために録画したけれど、その前に放送した「料理ハンデマッチ」の企画が良かったです。プロの時短テクニックは料理に興味がある自分にとってとてもためになりました。また凡人シェフ3人もそれぞれ違った面白さがあってよかったです。「ライアーゴチ」では矢部浩之さんの言葉でだいたい予想がついてしまい、面白みが減ってしまったところが残念でした。(高校1年・女子・愛知)

  • 『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ)
    「頂き女子りりちゃん」の事件をニュースで見たことはありますが、改めて被害の深刻さを知りました。出演者が驚きや疑問を素直に表現していて、共感しながら視聴できました。ドキュメントバラエティーとして面白く社会的意義のある番組でした。(高校1年・男子・神奈川)

  • 『THE突破ファイル』(日本テレビ)
    「ひらめきトッパーマン」のコーナーが良かったです。日々のちょっとした困りごとにいつも役立っています。毎回楽しく視聴していますが、犯人の手口を教えることで悪い人が真似をしないかヒヤヒヤします。(高校3年・女子・広島)

  • 『しゃべくり007』(日本テレビ)
    前の話題と次の話題を関連付けているのが面白かったです。MCが上田晋也さんでボケとツッコミが成り立つのも、この番組の良さだと思います。(中学1年・女子・東京)

  • 『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)
    面白い編集や辛辣なナレーション、タレントやモデルがいじられる姿などに毎回注目している。手越祐也さんと宮川大輔さんとのやり取りを久しぶりに見ることができて面白かった。温泉同好会の大正琴の練習では、もう少し厳しくて辛辣な先生の方がよいと思う。(高校1年・女子・岡山)

  • 『アメトーーク!「マンガ大好き芸人2025」』(テレビ朝日)
    私は大のアニメ好きで、紙媒体も電子書籍もどちらも読みます。番組では芸人のイチオシマンガをたくさん知ることができるし、ジャンルも様々で見ていて飽きません。運命の一冊が見つかるかもしれないので、ぜひ多くの人に視聴してももらいたいです。(高校1年・女子・愛媛)

  • 『くりぃむナンタラ』(テレビ朝日)
    大人向けの番組だと思うが日頃から視聴している。演者の仲の良さが伝わってきて、芸人の悪口などもあったが安心して見ていられた。後半にクロちゃんのプールの話(下ネタを含む)があったが、高校1年生女子からするとこの話は気持ち悪く不快だった。簡潔な背景セットは見やすかった。(高校1年・女子・秋田)

  • 『10万円でできるかな「特別編」』(テレビ朝日)
    旅行したことのある温泉地が何位に入るか、家族で予想しながら楽しむことができた。いろいろな外国人にインタビューしていたが、何を見て(SNS、旅行雑誌、テレビ、ホームページ等)日本に旅行することを決めたのか知りたかった。(中学2年・女子・千葉)

  • 『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日)
    毎回視聴していますが、企画がパターン化していて新しい視聴者を獲得しても維持するのは少し厳しいと思います。安定のネタ(都道府県のグルメなど)を起用しすぎて番組の個性が伝わらないと感じました。スタジオトークが魅力の一つなので、もっとトークを増やして視聴者との距離を近くするのがいいと思います。(高校3年・男子・福島)

  • 『実録!金の事件簿』(フジテレビ)
    チャンネルを変えてたまたま視聴しましたが、吸い込まれるように見入ってしまいました。議会中の政治家を激撮する企画では「授業中の小中学生か」と呆れてしまいました。政治家に証拠を突きつけてズバズバ聞くスタッフに、視聴者の総意を代弁してもらっているかのような爽快さを感じました。知らない世界のお金の流れを紹介する番組はもっと増えてほしいです。(高校1年・女子・熊本)

  • 『なんでも鑑定団』(テレビ東京)
    3時間スペシャルで高額鑑定も多く、中島誠之助先生の鑑定と解説が特に面白かったです。ただ鑑定前の本物のお宝の解説が長いので、そこを短くして鑑定する数を増やすとより楽しめると思います。また本物のお宝だったらいくらするのかも分かると良いと思います。(中学3年・男子・東京)

  • 『○○界隈!のぞき見&分析!~東京メトロの裏側をのぞき見SP』(テレビ東京)
    街頭インタビューや東京メトロ従業員の密着取材、発車メロディーの作曲者インタビューなど、「テレビだからこそ」制作できるVTRで非常に質が良かった。動画一つが数秒~数分のSNSに対し、長時間の枠で1つのコンテンツを掘り下げる番組は差別化できていて良いと思った。ワイプでコメントするタレントの盛り上がりをもう少し期待したい。(高校2年・女子・神奈川)

  • 『プレバト!!』(毎日放送)
    • 一番面白かった企画は黒板アートです。ぼくだったら何を描こうかなと考えながら視聴しました。先生が、ダメな点を指摘した後にお手本として書き直してくれたので、とても分かりやすく参考になりました。(中学1年・男子・大分)
    • 視聴者と芸能人とが競うようにすると、もっと面白くなると感じた。俳句は国語の授業で俳句を作るときの参考になり勉強になる。(高校3年・女子・徳島)

