青少年委員会

青少年委員会 議事概要

第181回

第181回–2016年5月24日

視聴者意見を中心に意見交換…など

2016年5月24日に第181回青少年委員会を、BPO第1会議室で開催しました。7人の委員全員が出席し、まず、4月16日から5月15日までに寄せられた視聴者意見を中心に意見を交わしました。そのほか、5月の中高生モニター報告、今後の予定について話し合いました。
次回は6月28日に定例委員会を開催します。

議事の詳細

日時
2016年5月24日(火) 午後4時30分~午後7時20分
場所
放送倫理・番組向上機構 [BPO] 第1会議室(千代田放送会館7階)
議題
出席者
汐見稔幸委員長、最相葉月副委員長、稲増龍夫委員、大平健委員、菅原ますみ委員、中橋雄委員、緑川由香委員

視聴者からの意見について

  • 「出演者が、"ミニトマトをつぶさずに何個まで口に入れられるか"というゲームをしていた。危険だし、子どもが真似をしたらどうするのか」という視聴者意見について、委員からは「無理に食べさせられたのではなく、自分のペースで口に入れていた。息が苦しくなることも無く、子どもが真似をすることも無いだろう。どちらかというと無邪気に楽しんでいる雰囲気だった。問題は無いだろう」との意見がありました。

  • 「『イブアイしずおか』(静岡放送)で毎週木曜日に放送されている"3丁目の昭和"は、県内各地に残る歴史遺産や職人技、老舗、アナウンサーと地元住民との交流を通じて楽しみながら郷土の歴史を学ぶことができ、子どもたちの勉強にもなる素晴らしいコーナーだと思う」という視聴者意見があり、参考のために静岡放送の協力を得て、2015年10月15日放送分を視聴し、意見交換しました。委員からは、「地元局のアナウンサーが、昭和の面影を探しながらそこに住む人たちとふれあうというローカル局ならではの良さがあった。昭和の歌謡曲を流しているのは雰囲気が出ていた」「地元の人でも知らないことを紹介するのは面白いと思った。少し冗長に感じたが、そのゆるさが良いのかもしれない」「アナウンサーが"いつも見ているよ~"と声をかけてもらっていた。地域に愛されている番組なのだなと思った。でも紹介していたシャッター商店街は悲しい感じがした」「子どもたちにもためになる情報がたくさんあった。再編集して子どもたちが見られる時間帯に放送してはどうか」「古いものを探しているだけで、昭和に対する熱意が足りないと感じた。昭和から何が見たいのか曖昧になっていて作る側の意図が見えてこない。制作費など厳しい条件は理解できるが、そこは情熱で"発見の喜び"を表現してほしい」などの意見が出ました。汐見委員長は「地方局で、お金や人が足りない中で、昔の良いものを探して町の再発見をする企画としてなかなかうまく出来ていると思った。今後の頑張りに期待したい」と感想を述べました。

中高生モニター報告について

32人の中高生モニターにお願いした5月のテーマは、「最近見た報道・情報・ドキュメンタリー番組の感想」でした。また「熊本地震に関する報道について」と「青少年へのおすすめ番組について」の欄も設けました。29人から報告がありました。
「報道・情報・ドキュメンタリー番組の感想」では、複数の番組について書いたモニターや、ジャンル分けの難しい番組への報告もありますが、おおよそ報道番組について6人、情報番組について10人、ドキュメンタリー番組について13人、その他の番組について3人から報告がありました。取り上げたテーマは違うものの、『NHKスペシャル』(NHK総合)には5人から、『報道ステーション』(テレビ朝日)と『ドキュメント72時間』(NHK総合)には、それぞれ3人から報告がありました。NHKの番組を取り上げたのは13人、BS放送の番組は4人から、ラジオ番組では『JAM THE WORLD』(J-WAVE)について1人から報告がありました。地元局制作の番組では、九州の話題を取り上げる『なるほど 実感報道ドドド!』(NHK総合)、北海道の情報番組『いちおし!モーニング』(北海道テレビ)、広島の夕方の情報番組『テレビ派』(広島テレビ)についての意見がありました。
「熊本地震に関する報道について」では、迅速な報道について評価する一方、被災者への取材のあり方に疑問を投げかける報告が多く見られました。「被害報道」と「注意喚起」のバランスが不十分という意見や、支援物資の状況やボランティアについての情報が少ないこと、取材ヘリコプターの騒音について、取材する側のマナーの問題などについての指摘がありました。
「青少年へのおすすめ番組について」では、『はじめてのおつかいSP』(日本テレビ)、『日曜ファミリア戦闘中』(フジテレビ)にそれぞれ2人から報告がありました。

