視聴者からのご意見

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2017年3月

2017年3月に視聴者から寄せられた意見

東日本大震災から6年。3月11日には各局で特別番組が放送され、その内容に関する意見が多く寄せられた。WBCの野球中継では試合時間が長く、その後の時間帯の番組編成に対する批判が多く寄せられた。

2017年3月にメール・電話・FAX・郵便でBPOに寄せられた意見は2,101件で、先月と比較して291件増加した。
意見のアクセス方法の割合は、メール72%、電話26%、FAX1%、手紙ほか1%。
男女別は男性70%、女性29%、不明1%で、世代別では40歳代27%、30歳代26%、50歳代19%、20歳代14%、60歳以上12%、10歳代2%。
視聴者の意見や苦情のうち、番組名と放送局を特定したものは、当該放送局のBPO連絡責任者に「視聴者意見」として通知。3月の通知数は956件【50局】だった。
このほか、放送局を特定しない放送全般の意見の中から抜粋し、23件を会員社に送信した。

意見概要

番組全般にわたる意見

東日本大震災から6年がたった。3月11日には各局で特別番組が放送され、その内容に関する意見が多く寄せられた。また、WBCの野球中継では試合時間が長く、その後の時間帯の番組編成に対する批判が多く寄せられた。
ラジオに関する意見は44件、CMについては50件あった。

青少年に関する意見

3月中に青少年委員会に寄せられた意見は157件で、前月から55件増加した。
今月は「表現・演出」「性的表現」がともに25件と最も多く、次に「いじめ・虐待」「低俗、モラルに反する」がともに24件、「報道・情報」が19件と続いた。
「表現・演出」では、バラエティー番組で芸能人がだまされて穴や海に落とされる企画について多数の意見が寄せられた。「性的表現」では、未成年の設定だと思われるアニメキャラクターの発言について複数の意見が寄せられた。「いじめ・虐待」では、体操教室での少女に対する指導の様子について多くの意見が寄せられた。「低俗・モラルに反する」では、お盆で股間を隠す芸についての意見が目立った。「報道・情報」では、大阪府の幼稚園に関するニュース等での園児の取り上げ方についての意見が多かった。

意見抜粋

番組全般

【取材・報道のあり方】

  • 各局で、東日本大震災を振り返る番組が放送されていた。いまだに故郷に帰れない被災者や、現地の状況が報じられていたが、これは、3月11日にならないと放送できないものなのだろうか。復興が進んでいない、現地の産物が市場で売れないなどは日常のことであり、この日に限って復興、復興というだけでは全く意味がない。現地の産物はどのような検査を通して出荷されているのか、復興が進まないのは何故か、それらをメディアがきちんと調べた上で、普段から報道すべきだと思う。それが被災者に対するいじめや差別を防ぐことにも繋がるのではないだろうか。

  • 東日本大震災から6年、今、私たちは、“二つの風”と闘わなければならない。その一つは風化だ。毎年追悼式が国や自治体で開催され、多くのメディアも番組で取り上げるが、残念ながら年々参加者が減り、話題も少なくなっていく。防災の観点から決して忘れてはならない。3月11日を思い出し、災害時に何を準備し、何を施すべきかをきちんと覚えていれば、被害を少なくすることができる。二つ目の風は、風評被害だ。農産物に含まれる放射能はほとんど減衰したが、被災地産というだけで買い控えが起こる。日本産農産物に対して一定の輸入制限をかける国は、いまだ世界の半分近くに上る。さらに深刻なのは、人的な風評被害である。避難した子ども達が、いわれ無き中傷を受け、いじめに繋がった例も報告されている。差別しようとしている大人の心を反映したものか、大人の意識改革を進めなければならない。二つの風との闘いはこれからも続けなければならない。これも犠牲となられた方々への供養であり、被災者の方々への励みになるはずだ。

  • 関西の学園について連日報道されているが、感情的・扇情的な報道内容で、視聴者が公平な判断ができないのではないか。疑惑の段階なのだから、きちんと裏付けされた理性的・論理的な情報で視聴者に考えさせるような報道をすべきだ。

