放送人権委員会

委員会決定

2005年度一覧

「放送によって人権侵害を受けた」という申立てにより審理を行い、その結果を「委員会決定」として公表、掲載しています。

第28号 - 2006年3月28日 放送局:関西テレビ

バラエティー番組における人格権侵害の訴え

勧告:人権侵害
東京の男性が、2005年6月と7月に関西テレビで放送されたバラエティー番組『たかじん胸いっぱい』における元妻の発言によって、名誉・プライバシーを侵害されたと申し立てた事案。

第27号 - 2006年1月17日 放送局:テレビ東京

新ビジネス“うなずき屋”報道

見解:放送倫理違反
テレビ東京が2005年6月に放送した『ガイアの夜明け~消える高齢者の財産~』というドキュメンタリー番組において、"孤独老人相手の新商売"として紹介された男性が、悪徳業者と受け取られる放送内容だったなどとして、名誉・信用の毀損を申し立てた事案。

第26号 - 2005年10月18日 放送局:毎日放送

喫茶店廃業報道

見解:放送倫理違反
喫茶店の入り口付近で営業していたたこ焼き屋の店主が、2005年5月の毎日放送のニュース番組『VOICE』の特集について、「隠しマイクの録音、隠しカメラの映像を巧みにつなぎ合わせ、いかにも私が嫌がらせを続けて喫茶店を廃業に追いやったかのように放送された」として、人権侵害などを訴えた。

第25号 - 2005年7月28日 放送局:NHK名古屋

産婦人科医院・行政指導報道

勧告:重大な放送倫理違反
産婦人科医院の院長が2005年1月にNHK名古屋放送局が放送したニュースにおいて、「行政指導を受けたことを実名で報道され、しかも指導を受けた時期を明示せず現在も違法行為を行っているかのように伝えられたことにより、名誉と信用を毀損され人権を侵害された」と申し立てた事案。