放送と青少年に関する委員会(青少年委員会)は、放送と青少年のかかわり方や、放送が青少年に与える影響に関する視聴者の意見を審議することなどを通して、青少年が視聴する放送番組の向上をめざす委員会です。
委員会は審議結果を「見解」としてまとめて公表し、場合によっては、放送局に対して自主的検討を要請します。また、大学などの研究機関と協力して放送と青少年のかかわりに関する調査・研究も行っています。
(2000年設置)
(2010年4月現在)
委員長
汐見 稔幸 (しおみ としゆき)
1947年生まれ。白梅学園大学学長。東京大学教育学部卒。東京大学大学院博士課程単位取得退学。教育学者。駒澤大学文学部講師を経て1984年より東京大学教育学部勤務。東京大学大学院教授を経て2007年より白梅学園大学に勤務。現在学長。東京大学名誉教授。専門分野は教育人間学、育児学。中央教育審議会委員など歴任。著書に『子どものサインが読めますか』、『「教育」からの脱皮』、『親子ストレス』など。
私は元祖ながら族を自認しています。子どもの頃、こたつ机に向かいテレビを視ながらしか宿題ができなかったからです。以来、現在でもこのクセは治りません。
副委員長
境 真理子 (さかい まりこ)
桃山学院大学国際教養学部教授。北海道テレビ、日本科学未来館などを経て現職。専門分野はメディアリテラシー、映像論、科学技術コミュニケーション。川と草原で遊ぶ牧歌的な少女時代をおくる。テレビのドキュメンタリー番組に感動し放送局に。その後、ミュージアムで科学コミュニケーションを研究する。テレビとミュージアム、どちらも社会と人をつなぐためのコミュニケーションの仕事と考えてきた。著書に『メディアリテラシーの道具箱 テレビを見る・つくる・読む』東京大学大学院情報学環・日本民間放送連盟(編)共著、『送り手たちの森〜メディアリテラシーが育む循環性〜』など
送り手と受け手を結びつける実践研究に取り組みながら、良い視聴者が豊かな放送を育てると実感してきた。双方が対話する場、つなぐ場をたくさん作りたい。
委員(以下、五十音順)
小田桐 誠 (おだぎり まこと)
1953年生まれ。ジャーナリスト。亜細亜大学法学部卒。日本実業出版社勤務を経てフリーのジャーナリストに。放送メディアを中心に生協、教育をテーマに著述活動を展開。著書に『テレビのからくり』、『PTA改造講座』など。現在、法政大学・武蔵大学講師。
目は広角に、相手の話に耳を傾け、口が滑り過ぎないようにしながら0.5歩先を読むように心掛けたい。「風が吹けば桶屋が儲かる」式に言えば、そのことが取材・報道、表現の自由の拡充に貢献すると信じています。
加藤 理 (かとう おさむ)
1961年生まれ。東京成徳大学准教授。早稲田大学大学院教育学専攻修了。子どもの文化と子どもに関して歴史的に研究。日本子ども社会学会理事。1988年日本児童文学学会25周年記念論文賞、1997年日本児童文学学会奨励賞をそれぞれ受賞。著書に『「ちご」と「わらは」の生活史』、『<めんこ>の文化史』、『「北の国から」の父と子』、『駄菓子屋・読み物と子どもの近代』など。
子どもの文化環境と成育について考えた時、視聴覚メディアは時代をおうごとに存在感を増していることを実感します。豊かな子どもの文化の形成に視聴覚メディアが資することを願っています。
軍司 貞則 (ぐんじ さだのり)
1948年生まれ。作家。ウィーン大学。現在『湘南七里ヶ浜物語』を1年間執筆。最新作『高校野球"裏"ビジネス』連載中。『ナベプロ帝国の興亡』は戦後、テレビの成立とテレビ界・芸能界の原形を描いている。
BPOに寄せられるメッセージを見ていると、青少年委員会の発表するものは殆ど理解されていない感じですね。溝が大きいようで。
萩原 滋 (はぎわら しげる)
1948年生まれ。慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所教授。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了(文学博士)。千葉大学文学部講師、助教授を経て現職。専門分野は社会心理学、メディア研究。著書に『変容するメディアとニュース報道』、『テレビと外国イメージ』、『テレビニュースの世界像』など。
ネットワーク社会の到来によってテレビの見方も多様化しています。青少年にとってテレビ視聴がどのような意味をもっているのか。その点を注意深く見守っていきたいと思います。
渡邊 淳子 (わたなべ じゅんこ)
1953年生まれ。弁護士。慶應義塾大学法学部卒。OLを経て1983年弁護士登録。東京弁護士会子どもの人権救済センター相談員。東京都児童福祉審議会委員。子どもの人権、特に児童虐待に取り組む。著書に『児童虐待〔臨床編〕』。
子どもたちは、良くも悪くもテレビから多大な影響を受けています。少しでも、いい影響を受けるような番組が制作されることを望んでいます。番組制作を応援すると同時に、批判もしていきたいと思います。