◆委員の感想◆

【最近見た報道・情報・ドキュメンタリー番組の感想について】

  • 視聴者としての意見だけではなく、制作者の考えを意識してリポートを書いている人が複数いた。モニターになったばかりなのに鋭い視点だなと驚く一方、素直に番組を見てほしいとの気持ちも持った。

  • がんと闘いながらプロ棋士を目指した青年を追った『ザ・ノンフィクション 生きて~天野貴元30歳~』(フジテレビ/東海テレビ)のリポートがあった。報告内容も詳細で、番組を視聴した後に、自らインターネットなどを使って主人公について調べ上げるなど、番組の選択を含めて興味深いリポートだった。

  • 難関校を受験する小学生に密着した番組や、一流の指導者が子どもたちにレッスンする番組など、モニターと同世代の人たちに関する番組について、「見ているうちに、頑張れ!合格してほしい!という気持ちになった」「私たちだけではなく、親世代にも見てほしい」など素直な感想が寄せられた。

  • 観光バスの事故について取り上げた『NHKスペシャル』(NHK総合)についての報告では、番組内容を自ら分析し、原因や対応策の必要性など、社会に対しての問題提起にまで踏み込んでいて感心した。

  • 報道番組についての報告では、放送における公平・公正を誤解しているかのような意見もあった。インターネットサイトでの意見などを鵜呑みにしている面があるのかもしれない。政治的公平性と報道の自由については、青少年にも理解できるよう、放送局側が努力し、丁寧に説明していく必要があろう。

  • 番組の内容だけではなく、字幕の大きさやモザイクなどの映像処理、番組中に画面で流されるツイートの表示の仕方などに言及した報告もあった。具体的な指摘がされており、放送局にも参考になるのではないか。

【熊本地震に関する報道について】

  • 被災地からの情報を全国に流すだけではなく、被災地に向けて、被災地が元気になるような番組や被災地の人に役立つ番組を放送してはどうかとの意見があった。これからは、技術的にもそうしたことが可能になってくると思われる。新鮮な良い指摘だ。

  • SNSの情報によって一部の避難所に救援物資が集中してしまった現実を踏まえ、放送を通じて現状を伝え、そのギャップを埋めることはできないのかとの指摘があった。

  • 報道自体についての感想ではなく、インターネットやSNSで入手した情報を基に放送局を非難している面も見られた。

  • 取材体制や方法などについては、放送局側もしっかりと検証する必要があろう。その上で、報道する必要性などについて、あらためて視聴者に理解を求めていかなくてはならない。

◆モニターからの報告◆

【最近見た報道・情報・ドキュメンタリー番組の感想について】

  • 『ボクんちの中学受験奮闘記~超難関校を目指せ!笑いと涙の200日』(BS日本)難関校を目指す小学生に密着してその努力の様子を撮影した番組でした。家庭での勉強の様子や塾での先生とのやり取りまで放送されていて、受験は勉強だけでなく、自分の弱さや欠点に気づき、それを克服して人間として成長していくものだと気づかされ、見ごたえがありました。いろいろなタイプの受験生がいて、心の葛藤も感じられ、見ているうちに頑張れ!合格してほしいと応援する気持ちになりました。受験するしないにかかわらず、同世代の目標にむかって頑張っている人を見ることで、自分も頑張ろうとやる気をもらえる番組なので、ぜひいろいろな人に見てもらいたいと思いました。(宮城・中学1年・男子)