  • 『伊集院光の偏愛博物館』(BS-TBS)
    「絶滅メディア博物館」を訪れていた。元々は興味も馴染みもなかった分野だが、伊集院光さんの豊富な知識と巧みなトークスキルにより引き込まれた。私設博物館の魅力が十分伝わり私自身も行ってみたいと思った。そしてこのような独自の番組が今後も増えてほしいと思った。全六回の番組の放送時間が不定期で分かりにくいが、配信で視聴できて良かった。(高校3年・男子・岡山)

【自由記述】

《番組の演出について》

  • 今年も大谷選手のニュースが多いなと思いました。ヒットを打っていなくても、盗塁しただけでもニュースになります。ここは日本なんだから日本のプロ野球を優先してほしいし、他のスポーツもたくさんニュースにしてほしいです。(中学1年・男子・大分)

  • 朝・夕食時に、事件現場の血や公衆トイレの便器の中などを画面いっぱいに映す必要があるのでしょうか。(高校1年・女子・熊本)

  • 政治討論番組はもっとバラエティーっぽく分かりやすくしてほしい。(高校1年・女子・岡山)

  • テレビの生放送番組のあり方について疑問がある。ニュースやスポーツなどでは生放送は必要だと思うが、出演者の会話やパフォーマンスの段取りが悪いと結果的に全体のクオリティーが下がると思う。コメント機能など視聴者と出演者とがリアルタイムで繋がる双方向性を取り入れることで、新たな魅力が生まれるのではないか。(高校2年・女子・神奈川)

  • あらゆる番組において女性や障がいのある人の出演者の割合が少ないと感じる。どの番組でも日頃から普通に出演して良いと思う。(高校1年・女子・秋田)

《個別の番組について》

  • 『誰でも考えたくなる「正解の無いクイズ」』(テレビ東京)はテーマが想像しやすく、解答までの時間を出していて分かりやすかったです。15分で短いと感じましたがちょうど飽きなくてよかったです。問題を出す時の音楽が不快で耳がキーンとして痛くなりました。後ろの背景も気持ち悪かったです。(中学1年・女子・東京)

  • 私の周囲の人が言っていますが、「やらせ」は視聴者に対する「騙し」です。たとえば『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ)では絶対わかって騙されていると呆れています。ドラマではないので演技なんぞ不要です。とにかく生のリアクションを見せてください。(中学3年・女子・山梨)

《ラジオについて》

  • 自宅では普段ラジオをかけっぱなしにしています。主に聴くのは地元のAMラジオですが、最近ショッピング番組が多すぎて辟易しています。最近はNHKラジオ第1を聴く時間が長くなりました。民放ラジオの行く末が心配です。(中学3年・男子・北海道)

  • 私は常に何かの音があると落ち着くタイプなので、気軽に流すことができて耳だけで最新の情報を得ることができるラジオは一石二鳥で、これからも日常にいてほしい存在だと感じています。ただ周りの友達にはラジオを聴いている人が少なく話題に出すのも躊躇してしまうので、もっとラジオの良さを知ってほしいです。(高校3年・女子・広島)

《地域の放送局について》

  • 地元のニュース番組では、以前にも放送した特集やニュースが週に何回も流れている印象がある。(高校3年・女子・徳島)

  • 地方局のニュースと全国ニュースでは、なぜ分かりやすさが違うのでしょうか。地方局はスタジオにも広がりがないように感じます。長崎発の番組も増えてほしいです。(高校3年・女子・長崎)

《放送業界について》

  • テレビは信頼できるコンテンツだと思っていたので、昨今のフジテレビの不祥事は大変遺憾に思う。古い考えの根強く残る経営陣が運営するテレビ局のせいで、私の大好きな『サザエさん』がけがされたと思う。一刻も早い経営刷新を望んでいる。『サザエさん』に早くスポンサーが戻ってくることを祈っている。(中学2年・男子・東京)

  • 最近インターネットなどで「テレビは偏向報道がある」と言われますが、少なくともインターネットよりは正確な情報を伝えていると思います。フジテレビの不祥事などで放送業界に追い風が吹いている状況ではないですが、より正確で楽しい放送を続けるために頑張ってほしいです。(中学3年・男子・東京)

  • YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスでコンテンツを選ぶときはサムネイルを見て選ぶことが多いです。一方、テレビの番組表やradikoのタイムテーブルはタイトルとサブタイトルだけで情報量が少なく、インパクトがない印象です。普段視聴しない人にも積極的に情報発信しないと、視聴する人は減っていくと思います。(中学3年・男子・東京)

【青少年へのおすすめ番組】

  • 『激突メシあがれ~自作グルメ頂上決戦~』(NHK総合)
    予告を見たときは時間とお金をかけたラーメンが紹介されるのだと思っていたが、実際にはそれに加えて、それぞれのラーメンにかける思いが詰まっていて感動した。料理も面白かったのでまた見たいと思った。(中学2年・男子・群馬)