  • 芸能人が、飲食店などに現場で撮影許可を取るスタイルの番組について。芸能人は、お店には撮影許可を取るが、店内にいるお客様に許可を取っているのか。許可を出すのは店側ではあるが、取材などに慣れていない店に突然撮影許可をとる場合、店の人は、お客様の許可を取ることまで気が回らないのではないか。撮影する側は、最低でもお客様にも同意を得るように注意喚起をする必要があると考える。なかには断ることを言い出せない人もいるはずだ。食事中はすぐに退去することもできない。取材の際、前もって許可を取ること、店側にお客様の同意を得てもらうことを実施するべきと考える。

  • 甲子園の選抜高校野球の報道で、特定の学校に関する扱いが異常だと思う。注目選手がいるというのは理解できるが、あたかもその学校が負けて残念であるかのような報道はやり過ぎではないか。プロスポーツでない高校野球は、もっと冷静で公平に伝えるべきだ。

【番組全般・その他】

  • ディズニー映画の放送は、「ノーカット」としきりに事前告知していたが、エンディングの内容にがっかりした。エンドロールは早送りにされ、子ども達の歌声が出ていた。それだけならまだしも、テレビ局の社員が歌っている。番宣も流れている。なんだかわからないが、芸人も出ていた。「ノーカット」という場合、どういった定義になるのか。見ていて本当にがっかりした。エンドロールも含めて一本の映画だ。早送りして番宣を見せられるぐらいだったら、カットしてもらったほうがいい。視聴率ばかりが気になるから、視聴者の目線になっていない。

  • プロレスの番組を楽しみにしていた。前の番組はWBCの野球中継で、試合が延長して長時間放送になった。これにより番組の放送開始が大幅に遅れてしまい、番組予約がきかず、私は見ることができなかった。プロレスファンにとっては初めての企画で、どうしても見たかった。野球中継が延長することは容易に予想がつくことではないのか。番組編成に大いに疑問が残る。

  • 朝の情報番組で、「山陽新幹線トンネルから水蒸気」というニュースがあった。「水蒸気」は目に見えないので「水滴」が正しい。この誤りに誰も気づいていないのか、疑問を持たないのか、以前から間違ったままの放送が続いている。小中学校の理科の授業では、「水蒸気は目に見えない気体」と教えているが、テレビでは、「激しい水蒸気が見える」といった放送がされる。これを繰り返し見た子ども達は、混乱して正しい知識が身につかない。改善してほしい。

  • 昼の番組で、キム・ハンソル氏と思われる男性が公開したビデオについて、撮影された場所のフロアや部屋などの状況を、わざわざ専門家に分析させて放送していた。「撮影場所は50ヘルツの電子機器が使用されている地域」などと音声分析の結果を公表して、丁寧に50ヘルツ地域の国一覧までつけて放送していたが、やりすぎだと思う。当該男性が、北朝鮮政府から狙われている可能性や、他の国から国家レベルで保護されている情報がある。潜伏先について根掘り葉掘り分析し公開する内容は、男性を狙う暴力テロ組織を利するだけであり、一般視聴者に必要なものとは思えない。

  • 夜の番組で、番組ADが取材をしているが、食べ方が汚い。一呑みは当たり前、お寿司をまとめて手に抱え一気食い、きれいに盛られたものも手掴みで一呑み。大食い番組ならあり得る食べ方かもしれないが、食のリポートであって、大食いを自慢するコーナーではない。取材を受けたお店も、そんな食べ方をしてほしいわけでなく、純粋に料理を楽しんでほしいのではないか。食べ方のせいで、美味しそう、食べてみたいと思う気持ちを削がれる。放送時間帯も家族で見ている時間だ。あんな食べ方を見せられたら、真似をしてしまう子どもも出てくる。何かしらの事故が起こらないとも限らない。