  • 『NHKスペシャル そしてバスは暴走した』(NHK総合)バス運行会社イーエスピーは、適性検査で「死亡事故を起こしかねない」という判定が出ていた運転手を採用したのはおかしいと思う。運行管理者は契約書を使用しないで交渉などをしていただけでもびっくりなのに「そういうのをやるべきなんだよね、普通は」だなんて他人事すぎるなーと正直思う。番組の編集については、字幕がていねいに分かりやすく詳細につけられていたため良かったと思う。顔に大きめにモザイクがかかっていたのは、一人一人のプライバシーを尊重する気持ちが表れており、たいへん良い。更に、変声が加わるともっと良いと思った。新聞記事(雑誌などでも)を番組内に取り入れると信憑性が増し、視聴者の脳裏により鮮明に物事を焼き付けられるとともに事故の重大さを伝えることができるのではないだろうか。タイトルも「これ見たい!」というように見る人を引き付けられるベストのタイトルだと思う。(石川・中学2年・女子)

  • 『奇跡のレッスン』(NHKBS1)は、元トップアスリートや、トップアスリートを育てる人が出演しています。私ははじめ、その人たちの教え方は厳しいのではないかと思っていました。でも実際に見てみると、トップアスリートでなくても取り組めるようなことがたくさんありました。番組の中で、自分のプレーに自信の持てない子がいました。そのコーチは、プレーの上手なやり方を教えるのではなく、その子に基礎を徹底することや、自分を信じること、強い心で戦う姿勢について教えていました。そのコーチの言葉は、その子だけでなく、私たちが何かをするとき、どんな分野であっても大切なことだと思います。学校の先生や、私たち中高生のみならず、私たちの親世代の大人など、もっとたくさんの人にこの番組を知って、見てもらいたいと思います。(岡山・中学2年・女子)

  • 『JAM THE WORLD』(J-WAVE)学校から帰宅するとテレビのニュース番組を見る機会がないので、月曜日から金曜日の20時からということもあり宿題にとりかかりながら、この番組を聴いています。番組の初めに今日起きた主要なニュースがあり、曜日ごとに異なるパーソナリティーが、ニュースに対して簡単にコメントをしたり、話題のニュースを掘り下げたりするコーナーが幾つかあるのですが、その中でも私が好きなのは、番組の最後に、テレビでは取り上げられることが限りなく少なくなった東日本大震災での被災者や被災地で支援活動をしている人に生電話する"HEART TO HEART WE ARE ONE"という企画です。私は横浜育ちで、阪神淡路大震災も新潟中越地震・東日本大震災それから先日の熊本地震が起きても、そんなに影響なく学校へ行けています。知ることのない現在の状況を現地の人や支援する人たちの声を毎日聞ける貴重な企画だなと思いました。(神奈川・中学3年・女子)

  • 『ザ・ノンフィクション 生きて~天野貴元30歳~』(フジテレビ/東海テレビ)この番組を僕は途中から見たのですが、生きていることについて考えさせられました。この番組の主人公は天野貴元さんという方です。天野さんは将棋がとても大好きな方です。天野さんは人生の途中で舌ガンが見つかります。そして番組の最後ではお亡くなりになります。天野さんはガンと闘いながらも大好きな将棋の大会などに出たりしますが、どんどん痩せて弱っていく天野さんを見るのが僕は辛かったです。天野さんの一日一日にカメラマン一人で密着取材していました。普通の番組のようにナレーションが入るわけでもなく、音楽が流れるわけでもない生々しい天野さんの生活にリアルさがあり、なんだか不思議な感じでした。世の中にはとてもたくさんの人がいて、みんながみんなそれぞれの違う人生を送りますが、僕がいつも通りに生きていたら天野さんのような方には出会わないだろうと思うと、この番組を見てこんな生き方もあると知ることができて良かったと思います。僕はそのあとも天野さんのことが気になり少し調べました。そしたら、天野さんのSNSが出てきました。そのSNSの投稿は亡くなる数日前で止まったままでした。なんだかとても悲しくなりました。最後の投稿はとても天野さんらしい強い心を持った文章でした。そのSNSにはドキュメンタリーを見た方々の感想がたくさん送られていました。この番組を見て何か感じた人がたくさんいて嬉しかったです。愛知県では夜遅くに放送していましたがもっと早い時間に放送してたくさんの方に見てほしいと思いました。特に見る予定もなく途中からにも関わらずチャンネルを止めて見入ってしまうほどこの番組には何か感じるものがあると思いました。(愛知・中学3年・男子)