  • 『わたしの日々が、言葉になるまで』(NHK Eテレ)
    • SNSで友達に感動を伝えたいとき、ぴったり合う言葉が見つからずモヤモヤすることが多いです。感動した時に自分の身体がどうなったか?というアドバイスはとても分かりやすかったです。春休みの読書感想文の宿題にもかなり役立ちました。(中学3年・男子・大分)
    • 言語化の大切さは理解できますが「言語化=善」というメッセージは違うと思います。言葉にできない感情や気持ちを想像し、相手に寄り添う姿勢がなければ、世の中がギクシャクして人間関係が構築されません。口達者だけが得する世の中は生きづらく、賛成できません。(中学3年・男子・北海道)

    • 言葉選びに正解や不正解はないと改めて気づかされました。いつかゲストにバカリズムさんと又吉直樹さんを呼んでほしいです。(高校2年・女子・埼玉)

  • 『カズレーザーと学ぶ。「新生活×人間関係改善SP」』(日本テレビ)
    • 初めて視聴しました。特に興味深いと思ったのは「痩せやすい呼吸法」です。専門家や教授が根拠を持って説明し、何も知らない私でもわかりやすかったです。難しい言葉がたくさん出てきて分からないところもありましたが、大意は把握できるように制作されていて感心しました。(中学2年・女子・東京)
    • 最新科学情報についてユーモアを交えて知ることができた。またカズレーザーさんの話は教養を感じられてとても感じがいい。(高校3年・男子・岡山)

  • 『サザエさん』(フジテレビ)
    家族の絆や日常のちょっとした出来事が心温まると思いました。また家族とのコミュニケーションは大切だと思いました。(高校3年・男子・神奈川)

  • 『若っ人ランド』(テレビ熊本)
    高校生向けの番組で「夢を叶えるコーナー」が好きです。早く自分の高校に取材にきてほしいです。今回のロケでは、大好きな“おがっち”が15分ワンカットで食レポをしていて、自分の言葉で美味しさを楽しく伝えていました。これからも熊本のアイドルでいてください!(高校2年・女子・熊本)

  • 『銀シャリ橋本の〇〇WORLD』(BSよしもと)
    「出汁」をテーマに、具体的な人名を用いた歴史や出汁の種類の説明があり、丁寧で分かりやすく教養として良かった。全体的にVTRが多く、銀シャリ橋本さんの楽しい話をもっと聞きたいと思った。(高校1年・女子・秋田)

◆委員のコメント◆

【最近視聴したバラエティー番組について】

  • 『プレバト!!』(毎日放送)や『わたしの日々が、言葉になるまで』(NHK Eテレ)について、「視聴した後に自分でやってみたくなる」といった報告が共通して多かった。そう思わせる番組は好印象で記憶に残るのだと思った。

  • 中学3年生のモニターから「1つのテーマの番組を1時間視聴すると集中力が途切れて飽きてしまう」とあったが、現代の中高生は「スマホでXを見ながらテレビを視聴する」といったように複数の情報を同時に見たりするので、集中力が切れやすいようだ。1時間の番組も、テーマをいくつかに分けたりテロップで分かりやすく説明したりすることはとても大切だと感じた。

  • 『オールスター感謝祭』(TBSテレビ)に関する高校2年生の報告は、若者の“ネット離れ”を象徴している。中学3年生からの報告にも「テレビは少なくともインターネットよりは正確な情報を伝えていると思う」とあったが、こういった受け止め方はここ数年広がってきていると感じる。ネットネイティブな若い世代が、インターネットの良いところもダメなところも冷静に見ていることの表れだと思う。

【自由記述について】

  • 『サザエさん』(フジテレビ)が大好きな中学2年生のモニターから「フジテレビの不祥事は大変遺憾に思う」とあったが、放送局の経営の背景を考えたりスポンサーの動きを心配したりしていて、こういった視点は素晴らしいと思う。

  • 若者のテレビ離れについて触れた高校2年生のモニターが、「最近の番組は同じような内容ばかりでつまらない」と厳しく指摘する一方で、地元ローカル番組『若っ人ランド』(テレビ熊本)の“食レポ”のコーナーを好意的に報告していた。“食レポ”は「同じような内容」に含まれる気がするが、その“微妙な違い”をきちんと読み解くのが大切なのだろう。

  • テレビ番組に関して全体的にネガティブな報告をした高校2年生が、「将来はテレビ局や出版社に就職して、情報を伝える裏方をやりたい」と書いていた。最近の大学生の就職活動においても、テレビやラジオへの愛着よりも「自分が好きなコンテンツや文化を多くの人に知ってもらう手段」として、放送局の魅力を感じているようだ。

  • 中高生モニターには「放送関係の仕事に就きたい」という人がそれなりにいるが、一方で全く違う道を目指している中高生も多くいる。さまざまな人が意見を寄せてくれることはとてもありがたい。

今後の予定について

次回は2025年5月27日(火)に千代田放送会館BPO第一会議室で定例委員会を開催します。

以上