  • 「無人販売所の農家は、相当なお人好し説」を検証するとして、農家の野菜無人販売所から野菜をすべて持ち去り、盗まれたとは思わないかどうかを実験していたが、例えお金を払っていたとしても、真面目に野菜を販売している農家の方に対し非常に失礼で、不愉快極まりない番組だった。しかもあの内容では、「無人販売所から簡単に野菜を持ち去るとことができる」という犯罪を助長しかねない。買い占めた大量の野菜が残ってしまったという、食べ物を粗末にする結末にも不快感を覚えた。

  • 一人芸人がナンバーワンの座をかけて対戦する番組の中で、優勝者が裸でパフォーマンスをしていた。それは、全裸で局部を皿のようなもので隠すという芸で、下品な宴会芸を思わせるものだった。局部を露出するかどうかでスリルを与えるのが狙いらしい。生放送でこのような芸を放送しても良いのだろうか。万一にも局部が露出したら、公然猥褻などの犯罪になるのではないかと思った。軽犯罪法に該当しないのかとも思った。いずれにしても、裸で芸をするというのは、いじめのツールとして利用されるなど、青少年に悪影響を与えるのではないか。

【ラジオ】

  • 関西在住だが、深夜放送を朝まで楽しみに聞いていたのに、3月中旬から、FMの放送に切り替わるということで、番組がなくなってしまった。私はFM局を聞くことができない。すべての人がFMを聞けるわけではないので、配慮してほしい。

【CM】

  • 77歳になる祖母が健康食品・美容化粧品のCMを見て、定期購入と知らずに通販を利用してしまった。幸いにも娘である母が定期購入の停止、及び、今後祖母が電話をかけても断るようにと約束させていたが、この手のCMは、どれだけ自社製品が良いのかとアピールするだけで、肝心の注意喚起の部分は、視力の良い人でも見えないのではないかと思うほどの小さな文字で表記している。CMは15秒程しかないのでそんな文字は読めないし、CM内容を孫の私が確認したところ、定期購入について詳しく書かれていなかった。頼んだ祖母も祖母だが、このような健康食品・美容問わず、通信販売のCMは大いに問題がある。

青少年に関する意見

【「表現・演出」に関する意見】

  • バラエティー番組で、芸能人をだまして海や穴に落とす企画があった。演技かもしれないが、俳優が海に落ちてワニに怯える姿を見て、他の出演者が大笑いしていた。人が困っている様子を笑って見ている様子は不愉快だし、子どもにはとても見せられない。

  • ゴールデンタイムの番組で、手術シーンが映像処理されることなく放送された。血や肉や骨がそのまま映し出されており、気分が悪くなった。子どもも見ている時間帯なので、もう少し配慮してほしい。

  • 番組スタッフが小学生と一緒に給食を食べるシーンがあった。そのスタッフは口に食べ物を含んだ状態で話をしたり、一気食いをしたりするなどマナーがひどかった。子どもに悪影響を及ぼす。

【「性的表現」に関する意見】

  • 未成年の設定だと思われるアニメキャラクターが、子どもを作ったかのような発言をしていた。子どもも見ている時間帯の番組としては不適切ではないか。

【「いじめ・虐待」に関する意見】

  • 体操でオリンピック出場を目指す少女を取り上げた番組があったが、少女へのコーチの指導が厳しすぎて虐待シーンを見せられているようだった。子どもが痛みで泣き叫んでいる映像はあまりにも残酷で見るに堪えない。

  • バラエティー番組で、あるタレントの嫌いなところを一般の人にアンケートし、その結果を他の出演者が当てるという企画があった。そのタレントの人格を否定するかのような回答もあり、いじめのように感じた。最終的には「嫌いなところはない」がアンケートの回答で圧倒的に多かったというフォローがあったが、このような企画は不愉快だ。

【「低俗・モラルに反する」との意見】

  • お笑いタレントがお盆で股間を隠す芸を披露していた。子どもが真似したり、悪ふざけで、無理やりその芸をやらされたりするおそれがある。

【「報道・情報」に関する意見】

  • 幼稚園児が園の教育方針に沿って、運動会で選手宣誓する様子などを報道していた。顔は分からないように配慮していたが、報道されることにより、園児本人は自分が悪いことをしたかのように感じるだろう。園児のことを思うと胸が痛む。