  • 『報道ステーション』(テレビ朝日/朝日放送)で取り上げられるニュースの内容は良く、基本的には事実に基づいて報道されているように感じるが、問題も感じる。一つは、朝日新聞の論調が色濃く反映されている点である。テレビ(特に地上波)は誰もが自由に見られるものであるにもかかわらず、非常に偏った報道をしているように感じる。例えば普天間基地問題。基本的には基地建設反対派の意見しか取り上げない。賛成派を取り上げたとしても、微々たるものである。このような偏った主張ばかり取り上げていると、いま社会問題について勉強をしている我々中高生がその主張に洗脳されてしまうことを危惧している。報道番組の意義、中立な報道とは何なのか。再確認が必要だと感じている。(兵庫・中学3年・男子)

  • 『ニュース7』(NHK総合)今日はこのようなニュースがあったというのが、途中から見ても一目でわかるのが良い。また最近は、難解ではあるけれども重要なニュース用語について、小欄で解説を加えてあることもあり、今後こういった解説が増えてくると、視聴者にとって距離の近いニュース番組になると思う。敢えて注文をするならば、番組の冒頭に、「ラグビー日本代表 歴史的勝利」と大きく見出しをつけ、「お、今日はこれがトップニュースか」と思わせておきながら、最初のニュースは「荒れた天気 大雨」みたいなことがしばしばある。トップニュースは、何がどうであれ最初にやる、とメリハリをつけた方が良いような気がする。30分という時間の中で、必要なことを必要なだけ伝えるという姿勢は見事。日本唯一の年中無休のニュース番組として、大いに期待している。(京都・高校1年・男子)

  • 『テレビ派』(広島テレビ)広島県を中心とした情報番組で、私が毎日見ている好きな番組です。月~金にかけ数多くのコーナーを放送していて、毎日見てもあきない番組だと思います。頭の体操や視聴者参加型の企画、また、カープ情報や最新の健康法など、これこそまさに"情報番組"だなと思える番組です。この番組の場合、毎回の放送で必ず生中継のクイズ"街かど脳トレ"を街中でやっていて、『テレビ派』と言えば"脳トレ"だよねと言えるような代表的なコーナーを持っていることが多くの人に認知してもらえる理由だと思います。ローカル番組ならではだが、地域の話題にもとても素早く注目していて、視聴者の意見や情報と上手につきあっていることが、見ていて安心できる番組になるのではないかと思います。ここ最近の情報番組や報道番組などは、堅苦しく、ニュースや情報だけを伝えていては視聴者は見ないので、各番組が試行錯誤を繰り返しているのだなぁと常日頃思うところです。(広島・高校2年・女子)

  • 『ドキュメント72時間』(NHK総合)この番組は、1つの場所を72時間連続で撮影・取材し、その中で見えてくる人間模様を観察する番組です。いままであまり見たことのない斬新な手法で、放送時間も約30分と長すぎず、とても見やすい番組です。今回私が視聴した5月6日の放送では、東日本大震災から5年となる3月10日~3月12日の3日間、仙台にある食堂の様子を取材していました。「震災から5年、食堂を訪れる人はなにを思うのか?」というテーマでした。地元の人や会社の営業マンはもちろん復興工事の作業員も多く利用していました。そんな中でたくさんの人間模様がみえてきました。食堂ということで、食べることに焦点がおかれていました。ある女性は「震災直後は、家にあるお菓子などしか食べられず、3日後にやっとおにぎりを食べ、米ってこんなにおいしかったのかと感じた」という言葉はとても印象的でした。私たちは「食べる」ことをあたりまえのように感じていますが、「食べる」ことは決してあたりまえではないことを強く感じました。また、その女性は「こんなことがあったけれどもそんな気持ちは忘れてしまった」とも言っていました。5年という月日は短いようで長いのです。しかし、「地震・津波の怖さ」「食べるありがたさ」など忘れてはいけないことはたくさんあると思います。3月11日、この食堂にはいつもと変わらない光景が流れていました。復興も進み、日常生活を取り戻している今、何を考えて生きていけばよいのかをこの番組で感じることができたと思います。(山口・高校2年・男子)

  • 『とくダネ!』(フジテレビ)僕はこの番組を学校に行く前の最初の5分間しか見られないのだが、初めの時間帯に「思わず笑ってしまうニュース」を取り上げることがある。この時間の他の番組のトップニュースや他の時間帯の番組では、最初に暗いニュースを取り上げることが多くなっているが、この番組は「どうでもいい」ようなニュースを取り上げてくれるため、学校に行く前に暗い気持ちにならず、明るい気持ちになれるので良いと思う。(東京・高校3年・男子)

【熊本地震に関する報道について】

  • 地震が起き2週間が過ぎ、問題になっていることがあります。それは、ボランティアに参加希望している方々が、申し込みをせずに勝手に来てしまい混乱を招いていることです。しかし、テレビは、このことばかり取り上げ、頑張って命懸けでボランティア活動をしている方々の努力を紹介していません。ただ、自分も被災しているのに食料や寝具の配給を手伝っている小学生・中学生・高校生の頑張りをよく報道しています。このようなことは被災者も、同じ日本国民も安心することができる素晴らしい情報だと思います。(東京・中学1年・女子)

  • 避難所によって支援物資の量が違い、ある所ではたくさんのおにぎりが廃棄されているのに、別の避難所ではわずかな物資しか配られないというニュースを見て、被災者全員が同じように食事ができるよう、きちんと状況を把握して対応するにはどうしたらいいのだろうと考えさせられました。せっかくボランティアをやりたくて訪れたのに、やることがなくて帰るしかない人が多い状況が発生しているので、行く前に募集人数や締め切り状況などをリアルタイムで共有できるようなシステムがあればいいのではないかと思いました。(東京・中学2年・男子)

  • 私自身、広島の土砂災害を体験したが、報道関係の人たちは正直言って大変迷惑だったのを覚えています。救助隊の人たちが生存者を探しているにも関わらず、ヘリコプターの音で声は全然聞こえてこないし、道は取材の人たちで一杯だし、救助隊の人たちも「ヘリの音で生存者の声がいっさい聞こえない。これでは救助の邪魔だ」と言っていたのを思い出します。どのような対応がいいのかは分かりにくい問題ですが、災害時の報道には気を配ったほうが良いと思いました。(広島・高校2年・女子)

  • アイドルグループ「嵐」が熊本の民放4局から一斉にメッセージを送ったことについて、普段はライバルである4局が協力して今回の地震からの復興に当たっているのだと強く感じました。(埼玉・高校2年・男子)

  • 熊本の様子を伝えるのは大事だと思いますが、あんなにたくさんの記者の人たちが行く必要があるのかなと思いました。私は震度5強の地震を体験しました。とても怖かったですが、テレビでよく報道されるのは熊本ばかりでそれ以外はあまり報道をしないのは違うんじゃないかと思います。(大分・高校3年・女子)

  • "生放送中に男性が乱入し放送を妨害する"というツイートが話題になったが、その男性は「(テレビ局の)車が邪魔で道路をふさいでいる」などと主張していたという。この例に限らず、「被災地に来る記者の態度・行動が悪い」といったことはよくあげられている。せっかく「現在の状況・現場を即座に全国に伝えられる」という利点があるのに、被災者の感情を害してまで「被災者はかわいそう」という視点で報道するのはおかしいと思う。ただ「悲惨・かわいそう」な様子に注目させるのではなく、正しく現場を伝え全国の人が被災地について考えるきっかけにしてほしい。(東京・高校3年・女子)

【おすすめ番組について】

  • 『はじめてのおつかい』(日本テレビ)毎回、とても楽しみにしています。いつも見ていて、知らない子なのにいろいろ心配してしまいます。今回見たのでは、子どもが生まれてからの1,515日をすべてビデオに撮っていた家族がいて、とてもすごいと思いました。(東京・中学1年・男子)

  • 『戦闘中2016 ~アスリート天下統一戦~』(フジテレビ/北海道文化放送)久しぶりにこの番組が放送されていたように感じます。今までの『戦闘中』は、バトルロイヤル形式で広いエリアの中だったのですが、今回は「アスリート天下統一戦」。小さいお題を何個かクリアするだけでした。個人的には、TBSテレビの『SASUKE』に似たところがあるかなと思いました。「クロノス社」のストーリーが全く入っておらず次回の予定などもなかったので「いつやるのか」が分からず次回を見逃してしまいそうで心配です。ストーリーをもっとからめるともっと面白くなると思いました。(北海道・中学2年・男子)

  • 僕は5月4日放送の『アイ・アム・冒険少年』(TBSテレビ)を視聴しました。今回の番組の中では、渡辺直美が人喰いザメとのツーショット写真を撮ったり、トレンディーエンジェルが危険な場所で漫才をするなど、色々な芸人が様々な挑戦をしていました。その中で一番印象に残ったのは、ジャングルポケット斎藤の「実験少年」で、有名ステーキ店の大食いチャレンジメニューをアフリカのサバンナに置いたら、動物が勝手に食べてクリアできるのではないか?というチャレンジでした。実際に撮影している檻の間近で、野生のライオンが大きなステーキ肉3枚をあっという間にたいらげる姿は本当に迫力がありました。野生のライオンが檻の中の人間に興味を示して檻の周りをグルグル歩き回る様子を見て、やはりライオンは肉食動物なのだなと改めて思い知らされました。(東京・中学2年・男子)

青少年へのおすすめ番組について

4月の中高生モニターで、テレビ局が薦める「青少年へのおすすめ番組」についての報告を求めたところ、『テストの花道 ニューベンゼミ』(NHK教育)に対して「放送時間は約30分と、忙しい月曜日の夜には適した放送時間だと思いました。放送内容は、新しい勉強法ということで"動画"と組み合わせるというのは、中高生には「見ていて面白い」内容だったと思いました。橋本環奈さんや、大関れいかさんなど、出演者は中高生にはウケが良いでしょう」など好意的な意見が多かったため、NHKの協力を得て、委員全員で4月4日放送の番組を視聴し、意見交換をしました。

『テストの花道 ニューベンゼミ』(NHK教育)
中・高校生向け勉強番組『テストの花道』がリニューアル。勉強法のノウハウをユニークな動画にまとめて、新しい(ニュー)勉強法(ベン)=「ニューベン」として提示。【出演】城島茂(TOKIO)・橋本環奈 ほか(BPOウェブサイトより)

委員からは「今の中高生は、こういう形で勉強しているのだろうか。私は内容が頭に残らなかったが、ネット情報などをうまく使って記憶を定着させていく方法は、すごく新鮮に感じた」「勉強の新しいやり方を紹介するコンセプトは面白い。同世代のタレントも出演しているので、中高生を引き付けるのだろう」「面白く見させてもらった。ただ"6秒動画"で英語の新しい勉強法を紹介していたが、私の世代になるとなかなかついていけなかった。イケメンが古文でささやく動画はよく分かって好意的に見た。女子高校生が双子ダンスで生物を取り上げていたが、今の流行なんでしょうね。でもあれで勉強と言われると難しいものがあるが、こんな勉強法がやがて広がっていくのかもしれませんね」「自分が受験生だった頃には勉強はつらいものでしかなかったが、こんな風に勉強を楽しんでやれるのは羨ましい」などの意見が出ました。

今後の予定について

  • 6月8日に新潟で開催するNHKを含む在新潟テレビ・ラジオ7局との意見交換会について、事務局から事前アンケートの内容報告などがありました。
  • 9月12日に広島で開催予定の意見交換会について、事務局から進行状況の報告がありました。
  • 「夏休み関東地区中高生モニター会議」について話し合いました。年度末に予定している「中高生モニター会議」以外に、中高生モニターから直接意見を聞く場として、夏休みにモニター会議を開催できないかとの提案があり、8月3日に関東地区の中高生モニターを対象にした「夏休み関東地区中高生モニター会議」を開催することにしました。担当は最相副委員長で、内容を検討していくことにしました。
  • 調査研究について、お茶の水女子大学と2年間の受託研究契約を締結したとの報告が事務局からありました。